JP2925533B1 - 回転式ドアパネル - Google Patents

回転式ドアパネル

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JP2925533B1
JP2925533B1 JP11453298A JP11453298A JP2925533B1 JP 2925533 B1 JP2925533 B1 JP 2925533B1 JP 11453298 A JP11453298 A JP 11453298A JP 11453298 A JP11453298 A JP 11453298A JP 2925533 B1 JP2925533 B1 JP 2925533B1
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Abstract

【要約】 【課題】 ドアパネルにかかる無理な力による軸等の破
損防止を図る。 【解決手段】 ヒンジ21にドアパネル20の回転軸と
直交する方向に突出したバネ性を有する係合片26を設
け、この係合片26の先端部にドア22の開口部23と
係合して各係合片26が挿着された状態で係止するラッ
チ爪27を形成する。開いた状態のドアパネル20に対
して更に開く方向の無理な力が加わると、その力により
発生する軸24にかかるはずの反力により係合片26が
すぼみラッチ爪27が開口部23から外れ、ドアパネル
20をドア22から離脱させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転式ドアパネル、
特にコンピュータ等の筐体に設けられた回転式ドアパネ
ルの回転軸の破損防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、回転式ドアを有する電子機器の
斜視図であり、電子機器の筐体1の前面のドア2に取り
付けられたドアパネル3が開いている状態を示してい
る。図8及び図9は、図7に示したドアパネル3の部分
の構造を示した拡大斜視図であり、図8のようにドア2
に軸4、ドアパネル3に軸穴5を設けたものと、図9の
ようにその逆の構造があった。
【0003】また、図10及び図11は、図8又は図9
の平面断面図である。図10において、ドアパネル3を
矢印6方向に引くと軸4を中心に回転し開く。更に、ド
アパネル3を回転させると、図11に示したように、ド
アパネル3は、ドア2の支点7にぶつかった位置で全開
になった状態で止まる。
【0004】また、図12は、例えば実開昭56−16
7581号公報に開示されたケースに取り付けられた従
来のドアパネルの構造を示した平面断面図であり、図1
3は、図12の要部を示した斜視図である。図12に
は、ドア10、ドアパネル11、ドア10側に設けられ
た孔12に差し込むことによってドアパネル11をドア
10に取り付けるプラグ13及びドアパネル11を回転
により開閉させるためのヒンジ14が示されている。こ
の従来例におけるドアパネル11は、プラグ13によっ
てドア10に対して着脱可能に取り付けられた構造を有
している。この構造において、ドアパネル11は、ヒン
ジ14の軸を中心に回転して開くことになるが、矢印1
5の位置まで開くと、ドアパネル3のヒンジ14近傍の
端がヒンジ14に当接することによって全開の状態にな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常は、以上のように
回転式のドアパネルを開いてその内部にある操作ボタン
等を操作することになるが、操作者のドアパネルを開け
る力加減や通行人の不注意等何らかの理由でドアパネル
に対して全開の状態から更に開く方向に力が加わること
がある。すなわち、例えば、図11においては、ドアパ
ネル3に更に開く方向に力8が加わると、軸4及び軸穴
5には、反力9すなわち力8と軸4との距離を乗じたモ
ーメントを軸4と支点7との距離で除した力が加わるこ
とになる。つまり、ドアパネルにかかる力加減によって
は、軸、軸穴、ドアパネル等が破損するおそれがあっ
た。また、プラグにより着脱可能な構造としても全開の
状態から更にドアパネルを回転させてもプラグは外れ
ず、ドアパネル等の破損を招くおそれがあった。
【0006】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、ドアパネルにかか
る無理な力による軸等の破損防止を図る回転式ドアパネ
ルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係る回転式ドアパネルは、ド
アパネル部材と、基体の開口部と係着することによって
軸着した前記ドアパネル部材を基体に取り付けるための
ヒンジ部材とを有し、前記ドアパネル部材に対して開く
方向に一定以上の外力がかかったときにその外力に伴い
発生する前記ドアパネル部材を取り付ける軸にかかる力
によってその力のかかる方向へ前記基体から離脱するよ
うに前記ヒンジ部材を取り付けるものである。
