JP2589279B2 - クレセント錠 - Google Patents

クレセント錠

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JP2589279B2
JP2589279B2 JP18406794A JP18406794A JP2589279B2 JP 2589279 B2 JP2589279 B2 JP 2589279B2 JP 18406794 A JP18406794 A JP 18406794A JP 18406794 A JP18406794 A JP 18406794A JP 2589279 B2 JP2589279 B2 JP 2589279B2
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西 好 一 中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクレセント錠に関する。
【0002】
【従来の技術】台座に枢着されたカムラッチをその施錠
位置にてロックで回転不能に施錠するクレセント錠にお
いて、上記ロックはカムラッチに対する施錠位置と解錠
位置の間を直線的に往復動して各位置にクリック手段に
て拘束され、このクリック手段としてボ−ルと該ボ−ル
を一方向に常時付勢する圧縮コイルばねがロックの孔に
組み込まれ、上記ボ−ルと嵌合するくぼみが台座や台座
の裏ぶたに形成されたものが使用されている。また裏ぶ
たは台座にねじで分離可能に結合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のクレセント
錠において、カムラッチを施錠するロックにクリック運
動を与える手段は、その構成か複雑で組立が面倒であ
る。また裏ぶたと台座の結合も面倒である。
【0004】本発明は上記に鑑み、ロックにクリック運
動を与える手段の構成が簡単で組立が容易であり、また
裏ぶたと台座の結合も簡単であるクレセント錠を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、クリック手段として、ロックの施錠位置を
定めるために使用される第1係合部と解錠位置を定める
ために使用される第2係合部がロックに設けられ、これ
らの第1と第2のいずれかの係合部と選択的に係合して
ロックをその施錠位置または解錠位置に拘束する第3係
合部が上記台座の裏側の開口面を閉じる裏ぶたから一体
的に延びて弾性的にたわむ性質を有する腕に設けられ、
裏ぶたと台座の結合手段として、ロック爪と受けを用い
ている。
【0006】
【実施例】図1〜図11は本発明のクレセント錠の第1
実施例を示し、このクレセント錠は、台座(1)と、レ
バ−ハンドル(2)と、第1施錠手段のカムラッチ
(3)と、第2施錠手段のロック(4)と、ねじカバ−
(5)で主として構成されている。
【0007】台座(1)は、主として図2と図3に示す
ように、その中心部分(6)が直方体の形状であり、該
中心部分(6)の両側に、それより幅と高さの寸法の小
さいほゞ長方形の取付け部分(7)が一体に連設されて
いる。レバ−ハンドル(2)は、それと一体に回転する
枢軸(8)( 図8) を台座の中心部分(6)の軸孔
(9)に挿入して、この頂面(10)に枢着されている。カ
ムラッチ(3)はその板部(12)の中心孔(13)( 図8) が
枢軸(8)に嵌合し、ピン(14)とピン孔(15)のまわり止
め手段にて( 図8) 、レバ−ハンドル(2)と一体に回
転する関係にあり、板部(12)の縁に起立した弧状のカム
壁(16)が受け(図示せず)にかみ合って窓障子(図示せ
ず)を施錠する。レバ−ハンドル(2)は、図1におい
てはカムラッチ(3)の施錠位置を取り、この状態から
矢印A方向にほゞ180度回転することにより、カムラ
ッチ(3)のカム壁(16)が受け(図示略)からはずれる
解錠位置を取る。ロック(4)は台座(1)の中心部分
(6)の側面に取り付けられ、台座(1)の長手方向に
往復動するものであって、図1においてはその行程の一
端の位置をとって、レバ−ハンドル(2)をカムラッチ
(3)の施錠位置に対応する位置にて回転不能に施錠し
ている。ロック(4)を図1の状態にて矢印B方向に移
動させると、その行程の他端に達し、レバ−ハンドル
(2)に対する施錠を解く。台座(1)の取付け部分
(7)は、そのほゞ中心に長孔(17)が形成され、この長
