JP2514736B2 - 木質パネル製造工程における接着剤塗布装置 - Google Patents

木質パネル製造工程における接着剤塗布装置

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JP2514736B2
JP2514736B2 JP2070280A JP7028090A JP2514736B2 JP 2514736 B2 JP2514736 B2 JP 2514736B2 JP 2070280 A JP2070280 A JP 2070280A JP 7028090 A JP7028090 A JP 7028090A JP 2514736 B2 JP2514736 B2 JP 2514736B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、木質プレハブ用の木質パネルを製造する際
に、この木質パネルの枠体に面材を貼り付けるために接
着剤を塗布する木質パネル製造工程における接着剤塗布
装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、木質系のプレハブ住宅等にあっては、壁や床
あるいは屋根等を、合板等によってパネル化したいわゆ
る木質パネルによって施工する手段が実施されている。
このようなプレハブ住宅の施工に適用される木質パネ
ル1は、たとえば第5図に示すよう構造である。すなわ
ち、四角枠状に組まれた芯材2、2…と、その内部に格
子状に組まれた補強用の芯材2、2とから枠体3(ワー
ク)が構成され、前記芯材2、2…に囲まれた内部にグ
ラスウール等の断熱材4を充填すると共に前記枠体3の
表裏両面に、それぞれの合板からなる面材5、5を貼設
したものである。
従来、前記枠体3に面材5を貼り付けるための接着剤
を塗布する接着剤塗布装置としては、たとえば、接着剤
を供給するホッパーと、このホッパーによって接着剤を
外周の全面に付けられて前記枠体3にこの接着剤を塗布
する粘着ローラと、この粘着ローラの下方から枠体3を
押さえ付ける支持ローラとからなるものが使用されてい
た。
この接着剤塗布装置は、前記粘着ローラと支持ローラ
の間に枠体3を挾み込み、粘着ローラを回転することに
より、枠体3を前記粘着ローラと支持ローラの間を通し
て押し出すと共に枠体3の表面に接着剤を塗布するもの
である。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前記従来の接着剤塗布装置では、枠体の幅
より長い粘着ローラの外周の全面に接着剤が付けられ、
この粘着ローラに枠体を押し付けて粘着ローラを回転さ
せることにより、接着剤を枠体の表面に塗布するので、
枠体へ塗布する接着剤の量を調節したり、毎回安定して
一定の量の接着剤を塗布することが困難であった。した
がって、接着剤を塗り過ぎてしまう場合がありコストア
ップの要因となっていた。
そして、前述の接着剤塗布装置では、芯材の表面の全
面に接着剤が塗布されるので、芯材の側縁の部分にも接
着剤が塗布されることになり、側縁に塗布された接着剤
が側縁から垂れてしまうことが多かった。このために枠
体の側面を汚すと共にさらに下まで垂れて支持ローラや
作業台を汚していた。
さらに、前記従来の接着剤塗布装置では、枠体を強制
的に粘着ローラと支持ローラの間に挾み込み通過させる
ので、枠体の変形等を生じる場合があり製品の歩留まり
が悪くなる可能性があった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、
枠体の芯材の表面に所定量の接着剤を塗布することがで
きると共に作業台等の設備を接着剤で汚すことがなく、
枠体を傷めることのない木質パネル製造工程における接
着剤塗布装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために、この発明の木質パネル
製造工程における接着剤塗布装置は、芯材を格子状に組
んだ枠体の少なくとも片面に面材を貼り付けてプレハブ
住宅用の木質パネルを製造するために、前記枠体に面材
を貼り付けるための接着剤を塗布する接着剤塗布装置で
あって、 前記枠体の横方向の芯材に接着剤を塗布する横方向塗
