JP2517855Y2 - 大小の流量の得られる口栓 - Google Patents

大小の流量の得られる口栓

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JP2517855Y2
JP2517855Y2 JP1987180750U JP18075087U JP2517855Y2 JP 2517855 Y2 JP2517855 Y2 JP 2517855Y2 JP 1987180750 U JP1987180750 U JP 1987180750U JP 18075087 U JP18075087 U JP 18075087U JP 2517855 Y2 JP2517855 Y2 JP 2517855Y2
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spout
slit
liquid
wall
container
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JP1987180750U
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Inventor
昌 佐々木
重志 宮尾
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東京ライト工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、容器口に装着し、容器内の液体を注ぎ出す
ために用いる大小の流量の得られる口栓に関する。
(従来の技術) 従来の大小の流量を得る口栓として、円筒状の口栓本
体内に水平壁を設け、この水平壁に一本の巾の広いスリ
ットを穿設し、水平壁を取り囲む周壁に、スリットの軸
線に整合する位置と、この位置に対し90度位置をずらし
た位置とに大小の流通路を形成し、前記周壁外周に一つ
の注ぎ口を有する注ぎ口キャップを嵌合した口栓があ
る。この口栓は液体容器の口に嵌着して使用され、液体
を注ぎ出すときに注ぎ口キャップを回転させ、口栓の注
ぎ口と大小いずれかの流通路とを整合する。そして、容
器を傾けて容器を注ぎ出す。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、注ぎ口をスリットと整合する位置に合
わせたときには注ぎ口から多量の流量が得られるが、90
度ずらした位置の流通路に注ぎ口を合わせ、液体を注ぎ
出すときには、液体がスリット全体に溢れて空気が液体
容器内に入りにくくなり、液体を水滴状にしか注ぎ出す
ことができないことがあった。
上述した容器のほか、少量の液体の注ぎ出しを可能に
した容器(特開昭63−138960号公報参照)が提案されて
いる。この容器は一本の巾の広いスリットの代わりにだ
円の孔を明け、90度ずらした場合にも空気がスリットか
ら液体容器内に入り易くしたので大小の流量の注ぎ出し
を容易にさせている。しかしながら、だ円の長軸が水平
の状態で容器を傾けたとき、容器の傾け角度を大きくし
なければ液体が流れ出さないということがあり、しか
も、急激に多量に流れ出すので使い勝手が悪いものであ
る。
本考案は、容器からの液体の注ぎ出しが少量でも多量
でも使い勝手の良い大小の流量の得られる口栓を提供す
るものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案による口栓は、円筒状の口栓本体内に水平壁を
設け、前記水平壁の中央に、これを貫通する、巾の広い
スリットと巾の狭いスリットとを互いに直交して十字状
のスリットを形成し、前記口栓本体の水平壁の上方に位
置する周壁には各スリットに整合する位置に夫々流通路
と空気孔とを設け、前記巾の狭いスリットにはその両側
に沿って延びた流通路に連絡する壁を設け、 前記口栓本体の上部に、前記一組の流通路と空気孔と
に対応して、一つの注ぎ口とこれと対向する位置に形成
した空気孔を備えた注ぎ口キャップを、回動自在に嵌合
させ、前記注ぎ口を前記いずれかの流通路に整合する位
置において回動を停止するように設けたことを特徴とす
る。
(作用) 本考案では、液体の注ぎ出しを少量にするときは、巾
の広いスリットの長さ方向を水平にして容器を傾け、注
ぎ出しを多量にするときは巾の狭いスリットの長さ方向
を水平にして容器を傾ける。これによって、液体の注ぎ
出しが少量でも多量でも容器の傾け角度が同じようにな
り、また、口栓を取付けた容器内に注ぎ出し中に容易に
空気が入るので注ぎ出しの勢いも加減できる。また、巾
の狭いスリットから液体を注ぎ出すときにはその両側の
壁が液体を誘導するので、少量の注ぎ出しのときに液体
が水平壁の表面へ回り込むこともなく、円滑に注ぎ口に
流れる。
(実施例) 本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
本考案の口栓は、第2図に示すように、プラスチック
製の円筒状の口栓本体1と、口栓本体1に回転自在に嵌
合されたプラスチック製の注ぎ口キャップ9とから概略
構成されている。口栓本体1は、小径円筒部と大径円筒
部とからなり、第1図および第3図に示すように、両者
の境あたりの内部に水平壁2が一体に張設されており、
水平壁2の中央には、巾の広いスリット3と巾の狭いス
