JP2517856Y2 - テープレコーダーのハウリング防止回路 - Google Patents

テープレコーダーのハウリング防止回路

Info

Publication number
JP2517856Y2
JP2517856Y2 JP1588288U JP1588288U JP2517856Y2 JP 2517856 Y2 JP2517856 Y2 JP 2517856Y2 JP 1588288 U JP1588288 U JP 1588288U JP 1588288 U JP1588288 U JP 1588288U JP 2517856 Y2 JP2517856 Y2 JP 2517856Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
circuit
signal
switching
tape recorder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1588288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01121102U (ja
Inventor
光夫 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP1588288U priority Critical patent/JP2517856Y2/ja
Publication of JPH01121102U publication Critical patent/JPH01121102U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2517856Y2 publication Critical patent/JP2517856Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はマイクロフォンとスピーカーとが組込まれて
いるテープレコーダーのハウリング防止回路に関する。
(ロ) 従来の技術 マイクロフォンによって電気信号に変換された信号を
磁気テープに録音すると共に磁気テープに録音されてい
る信号をスピーカーの放音動作によって再生聴取するこ
とが出来るテープレコーダーが普及しており、斯かるテ
ープレコーダーはメモ代りに使用されることが多い。メ
モ代りに使用されるテープレコーダーは、携帯して使用
されるため形状の小型化が要求されている。小型のテー
プレコーダーではマイクロフォンとスピーカーとの間の
距離が必然的に短かくなるためマイクロフォンとスピー
カーとの間が音響的に結合されハウリングと呼ばれる現
象が発生する。斯かるハウリングを防止する方法として
マイクロフォンによる録音動作が行なわれているときス
ピーカーへの信号路を録音再生切換スイッチによって遮
断する方法が一般に行なわれている。斯かるテープレコ
ーダーにおける録音動作と再生動作とを切換える録音再
生切換スイッチは、マイクロフォンと磁気ヘッドの切換
動作を行なうスイッチ及びスピーカーへの信号の供給動
作を制御するスイッチ等の複数のスイッチより構成され
ており、斯かる複数のスイッチを切換えるタイミングの
ズレ等によって録音から再生への切換動作時ハウリング
が発生することがあった。斯かるハウリングの発生を防
止する技術として例えば実公昭61-1527号公報に開示さ
れたものがある。また、テープレコーダーの録音動作と
再生動作との切換動作は、一般に機械式の録音再生切換
スイッチを切換えることによって行なわれているがテー
プレコーダーの小型化に伴なって機械式の録音再生切換
スイッチを配置することは困難となり、最近では磁気ヘ
ッドや増幅回路等を電子的に録音状態と再生状態に切換
える技術が開発されている。そして、電子的に録音動作
と再生動作とを切換える技術としては、例えば特開昭54
-42116号公報に開示されたものがある。また、最近のテ
ープレコーダーの中には電動機の回転や各動作状態への
切換動作を電子的に制御するようにした技術が開発され
ており、斯かる技術としては例えば特公昭56-20617号公
報に開示されたものがある。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 電子的に動作切換を行なうように構成されたテープレ
コーダーに電子的に録音動作と再生動作とを切換える装
置を組込んだ場合には、動作切換用の回路より出力され