孔にねじ(18)(図8)を通して窓障子の縦框や窓の縦枠
等の所定の取付場所に固着する。
【0008】ロック(4)はストッパ−(19)と、該スト
ッパ−に首部(20)を介して一体的に結合されたつまみ(2
1)で構成されている( 図5)。このロック(4)は、ス
トッパ−(19)が前記台座(1)の長手方向の側壁(22)
(図3)の内側にのぞみ、またつまみ(21)が上記側壁(2
2)の外側にのぞみ、さらに首部(20)が上記側壁(22)の孔
(24)を貫通して台座(1)の長手方向に摺動するよう
に、台座に組み立てられる(図6,図10)。このロック
(4)と同様に第2施錠手段の一部を構成する回転子(2
5)(図5)は、その中心の角孔(26)がレバ−ハンドル
(2)の枢軸(8)の角軸部(27)( 図6 , 図8) に嵌合
してレバ−ハンドル(2)と一体に回転する関係にあ
り、回転子(25)の周辺から半径方向にロック受け(28)(
図5)が一体に延びている。
【0009】ロック(4)と回転子(25)は、図6におい
ては、レバ−ハンドル(2)がカムラッチ(3)と共に
施錠位置に存する状態において、レバ−ハンドルの枢軸
(8)も施錠位置をとり、ロック(4)のストッパ−(1
9)が回転子(25)のロック受け(28)に係合している。その
結果、レバ−ハンドル(2)の枢軸(8)は、カムラッ
チ(3)の解錠方向(矢印A方向)に回転できず、その
施錠位置に拘束されている。ロック(4)を、図6の状
態にて、その解錠方向(矢印B方向)に移動させると、
そのストッパ−(19)と回転子(25)のロック受け(28)との
係合が解除されて、レバ−ハンドル(2)の枢軸(8)
がカムラッチ(3)の解錠方向(矢印A方向)に回転可
能となる。レバ−ハンドル(2)を矢印A方向に回転さ
せると、回転子(25)のロック受け(28)はストッパ−(19)
の上面の溝孔(29)(図5, 図6 )内を通過して、レバ−
ハンドル(2)の枢軸(8)の回転を妨げない。
【0010】引張コイルばね(30)(図6)は、台座
(1)の取付け部分(7)の裏面に起立されたピン状の
ばね掛け(31)とレバ−ハンドル(2)の枢軸(8)と一
体に回転するばね掛け(32)との間に張設されている。こ
のばね(30)は、レバ−ハンドル(2)がカムラッチ
(3)の施錠位置に存するときには(図6)、枢軸
(8)に矢印Aと反対方向の回転力を与えて、レバ−ハ
ンドル(2)をその施錠位置に保持し、レバ−ハンドル
(2)が矢印A方向にほゞ180度回転してカムラッチ
(3)の解錠位置に存するときには、枢軸(8)に矢印
A方向の回転力を与えてレバ−ハンドル(2)をその解
錠位置に保持する。尚ばね掛け(32)(図5)は、その円
板部(33)の中心の角孔(34)が枢軸(8)の角軸部(27)に
嵌合して枢軸(8)と一体に回転する関係にあり、円板
部(33)の周辺から下方に直角に延びた突片(35)がばね(3
0)の一端を直接受ける。
【0011】ロック(4)は、台座(1)の裏側の開口
面を閉じる裏ぶた(36)(図7)との間に、クリック手段
が設けられていて、このクリック手段にてロック(4)
をレバ−ハンドル(2)の枢軸(8)に対する施錠位置
と解錠位置に拘束する。
【0012】上記クリック手段(図5)は、ロック
(4)の施錠位置を定める第1係合部(37)と解錠位置を
定める第2係合部(38)がロック(4)に設けられ、これ
らの第1と第2のいずれかの係合部(37,38)と選択的
に係合してロック(4)をその施錠位置または解錠位置
に拘束する第3係合部(39)(図4)が、上記裏ぶた(36)
から一体的に延びて弾性的にたわむ性質を有する腕(40)
の先端に設けられている。上記第1と第2の係合部(3
7,38)は具体的には溝形の凹状の形態であって、ストッ
パ−(19)の底面に形成されて裏ぶた(36)と対面し(図
9)、上記腕(40)は裏ぶた(36)の側辺部(41)を横方向と
縦方向のL字形に切り込んだ溝(42)で形成され(図
4)、上記第3係合部(39)は上記溝形の第1と第2の係
合部(37,38)に嵌合する凸状の形態で腕(40)の先端に
形成されている。上記腕(40)は裏ぶた(36)の一側辺部(4
1)のみに形成してもよいが、両側辺部(41)に形成すれ
ば、裏ぶた(36)をクレセント錠の左右の勝手違いに共通
に使用することができて便利である。
【0013】ロック(4)が施錠位置に存するときに
は、図9に示すように、第1係合部(37)が第3係合部(3
