JP2516821Y2 - テープワインダを有する巻線機 - Google Patents

テープワインダを有する巻線機

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JP2516821Y2
JP2516821Y2 JP1988097596U JP9759688U JP2516821Y2 JP 2516821 Y2 JP2516821 Y2 JP 2516821Y2 JP 1988097596 U JP1988097596 U JP 1988097596U JP 9759688 U JP9759688 U JP 9759688U JP 2516821 Y2 JP2516821 Y2 JP 2516821Y2
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Inventor
享司 竹田
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田中精機 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は巻線機に関し、特に巻線済みのコイルあるい
は巻線途中のコイルに、外装テープあるいは内装テープ
を巻くテープワインダを一体として組み込み、巻線とテ
ーピングを一貫して自動的に行なうことができるテープ
ワインダを有する巻線機に関す。
(従来の技術) コイル巻線は、巻線機により自動的に行われ、巻線済
みのコイルに外装テープを巻く作業も自動化されてい
る。
さらに巻線機にテーピング装置を一体化して一貫して
自動的に行なうものに第5図および第6図に示すような
ものがある。
第5図は、従来の本件出願人の提案に係るテープワイ
ンダを有する巻線機の例の主要部分のみを示した正面図
である。
第6図は、第5図に示すテープワインダ用基板10を取
り付ける以前の巻線機本体の構造を示す平面略図であ
る。
第5図において、テープワインダ用基板10は、上下に
移動できるよう、スライダ23,その他の取り付け部分を
介してノズルホルダ支持構造5,5に取り付けられてい
る。ノズルホルダ支持構造5,5は、ノズル3,3…3を保持
するノズルホルダ4をノズル3の姿勢を90度ずつ一斉に
変えられるように支持し、かつ、ノズル3,3…の位置
を、対向するスピンドル2,2…2に対し任意に変えられ
るよう、前後,左右,上下に移動することができる。そ
して,これらの移動を必要とする巻線やテーピング動作
はすべて図示しない制御部分によって制御され、第6図
に示すモータ21,22、スピンドル2および図示しないモ
ータによって行なわれる。なお、テープワインダ用基板
10が上下に移動できるようになっているのは、巻線時あ
るいは巻線端末のからげを行なう時、テープワインダ用
の機構が邪魔にならぬよう上方に退避させるためであ
り、スライダ23に内蔵される図示しないエアシリンダに
よって駆動される。そして、テープワインダ用基板10に
はテープロール6の巻心を回転自在に支持するテープ支
持構造11によって、テープロール6の回転軸がテープワ
インダ用基板10に垂直に取り付けられ、その他にテープ
ガイド機構12と,パッドと,カッタと,カッタを駆動す
るエアシリンダなどが取り付けられている。
(考案が解決しようとする課題) コイル巻線と、テープ巻き作業を別個に行なう場合
は、それぞれが自動化により能率は著しく向上し省力化
されているが、巻線機とテープワインダ間のコイルの移
動およびそれぞれの装置へのコイルの着脱を人手によっ
て行わなければならない。また、両者が一体化されたも
のは、すべて一貫して自動化されているが、テープを繰
り出すテープロールの径が他の部分に比べて大きいた
め,第5図および第6図に示すような従来の配置方法で
は、テープ支持構造10上に取り付け可能なテープロール
数が制限され、巻線のための図示しないスピンドルとこ
れに1対1で対向するノズル3,3…3の数の整数分の1
しか配置できない。
したがって、横1列に並べられた複数個のスピンドル
に保持されたボビンへの巻線は一斉に行われるが、テー
ピングは一斉に行なうことができず、数回に分けて行わ
なければならないという問題点がある。
本考案の目的は、このような問題点を解決し,スピン
ドルの数と同数のテープロールを支持できるようにして
テーピングの作業能率を向上させたテープワインダを有
する巻線機を提供することにある。
(課題を解決するたための手段) 前記目的を達成するために本考案によるテープワイン
ダを有する巻線機は、 同時に複数のコイルボビン1,・1に巻線を行う巻線機
において、 コイルボビンを保持して回転する複数の巻線用スピン
ドル2,・2と、 ノズルホルダ4に支持され前記スピンドルに巻線材を
案内する複数のノズル3,・3と、 テープローラをその回転中心軸が前記スピンドルの回
転軸に垂直な面に平行になるように保持するテープ支持
構造11、案内ローラ12a・12c、およびテープカッタ14を
含む複数のテープワインダ組立を支持するテープワイン
ダ用基板10と、 前記ノズルホルダ4と前記ワインダ用基板10を支持し
て前記スピンドル2,・2に対して三次元に移動可能であ
り, 巻線時には前記ノズルホルダ4を前記スピンドル2,・2
