JP2514737B2 - 木質パネル製造用接着剤塗布装置 - Google Patents

木質パネル製造用接着剤塗布装置

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JP2514737B2
JP2514737B2 JP2070285A JP7028590A JP2514737B2 JP 2514737 B2 JP2514737 B2 JP 2514737B2 JP 2070285 A JP2070285 A JP 2070285A JP 7028590 A JP7028590 A JP 7028590A JP 2514737 B2 JP2514737 B2 JP 2514737B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プレハブ住宅用の木質パネルを製造するに
際し、芯材を格子状に組んだ枠体に面材を貼設するため
の接着剤を塗布する木質パネル製造用接着剤塗布装置に
関する。
[従来の技術] 一般に、木質系のプレハブ住宅等にあっては、壁や床
あるいは屋根等を、合板等によってパネル化したいわゆ
る木質パネルによって施工する手段が実施されている。
このようなプレハブ住宅の施工に適用される木質パネ
ル1は、たとえば第6図に示すような構造である。すな
わち、四角枠状に組まれた芯材2、2…と、その内部に
格子状に組まれた補強用の芯材2、2とから枠体3(ワ
ーク)が構成され、前記芯材2、2…に囲まれた内部に
グラスウール等の断熱材4を充填すると共に前記枠体3
の表裏両面に、それぞれの合板からなる面材5、5を貼
設したものである。
従来、前記枠体3に面材5を貼り付けるための接着剤
を塗布する方法としては、たとえば、接着剤を供給する
ホッパーと、このホッパーによって接着剤を外周の全面
に付けられて前記枠体3にこの接着剤を塗布する粘着ロ
ーラと、この粘着ローラの下方から枠体3を押さえ付け
る支持ローラとからなる接着剤塗布装置を用いて、前記
粘着ローラと支持ローラの間に枠体3を挾み込み、粘着
ローラを回転することにより、枠体3を前記粘着ローラ
と支持ローラの間を通して押し出すと共に枠体3の表面
に接着剤を塗布する方法があった。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前記従来の接着剤塗布装置を用いる接着剤
塗布方法では、枠体の幅より長い粘着ローラの外周の全
面に接着剤が付けられ、この粘着ローラに枠体を押し付
けて粘着ローラを回転させることにより、接着剤を枠体
の表面に塗布するので、枠体へ塗布する接着剤の量を調
節したり、毎回安定して一定の量の接着剤を塗布するこ
とが困難であった。したがって、接着剤を塗り過ぎてし
まう場合がありコストアップの要因となっていた。
そして、前述の接着剤塗布装置を用いる接着剤塗布方
法では、芯材の表面の全面に接着剤が塗布されるので、
芯材の側縁の部分にも接着剤が塗布されることになり、
側縁に塗布された接着剤が側縁から垂れてしまうことが
多かった。このために枠体の側面を汚すと共にさらに下
まで垂れて支持ローラや作業台を汚していた。
さらに、前記従来の接着剤塗布装置を用いる接着剤塗
布方法では、枠体を強制的に粘着ローラと支持ローラの
間に挾み込み通過させるので、枠体の変形等を生じる場
合があり、製品の歩留まりが悪くなる可能性があった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、
枠体の芯材の表面に所定量の接着剤を塗布することがで
きると共に作業台等の設備を接着剤で汚すことがなく、
枠体を傷めることのない木質パネル製造工程における接
着剤塗布装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために、この発明の木質パネル
製造工程用接着剤塗布装置は、芯材を格子状に組んだ枠
体の上面に芯材の長手方向に沿って移動可能な接着剤塗
