JP2579297Y2 - 分電函の蓋体係合構造 - Google Patents

分電函の蓋体係合構造

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JP2579297Y2
JP2579297Y2 JP1992091845U JP9184592U JP2579297Y2 JP 2579297 Y2 JP2579297 Y2 JP 2579297Y2 JP 1992091845 U JP1992091845 U JP 1992091845U JP 9184592 U JP9184592 U JP 9184592U JP 2579297 Y2 JP2579297 Y2 JP 2579297Y2
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啓也 桧垣
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河村電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主幹遮断器及び複数の
分岐遮断器を収納する分電函の蓋体係合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、分電函の蓋体係合構造は、図7の
ように分電函31の外部からマイナスドライバー32等
を差し込んで内部の係合を解除し、蓋体31aを箱体3
1bから開放するものや、図8及び図9のように分電函
33の把手34及び35を持ち上げたりすることにより
蓋体33aを撓ませて箱体33bとの係合を解除するも
のがある。
【0003】しかし、前記マイナスドライバー32等を
用いるものは、挿通孔35を潰してしまい、蓋体31a
が開放不可能になるという欠点がある。一方、蓋体33
aを撓ませるものは、箱体33bを強く押えながら蓋体
33aを持ち上げなければならず、蓋体33aの開放が
非常に困難であるという欠点がある。
【0004】そこで、これらの欠点を解消するために、
例えば実開平1−61805号公報に示されるものが知
られている。
【0005】この公報に示されるものは、図10及び図
11のように蓋体36の内部に係合する係合爪37を先
端に設けられると共に、蓋体36の内部の係合を解除す
る操作突起38を中央部から外側方へ突設し、箱体本体
39の開口縁内面に沿って内方に撓み自在に配設された
係合ロック片40と、蓋体36を押し上げて開放するU
字状弾性板41とを一体形成したものであり、蓋体36
を開放する際、操作突起38を押圧することにより、係
合爪37が蓋体36から解除されると共に、U字状弾性
板41の復元力により蓋体36が開放される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図11
のU字状弾性板41は合成樹脂製であるため、長期間に
亘って蓋体36を閉鎖した状態にしておいたり、蓋体3
6の開閉を幾度も繰り返して行ったりすると、U字状弾
性板41のへたりが大きくなって復元力が低下する他、
箱体本体39の大小の大きさにかかわらず、U字状弾性
板41の付勢力が同一であるため、箱体本体39の本体
が大型になると、U字状弾性板41の復元力が弱く、蓋
体36が開放しない場合もあり、操作性が非常に悪いと
いう欠点があった。
【0007】そこで本考案は、長期間の使用や開閉の繰
り返し等に耐え、分電函本体の大小にかかわらず蓋体の
開放力が同一である分電函の蓋体係合構造を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、箱体及び蓋体の内、いずれかの開口部の
適宜位置に蓋体係合爪を有する押圧部材の裏側に、ねじ
りコイルバネのコイルバネ部を挿通する挿通突起部と、
蓋体を開放方向に付勢するねじりコイルバネの付勢力を
変更可能にする複数の係止突起部とを形成し、ねじりコ
イルバネを押圧部材の裏面に取り付け、箱体に蓋体が嵌
着された状態で、ねじりコイルバネの腕体の復元力によ
り蓋体を開放方向に付勢すると共に、コイルバネ部の復
元力により押圧部材を蓋体の係合方向へ付勢したもので
ある。
【0009】
【作用】本考案の分電函の蓋体係合構造は、押圧部材の
裏側に形成された挿通突起部にねじりコイルバネのコイ
ルバネ部を挿通すると共に、押圧部材の裏側に形成され
た複数の係止突起部の内、分電函本体の大きさに応じて
いずれかの係止突起部にねじりコイルバネの短腕体を係
止させるため、分電函本体に取り付けられた押圧部材を
押圧することによって、分電函本体の大小にかかわらず
蓋体の開放力が安定する。
【0010】
【実施例】図1〜図4は本考案に係る分電函の蓋体係合
構造の一実施例の説明図であり、以下、本考案を添付図
面に基づいて説明する。
【0011】箱体1の開口部の適宜位置に蓋体係合爪2
aを有する押圧部材2の裏側に、コイルバネ部3a及び
長短2本の腕体3b,3cからなるねじりコイルバネ3
のコイルバネ部3aを挿通する挿通突起部4と、蓋体5
を開放方向に付勢するねじりコイルバネ3の付勢力を変
更可能にする複数の係止突起部6,6,6とを形成し
て、ねじりコイルバネ3を押圧部材2に取り付け、箱体
1に蓋体5が嵌着された状態で、長腕体3bの復元力に
より蓋体5を開放方向に付勢すると共に、コイルバネ部
3aの復元力により押圧部材2を蓋体5の係合方向へ付
勢したものである。
【0012】図1及び図2のように構成された押圧部材