近くにもたらしてスピンドル回転下にコイルボビンに巻
線を供給して巻線を行い、 テープワインディングの際は前記テープワインダ用基板
を前記スピンドル近くにもたらして前記コイルボビンに
テープを供給しスピンドル回転下にテープワインディン
グを行う三次元移動機構とを設けて構成されている。
(実施例) 次に本考案の実施例について、図面を参照して詳細に
説明する。
第1図は、本考案によるテープワインダを有する巻線
機の実施例の特徴のある部分を示す正面図である。
第2図は、第1図に示すA−Aにおいて切断した第1
図の実施例の右側面(断面)図である。
第3図は、第1図に示す実施例のテープワインダ用基
板10に取り付けられている。テープ支持構造以外の部分
を拡大して示す正面図である。
第1図および第2図に示すように、本実施例は、テー
プワインダ用基板10に、テープロール6の巻心を回転自
在に支持するテープ支持構造11が取り付けられ、またガ
イドローラ12a,12cおよびテンションローラ12bからなる
テープガイド機構12と、テープガイド機構の一部に固定
されているパッド13と,パッド13の側面に沿って進退可
能に取り付けられたカッタ14と,カッタ14を駆動するエ
アシリンダ15がテープガイド機構取り付け板17、および
テープガイド機構支持板18を介してテープワインダ用基
板10に取り付けられている。
テープワインダ用基板10は、上下に移動できるよう、
スライダ取り付け部材24を介してノズルホルダ支持構造
5,5に取り付けられている。このノズルホルダ支持構造
5,5は、従来例の巻線機の第5図および第6図に示すノ
ズルホルダ支持構造5,5と同様のものである。
そして、本実施例における特徴は前記テープ支持構造
11のテープロール6の支持構造にある。
本実施例では、テープ支持構造11は,第1図および第
2図に示すように,テープ繰り出しガイドバー11a,テー
プ姿勢保持バー11b,テープ支持バー11c,およびこれらの
各バーを支持するバー支持板11dによって構成されてい
る。そしてテープ繰り出しガイドバー11aおよびテープ
姿勢保持バー11bには、それぞれテープロール6を挟ん
でテープロール6が横に滑って姿勢を崩さないよう支え
るための円板状のテープストッパ20,20…20およびバー
の軸から横に突き出した板状のテープストッパ19,19…1
9が取り付けられている。
そこでテープストッパ20と20の間,および19と19の間
に支えられ、かつテープ繰り出しガイドバー11a,テープ
姿勢保持バー11b,テープ支持バー11cによって回転自由
に支えられるテープロール6の姿勢は、その回転軸が常
にテープワインダ用基板10に対し平行でテープワインダ
用基板10はスピンドル3,3…3の回転軸に対し垂直であ
る。
偏平な形のテープロール6をこのような姿勢で保持す
ることにより、相互の間隔を狭くすることができるの
で、容易に対向するスピンドル3に対し1対1で対向し
て配置することができる。
テープガイド機構12は、第3図に示すように、テープ
6aのガイドを行なう。
ガイドローラのうち12aと12cは、滑らかに自由に回転
できるが、テンションローラ12bは、回転するときの摩
擦が加減できるようになっており、ここを通過するテー
プ6aの走行にブレーキをかけてコイルの表面に貼付する
テープに適度の張力を与える。
パッド13は、テープ6aに接する面に多数の細い孔13a
が下から上に向かって開けられており、これらの孔13a
を介して図示しない真空ポンプにより負圧が加えられ
る。
したがって、この部分で随時テープ6aを吸引して保持
することができる。
カッタ14は、パッド13の側面に沿って上下方向にスラ
イド自由に取り付けられている。カッタ14の上部付近に
孔があって、シリンダ15によって駆動され上下に動くコ
の字形のカッタ駆動板16の係合部16bに嵌合し係合され
る。
テープ6aを切断するときは、カッタ駆動板16の先端部
がカッタ14の最上部を押し下げることによりカッタ14の
刃先が垂下し、そのとき水平状態にあるテープ6aが切断
する。
なお、第3図の実施例ではテープガイド機構12とパッ
ド13およびカッタ14を一体化し着脱自在となているが、
テープガイド機構12とパッド13はテープワインダ用基板
10に固定されていても一向差支えない。また、スピンド
ル2およびその駆動機構の構造および動作は従来よく知
られている自動巻線機と同様であるので説明を省略す
る。
次に本実施例のテープワインダ部分の動作について説
明する。
第4図は、本実施例のテープ巻回動作を説明するため
の図である。
第4図(a)においてコイルボビン1はスピンドル2
に装着されており、既に巻線7が巻回されて、その端末
のからげ処理も終わっている。パッド13はスピンドル2
の中心軸と直交する線状に配置されており(第3図の状
態)、テープ6aは,パッド13の位置まで引き出されてい
る。
まず、テープワインダ用基板10が下方に移動して、パ
ッド13がテープ6aをコイルボビン1に巻かれた巻線上に
付着させる(第4図(a)の状態)。
次に、パッド13が退避するとともに、スピンドル2が
第4図時計方向に回転し、テープ6aをコイルボビン1に
巻かれたコイル巻線7の外周に巻き付ける(第4図
(b)の状態)。