布ノズルを用いて接着剤を塗布する接着剤塗布装置であ
って、枠体の横方向の芯材に接着剤を塗布する横方向塗
布部と枠体の縦方向の芯材に接着剤を塗布する縦方向塗
布部とから成り、これらの横方向塗布部と縦方向塗布部
とのそれぞれが、枠体を載せて移動させると共に接着剤
を塗布する際の作業台となるワークフィーダーと、この
ワークフィーダーの両側に該ワークフィーダーの進行方
向に沿って設けられた軌道に両端が案内されて該ワーク
フィーダーの上側を移動可能な門形アームと、この門形
アームに取り付けられ前記枠体を構成する芯材に接着剤
を塗布する複数のノズルと、前記アームの進行方向に対
してノズルより前方の位置に取り付けられ前記枠体の芯
材の有無を確認するレバー式リミットスイッチと、この
レバー式リミットスイッチからの検知信号に基いて前記
ノズルに接着材を送る接着剤供給手段とから構成されて
いることを特徴とする木質パネル製造用接着剤塗布装
置。
[作用] 上記構成によれば、接着剤塗布ノズルが前進する際
に、このノズルの前方に設けられた芯材検知手段である
リミットスイッチが芯材を検知し、接着剤供給手段から
所定量の接着剤が前記芯材検知手段の後方に配置された
ノズルに供給され、ノズルから芯材に一定量の接着剤が
塗布される。
この際には、ノズルから芯材に接着剤を塗布すること
により、芯材の全面に接着剤を塗布するのではなく、芯
材の側縁に接着剤が付かないように、芯材の長手方向に
沿った中心部位にだけ接着剤を塗布することができる。
次に、芯材検知手段が芯材の端部を過ぎたときに、芯
材が無いことを検知し、接着剤供給手段からの接着剤の
供給が止められる。したがって、接着剤を塗りすぎて接
着剤が垂れたり、芯材の無い所でノズルから接着剤が出
されたり、芯材の側縁から接着剤が垂れたりして設備や
枠体を接着剤で汚すことなく枠体に接着剤を塗布するこ
とができる。
さらに、ワークフィーダ上の枠体にノズルから接着剤
を塗布するので、枠体に強い力がかかるようなことがな
いので、枠体を傷めることなく接着剤を塗布することが
できる。
[実施例] 以下、この発明の装置の実施例について説明する。ま
ず、この発明の接着剤塗布装置の好適な1例について図
面を参照して説明する。
第1図に示すように、この接着剤塗布装置10は、枠体
3の横方向の芯材2aに接着剤を塗布する横方向塗布部10
aと、枠体3の縦方向の芯材2bに接着剤を塗布する縦方
向塗布部10bとからなっているものである。
これら横方向塗布部10aと縦方向塗布部10bは、ほぼ同
様の構成と成っており、枠体3を載せて移動させると共
に接着剤を塗布する際の作業台となるワークフィーダ1
1、11と、このワークフィーダ11、11の両側に該ワーク
フィーダの進行方向に沿って設けられた軌道12、12…に
両端が案内されて該ワークフィーダ11、11の上側を移動
可能な門形アーム13、13と、この門形アーム13、13に配
置され前記枠体3を構成する芯材2a、2bに接着剤を塗布
する複数のノズル14、14…と、これらノズル14、14…の
前方に設置され前記枠体3の芯材2a、2bの有無を確認す
る芯材検知手段15、15…と、この芯材検知手段15、15…
からの検知信号に基いて前記ノズル14、14…に接着剤を
送る接着剤供給手段20(第4図に概略を図示)とから該
略構成されている。
そして、前記縦方向塗布部10bでは、横方向塗布部10a
において横方向の芯材2aに接着剤を塗布された枠体3
が、横方向塗布部10aのワークフィーダ11から縦方向塗
布部10bのワークフィーダ11上に押し出されて、この枠
体3がほぼそのままの状態で縦方向の芯材2bに接着剤が
塗布されるようにするために、横方向塗布部10aのワー
クフィーダ11の進行方向に対して縦方向塗布部10bのワ
ークフィーダ11の進行方向を垂直にし、かつ縦方向塗布
部10bのワークフィーダ11の上面を横方向塗布部10aのワ
ークフィーダ11の上面より低い位置にして、横方向塗布
部10aのワークフィーダ11の先端に隣接して縦方向塗布