【0008】第2の発明に係る回転式ドアパネルは、第
1の発明において、前記ヒンジ部材は、前記ドアパネル
の回転軸と直交する方向に突出し、前記基体の開口部に
挿着される突出部と、前記突出部の先端に設けられ、前
記基体の開口部と係合して前記突出部を挿着状態で係止
する山形ラッチ爪とを有し、前記突出部は、前記ドアパ
ネルに対して開く方向に一定以上の力がかかったときに
前記山形ラッチ爪が前記基体の開口部から外れる程度の
バネ性を有するものである。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0011】実施の形態1.図1は、本発明に係る回転
式ドアパネルの実施の形態1を示した分解斜視図であ
り、図2は図1に示したヒンジ部分の詳細図であり、図
3は回転式ドアパネルをドアに取り付けたときの平面図
である。これらの図を用いて本実施の形態の構造につい
て説明する。
【0012】本実施の形態における回転式ドアパネル
は、ドアパネル20及びヒンジ21の部材で構成される
が、ヒンジ21を基体である電子機器のドア22に取り
付けるために、ドア22に開口部23を設けておく必要
がある。ヒンジ21は、略コ字状の断面を有しており、
その上下の折れ曲がった部分の対向面にはドアパネル2
0を軸着するための軸24が設けられている。ドアパネ
ル20の各軸24に対応する箇所には軸穴25が形成さ
れている。ヒンジ21のドア22と対向する面には、ド
アパネル20の回転軸と直交する方向に突出したバネ性
を有する突出部が設けられている。本実施の形態におい
ては、突出部を2枚の係合片26によって形成し、2箇
所の開口部23とそれぞれ対向する部分に配設してい
る。各係合片26の先端部には、ドア22の開口部23
と係合して各係合片26が挿着された状態で係止するラ
ッチ爪27が形成されている。ラッチ爪27は、山形形
状をしており、着脱が可能なように斜面27a,27b
を有している。
【0013】ここで、ヒンジ21のドア22への取付け
について説明する。
【0014】各係合片26と各開口部23との位置合わ
せをしてドアパネル20が取り付けられたヒンジ21を
押し込むと、ラッチ爪27と開口部23の内壁が当接
し、これによって各係合片26はそのバネ性により撓
む。更に、押し込むと、ラッチ爪27の斜面27a及び
頂上部が開口部23の表面を滑り、各係合片26は、ラ
ッチ爪27が開口部23の中に全部入り込んだ時点でそ
のバネ性により元の状態に戻る。ラッチ爪27の挿入方
向の先端部分は細くなっているのでこの挿着を容易にす
ることができる。また、その反対側の斜面27bは、開
口部23との角に当接して係合片26を挿着状態で係止
する。図3は、このときの状態を示している。
【0015】本実施の形態において特徴的なことは、以
上のような着脱可能な構造としたことで、上記のように
取り付けることができると共に、取付時、ドアパネル2
0に対して開く方向に一定以上の力がかかったときにそ
の力によって係合片26が開口部23から外れるように
したことである。つまり、ドアパネル20の全開時に通
行人の不注意等により更に開く方向に無理な力が加わっ
たとしてもドアパネル20がドア22から離脱するので
軸24等の破損を防止することができる。
【0016】次に、本実施の形態における動作について
図4及び図5を用いて説明する。
【0017】通常のドアパネル20の開閉時には、ドア
パネル20は軸を中心に回転することで開閉される。ド
アパネル20が図3の矢印28の方向に開かれて、図4
に示したようにドアパネル20の表面の一部がドア22
の角22aに当接したときが全開状態である。
【0018】ドアパネル20が全開している状態のとき
に、更に矢印29の向きに力が加わったとする。この力
は、操作者がドアパネル20を開けるときに力を入れす
ぎた場合や通行人の不注意により足等が衝突した場合等
により発生する。この力がドアパネル20に加わると、
反力30が発生するが、この反力30は斜面27bを介
して力31と作用する。これによって、係合片26は、
そのバネ性によりすぼみ始める。更に、開く方向に力が
加わると、図5に示したように係合片26は、開口部2
3から外れる。
【0019】以上のように、本実施の形態によれば、開
いた状態のドアパネル20に対して全開以上に開く方向
に力が加わると、係合片26が開口部23から離脱する
ような構造としたので、その無理な力によって軸24等
の破損を招くおそれがなくなる。特に、本実施の形態で
は、係合片26からなる突出部の中心線上に軸24が配
設している。つまり、軸24にかかるはずの反力30
を、係合片26をすぼませようとする作用力及び離脱さ
せようとする作用力として効率的に使用することができ
る。
【0020】なお、本実施の形態では、ドアパネル20
に対して開く方向に一定以上の力がかかったときにその
力によってヒンジ21がドア22から外れるような構造
として、係合片26からなる突出部及び開口部を上記の
ような形状としたが、以上のような形状に限る必要はな
い。本実施の形態では、開口部23を一部を切り欠いて