布部と、前記枠体の縦方向の芯材に接着剤を塗布する縦
方向塗布部とからなり、該横方向塗布部と該縦方向塗布
部は、いずれも、前記枠体を載せて移動させると共に接
着剤を塗布する際の作業台となるワークフィーダと、こ
のワークフィーダの両側に該ワークフィーダの移動方向
に沿って設けられた軌道に両端が案内されて該ワークフ
ィーダの上側を移動可能な門形アームと、この門形アー
ムに配置され前記枠体を構成する芯材に接着剤を塗布す
る複数のノズルと、これらノズルの前方に設置され前記
枠体の芯材の有無を確認する芯材検知手段と、この芯材
検知手段からの検知信号に基いて前記ノズルに接着剤を
送る接着剤供給手段とを具備してなり、前記横方向塗布
部のワークフィーダと前記縦方向塗布部のワークフィー
ダは、それぞれのワークフィーダの進行方向を略直交さ
せ且つ一方から他方に前記枠体が受け渡される位置に配
置されていることを特徴とするものである。
[作用] 上記構成によれば、ワークフィーダによって前工程か
ら運ばれた枠体の上側を軌道に案内された門形アームが
移動する際に、このアームに配置されたノズルの前方に
設置された芯材検知手段が芯材を検知し、接着剤供給手
段より所定量の接着剤が安定した状態でノズルに供給さ
れ、ノズルから芯材に接着剤が塗布される。
この際には、ノズルから芯材に接着剤を塗布すること
により、芯材の全面に接着剤を塗布するのではなく、芯
材の側縁に接着剤が付かないように、芯材の長手方向に
沿った中心部位にだけ接着剤を塗布することができる。
次に、芯材検知手段が芯材の端部を過ぎたときに、芯
材が無いことを検知し、接着剤供給手段からの接着剤の
供給が止められる。したがって、接着剤を塗り過ぎて接
着剤が垂れたり、芯材の無い所でノズルから接着剤が出
されたり、芯材の側縁から接着剤が垂れたりして設備や
枠体を接着剤で汚すことなく枠体に接着剤を塗布するこ
とができる。また、前記枠体の横方向の芯材に接着剤を
塗布する横方向塗布部と、前記枠体の縦方向の芯材に接
着剤を塗布する縦方向塗布部とからなり、横方向塗布部
のワークフィーダと前記縦方向塗布部のワークフィーダ
は、それぞれのワークフィーダの進行方向を略直交させ
且つ一方から他方に前記枠体が受け渡される位置に配置
されているので、ノズルの移動をそれぞれ一方向とする
ことができる。よって、芯材に沿ってノズルを縦横に移
動駆動させる場合に必要な、横方向の芯材と縦方向の芯
材の接点の位置を検知する芯材検知手段及び、その検知
信号に基づいてノズルの移動駆動手段を制御する制御手
段等の構成を必要としない。よって、構造を簡素にする
ことができる。
さらに、ワークフィーダ上の枠体にノズルから接着剤
を塗布するので、枠体に強い力がかかるようなことがな
いので、枠体を傷めることなく接着剤を塗布することが
できる。
[実施例] 以下、この発明の木質パネル製造工程における接着剤
塗布装置の一実施例を図面を参照して説明する。
この実施例における接着剤塗布装置10は、第1図に示
すように、枠体3の横方向の芯材2aに接着剤を塗布する
横方向塗布部10aと、枠体3の縦方向の芯材2bに接着剤
を塗布する縦方向塗布部10bとからなっているものであ
る。
これら横方向塗布部10aと縦方向塗布部10bは、ほぼ同
様の構成と成っており、枠体9を載せて移動させると共
に接着剤を塗布する際の作業台となるワークフィーダ1
1、11と、このワークフィーダ11、11の両側に該ワーク
フィーダの進行方向に沿って設けられた軌道12、12…に
両端が案内されて該ワークフィーダ11、11の上側を移動
可能な門形アーム13、13と、この門形アーム13、13に配
置され前記枠体3を構成する芯材2a、2bに接着剤を塗布
する複数のノズル14、14…と、これらノズル14、14…の
前方に設置され前記枠体3の芯材2a、2bの有無を確認す
る芯材検知手段15、15…と、この芯材検知手段15、15…
からの検知信号に基いて前記ノズル14、14…に接着剤を
送る接着剤供給手段20(第4図に概略を図示)とから該
略構成されている。
そして、前記縦方向塗布部10bでは、横方向塗布部10a
において横方向の芯材2aに接着剤を塗布された枠体3
が、横方向塗布部10aのワークフィーダ11から縦方向塗