部10bのワークフィーダ11が設置されている。
前記ワークフィーダ11は、設置台11aの両端に互いに
平行な2本のローラ11b、11bが回転自在に両端を軸支さ
れ、これらローラ11b、11bに無端ベルト11cが掛け渡さ
れて、前記ローラ11bがローラ駆動機構(図示略)によ
り回転するようになっているものである。
なお、このワークフィーダの構成は、図示例に限定さ
れるものではない。
前記軌道12は、ワークフィーダ11の両側縁の近傍に無
端ベルト11cに沿って設けられた架台12a、12a上に無端
ベルト11cに対して平行に設けられている。
前記門形アーム13は、両端の支柱13a、13aが前記軌道
12、12に案内されるようになっており、この支柱13a、1
3aの上端を棒体13bでつないだ構成とされている。そし
て、モーター16aとチェーン16bと歯車16c、16cとからな
るアーム駆動機構16により、軌道12に案内されて前後に
移動するようになっている。
そして、前記横方向塗布部10aにおいては、アーム13
の棒体13bの側面に逆L字形の五つの腕部材13cが取り付
けられ、これら腕部材13cの先端をつないで板状のノズ
ル固定用部材13dが設けられている。このノズル固定用
部材13dの下面に各種の枠体3の芯材2aの配置位置に対
応できるように所定の間隔をあけて五つのノズル14が配
置されている。この横方向塗装部10aのノズル14は、後
に説明する縦方向塗布部10bのノズル14と同様の構成と
なっている。
また、前記縦方向塗布部10bにおいては、縦方向の芯
材2bの配置位置が、各種の枠体3によって、横方向の芯
材2aの配置位置に比較して変化が多いので、前記ノズル
14が、予め各種の枠体3の所定の規格に対応して芯材2b
の配置位置に移動するように、アーム13に沿って移動自
在に配置されている。
なお、この移動式ノズル14の構成は、図示例では、縦
方向塗布部10bにのみ適用された構成となっているが、
横方向塗布部10aにおいても適用できることは、言うま
でもない。
すなわち、この縦方向塗布部10bのノズル14は、モー
ター17aの回転をラック・ピニオン機構17により横方向
の動きに変えるようになっており、前記横方向塗布部10
aとほぼ同様に取り付けられノズル固定部材13dに、前記
モーター17aの先端部にモーター17aに一体に取り付けら
れたハウジング17bが固定され、第2図及び第3図に示
すように、このハウジング17b内で、モーター17aの回転
軸17cに接続されたピニオン17dが回転するようになって
おり、このピニオン17dに、一方の端部にノズル14が取
り付けられたラック17eが噛合し、このラック17eは、ハ
ウジング17bの左右の側面に形成された穴17fに支持され
ると共にアーム13に沿って左右に移動するようになって
いる。
そしてノズル14は、ラック17eの端部に設けられたノ
ズル取り付け部17gに上端が軸支されたノズル本体部14a
と、枠体3の接着剤を塗布するノズル先端部14bよりな
っており、ノズル本体部14bを軸支して、ノズル14を回
転自在にしたことにより、ノズル先端部14bの高さを枠
体3の高さに対応させるように調節できるようになって
いる。
そして前記ノズル本体部14aには、接着剤供給手段20
から接着剤を供給するチューブ14cが接続されている。
そして、符号18は、ノズル14が原点にあることを確認
するためのリミットスイッチであり、ノズル14の位置を
決める際に、まず、ラック17eの左端を原点Aまで戻
し、ラック17eが原点にあることを確認するようになっ
ている。
前記芯材検知手段15は、第2図等に示すように、ノズ
ル固定用部材13dまたはラック17eのノズル取り付け部17
gのアーム13の進行方向に対してノズル14より前方の位
置に取り付けられており、スイッチ部15bとレバー部15c
とからなるレバー式リミットスイッチ15aとなってい
る。
このリミットスイッチ15aのレバー部15cは、上端をス
イッチ部15bに回動自在に軸支されると共に第2図右方