9)に係合して、ロック(4)をその施錠位置に保持して
いる。ロック(4)をこの施錠位置から矢印Bの解錠方
向に移動させると、腕(40)の自由端がロック(4)のス
トッパ−(19)の底面で下方に押し下げられて同方向に弾
性的にたわむ。ロック(4)の第2係合部(38)が腕(40)
の自由端の第3係合部(39)の位置に達すると、腕(40)の
たわみが復元して、第3係合部(39)が第2係合部(38)に
自動的に係合し、ロック(4)を解錠位置に保持する。
ロック(4)を解錠位置から矢印Bと反対の施錠方向に
移動させると、腕(40)が上記と同様に動作して第1係合
部(37)が再び第3係合部(39)に係合して、ロック(4)
を施錠位置に保持する。
【0014】裏ぶた(36)(図4)は、ほゞ長方の板状体
の形態であり、その中心部分(43)がその両端部分(44)よ
り幅広に形成されている。裏ぶた(36)の中心部分(43)の
角部(45)が、台座(1)の中心部分(6)の角部(46)
(図3)内に嵌合し、裏ぶた(36)の両端部分(44)の隆起
部分(47)(図4)が台座(1)の取付け部分(7)の側
壁(48)(図3)と端壁(49)の内面に嵌合して、裏ぶた(3
6)を台座(1)に組立てる。この際、裏ぶた(36)の両端
部分(44)の側辺(50)と端辺(51)が台座(1)の取付け部
分(7)の側壁(48)と端壁(49)の端面に重なって(図
9)、裏ぶた(36)と台座(1)の間に空間を形成する。
【0015】裏ぶた(36)はその両端の表面に起立された
ロック爪(52)(図4)を有し、このロック爪(52)を台座
(1)の取付け部分(7)の孔(53)に連なって形成され
た受け(54)(図3)に押し込み操作で係合して、裏ぶた
(36)を台座(1)に固着する(図8)。ロック爪(52)も
腕(40)と同様に弾性的にたわむ性質を有する。これらの
弾性を得るために裏ぶた(36)は腕(40)とロック爪(52)と
一体に合成樹脂で形成されている。裏ぶた(36)は、また
ロック爪(52)に隣接する孔(73)にドライバ−(図示略)
の刃先を差し込んでロック爪(52)を押せば(図8)、そ
のロック爪(52)と受け(54)との係合が解かれて裏ぶた(3
6)を台座(1)から取り外すことができる。またカバー
(5)を台座(1)の取付け部分(7)から外して、ド
ライバ−の刃先を台座(5)の孔(53)内に差し込んで、
ロック爪(52)を押しても、そのロック爪(52)と受け(54)
との係合が解除される。
【0016】台座(1)は、その取付け部分(7)の取
付ねじ(18)用の長孔(17)の周辺から下方に延びる長円形
の周壁部(55)(図3)を有する。この周壁部(55)は裏ぶ
た(36)の両端の長孔(56)(図4)を貫通して、裏ぶた(3
6)の裏面にのぞんでいる。そこで、ねじ(18)を台座
(1)の周壁部(55)の長孔(17)に通して所定の取付場所
のねじ孔(図示略)にねじ込むと、台座(1)と裏ぶた
(36)が互いにしっかり固着される(図8)。
【0017】前記ねじ(18)用のカバ−(5)( 図1)
は、上記取付ねじ(18)の頭を覆うものであり、台座
(1)の取付け部分(7)の全面を覆う大きさに形成さ
れ、これらのカバ−(5)と台座(1)との間にカバ−
(5)をねじ(18)の頭を覆う位置にて結合する手段が設
けられている。上記結合手段として、カバ−(5)側に
ロック爪(59)と突起(67)が設けられ、ロック爪(59)に嵌
合するロック孔(60)と突起(67)に嵌合する溝孔(69)が設
けられている( 図1) 。
【0018】上記のカバ−(5)は、具体的には図1に
示すように、台座(1)の取付け部分(7)の全面を覆
うほゞ長方形の頂面壁(61)と、この頂面壁(61)の両側辺
から台座(1)の取付け面の方向に延びて台座(1)の
取付け部分(7)の両側辺(62)を覆う大きさの側面壁(6
3)と、これらの頂面壁(61)と側面壁(63)との端面を閉じ
て台座(1)の取付け部分(7)の端面(64)を覆う端面
壁(65)で形成されている。このカバ−(5)を台座
(1)の取付け部分(7)にかぶせると、カバ−(5)
の頂面壁(61)と台座(1)の中心部分(6)の頂面(10)
はほぼ同一高さの面に存し、カバ−(5)の側面壁(63)
と台座(1)の中心部分(6)の側面(22)もほゞ同一幅
の面に存する。これにより、カバ−(5)と台座(1)
は全体としてほゞ長方体にまとめられて、外観上すっき
りした形態になって体裁が良い。