布部10bのワークフィーダ11上に押し出されて、この枠
体3がほぼそのままの状態で縦方向の芯材2aに接着剤が
塗布されるようにするために、横方向塗布部10aのワー
クフィーダ11の進行方向に対して縦方向塗布部10bのワ
ークフィーダ11の進行方向を垂直にし、かつ縦方向塗布
部10bのワークフィーダ11の上面を横方向塗布部10aのワ
ークフィーダ11の上面より低い位置にして、横方向塗布
部10aのワークフィーダ11の先端に隣接して縦方向塗布
部10bのワークフィーダ11が設置されている。
前記ワークフィーダ11は、設置台11aの両端に互いに
平行な2本のローラ11b、11bが回転自在に両端を軸支さ
れ、これらローラ11b、11bに無端ベルト11cが掛け渡さ
れて、前記ローラ11bがローラ駆動機構(図示略)によ
り回転するようになっているものである。
なお、このワークフィーダ11の構成は図示例に限定さ
れるものではない。
前記軌道12は、ワークフィーダ11の両側縁の近傍に無
端ベルト11cに沿って設けられた架台12a、12a上に無端
ベルト11cに対して平行に設けられている。
前記門形アーム13は、両端の支柱13a、13aが前記軌道
12、12に案内されるようになっており、この支柱13a、1
3aの上端を棒体13bでつないだ構成とされている。そし
て、モーター16aとチェーン16bと歯車16c、16cとからな
るアーム駆動機構16により、軌道12に案内されて前後に
移動するようになっている。
そして、前記横方向塗布部10aにおいては、アーム13
の棒体13bの側面に逆L字形の五つの腕部材13cが取り付
けられ、これら腕部材13cの先端をつないで板状のノズ
ル固定用部材13dが設けられている。このノズル固定用
部材13dが下面に各種の枠体3の芯材2aの配置位置に対
応できるように所定の間隔をあけて五つのノズル14が配
置されている。このノズル14は、後に説明する縦方向塗
布部10bのノズル14と同様の構成となっている。
また、前記縦方向塗布部10bにおいては、縦方向の芯
材2bの配置位置が、各種の枠体3によって、横方向の芯
材2aの配置位置に比較して変化が多いので、前記ノズル
14が、予め各種の枠体3の所定の規格に対応して芯材2b
の配置位置に移動するように、アーム13に沿って移動自
在に配置されている。
なお、この移動式ノズル14の構成は、図示例では縦方
向塗布部10bにのみ適用された構成となっているが、横
方向塗布部10aにおいても適用できることは言うまでも
ない。
すなわち、この縦方向塗布部10bのノズル14は、モー
ター17aの回転をラック・ピニオン機構17により横方向
の動きに変えるようになっており、前記横方向塗布部10
aとほぼ同様に取り付けられノズル固定部材13dに、前記
モーター17aの先端部にモーター17aに一体に取り付けら
れたハウジング17bが固定され、第2図及び第3図に示
すように、このハウジング17b内で、モーター17aの回転
軸17cに接続されたピニオン17dが回転するようになって
おり、このピニオン17dに、一方の端部にノズル14が取
り付けられたラック17eが噛合し、このラック17eは、ハ
ウジング17bの左右の側面に形成された穴17fに支持され
ると共にアーム13に沿って左右に移動するようになって
いる。
そしてノズル14は、ラック17eの端部に設けられたノ
ズル取り付け部17gに上端が軸支されたノズル本体部14a
と、枠体3の接着剤を塗布するノズル先端部14bよりな
っており、ノズル本体部14bを軸支して、ノズル14を回
転自在にしたことにより、ノズル先端部14bの高さを枠
体3の高さに対応させるように調節できるようになって
いる。
そして前記ノズル本体部14aには、接着剤供給手段20
から接着剤を供給するチューブ14cが接続されている。
そして、符号18は、ノズル14が原点にあることを確認
するためのリミットスイッチであり、ノズル14の位置を
決める際に、まず、ラック17eの左端を原点Aまで戻
し、ラック17eが原点にあることを確認するようになっ
ている。
前記芯材検知手段15は、第2図等に示すように、ノズ
ル固定用部材13dまたはラック17eのノズル取り付け部17
gのアーム13の進行方向に対してノズル14より前方の位