に付勢され、かつ下端に回動自在に円形の当接体15dが
軸支されている。
このリミットスイッチ15aは、アーム13が枠体3の上
側を通過する際に、レバー部15cの当接体15dが枠体3に
押されて持ち上げられてレバー部15cの先端が第2図左
方に移動することにより、スイッチ部15bがonの状態に
なり、枠体3を通り過ぎて、当接体15dが元の位置に戻
ることによりoffの状態になるようになっている。
従って、このリミットスイッチ15aは、接着剤供給手
段に接続されてノズル14が芯材2a、2bの上側に来た際に
接着剤を供給し、ノズル14が芯材2a、2bの上側を通り過
ぎた際に接着剤の供給を止めるようになっている 前記、接着剤供給手段20は、第4図に示すように、接
着剤を接着剤タンク20aからチューブ20bを通してノズル
14に供給する接着剤圧送用ポンプ20c(第1図に図示)
と、前記チューブ20bの途中に設けられ、接着剤の供給
を遮断するエアー駆動弁20dと、このエアー駆動弁20dを
駆動する圧送を供給するエアーポンプ20eと、この圧空
の制御をするためにリミットスイッチ15aに接続された
電磁弁20fとから構成されたものである。
なお、符号20gは接着剤圧送用ポンプ20cを駆動するモ
ーターであり、符号20hはエアーポンプ20eを駆動するモ
ーターであり、符号20iはノズル14に供給する接着剤の
量を調節する絞りである。
次に、前記構成の装置を用いた接着剤塗布の方法の一
実施例を図面を参照して説明する。
この実施例の木質パネル製造工程における接着剤塗布
方法の概略は、前記ノズル14の前方に芯材検知手段15を
設けておき、前記枠体3をワークフィーダ11に載せた後
ノズル14を前進させ、芯材検知手段15からの検知信号に
基づき接着剤を前記ノズル14に供給し、このノズル14が
移動すると共に前記芯材に接着剤を塗布するものであ
る。
前記枠体3に接着剤を塗布するには、予め、横方向塗
布部10aのアーム13が左端に移動され、5つ設けられた
ノズル14のうち製造する木質パネル1の横方向の芯材2a
の配置に対応した三つのノズル14だけが接着剤を供給す
るように設定しておく。
次に、前工程の枠体を組む作業台からワークフィーダ
(図示略)により枠体3が搬送されて横方向塗布部10a
のワークフィーダ11に載せられ、このワークフィーダ11
が作動し、所定位置に枠体3が移動されたところで、ワ
ークフィーダ11が停止する。そして、アーム13が第1図
右方に移動することによりノズル14を前進させる。
次に、芯材検知手段15であるリミットスイッチ15aが
枠体3に接触し、リミットスイッチ15aがonになると、
接着剤供給手段20の電磁弁20fが開となり、エアーポン
プ20eからの圧送がエアー駆動弁20dに送られ、エアー駆
動弁20dが開となり、接着剤圧送ポンプ20cから圧送され
た接着剤がノズル14に送られる。そして、このノズル14
により枠体3の芯材2aに接着剤が塗布される。
この際に、リミットスイッチ15aがonになってから、
ノズル14から接着剤が出るまでのラグタイムは、リミッ
トスイッチ15aが枠体3に接触してからノズル14が枠体
3の上に来るまでの時間に対応するようにされている。
そして、ノズル14によって、芯材2aの表面に中心線に沿
って一定の幅で接着剤が塗布されるようになっているの
で、芯材2aの側縁から接着剤が垂れて、枠体3の側面や
接着剤塗布装置10を接着剤によって汚すことがないよう
になっている。
次に、アーム13が枠体3の端部まで到達し、リミット
スイッチ15aが枠体3から離れ、リミットスイッチ15aが
offになると、電磁弁20fが閉となり、前記圧空が遮断さ
れ、エアー駆動弁20dが閉となり、ノズル14への接着剤
の供給が遮断される。
次に、アーム13が軌道12の右端に来た所で停止し、ワ
ークフィーダ11が作動し、枠体3は、横方向塗布部10a
から縦方向塗布部10bに送られる。
横方向塗布部10aのワークフィーダ11から押し出され