る切換信号によって増幅回路と磁気ヘッド等との接続関
係が録音状態より再生状態に切換えられるが、その切換
動作のタイミングのズレに起因してハウリングが発生す
るという問題があった。本考案は、斯かる点を改良した
ハウリング防止回路を提供しようとするものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案のハウリング防止回路は、スピーカーへの信号
路に挿入接続されていると共に録音操作時再生側より録
音側に切換えられ前記スピーカーへの信号路を遮断する
録音再生切換スイッチと、該録音再生切換スイッチが録
音側にあるときテープレコーダー回路を録音状態にする
録音切換信号を出力する操作回路と、該操作回路から録
音切換信号が出力されているとき導通状態にあると共に
スピーカーが負荷として接続されている主増幅回路へ入
力される信号を側路せしめるミューティング用トランジ
スターと、該ミューティング用トランジスターのベース
回路に接続されていると共に録音状態から再生状態への
切換動作時該ミューティング用トランジスターを所定時
間導通状態に保持する時定数回路とより構成されてい
る。
(ホ) 作用 本考案は、録音動作状態にあるとき導通状態にあって
主増幅回路へ入力される信号を側路せしめるミューティ
ング用トランジスターを録音状態より再生状態への切換
が行なわれたとき所定時間導通状態に保持することによ
ってハウリングを防止するようにしたものである。
(ヘ) 実施例 図示した回路は、本考案のハウリング防止回路の一実
施例である。図において、()はIC(集積回路)化さ
れているテープレコーダー回路であり、録音状態と再生
状態とに切換えるスイッチ回路(2)、該スイッチ回路
(2)の切換動作によって再生動作時再生用増幅回路と
して動作すると共に録音動作時録音用増幅回路として動
作する増幅回路(3)等より構成されている。(4)は
テープレコーダー本体に組込まれているマイクロフォン
であり、録音状態にあるときスイッチ回路(2)の切換
によって前記増幅回路(3)に接続されるように接続さ
れている。(5)は前記スイッチ回路(2)の切換動作
によって再生動作時再生用ヘッドとして動作すると共に
録音動作時録音用ヘッドとして動作する録音再生兼用磁
気ヘッド、(6)は前記増幅回路(3)によって増幅さ
れた信号が出力される出力端子、(7)は該出力端子
(6)に出力された信号が印加されると共に該信号のレ
ベルを調整する可変抵抗器、(8)は該可変抵抗器
(7)によってレベル調整された信号が入力されると共
にBTL接続された2つの増幅器が組込まれている主増幅
回路であり、同一の直流電圧が出力され、且つ逆位相の
関係にある信号が出力される第1出力端子(9)及び第
2出力端子(10)を備えている。(11)は録音動作と再
生動作とを切換えると共に録音操作時図示した再生側よ
り反対側である録音側に切換えられる録音再生切換スイ
ッチであり、前記主増幅回路(8)の第1出力端子
(9)に接続されている共通端子(C)、再生側端子
(P)及び録音側端子(R)を備えている。(12)はイ
ヤーフォンプラグが挿入されるイヤーフォンジャックで
あり、前記主増幅回路(8)の第2出力端子(10)に接
続されている信号端子(S)、直流阻止用コンデンサー
(13)を介して接地されている接地端子(E)及びイヤ
ーフォンプラグが挿入された状態にあるとき前記信号端
子(S)と切離される切換接片(K)を備えている。
(14)はテープレコーダー本体に組込まれているスピー
カーであり、一方の信号端子は前記録音再生切換スイッ
チ(11)の再生側端子(P)に接続され、他方の信号端
子は前記イヤーフォンジャック(12)の切換接片(K)
に接続されている。(15)は前記スイッチ回路(2)の
動作を制御する制御端子であり、H(高い)レベルの信
号が印加されている間テープレコーダー回路()を録
音動作を行なう状態にするように構成されている。(1
6),(17),(18)及び(19)は、夫々再生用、早送
り用、巻戻し用及び停止用操作スイッチ、(20)は前記
各操作スイッチの押圧操作が行なわれると各操作に応じ
た信号を出力すると共にその状態を保持する操作回路で
あり、再生動作及び録音動作時駆動信号を出力する第1
駆動信号出力端子(21)、再生、録音、早送り及び巻戻
し動作時駆動信号を出力する第2駆動信号出力端子(2
2)及び巻戻し動作時反転信号を出力する反転信号出力
端子(23)を備えている。(24)は前記第2駆動信号出