リット4が互いに直交して(十字状に)穿設してある。
また、口栓本体1の水平壁2の付近の周壁1aには、巾
の広いスリット3と整合する位置に流通路5と空気孔7
が形成されており、巾の狭いスリット4と整合する位置
には流通路6と空気孔7′が形成されている。流通路6
を形成する壁を延長しスリット4の両縁に沿って延びる
壁1b,1bが設けられている。
流通路5,6および空気孔7,7′は夫々上方が開放された
溝として形成されている。また、周壁1aの外周に、周壁
1aと同心円の環状嵌合壁1cを一体に突設してあり、しか
も、環状嵌合壁1cの内側に注ぎ口キャップ9の回転規制
用突起1d,1d′が設けられている。なお、第1図中、符
号12は回り止め突起である。
第1図および第2図に示すように、注ぎ口キャップ9
は、周壁1aと環状嵌合壁1cの両者に回転自在に嵌合して
いる。注ぎ口キャップ9は天井から垂下した同心円の二
つの環状壁9a,9bを備えている。外側の環状壁9aが環状
嵌合壁1cと、内側の環状壁9bが周壁1aと夫々嵌合する部
分となっている。注ぎ口8および空気孔10は対向して配
置され、内側の環状壁9bで囲まれた空間から注ぎ口キャ
ップ9の外周に貫通している。
注ぎ口8の下方で、かつ両環状壁9a,9bの間にはボス1
1が突設されており、このボス11は一対の回転規制用突
起1d,1d′間に位置し、ボス11は略90度の範囲を回動す
る。この関係は第3図によって説明する。ボス11が突起
1dに当接した状態では、注ぎ口8は巾の広いスリット3
に整合した流通路5と合致し、ボス11が突起1d′と当接
したときは注ぎ口8は巾の狭いスリット4に整合した流
通路6と合致する。
すなわち、スリット3,4が十字形状にされ、液体を注
ぎ出すときそのスリットは高さ方向に延び、その上部が
空気の取り入れ口となって液体容器内に空気が送り込ま
れ、注ぎ出しを円滑なものにする。特に、巾の狭いスリ
ット4においては、その両側の壁1b,1bによって液体の
溜り箇所をなくして液体の急激な流れや停止を防止し、
小さな流量を円滑に保持する。そして、巾の広いスリッ
ト3と巾の狭いスリット4とによって、その巾分の大小
の流量を得ることができる。また、いずれのスリットを
利用しても容器を同じように傾けて使用できるので使い
勝手が良いものである。
(効果) 本考案は上記構成からなるものであるから、各スリッ
トで液体を注ぎ出すときそのスリットの上部が口栓を取
付けた液体容器内への空気の取り入れ口となるので、容
器を傾けたとき、空気が容器に入り込み円滑な液体と空
気の交換を促すものである。そして、巾の狭いスリット
の両側に壁を設けたことによって少ない量の注ぎ出しの
とき、水平壁の表面に液体が回り込むことを防いだの
で、確実に少量あるいは多量の液体を注ぎ出すことがで
き、容器の傾け角度も変わらず使用勝手が良いものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による口栓部分の縦断面図、第2図は口
栓本体に対しキャップを分離して示した一部切断側面
図、第3図は口栓本体の平面図、第4図はキャップの底
面図である。 1……口栓本体、1b……壁、2……水平壁、3,4……ス
リット、5,6……流通路、7,10……容器孔、8……注ぎ
口、9……注ぎ口キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−220452(JP,A) 特開 昭63−138960(JP,A) 実開 昭61−175148(JP,U) 実開 昭48−103465(JP,U) 実開 昭62−3450(JP,U) 実公 昭4−13308(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の口栓本体内に水平壁を設け、前記
    水平壁の中央に、これを貫通する、巾の広いスリットと
    巾の狭いスリットとを互いに直交して十字状のスリット
    を形成し、前記口栓本体の水平壁の上方に位置する周壁
    には各スリットに整合する位置に夫々流通路と空気孔と
    を設け、前記巾の狭いスリットにはその両側に沿って延
    びた流通路に連絡する壁を設け、 前記口栓本体の上部に、前記一組の流通路と空気孔とに
    対応して、一つの注ぎ口とこれと対向する位置に形成し
    た空気孔を備えた注ぎ口キャップを、回動自在に嵌合さ
    せ、前記注ぎ口を前記いずれかの流通路に整合する位置
    において回動を停止するように設けたことを特徴とする
    大小の流量の得られる口栓。
JP1987180750U 1987-11-27 1987-11-27 大小の流量の得られる口栓 Expired - Lifetime JP2517855Y2 (ja)

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JPH0185252U JPH0185252U (ja) 1989-06-06
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JP4948234B2 (ja) * 2007-03-30 2012-06-06 株式会社吉野工業所 注出栓
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