た枠体3は、横方向塗布部10bのワークフィーダ11の所
定の位置に載せられる。
この縦方向塗布部10bでは、予め枠体の芯材の配置に
合わせて、3つのノズル14の位置を移動する。このノズ
ル14を移動する際には、第3図に示すように、まず、ラ
ック17eを最も左方に移動し、ラック17eの左端をリミッ
トスイッチ18に接触させて、このリミットスイッチ18に
よってラック17eの左端が原点A位置に戻ったことを確
認する。
そして、ラック17eに固定されたノズル14は、モータ
ー17aの回転する回数を決めておくことにより、原点A
から所定の距離の芯材2bに対応した位置まで移動させら
れる。
次に、前述の横方向塗布部10aと同様の方法で縦方向
の芯材2bの塗布を行う。そしてワークフィーダ11を作動
させ、枠体3を次工程に搬送し、枠体3に面板5を貼り
付ける。そして枠体3の両面の面材5を貼設する場合に
は、上述の工程を繰り返し行う。
なお、第5図に示す枠体3aのように補強用の芯材2cが
枠体3の端部から端部まで差し渡されておらず、途中に
芯材2cの無い部分がある枠体3aにおいては、芯材2cの無
い部分にリミットスイッチ15aが達した所で、リミット
スイッチ15aがoffとなりノズル14への接着剤の供給が遮
断される。そして、リミットスイッチ15aが再び芯材2c
に接触したところで、リミットスイッチ15aがonとなり
接着剤が塗布される。したがって、芯材2cの無い部分で
接着剤が出てしまうことがないようになっている。
以上、説明したように、この実施例の接着剤塗布方法
においては、接着剤供給手段20からノズル14に接着剤を
供給しているので、簡単に接着剤の供給量を適正な量に
調節し、一定の接着剤量で塗布することができる。
従って、枠体3と面材5の接着強度が安定化するの
で、木質パネル1の品質を安定化することができると共
に接着剤を余計に使用することがないのでコストを低減
することができる。また、接着剤を塗り過ぎて芯材2a、
2bから接着剤が垂れるようなことがない。
そして、ノズル14により接着剤を塗布することによ
り、芯材2a、2bの側縁に接着剤が塗布されないように一
定の幅で接着剤を塗布することができるので芯材2a、2b
の側縁から接着剤が垂れるようなことがない。
さらに、芯材検知手段15であるリミットスイッチ15a
によって自動的に芯材2a、2bのあることを確認して、接
着剤供給装置20によってノズル14に接着剤が供給される
ので、この実施例の接着剤塗布装置10を容易に無人化す
ることができると共に芯材2a、2bのないところで、ノズ
ル14から接着剤が出ることがない。
以上のことから、接着剤によって、枠体3の側面や接
着剤塗布装置10が汚れることがなくなるので、こびりつ
いた接着剤をはがすような手間をかけることなく、設備
を清浄な状態に保つことができる。
さらに、この実施例の接着剤塗布方法によれば前記従
来の接着剤塗布装置10のようにローラとローラの間を強
制的に通過させるようなことがなく、ノズル14から接着
剤を塗布するので、枠体3を傷めるようなことがない。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、この発明の木質パネル製
造用接着剤塗布装置によれば、ノズルの前方に芯材検知
手段を設けておき、枠体をワークフィーダに載せた後ノ
ズルを前進させ、芯材検知手段からの検知信号に基づき
接着剤を前記ノズルに供給し、このノズルが移動すると
共に前記芯材に接着剤を塗布するので、接着剤を安定し
てノズルに供給して枠体に塗布することができる。
従って、枠体と面材の接着強度が安定し、木質パネル
の品質を安定することができる。また、接着剤を塗りす
ぎることにより、余計な接着剤を消費することがないの
で、コストを削減することができる。
また、ノズルを使用することにより、芯材の側縁部に
塗布することなく一定の幅で接着剤を塗布することがで
きる。
また、芯材検知手段により、芯材の有る部分にだけ自
動的に接着剤を塗布することができるので、設備を容易