力端子(22)より駆動信号が出力されると動作状態にな
り電動機(M)を回転駆動せしめる電動機駆動回路であ
り、前記反転信号出力端子(23)からの反転信号が印加
されると該電動機(M)の回転方向を逆転せしめるよう
に構成されている。(25)は前記第1駆動信号出力端子
(21)より駆動信号が出力されると動作状態になる切換
回路であり、ピンチローラーのキャプスタン軸への圧着
動作及び録音再生兼用磁気ヘッド(5)の磁気テープと
の圧接動作等を行なう作用を有している。また、(26)
及び(27)は前記操作回路(20)に設けられている録音
用入力端子及び録音切換信号出力端子であり、該録音用
入力端子(26)にL(低い)レベルの信号が入力された
状態にあるとき該録音切換信号出力端子(27)にHレベ
ルの録音切換信号が出力されるように構成されていると
共に該録音切換信号出力端子(27)は抵抗(28)を介し
て前記テープレコーダー回路()の制御端子(15)に
接続されている。(29)はコレクタが前記操作回路(2
0)に設けられている録音用入力端子(26)に接続され
ていると共にエミッタが接地されている切換用トランジ
スターであり、そのベースは抵抗(30)を介して前記録
音再生切換スイッチ(11)の録音側端子(R)に接続さ
れている。(31)はコレクタがコンデンサー(32)を介
して信号路(33)に接続されていると共にエミッタが制
御トランジスター(34)のコレクタに接続されているミ
ューティング用トランジスターであり、そのベースは抵
抗(35)を介して前記操作回路(20)に設けられている
録音切換信号出力端子(27)に接続されている。前記制
御トランジスター(34)のエミッタは接地されていると
共にそのベースは抵抗(36)を介して前記イヤーフォン
ジャック(12)の切換接片(K)に接続されている。
(37)は前記ミューティング用トランジスター(31)の
ベースと接地間に接続されているコンデンサーであり、
前記抵抗(35)と共に時定数回路(38)を形成し、前記
ミューティング用トランジスター(31)の導通状態より
非導通状態への反転動作を所定時間即ちテープレコーダ
ー回路()が録音動作を行なう状態から再生動作を行
なう状態に切換わるまでに要する時間より少しく長い時
間遅延せしめる作用を有している。以上の如く本考案の
ハウリング防止回路は構成されており、次に動作につい
て説明する。
使用者が早送り用操作スイッ(17)を押圧操作すると
操作回路(20)が動作状態になり、第2駆動信号出力端
子(22)に駆動信号が出力される。前記第2駆動信号出
力端子(22)に駆動信号が出力されると該信号が印加さ
れる電動機駆動回路(24)が動作状態になり、負荷とし
て接続されている電動機(M)を回転駆動せしめる。そ
の結果、該電動機(M)の回転力によって巻取りリール
軸が高速回転駆動せしめられテープレコーダーの早送り
動作が行なわれる。また、使用者が巻戻し用操作スイッ
チ(18)を押圧操作すると操作回路(20)が動作状態に
なり、第2駆動信号出力端子(22)及び反転信号出力端
子(23)に夫々駆動信号及び反転信号が出力される。そ
の結果、電動機(M)が早送り動作時に対して逆方向に
回転せしめられ、駆動機構の切換動作によってテープレ
コーダーの巻戻し動作が行なわれる。以上の如く早送り
及び巻戻し動作は行なわれるが、停止用操作スイッチ
(19)を押圧操作すれば早送り及び巻戻し動作が解除さ
れてテープレコーダーは停止状態に復帰せしめられる。
以上の如く早送り及び巻戻し動作は行なわれるが、次
に再生動作について説明する。再生用操作スイッチ(1
6)を押圧操作すると操作回路(20)が動作状態にな
り、第1駆動信号出力端子(21)及び第2駆動信号出力
端子(22)に駆動信号が出力される。前記第1駆動信号
出力端子(21)に駆動信号が出力されると切換回路(2
5)が動作状態になり、ピンチローラーのキャプスタン
軸への圧着動作及び録音再生兼用磁気ヘッド(5)の磁
気テープとの圧接動作を行なう状態にせしめる。また、
前記第2駆動信号出力端子(22)に駆動信号が出力され
ると電動機駆動回路(24)の働きによって電動機(M)
が回転駆動せしめられるのでテープレコーダーの駆動機
構等は再生動作を行なう状態になる。また、斯かる状態
では操作回路(20)に設けられている録音切換信号出力
端子(27)には、Lレベルの信号が出力された状態にあ
るためミューティング用トランジスター(31)は非導通