置に取り付けられており、スイッチ部15bとレバー部15c
とからなるレバー式リミットスイッチ15aとなってい
る。
このリミットスイッチ15aのレバー部15cは、上端をス
イッチ部15bに回動自在に軸支されると共に第2図右方
に付勢され、かつ下端に回動自在に円形の当接体15dが
軸支されている。
このリミットスイッチ15aは、アーム13が枠体3の上
側を通過する際に、レバー部15cの当接体15dが枠体3に
押されて持ち上げられてレバー部15cの先端が第2図左
方に移動することにより、スイッチ部15がonの状態にな
り、枠体3を通り過ぎて、当接体15dが元の位置に戻る
ことによりoffの状態になるようになっている。
従って、このリミットスイッチ15aは、接着剤供給手
段に接続されてノズル14が芯材2a、2bの上側に来た際に
接着剤を供給し、ノズル14が芯材2a、2bの上側を通り過
ぎた際に接着剤の供給を止めるようになっている 前記、接着剤供給手段20は、第4図に示すように、接
着剤を接着剤タンク20aからチューブ20bを通してノズル
14に供給する接着剤圧送用ポンプ20c(第1図に図示)
と、前記チューブ20bの途中に設けられ、接着剤の供給
を遮断するエアー駆動弁20dと、このエアー駆動弁20dを
駆動する圧空を供給するエアーポンプ20eと、この圧空
の制御をするためにリミットスイッチ15aに接続された
電磁弁20fとから構成されたものである。
なお、符号20gは接着剤圧送用ポンプ20cを駆動するモ
ーターであり、符号20hはエアーポンプ20eを駆動するモ
ーターであり、符号20iはノズル14に供給する接着剤の
量を調節する絞りである。
この実施例の接着剤塗布装置10の使用方法を第1図等
を参照して説明する。
予め、横方向塗布部10aのアーム13が左端に移動さ
れ、5つ設けられたノズル14のうち製造する木質パネル
1の横方向の芯材2aの配置に対応した三つのノズル14だ
けが接着剤を供給するように設定しておく。
次に、前工程の枠体を組む作業台からワークフィーダ
(図示略)により、横方向塗布部10aのワークフィーダ1
1に枠体3が搬送され、このワークフィーダ11が作動
し、所定位置に枠体9が移動されたところで、ワークフ
ィーダ11が停止する。そして、アーム13が第1図右方に
移動を開始する。
次に、リミットスイッチ15aが枠体3に接触し、リミ
ットスイッチ15aがonになると、接着剤供給手段20の電
磁弁20fが開となり、エアーポンプ20eからの圧空がエア
ー駆動弁20dに送られ、エアー駆動弁20dが開となり、接
着剤圧送ポンプ20cから圧送された接着剤がノズル14に
送られる。そして、このノズル14により枠体3の芯材2a
に接着剤が塗布される。
この際に、リミットスイッチ15aがonになってから、
ノズル14から接着剤が出るまでのラグタイムは、リミッ
トスイッチ15aが枠体3に接触してからノズル14が枠体
3の上に来るまでの時間に対応するようにされている。
そして、ノズル14によって、芯材2aの表面に中心線に沿
って一定の幅で接着剤が塗布されるようになっているの
で、芯材2aの側縁から接着剤が垂れて、枠体3の側面や
接着剤塗布装置10を接着剤によって汚すことがないよう
になっている。
次に、アーム13が枠体3の端部まで到達し、リミット
スイッチ15aが枠体3から離れ、リミットスイッチ15aが
offになると、電磁弁20fが閉となり、前記圧空が遮断さ
れ、エアー駆動弁20dが閉となり、ノズル14への接着剤
の供給が遮断される。
次に、アーム13が軌道12の右端に来た所で停止し、ワ
ークフィーダ11が作動し、枠体3は、横方向塗布部10a
から縦方向塗布部10bに送られる。
横方向塗布部10aのワークフィーダ11から押し出され
た枠体3は、横方向塗布部10bのワークフィーダ11の所
定の位置に載せられる。
この縦方向塗布部10bでは、予め枠体の芯材の配置に
合わせて、3つのノズル14の位置を移動する。このノズ
ル14を移動する際には、第3図に示すように、まず、ラ
ック17eを最も左方に移動し、ラック17eの左端をリミッ
トスイッチ18に接触させて、このリミットスイッチ18に
よってラック17eの左端が原点A位置に戻ったことを確
認する。
そして、ラック17eに固定されたノズル14は、モータ