【0019】カバ−(5)は、またその頂面壁(61)の内
面先端に上記フック状のロック爪(59)が突出状に一体に
形成され、また端面壁(65)の内面下方に上記板状の突起
(67)が形成されている(図1)。上記ロック爪(59)は台
座(1)の肩壁面(71)のロック孔(60)を貫通してこのロ
ック孔(60)の受け(68)に係合し(図8)、カバ−(5)
を台座(1)に結合する。この結合にて、カバ−(5)
はその後方への移動と先端の上方への移動が阻止され
る。突起(67)は取付け部分(7)の溝孔(69)に嵌合して
(図8)、カバ−(5)の後端の上方への移動を阻止す
る。カバ−(5)は、さらにそのロック爪(59)の弾性的
たわみを容易にするために、合成樹脂で形成されてい
る。
【0020】カバ−(5)を台座(1)の中心部分
(6)の方向に移動させると、ロック爪(59)が弾性的に
たわんでロック孔(60)を通過して、ロック孔(60)の上縁
の受け(68)に係合すると同時に突起(67)が溝孔(69)に嵌
合し、カバ−(5)の端面(70)が台座(1)の中心部分
(6)の肩壁面(71)に突き当る。この閉じたカバ−
(5)を台座(1)の中心部分(6)から遠ざかる方向
に押すと、ロック爪(59)は弾性的にたわんで、そのロッ
ク爪(59)とロック孔(60)の上縁の受け(68)との係合が解
除されて、ロック孔(60)から抜け出ると共に、突起(67)
も溝孔(69)から分離される。これにてカバ−(5)は台
座(1) から外される。
【0021】図12〜図13の第2実施例において、台
座(80)は、その中心部分(81)から両端の取付け部分(82)
の全面にわたってほゞ直方体の形態であり、その取付け
部分(82)の頂面(84)から端面(86)にかけて一部を切り込
んだくぼみ(83)が形成されている。台座(80)の中心部分
(81)のカムラッチ(3)とレバ−ハンドル(2)とロッ
ク(4)は第1実施例のものと同一であり、これらの部
材の動作も第1実施例のものと同様である。従って、そ
れらに関する説明は省略する。
【0022】台座(80)の取付け部分(82)のくぼみ(83)
は、取付け部分(82)の頂面壁(84)上の開口面と端面壁(8
6)上の開口面が各々長方形に形成され、さらに台座(80)
の横方向の側面(88)と、台座(80)の長手方向に延びる両
側面(89)と、これらの両側面に連らなる底面(90)で形成
されている。上記底面(90)は、そのほゞ中心に長孔(91)
が形成され、この長孔にねじ(18)を通して窓障子の縦框
や窓の縦枠等の所定の取付場所に固着する。
【0023】カバ−(92)は、台座(80)の取付け部分(82)
の一部分であるくぼみ(83)の頂面壁(84)側の開口面を覆
う頂面壁(98)と、この頂面壁(98)の一端から底面(90)の
方向に延びてくぼみ(83)の端面壁(86)の開口面を覆う端
面壁(99)で形成されている。このカバ−(92)を台座(80)
の取付け部分(82)のくぼみ(83)にかぶせると、カバ−(9
2)の頂面壁(98)と台座(80)の頂面壁(84)はほゞ同一高さ
の面に存し、カバ−(92)の端面壁(99)と取付け部分(82)
の端面(86)も同一面に存する。これにより、カバ−(92)
と台座(80)は全体としてほゞ長方体にまとめられて、こ
の第2実施例のものも前記の第1実施例のものと同様
に、外観上すっきりした形態になって体裁がよい。
【0024】カバ−(92)は、また、その頂面壁(98)の内
端先端にも第1実施例のものと同様に、フック状のロッ
ク爪(105)が突出状に一体に形成され、また端面壁(99)
の内面下方にも板状の突起(106)が形成されている(図
12)。上記ロック爪(105) は、台座(80)のくぼみ(83)の
側面(88)のロック孔(107)を貫通してこのロック孔(10
7)の受け(108)に係合して( 図13) 、カバー(92)を台
座(82)に結合する。この結合にて、カバー(92)は後方へ
の移動と先端の上方への移動が阻止される。突起(106)
は、くぼみ(83)の底面(90)に起立された壁部(109) の溝
孔(110)に嵌合して( 図13) 、カバー(92)の後端の上方
への移動を阻止する。カバ−(92)は、さらに、そのロッ
ク爪(105)の弾性的たわみを容易にするために、合成樹
脂で形成されている。
【0025】カバ−(92)を台座(80)の中心部分(81)の方
向に移動させると、ロック爪(105)が弾性的にたわんで