2は、図3に示すように箱体1の開口部前面に形成され
た押圧部材取り付け部7の軸受部7aへ押圧部材2の軸
2bを回動可能に取り付け、ねじりコイルバネ3のコイ
ルバネ部3aを圧縮した状態でコイルバネ部収容スペー
ス7bへ収容することによって取り付けられる。
【0013】図4(a)のように押圧部材2の蓋体係合
爪2aが蓋体5に係合された状態のとき、押圧部材2
は、ねじりコイルバネ3のコイルバネ部3aの復元力に
よって箱体1の外方、即ち係合方向に付勢され、蓋体5
の係合が解除されないようになっている。また、蓋体5
のリブ5aによって、ねじりコイルバネ3の長腕体3b
は上方に押し上げられ、蓋体5が開放方向へ付勢された
状態となっている。
【0014】そして、図4(b)のように押圧部材2の
押圧部2cをコイルバネ部3a復元力に抗して押圧する
と、蓋体5との係合が解除され、蓋体5がねじりコイル
バネ3の長腕体3bによる復元力によって上方へ持ち上
げられる。また、同時にコイルバネ部3aの復元力によ
って押圧部材2は原点へ復帰する。
【0015】従って、本考案に係る分電函の蓋体係合構
造は、図2のように押圧部材2に備えられたねじりコイ
ルバネ3の短腕体3cを係止突起部6,6,6のいずれ
かに係止させることによって、分電函本体の大小にかか
わらず押圧部材2の押圧操作のみで蓋体5は安定した開
放力を得ることができる。
【0016】図5,図6は本考案に係る押圧部材の変形
実施例の説明図であり、ねじりコイルバネ3とで構成さ
れる押圧部材2の裏側に形成した挿通突起部4を上下に
2個形成し、また、係止突起部6,6においては、図5
のように係止突起部6,6の配置を左右の片側のみ形成
したり、図6のように図1及び図2のような全体に複数
個形成した係止突起部6,6,6と組み合わせたりする
ことができる。そのため、上下に2個形成した挿通突起
部4,4のいずれか一方に、ねじりコイルバネ3のコイ
ルバネ部3aを挿通し、ねじりコイルバネ3の短腕体3
cをいずれかの係止突起部6,6に係止させることによ
って、図4の蓋体5を開放方向へ付勢するねじりコイル
バネ3の付勢力を変更可能にすることができる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る分電
函の蓋体係合構造は、箱体及び蓋体の内、いずれかの開
口部の適宜位置に蓋体係合爪を有する押圧部材の裏側
に、ねじりコイルバネのコイルバネ部を挿通する挿通突
起部と、蓋体を開放方向に付勢するねじりコイルバネの
付勢力を変更可能にする複数の係止突起部とを形成し、
ねじりコイルバネを押圧部材に取り付け、箱体に蓋体が
嵌着された状態で、ねじりコイルバネの腕体の復元力に
より蓋体を開放方向に付勢すると共に、コイルバネ部の
復元力により押圧部材を蓋体の係合方向へ付勢したもの
であるため、長期間の使用や開閉の繰り返し等に耐え、
分電函本体の大小にかかわらず蓋体の開放力が安定する
という優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る分電函の蓋体係合構造の一実施例
の説明図である。
【図2】本考案に係る分電函の蓋体係合構造の一実施例
の説明図である。
【図3】本考案に係る分電函の蓋体係合構造の一実施例
の説明図である。
【図4】本考案に係る分電函の蓋体係合構造の一実施例
の説明図である。
【図5】本考案に係る分電函の蓋体係合構造の変形実施
例の説明図である。
【図6】本考案に係る分電函の蓋体係合構造の変形実施
例の説明図である。
【図7】従来の分電函の蓋体係合構造の説明図である。
【図8】従来の分電函の蓋体係合構造の説明図である。
【図9】従来の分電函の蓋体係合構造の説明図である。
【図10】従来の分電函の蓋体係合構造の説明図であ
る。
【図11】従来の分電函の蓋体係合構造の説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・・箱体、2・・・押圧部材、2a・・・蓋体係合
爪、2b・・・軸、2c・・・押圧部、3・・・ねじり
コイルバネ、3a・・・コイルバネ部、3b・・・長腕
体、3c・・・短腕体、4・・・挿通突起部、5・・・
蓋体、5a・・・リブ、6・・・係止突起部、7・・・
押圧部材取り付け部、7a・・・軸受部、7b・・・コ
イルバネ部収容スペース。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体及び蓋体よりなる分電函に主幹遮断
    器及び複数の分岐遮断器を収納し、前記箱体に前記蓋体
    が開閉自在に嵌着してなる分電函の蓋体係合構造におい
    て、前記箱体及び蓋体の内、いずれかの開口部の適宜位
    置に蓋体係合爪を有する押圧部材の裏側に、ねじりコイ
    ルバネのコイルバネ部を挿通する挿通突起部と、前記蓋
    体を開放方向に付勢する前記ねじりコイルバネの付勢力
    を変更可能にする複数の係止突起部とを形成し、前記ね
    じりコイルバネを前記押圧部材の裏面に取り付け、前記
    箱体に前記蓋体が嵌着された状態で、前記ねじりコイル
    バネの腕体の復元力により前記蓋体を開放方向に付勢す
    ると共に、前記コイルバネ部の復元力により前記押圧部
    材を前記蓋体の係合方向へ付勢したことを特徴とする分
    電函の蓋体係合構造。
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