形成したが、例えば、穴を設けてもよく、その形状も矩
形である必然性はなく円形や多角形でもよい。一方、突
出部も開口部23の形状に合わせて2枚の係合片26で
形成したが、円筒形状であってもよい。開口部23の形
状は、取り付ける基体の大きさ、形状やドアパネル20
内に設ける操作ボタンなど様々な要因を考慮して決めれ
ばよい。
【0021】また、どのくらいの反力によってドアパネ
ル20をドア22から離脱させるかは、軸24の部材、
突出部のバネ性、ラッチ爪27の山の高さや斜面の角度
等を考慮してそれぞれ調整を行えばよい。
【0022】また、本実施の形態では、ドアパネル20
に軸穴25をヒンジ21に軸24を設けたが、その逆で
あってもよい。
【0023】また、本実施の形態では、右開きの回転式
ドアパネルを例にして説明したが、左方向でも、上下方
向でも適用できることはいうまでもない。
【0024】実施の形態2.図6は、本発明に係る回転
式ドアパネルの実施の形態2の要部のみを示した平面図
である。図から省略した部分は、基本的には実施の形態
1と同様である。上記実施の形態1では、ドアパネル2
0が基体の角近傍に配設されている場合であったが、本
実施の形態のようにドアパネル内が袋形状であり、ドア
パネル自身が平板形状の場合でも形成することができ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、ドアパネルの開いてい
る状態において通行人の不注意等により更に開く方向に
無理な力が加わったとしてもドアパネルが基体から離脱
するようにしたので、軸等の破損を防止することができ
る。
【0026】また、軸にかかるはずの反力を効率的に使
用することでヒンジ部材を基体から効果的に離脱するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る回転式ドアパネルの実施の形態
1を示した分解斜視図である。
【図2】 図1に示したヒンジ部分の詳細図である。
【図3】 実施の形態1におけるドアパネルがドアに取
り付けられているときの平面図である。
【図4】 実施の形態1におけるドアパネルが全開状態
のときの平面図である。
【図5】 実施の形態1におけるドアパネルがドアから
外れるときの平面図である。
【図6】 本発明に係る回転式ドアパネルの実施の形態
2の要部のみを示した平面図である。
【図7】 回転式ドアを有する電子機器の斜視図であ
る。
【図8】 図7に示したドアパネルの部分の構造を示し
た拡大斜視図である。
【図9】 図7に示したドアパネルの部分の他の構造を
示した拡大斜視図である。
【図10】 ドアパネルの開動作を説明するための平面
断面図である。
【図11】 ドアパネルが全開した状態を示した平面断
面図である。
【図12】 従来のドアパネルの構造を示した平面断面
図である。
【図13】 図12の要部を示した斜視図である。
【符号の説明】
20 ドアパネル、21 ヒンジ、22 ドア、23
開口部、24 軸、25 軸穴、26 係合片、27
ラッチ爪、27a,27b 斜面。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアパネル部材と、 基体の開口部と係着することによって軸着した前記ドア
    パネル部材を基体に取り付けるためのヒンジ部材と、 を有し、前記ドアパネル部材に対して開く方向に一定以
    上の外力がかかったときにその外力に伴い発生する前記
    ドアパネル部材を取り付ける軸にかかる力によってその
    力のかかる方向へ前記基体から離脱するように前記ヒン
    ジ部材を取り付けることを特徴とする回転式ドアパネ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記ヒンジ部材は、 前記ドアパネルの回転軸と直交する方向に突出し、前記
    基体の開口部に挿着される突出部と、 前記突出部の先端に設けられ、前記基体の開口部と係合
    して前記突出部を挿着状態で係止する山形ラッチ爪と、 を有し、 前記突出部は、前記ドアパネルに対して開く方向に一定
    以上の力がかかったときに前記山形ラッチ爪が前記基体
    の開口部から外れる程度のバネ性を有することを特徴と
    する請求項1記載の回転式ドアパネル。
JP11453298A 1998-04-24 1998-04-24 回転式ドアパネル Expired - Lifetime JP2925533B1 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019033018A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 バスバモジュール
CN114555901A (zh) * 2019-08-19 2022-05-27 伊利诺斯工具制品有限公司 耦接系统

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