ロック孔(107) を通過し、ロック孔(107)の上縁の受け
(108) に係合すると同時に、突起(106)が溝孔(110)に
嵌合し、カバー(92)の端面(103)が台座(80)の中心部分
(81)の側面(88)に突き当たる。この閉じたカバー(92)
を台座(80)の中心部分(81)から遠ざかる方向に押すと、
ロック爪(105)は弾性的にたわんで、そのロック爪(10
5)とロック孔(107) の上縁の受け(108)との係合が解
除されて、ロック孔(107)から抜け出ると共に突起(10
6)も溝孔(110)から分離される。これにてカバ−(92)
は外される。この状態にて、ねじ(18)を長孔(91)に通し
て所定の取付場所にねじ込んで、台座(80)をその取付場
所に取付けたり、ねじ(18)をゆるめて台座(80)を取り外
すことができる。
【0026】裏ぶた(104)は台座(80)の中心部分(81)の
裏の開口面を閉じる大きさに定められ、ねじ(図示略)
で固着される。この裏ぶた(104)とロック(4)の間に
も、第1実施例で説明したものと同様のクリック手段が
設けられていて、それに関する説明も省略する。
【0027】カバ−(92)が閉じられたとき、その頂面壁
(98)の端面(103)が台座(80)のくぼみ(83)に連なる孔(9
7)に接し( 図13) 、この孔(97)にドライバ−の刃先(図
示略)を差し込んで頂面壁(98)の端面(103)を押せばロ
ック爪(102)とロック受け(95)との係合が解かれて、カ
バ−(92)を楽に開くことができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記のように、カムラッチ
(3)を施錠位置にて回転不能にするロック(4)を、
カムラッチに対する施錠位置と解錠位置に拘束するクリ
ック手段として、ロック(4)の施錠位置と解錠位置を
定めるために使用される2個の第1係合部(37)と第2係
合部(38)がロック(4)に設けられ、これらの第1と第
2のいずれかの係合部と選択的に係合してロック(4)
をその施錠位置または解錠位置に拘束する第3係合部(3
9)が台座(1,80)の裏側の開口面を閉じる裏ぶた(36,
104)から一体的に延びて弾性的にたわむ性質を有する腕
(40)に設けられているので、そのクリック手段の構成が
簡単でクレセント錠全体の組立が極めて容易である。本
発明はまた裏ぶた(36)と台座(1)が、ロック爪(52)と
受け(54)の相対的押圧操作にて結合されるので、その結
合の作業がきわめて簡単であり、コストダウンが図られ
る。本発明はまた、上記のように、ねじカバー(5,92)が
台座(1,80)の取付け部分(7,82)に分離可能に連結されて
いるので、台座の取付けねじ(18)がねじカバーで覆われ
て、台座の取付けの体裁もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のクレセント締りの一部分
解斜視図である。
【図2】図1のクレセント締りに使用される台座の斜め
上から見た斜視図である。
【図3】図2の台座の斜め下から見た斜視図である。
【図4】図1のクレセント締りに使用される裏ぶたの斜
め上から見た斜視図である。
【図5】図1のクレセント締りに使用されるカムラッチ
用施錠手段の斜め下から見た斜視図である。
【図6】図1のクレセント締りの底面図であり、裏ぶた
が省略されている。
【図7】図1のクレセント締りの底面図である。
【図8】図7のA−A線に沿う断面図である。
【図9】図7のB−B線に沿う断面図である。
【図10】図7のB−B線に沿う一部断面図である。
【図11】図7のC−C線に沿う断面図である。
【図12】本発明の第2実施例のクレセント締りの一部分
解斜視図である。
【図13】図14のD−D線に沿う一部断面図である。
【符号の説明】
1 台座 2 レバーハンドル 3 カムラッチ
4 ロック 5 カバー 8 枢軸 17 取付
け用孔 18 取付けねじ 19 ストッパー 21 つまみ 25 回転子 36 裏ぶた 37 第1
係合部 38 第2係合部 39 第3係合部 40
腕 52 ロック爪 54 受け 59 ロック爪
60 ロック孔 67 突起 68 受け 80 台座
91 取付け用孔 92 カバー 95 ロック受け 104 裏ぶた 10
5 ロック爪 106 突起 107 ロック孔 108