に無人化することができる。
以上のことから、接着剤の塗り過ぎ、芯材の側縁部に
接着剤を塗布すること及び芯材の無い部分に接着剤を塗
布することがないので、接着剤に芯材の表面から垂れ
て、枠体の側面や設備を汚すことがない。
さらに、芯材検知手段であり、ノズルより前方の位置
に取り付けられているレバー式リミットスイッチが芯材
にまず接触してそのレバーが待ち上げられない限り接着
剤は芯材に塗布されることがないので、接着剤の塗布を
確実にし得て接着剤の無用な塗布を完全に防止できる。
また、レバー式リミットスイッチは小形であるので、
各ノズルに近接して取り付けることが可能であり、芯材
の有無を多数点で同時に確認することができる。従っ
て、多数のノズルを使用して接着剤の塗布が容易であ
る。
さらに、横方向塗布部と縦方向塗布部とはそれぞれ
が、ワークフィダー、門形アーム、ノズル、レバー式リ
ミットスイッチ及び接着剤供給手段を有している。従っ
て、これらの横方向塗布部と縦方向塗布部とを位置に異
にして設ければ、横方向塗布部と縦方向塗布部とで多数
のレバー式リミットスイッチで芯材の有無を確認しなが
ら、横方向塗布部において、一の枠体の横方向の芯材の
上面に接着剤を塗布し、同時に、縦方向塗布部において
も、横方向塗布部から送られた、他の枠体の縦方向の芯
材の上面に接着剤を塗布することが可能である。即ち、
この発明の塗布装置を用いれば、一台の塗布装置でもっ
て、接着作業を流れ作業式に行うことができ、接着作業
の効率に優れている。
さらに、接着剤を枠体に塗布する際に、枠体に強い力
がかかるようなことがないので、枠体を傷めるようなこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明の一実施例を示す図面で
あって、第1図は、木質パネル製造用接着剤塗布装置の
斜視図、第2図はラック・ピニオン機構に取り付けられ
たノズルと芯材検知手段の側面図、第3図はラック・ピ
ニオン機構に取り付けられたノズルと芯材検知手段の正
面図、第4図は接着剤供給手段の概略図、第5図は、枠
体の斜視図、第6図は木質パネルの一部を切欠した斜視
図。 1……木質パネル、2……芯材、 2a……芯材、2b……芯材、 3……枠体、3a……枠体、 5……面材、11……ワークフィーダ 12……軌道、13……アーム 14……ノズル、15……芯材検知手段 20……接着剤供給手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯材を格子状に組んだ枠体の上面に芯材の
    長手方向に沿って移動可能な接着剤塗布ノズルを用いて
    接着剤を塗布する接着剤塗布装置であって、枠体の横方
    向の芯材に接着剤を塗布する横方向塗布部と枠体の縦方
    向の芯材に接着剤を塗布する縦方向塗布部とから成り、
    これらの横方向塗布部と縦方向塗布部とのそれぞれが、 枠体を載せて移動させると共に接着剤を塗布する際の作
    業台となるワークフィーダーと、 このワークフィーダーの両側に該ワークフィーダーの進
    行方向に沿って設けられた軌道に両端が案内されて該ワ
    ークフィーダーの上側を移動可能な門形アームと、 この門形アームに取り付けられ前記枠体を構成する芯材
    に接着剤を塗布する複数のノズルと、 前記アームの進行方向に対してノズルより前方の位置に
    取り付けられ前記枠体の芯材の有無を確認するレバー式
    リミットスイッチと、 このレバー式リミットスイッチからの検知信号に基いて
    前記ノズルに接着材を送る接着剤供給手段と から構成されていることを特徴とする木質パネル製造用
    接着剤塗布装置。
JP2070285A 1990-03-20 1990-03-20 木質パネル製造用接着剤塗布装置 Expired - Lifetime JP2514737B2 (ja)

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