状態にあり、テープレコーダー回路()の制御端子
(15)にHレベルの信号が印加されることはない。従っ
て、テープレコーダー回路()を構成するスイッチ回
路(2)は再生動作を行なうための状態にあり、増幅回
路(3)は再生用増幅回路として動作することになる。
録音再生兼用磁気ヘッド(5)によって再生された信号
は増幅回路(3)に入力されて増幅された後出力端子
(6)に出力される。前記出力端子(6)に出力された
再生信号は可変抵抗器(7)によってレベルを調整され
た後主増幅回路(8)に入力される。前記主増幅回路
(8)に入力された再生信号は増幅され後第1出力端子
(9)及び第2出力端子(10)に互いに逆位相の関係で
出力される。そして、斯かる状態にあるときスピーカー
(14)が第1出力端子(9)と第2出力端子(10)との
間に接続されているため、効率良くスピーカー(14)の
放音動作が行なわれ使用者は磁気一テープからの再生信
号を聴取することが出来る。斯かる再生動作状態にある
ときにイヤーフォンプラグをイヤーフォンジャック(1
2)に挿入すると切換接片(K)が信号端子(S)より
切離されるためスピーカー(14)への信号路が遮断され
ることになる。従って、スピーカー(14)による放音動
作が行なわれなくなるが、使用者はイヤーフォンによっ
て再生信号を聴取することが出来る。そして、斯かる状
態では、主増幅回路(8)の第2出力端子(10)に出力
される信号がイヤーフォンに印加されて放音されるので
その信号レベルは小さくなる。このように再生動作は行
なわれるが、斯かる再生動作状態にあるときに停止用操
作スイッチ(19)を押圧操作すると再生動作状態が解除
されてテープレコーダーは停止状態になる。
以上の如く再生動作は行なわれるが、次に録音動作に
ついて説明する。斯かる録音動作は、録音再生切換スイ
ッチ(11)を図示した状態の反対側である録音側に切換
えることそして同時に再生用操作スイッチ(16)を押圧
操作することによって行なわれる。前記録音再生切換ス
イッチ(11)が録音側に切換えられるとスピーカー(1
4)への信号路が遮断されると共に主増幅回路(8)の
第1出力端子(9)より該録音再生切換スイッチ(11)
及び抵抗(30)を通して切換用トランジスター(29)の
ベースにバイアス電流が供給され該切換用トランジスタ
ー(29)は導通状態になる。前記切換用トランジスター
(29)が導通状態になると操作回路(20)に設けられて
いる録音用入力端子(26)にLレベルの信号が入力され
た状態になる。その結果、操作回路(20)に設けられて
いる録音切換信号出力端子(27)にHレベルの信号が出
力されると共に前記再生用操作スイッチ(16)の押圧操
作に伴なって第1駆動信号出力端子(21)及び第2駆動
信号出力端子(22)に駆動信号が出力されるためテープ
レコーダーの駆動機構等は録音動作を行なう状態にな
る。前記録音切換信号出力端子(27)にHレベルの切換
信号が出力されると抵抗(28)を通してテープレコーダ
ー回路()の制御端子(15)にHレベルの信号が印加
される。その結果、テープレコーダー回路()を構成
するスイッチ回路(2)の切換動作が行なわれ該テープ
レコーダー回路()は録音動作を行なう状態に切換え
られる。マイクロフォン(4)によって電気信号に変換
された録音信号は、増幅回路(3)に入力されて増幅さ
れた後録音再生兼用磁気ヘッド(5)に印加されて磁気
テープに録音される。斯かる録音動作状態にあるときミ
ューティング用トランジスター(31)のベースには操作
回路(20)の録音切換信号出力端子(27)よりバイアス
電流が供給されると共に制御トランジスター(34)のベ
ースには主増幅回路(8)の第2出力端子(10)よりイ
ヤーフォンジャック(12)の切換接片(K)及び抵抗
(36)を通して供給された状態にある。従って、前記ミ
ューティング用トランジスター(31)及び制御トランジ
スター(34)は共に導通状態にあり、信号路(33)を流
れる信号を側路する状態にある。斯かる状態のままで録
音動作は行なわれるが、スピーカー(14)への信号路は
録音再生切換スイッチ(11)によって遮断されているた
めスピーカー(14)よりマイクロフォン(4)からの信
号が放音されることはなくハウリングが発生することは
ない。また、斯かる録音動作状態にあるときにイヤーフ
ォンプラグをイヤーフォンジャック(12)に挿入すると
切換接片(K)が信号端子(S)より切離される。前記
