JPWO2009075030A1 - プラスチックフィルムの剥離装置 - Google Patents

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Abstract

本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置は、基台ベッド2と、基台ベッド2の案内面に沿って往復動可能であって先端に剥離ブレード9を設けた可動剥離ユニット5と、可動剥離ユニット5を往復駆動させるための駆動装置と、台紙フィルム10上に貼着されかつ所定の大きさにプリカットされたカバーレイフィルム11を吸着保持する吸着保持装置35と、基台ベッド2の側に設置された第1のクランプ装置45と、可動剥離ユニット5の側に設置された第2のクランプ装置50とを備える。本発明によれば、剥離ブレード9がカバーレイフィルム11を鋭角の剥離角度で台紙フィルム10から引きはがすようにしたから、小さい剥離力でカバーレイフィルム11を全幅にわたって一様な力で円滑に引き剥がすことができると共に製造工程を自動化することができる。

Description

本発明はプラスチックフィルムの剥離装置に関し、特に長尺状の台紙フィルムの一面に貼着され、かつ所定の大きさにプリカットされたカバーレイフィルムや補強フィルムを小さい剥離力で台紙フィルムから剥離できるようにしたプラスチックフィルムの剥離装置に関する。
一般にフレキシブル配線基板は薄いポリイミドフィルムやポリエステルフィルムをベースフィルムとして作られ、その表面に電子回路を構成する銅箔が貼着されている。また、電子回路には電子部品が直接実装され、さらに電子回路は回路を保護するためのカバーレイフィルムで覆われている。
このようなフレキシブル配線基板は薄くて柔らかく自由に曲げることができるのが特徴であるが、その上に部品を搭載したり、コネクタに接続する場合にはある程度の厚さと堅さが必要な場合がある。
そこでベースフィルムの一部の領域の剛性を確保するために所定の形状と大きさを有する補強板をベースフィルムに対して貼着することが行われている。
上述したフレキシブル配線基板を製造する工程において、ベースフィルム上の被覆すべき電子回路の上にカバーレイフィルムを正しく位置合せして貼着するには、通常、長尺状の台紙フィルムからプリカットされたカバーレイフィルムを手作業で剥離し、位置決めピンを使って正確な位置合わせを行なった上でベースフィルムの電子回路の上に貼着していた。
また、補強フィルムについても同様であって、台紙フィルムから補強フィルムを手作業で剥離し、ベースフィルムの補強を要する領域に補強フィルムを貼着していた。
このように手作業でカバーレイフィルムや補強フィルムを貼着することはフレキシブル配線基板の製造を自動化する上で大きな障害となっていた。
また、台紙フィルムからカバーレイフィルムを剥離するときに、カバーレイフィルムを台紙フィルムの面に対して垂直に引き上げようとすると、大きな剥離力を必要としていた。
そこで、本発明の目的は、上述した従来技術が有する問題点を解消し、小さな剥離力でカバーレイフィルム、補強フィルムなどのプラスチックフィルムを台紙フィルム10から剥離できるようにすると共にフレキシブル配線基板の製造を自動化できるようにしたプラスチックフィルムの剥離装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置は、ほぼ水平な案内面を有する固定した基台ベッドと、この基台ベッドの前記案内面に沿ってリニアガイドを介して所定のストロークの間を前後に往復動可能であって先端に剥離ブレードを設けた可動剥離ユニットと、この可動剥離ユニットを前後に往復駆動させるための駆動装置と、台紙フィルム上に貼着されかつ所定の大きさにプリカットされたプラスチックフィルムを吸着保持するプラスチックフィルムの吸着保持装置と、前記基台ベッドの側に設置され前記台紙フィルムを挟持可能な第1のクランプ装置と、前記可動剥離ユニットの側に設置され前記台紙フィルムを挟持可能な第2のクランプ装置とを備えたことを特徴とするものである。
本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記プラスチックフィルムはカバーレイフィルムであってもよいし、補強フィルムであってもよい。
本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記リニアガイドは、前記可動剥離ユニットの側に装備され、多数のボールを無端状にハウジング内に転動可能に収容したリテーナを含んでいることが好ましい。
本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記剥離ブレードは、台紙フィルムの走行方向に対して直交する方向に延在する直線状のバーであることが好ましい。
本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記剥離ブレードは、その先端が所定の半径を有する円柱面の一部によって形成されていることが好ましい。
本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記駆動装置は、サーボモータと、このサーボモータによって回転駆動されるボールスクリューと、このボールスクリューと螺合し前記可動剥離ユニットに取り付けられたナットとから構成されていることが好ましい。
本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記吸着保持装置は昇降手段によって上下方向に昇降可能な吸着テーブルを備えていることが好ましい。
本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記第1および第2のクランプ装置のそれぞれは、前記台紙フィルムの全幅にわたって延在した固定クランプバーと、この固定クランプバーとの間に台紙フィルムを挟み込むようにして前記固定クランプバーと対峙し、クランプ位置とアンクランプ位置との間を動かされる可動クランプバーとから構成されていることが好ましい。
本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記長尺状の台紙フィルムの一方の面に貼着されあらかじめプリカットされたプラスチックフィルムは、巻き戻しリールから巻き戻され、前記可動剥離ユニットの剥離ブレードの上を通過して巻き取りリールによって巻き取られるように構成されていることが好ましい。