所定の回数だけスピンドル2が回転すると、スピンド
ル2の回転は停止する。その後、テープワインダ用基板
10が水平方向(図中左方)に移動するとともに、下方向
にも移動して、第4図(c)の状態になる。この状態
で、エアシリンダ15が駆動され、第3図に示すカッタ駆
動板16を介してカッタ14が第4図(c)の2点鎖線で示
す位置まで突出し、テープ6aを切断する。
テープ6aが切断された後、テープワインダ用基板10は
下方向に移動し、ゴムパッド14aを巻線7上に外装巻さ
れたテープ6b上に押し当てる(第4図(d)の状態)。
この状態で、スピンドル2を数回回転させると、テープ
6bは、巻線7上に定着する。
テープ巻線が終了すると、テープワインダ用基板10は
初期位置に戻り、コイルボビン1の作業は終了する。も
し、このテーピングがコイル巻回途中でテーピング内挿
のため行われたものであれば、引き続いて巻線作業が行
なわれる。そして、次のテーピングが行なわれるまでテ
ープ6aはパッド13の吸引により保持される。
したがって、テープ6aのパッド位置までの引き出し
は、最初にテープ6aをテープ支持構造11に装着すると
き,およびテープ6aが無くなったためテープロール6を
交換するときのみでよい。なおテープロール6およびこ
れに対応するテーピング機構の数は本実施例では特に示
していないが、スピンドルに1対1で対応する任意の数
でよい。
(考案の効果) 以上詳しく説明したように、従来の巻線機のノズルホ
ルダ支持構造に少なくとも上下方向にスライド可能なテ
ープワインダ機構を取り付け、テープワインダ機構に保
持されるテープロールの取り付け姿勢をその回転軸の方
向をスピンドルの回転軸に垂直な面に平行に配置するこ
とにより、テープロール相互間を容易に狭くすることが
できるので、スピンドルと同数のテープワインダ機構を
1対1で取り付けることができる。
したがって、巻線作業後あるいは作業途中に、自動制
御によりコイルボビンをスピンドルに装着したまま、引
続きすべてのコイルボビンについて一斉にテーピングす
ることができるので、テーピングを数回に分けて行なう
必要がない。そして巻線とテープワインディングの一貫
作業の時間短縮に大きく役立つという効果がある。
特に巻線作業と巻線作業の間に、内挿テープをワイン
ディングする場合などの効果は大きい。このように本実
施例を使用することにより、従来より時間,労力の節減
ができ、装着類の総合専有面積も小さくて済むなど生産
効率の向上に大きく役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による一実施例の特徴とする部分を示
す正面図である。 第2図は、第1図の実施例を図中のA−Aにおいて切断
した右側面(断面)図である。 第3図は、第1図に示す実施例の一部を拡大して示した
正面図である。 第4図は、第1図の実施例のテープ巻回動作を示す説明
図である。 第5図は、従来のテープワインダを有する巻線機の例を
示す,その主要部の正面図である。 第6図は、第5図の従来例のテープワインダ用基板取り
付け前の巻線機を示す平面略図である。 1…コイルボビン 2…スピンドル 3…ノズル 4…ノズルホルダ 5…ノズルホルダ支持構造 6…テープロール 6a…テープ 7…コイル巻線 10…テープワインダ用基板 11…テープ支持構造 12…テープガイド機構 12a,12c…ガイドローラ 12b…テンションローラ 13…パッド 14…カッタ 14a…ゴムパッド 15…シリンダ 16…カッタ駆動 17…テープガイド機構取り付け板 18…テープガイド機構支持板 19,20…テープストッパ 21,22…モータ 23,23a,23b…スライダ 24…スライダ取り付け部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同時に複数のコイルボビンに巻線を行う巻
    線機において、 コイルボビンを保持して回転する複数の巻線用スピンド
    ルと、 ノズルホルダに支持され前記スピンドルに巻線材を案内
    する複数のノズルと、 テープローラをその回転中心軸が前記スピンドルの回転
    軸に垂直な面に平行になるように保持するテープ支持構
    造、案内ローラおよびテープカッタを含む複数のテープ
    ワインダ組立を支持するテープワインダ用基板と、 前記ノズルホルダと前記ワインダ用基板を支持して前記
    スピンドルに対して三次元に移動可能であり, 巻線時には前記ノズルホルダを前記スピンドル近くにも
    たらしてスピンドル回転下にコイルボビンに巻線を供給
    して巻線を行い、 テープワインデイングの際は前記テープワインダ用基板
    を前記スピンドル近くにもたらして前記コイルボビンに
    テープを供給しスピンドル回転下にテープワインデイン
    グを行う三次元移動機構とを設けて構成したことを特徴
    とするテープワインダを有する巻線機。
JP1988097596U 1988-07-22 1988-07-22 テープワインダを有する巻線機 Expired - Lifetime JP2516821Y2 (ja)

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