切換接片(K)が信号端子(S)より切離されると制御
トランジスター(34)のベースへのバイアス電流が断た
れるため該制御トランジスター(34)は非導通状態に反
転する。その結果、テープレコーダー回路()の出力
端子(6)に出力される録音信号即ちモニター信号は側
路されることなく主増幅回路(8)に入力される。従っ
て、使用者はイヤーフォンによって録音されている信号
をモニターすることが出来る。このように録音動作は行
なわれるが、次に斯かる録音動作状態より巻戻し操作即
ちレビュー操作をすることによって録音再生切換スイッ
チ(11)が録音側より再生側に切換えられた場合の動作
について説明する。斯かるレビュー操作は、録音された
内容を直ちに再生させたい場合に多く行なわれるが、斯
かる操作に伴なって録音再生切換スイッチ(11)が再生
側に切換えられると切換用トランジスター(29)のベー
スバイアスが断たれるため該切換用トランジスター(2
9)は非導通状態に反転する。前記切換用トランジスタ
ー(29)が非導通状態に反転すると操作回路(20)に設
けられている録音切換信号出力端子(27)の出力信号が
HレベルよりLレベルに反転する。その結果、テープレ
コーダー回路()の制御端子(15)に印加される信号
のレベルがLレベルになるためスイッチ回路(2)の働
きによって該テープレコーダー回路()は再生動作を
行なう状態になる。そして、テープレコーダー回路
)の再生動作を行なう状態への切換動作が行なわれ
ている間ミューティング用トランジスター(31)は時定
数回路(38)を構成するコンデンサー(37)の放電電荷
によって導通状態に保持されるためその間信号路(33)
を流れる信号は側路されることになる。従って、録音再
生切換スイッチ(11)の再生側への切換によって主増幅
回路(8)の出力信号がスピーカー(14)に印加される
状態に切換えられたときテープレコーダー回路()が
録音動作を行なう状態即ちマイクロフォン(4)からの
信号が出力端子(6)に出力される状態にあってもその
信号がスピーカー(14)に供給されることはなくハウリ
ングの発生を防止することが出来る。また、録音動作状
態にあるときに停止操作を行なうと操作回路(20)の働
きによって駆動機構等が停止状態に切換えられると共に
録音再生切換スイッチ(11)が再生側に切換えられるが
同様の動作によってハウリングの発生を防止することが
出来る。
尚、本実施例では、主増幅回路(8)をBTL接続され
た2つの増幅器にて構成した場合について説明したが、
1つの増幅器によって構成することも出来る。
(ト) 考案の効果 本考案は、録音動作状態にあるとき導通状態にあって
主増幅回路へ入力される信号を側路せしめるミューティ
ング用トランジスターを録音状態より再生状態への切換
が行なわれたとき所定時間導通状態に保持するようにし
たので録音再生切換スイッチの切換動作に対して電子的
に録音状態と再生状態に切換えられるテープレコーダー
回路の再生状態への切換動作が遅れてもハウリングが発
生することはなく、本考案は小型のテープレコーダーの
ハウリング防止回路として最適なものである。
【図面の簡単な説明】
図示した回路は、本考案のハウリング防止回路の一実施
例である。 主な図番の説明 ()……テープレコーダー回路、(2)……スイッチ
回路、(4)……マイクロフォン、(5)……録音再生
兼用磁気ヘッド、(8)……主増幅回路、(11)……録
音再生切換スイッチ、(14)……スピーカー、(20)…
…操作回路、(31)……ミューティング用トランジスタ
ー、(34)……制御トランジスター、(38)……時定数
回路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロフォン及びスピーカーが組込まれ
    ていると共に前記マイクロフォン及び磁気ヘッドが接続
    されているテープレコーダー回路を電子的に録音状態と
    再生状態に切換えるように構成されたテープレコーダー
    において、前記テープレコーダー回路に組込まれている
    増幅回路によって増幅された信号が入力されると共に前
    記スピーカーが負荷として接続されている主増幅回路
    と、該主増幅回路の出力信号路内に挿入接続されている
    と共に録音操作時再生側より録音側に切換えられ前記ス
    ピーカーへの信号路を遮断する録音再生切換スイッチ
    と、再生及び早送り等の各操作に応じた切換信号を出力