ー17aの回転する回数を決めておくことにより、原点A
から所定の距離の芯材2bに対応した位置まで移動させら
れる。
次に、前述の横方向塗布部10aと同様の方法で縦方向
の芯材2bの塗布を行う。そしてワークフィーダ11を作動
させ、枠体3を次工程に搬送し、枠体3に面板5を貼り
付ける。そして枠体の両面の面板5を貼設する場合に
は、上述の工程を繰り返して行う。
なお、第5図に示す枠体3aのように補強用の芯材2cが
枠体3の端部から端部まで差し渡されておらず、途中に
芯材2cの無い部分がある枠体3aにおいては、芯材2cの無
い部分にリミットスイッチ15aが達した所で、リミット
スイッチ15aがoffとなりノズル14への接着剤の供給が遮
断される。そして、リミットスイッチ15aが再び芯材2c
に接触したところで、リミットスイッチ15aがonとなり
接着剤が塗布される。したがって、芯材2cの無い部分で
接着剤が出てしまうことがないようになっている。
以上、説明したように、この実施例の接着剤塗布装置
10においては、接着剤供給手段20からノズル14に接着剤
を供給しているので、簡単に接着剤の供給量を適正な量
に調節し、一定の接着剤量で塗布することができる。
従って、枠体3と面板5の接着強度が安定化するの
で、木質パネル1の品質を安定化することができると共
に接着剤を余計に使用することがないのでコストを低減
することができる。また、接着剤を塗り過ぎて芯材2a、
2bから接着剤が垂れるようなことがない。
そして、ノズル14により接着剤を塗布することによ
り、芯材2a、2bの側縁に接着剤が塗布されないように一
定の幅で接着剤を塗布することができるので芯材2a、2b
の側縁から接着剤が垂れるようなことがない。
さらに、芯材検出手段15であるリミットスイッチ15a
によって自動的に芯材2a、2bのあることを確認して、接
着剤供給装置20によってノズル14に接着剤が供給される
ので、この実施例の接着剤塗布装置10を容易に無人化す
ることができると共に芯材2a、2bのないところで、ノズ
ル14から接着剤が出ることがない。
また、接着剤塗布装置10は、枠体3の横方向の芯材2a
に接着剤を塗布する横方向塗布部10aと枠体3の縦方向
の芯材2bに接着剤を塗布する縦方向塗布部10bとからな
り、横方向塗布部10aのワークフィーダ11と縦方向塗布
部10bのワークフィーダ11は、それぞれのワークフィー
ダ11、11の進行方向を直交させ且つ横方向塗布部10a側
から縦方向塗布部10b側に枠体3が受け渡される位置に
配置されているので、枠体3は、横方向塗布部10aでの
横方向の芯材2aへの接着剤の塗布の後、縦方向塗布部10
bに移送され、縦方向の芯材2bに接着剤が塗布される。
よって、接着剤塗布装置10は、横方向の芯材2aと縦方向
の芯材2bの双方への接着剤の塗布の無人化を図ることで
きる。また、ノズル14の移動をそれぞれ一方向とするこ
とができる。よって、ノズル14を枠体3の芯材2a、2bに
沿って縦横に移動させる移動駆動手段を設ける場合に比
して、その構造を簡素にすることができる。即ち、ノズ
ル14を移動駆動する場合には、その移動駆動手段に加え
て、芯材2a、2bの両端の位置だけで無く、横方向の芯材
2aと縦方向の芯材2bの接点の位置をも検知する芯材検知
手段と、その検知信号に基づいてノズル14の移動駆動手
段を制御する制御手段を必要するが、本発明では、その
ような制御手段を必要とせず、芯材検知手段15も、芯材
2a、2bの両端を検知する単純なリミットスイッチ15aで
よい。従って、製造の簡便化及び製造コストの低減を図
ることができる。
以上のことから、接着剤によって、枠体3の側面や接
着剤塗布装置10が汚れることがなくなるので、こびりつ
いた接着剤をはがすような手間をかけることなく、設備
を清浄な状態に保つことができる。
さらに、この実施例の接着剤塗布装置10によれば前記
従来の接着剤塗布装置10のようにローラとローラの間を
強制的に通過させるようなことがなく、ノズル14から接
着剤を塗布するので、枠体3を傷めるようなことがな
い。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、この発明の木質パネルの