受け 110 溝孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−155572(JP,U) 実公 昭49−28157(JP,Y1) 実公 昭45−26395(JP,Y1)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座(1,80)に枢着されてレバ−ハンド
    ル(2)で施錠位置と解錠位置の間にて揺動される第1
    施錠手段のカムラッチ(3)を、その施錠位置にて回転
    不能に第2施錠手段のロック(4)で施錠するクレセン
    ト錠において、上記ロック(4)はカムラッチ(3)に
    対する施錠位置と解錠位置の間を直線的に往復動して各
    位置にクリック手段にて拘束され、このクリック手段は
    ロック(4)の施錠位置を定めるために使用される第1
    係合部(37)と解錠位置を定めるために使用される第2
    係合部(38)がロック(4)に設けられ、これらの第1
    と第2のいずれかの係合部(37,38) と選択的に係合して
    ロック(4)をその施錠位置または解錠位置に拘束する
    第3係合部(39)が上記台座(1)の裏側の開口面を閉
    じる裏ぶた(36,104)から一体的に延びて弾性的にたわ
    む性質を有する腕(40)に設けられたクレセント錠。
  2. 【請求項2】 前記レバ−ハンドル(2)と台座(1,8
    0)の枢着はレバ−ハンドル(2)と一体に回転する枢
    軸(8)でなされ、該枢軸(8)は、前記カムラッチ
    (3)と一体に回転するように結合されて該カムラッチ
    (3)を揺動すると共に、前記第2施錠手段の一部を構
    成する回転子(25)と一体に回転するように結合され、
    上記回転子(25)に前記ロック(4)が係合してカムラ
    ッチ(3)をその施錠位置にて回転不能に施錠するよう
    に構成した請求項1記載のクレセント錠。
  3. 【請求項3】 前記ロック(4)は前記回転子(25)と
    施錠位置にて係合してその回転を阻止するストッパ−
    (19)と該ストッパ−(19)に首部(20)を介して一体
    的に結合されたつまみ(21)で構成され、該ロック(4)
    は、ストッパ−(19 )が前記台座(1)の長手方向の
    側壁(22)の内側にのぞみ、つまみ(21)が上記側壁(22)
    の外側にのぞみ、首部(20)が上記側壁(22)の孔(24)
    を貫通して台座(1)の長手方向に摺動するように、台
    座(1)に組み立てられ、前記第1と第2の係合部(3
    7),(38)は凹状の形態でストッパ−(19)の底面に形
    成されて前記裏ぶた(36,104)と対面し、前記腕(40)
    は裏ぶた(36,104)の側辺部を横方向と縦方向のL字形
    に切り込んだ溝(42)で形成され、前記第3係合部(3
    9)は上記凹状の第1と第2の係合部(37),(38)に嵌
    合する凸状の形態で腕(40)の先端に形成された請求項
    2記載のクレセント錠。
  4. 【請求項4】 前記腕(40)は裏ぶた(36,104)の両側
    辺部に形成されて左右の勝手違いのクレセント錠に兼用
    されるようにした請求項1から3までのいずれかに記載
    のクレセント錠。
  5. 【請求項5】 前記裏ぶた(36)は、その両端に起立さ
    れて弾性的にたわむ性質を有するロック爪(52)を台座
    (1)の両端の取付け部分(7)に設けられた受け(5
    4)に押し込む操作にて係合させて台座(1)に分離可
    能に結合され、上記ロック爪(52)は該ロック爪と隣接
    する裏ぶた(36)の孔(73)または台座(1)の取付け部分
    (7)の孔(53)に差し込む工具で押されて受け(54)と
    の係合が解除されて裏ぶた(36)を台座(1)から分離
    する請求項1から4までのいずれかに記載のクレセント
    錠。
  6. 【請求項6】 前記台座(1,80)はねじ(18)で窓障子
    の框や窓枠等の所定の取付け場所に固着され、上記ねじ
    (18)の頭を覆うカバ−(5,92)が台座(1,80)に取り
    付けられた請求項1から5までのいずれかに記載のクレ
    セント錠。
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