    すると共に前記録音再生切換スイッチが録音側にあると
    き前記テープレコーダー回路を録音状態にする録音切換
    信号を出力する操作回路と、該操作回路から録音切換信
    号が出力されているとき導通状態にあると共に前記主増
    幅回路へ入力される信号を側路せしめるミューティング
    用トランジスターと、該ミューティング用トランジスタ
    ーのベース回路に接続されている時定数回路とより成
    り、前記録音再生切換スイッチの録音側から再生側への
    切換動作による前記操作回路からの録音切換信号の削減
    に伴なう前記テープレコーダー回路の再生状態への切換
    動作時前記ミューティング用トランジスターを所定時間
    導通状態に保持するようにしたことを特徴とするテープ
    レコーダーのハウリング防止回路。
JP1588288U 1988-02-09 1988-02-09 テープレコーダーのハウリング防止回路 Expired - Lifetime JP2517856Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1588288U JP2517856Y2 (ja) 1988-02-09 1988-02-09 テープレコーダーのハウリング防止回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1588288U JP2517856Y2 (ja) 1988-02-09 1988-02-09 テープレコーダーのハウリング防止回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01121102U JPH01121102U (ja) 1989-08-16
JP2517856Y2 true JP2517856Y2 (ja) 1996-11-20

Family

ID=31228328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1588288U Expired - Lifetime JP2517856Y2 (ja) 1988-02-09 1988-02-09 テープレコーダーのハウリング防止回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2517856Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01121102U (ja) 1989-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2517856Y2 (ja) テープレコーダーのハウリング防止回路
JP2529367Y2 (ja) テープレコーダーの誤動作防止回路
JP2869140B2 (ja) テープレコーダーの選曲回路
JP2620645B2 (ja) テープレコーダーの動作制御回路
JP2975851B2 (ja) 音響機器のリモートコントロール装置
JP2620647B2 (ja) テープレコーダーの動作表示回路
JPH0341357Y2 (ja)
US6198586B1 (en) Voice recording/playback apparatus for producing a noise level of a voice output unit in a voice recording mode
JP2529368Y2 (ja) テープレコーダーの誤消去防止回路
JPH05974Y2 (ja)
JPH0341289Y2 (ja)
JPH057777B2 (ja)
KR900010451Y1 (ko) 더블데크 카세트 레코더의 뮤팅 장치
JP2715503B2 (ja) カセットテープレコーダ
JPH0562347A (ja) テープレコーダーの信号レベル調整回路
JPS6034151Y2 (ja) テ−プレコ−ダ−の制御回路
JPH054103Y2 (ja)
JPH0610526Y2 (ja) 磁気テープ記録/再生装置
JP2690090B2 (ja) テープレコーダ
JPH0633578Y2 (ja) テ−プレコ−ダ−のミユ−テイング回路
JPH026484Y2 (ja)
JPH0459694B2 (ja)
JPS6341626Y2 (ja)
JPS6323247A (ja) テ−プレコ−ダ−の制御回路
JPH0320932Y2 (ja)