製造工程における接着剤塗布装置によれば、枠体を載せ
て移動させると共に接着剤を塗布する際の作業台となる
ワークフィーダと、このワークフィーダの両側に該ワー
クフィーダの進行方向に沿って設けられた軌道に両端が
案内されて該ワークフィーダの上側を移動する門形アー
ムと、この門形アームに配置され前記枠体を構成する芯
材に接着剤を塗布する複数のノズルと、これらノズルの
前方に設置され前記枠体の芯材の有無を確認する芯材検
知手段と、この芯材検知手段からの検知信号に基いて前
記ノズルに接着剤を送る接着剤供給手段とを具備してい
るので、枠体に面板を貼設するために適正な量の接着剤
を安定してノズルに供給して枠体に塗布することができ
る。
従って、枠体と面板の接着強度が安定し、木質パネル
の品質を安定することができる。また、接着剤を塗りす
ぎることにより、余計な接着剤を消費することがないの
で、コストを削減することができる。
また、ノズルを使用することにより、芯材の側縁部に
塗布することなく一定の幅で接着剤を塗布することがで
きる。
また、芯材検知手段により、芯材の有る部分にだけ自
動的に接着剤を塗布することができるので、設備を容易
に無人化することができる。
以上のことから、接着剤の塗り過ぎ、芯材の側縁部に
接着剤を塗布すること及び芯材の無い部分に接着剤を塗
布することがないので、接着剤に芯材の表面から垂れ
て、枠体の側面や設備を汚すことがない。
さらに、接着剤を枠体に塗布する際に、枠体に強い力
がかかるようなことがないので、枠体を傷めるようなこ
とがない。また、芯材に沿ってノズルを縦横に移動駆動
させる場合に必要な、横方向の芯材と縦方向の芯材の接
点の位置を検知する芯材検知手段及び、その検知信号に
基づいてノズルの移動駆動手段を制御する制御手段等の
構成を必要としない。よって、構造を簡素にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明の一実施例を示す図面で
あって、第1図は、木質パネル製造工程における接着剤
塗布装置の斜視図、第2図はラック・ピニオン機構に取
り付けられたノズルと芯材検知手段の側面図、第3図は
ラック・ピニオン機構に取り付けられたノズルと芯材検
知手段の正面図、第4図は接着剤供給手段の概略図、第
5図は、枠体の斜視図、第6図は木質パネルの一部を切
欠した斜視図。 1……木質パネル、2……芯材、 2a……芯材、2b……芯材、 3……枠体、3a……枠体、 5……面板、11……ワークフィーダ 12……軌道、13……アーム 14……ノズル、15……芯材検知手段 20……接着剤供給手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯材を格子状に組んだ枠体の少なくとも片
    面に面材を貼り付けてプレハブ住宅用の木質パネルを製
    造するために、前記枠体に面材を貼り付けるための接着
    剤を塗布する接着剤塗布装置であって、 前記枠体の横方向の芯材に接着剤を塗布する横方向塗布
    部と、前記枠体の縦方向の芯材に接着剤を塗布する縦方
    向塗布部とからなり、 該横方向塗布部と該縦方向塗布部は、いずれも、前記枠
    体を載せて移動させると共に接着剤を塗布する際の作業
    台となるワークフィーダと、このワークフィーダの両側
    に該ワークフィーダの進行方向に沿って設けられた軌道
    に両端が案内されて該ワークフィーダの上側を移動可能
    な門形アームと、この門形アームに配置され前記枠体を
    構成する芯材に接着剤を塗布する複数のノズルと、これ
    らノズルの前方に設置され前記枠体の芯材の有無を確認
    する芯材検知手段と、この芯材検知手段からの信号に基
    いて前記ノズルに接着剤を送る接着剤供給手段とを具備
    してなり、 前記横方向塗布部のワークフィーダと前記縦方向塗布部
    のワークフィーダは、それぞれのワークフィーダの進行
    方向を略直交させ且つ一方から他方に前記枠体が受け渡
    される位置に配置されていることを特徴とする木質パネ
    ル製造工程における接着剤塗布装置。
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