本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置によれば、可動剥離ユニットの剥離ブレードが台紙フィルムに貼着されているプラスチックフィルムを、台紙フィルムに対して鋭角の剥離角度で台紙フィルムから引きはがすようにしたから、小さい剥離力でプラスチックフィルムを全幅にわたって一様な力で円滑に引き剥がすことができると共に製造工程を自動化することができる。
本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置の一実施形態を示した正面図である。 同プラスチックフィルムの剥離装置の左側面図である。 台紙フィルムの上にカバーレイフィルムが貼着された状態を示した斜視図である。 台紙フィルムの上に貼着されたカバーレイフィルムがプリカットされている状態を示した斜視図である。 同プラスチックフィルムの剥離装置の平面図である。 同プラスチックフィルムの剥離装置の右側面図である。 カバーレイフィルムの吸着保持装置を示した正面図である。 吸着テーブルを示した平面図である。 剥離ブレードを示した横断面図である。 クランプ装置を示した斜視図である。 可動剥離ユニットの最後退位置と最前進位置を模式的に示した説明図である。
以下、本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置の実施形態を図面を参照して説明する。
この実施形態は本発明をカバーレイフィルムに対して適用した例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく補強フィルムに対しても適用可能である。
図1は、本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置の一実施形態の正面図を示している。また、図2は、同プラスチックフィルムの剥離装置の左側面図を示している。
図1において、符号1は床面に設置された基台ベッドを示し、この基台ベッド1の上面には架台2が水平に設置され、その上に平行な二本の直線状のガイドレール3,3(図2参照)が適当な間隔をあけてほぼ水平に架設されている。また、架台2の上には、その上を剥離加工すべきプラスチックフィルムが通過する搬送テーブル4(図2参照。)が設置されている。このガイドレール3,3の上には可動剥離ユニット5がレールに沿って図の左右方向へ滑動可能に載置されている。
この可動剥離ユニット5の下面には、図1から明らかなように、ナット6が固着され、ナット6にはボールスクリュー7が螺合している。
ボールスクリュー7はサーボモータ8によって時計方向または反時計方向に回転駆動され、サーボモータ8を運転制御することにより可動剥離ユニット5は図1に実線で示した最前進位置A(カバーレイフィルムの剥離位置)と、仮想線で示した最後退位置B(待機位置)との間を往復運動できるようになっている。
また、可動剥離ユニット5の最先端位置には、詳細な構成を後述する剥離ブレード9が取り付けられている。
ここで、本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置に供給して加工されるプラスチックフィルムについて図3および図4を参照して説明する。
このプラスチックフィルムは、図3に示されるように、ポリエチレン樹脂やポリエステル樹脂やマイラーフィルムなどから作られた長尺状の台紙フィルム10を有し、その上にカバーレイフィルム11があらかじめ弱い接着力で容易に剥離可能に貼着されている。カバーレイフィルム11はポリイミド樹脂やポリエステル樹脂で作られている。
しかして、カバーレイフィルム11は、本発明によるプラスチックフィルムの剥離装置で加工される前の段階で、図4に示されるように、台紙フィルム10の上に貼着された状態で切断線12,12,12に沿って所定の大きさにあらかじめプリカットされている。
この状態で図1に示した巻き戻しリール15にあらかじめ巻き取られている。ちなみに、このカバーレイフィルム11の先端には通常所定の長さの先導フィルム(図示省略)が接続されており、製造工程の初期段階の設定を容易にしている。
台紙フィルム10は、図1に示されるように、適当な張力を台紙フィルム10に与えるためのカウンタローラ16と転向ローラ17を順次かけ回されたのち、搬送テーブル4によって支持されながら、図の右方向へほぼ水平状態に引き出されて可動剥離ユニット5の下を通り、剥離ブレード9によって折り曲げられ方向転換して移動し、ガイドローラ18および19を介して巻き取りリール20によって時計方向へ巻き取られるように構成されている。
巻き取りリール20は駆動モータ21によりベルト22を介して図上時計方向に巻き取られるように構成されている。
ここで可動剥離ユニット5の構成を図1,図2,図5および図6を参照して説明する。
可動剥離ユニット5は、ほぼ平行であってかつ垂直に立設された同形同大の右側板25および左側板26を有し、その後端は横長の後部枠27で連結され、さらに、前端は横長の前部枠28で連結されている(図2および図6参照)。
右側板25および左側板26の下面は底板29で連結され、その下面には、図2から明らかなように、2本のリニアガイド30,30が平行に取り付けられている。このリニアガイド30,30は多数のボールを無端状にハウジング内に転動可能に収容したリテーナ31を備え、多数のボールが前記ガイドレール3,3の上を転動できるように構成されている。このリニアガイドそれ自体は市販のものを使用することができる。
また、可動剥離ユニット5の下部先端には剥離ブレード9が全幅にわたって横方向に取り付けられている。さらに、この剥離ブレード9の後方には、ガイドロール32が配置され、その両端は軸受け33,33によって回転可能に支承されている(図6参照)。
次に、前述したプリカットされたカバーレイフィルム11を吸着保持するための吸着保持装置35の構成を、図7を参照して説明する。
この吸着保持装置35は、図1から明らかなように、前記基台1の上に設置された吸着テーブル36を有している(図7参照)。この吸着テーブル36は、図示を省略したトラバースラインに沿ってスライドテーブル34を介して横方向へ移動可能となるように、昇降台37の上に設置されている。
昇降台37の四隅には4本のガイドロッド38,38,38,38が下方に向かって設けられ、これらのガイドロッド38のそれぞれは、案内ブッシュ39内に遊嵌されている。
また、昇降台37は空気圧シリンダ装置40によって上下動できるように構成されている。この昇降台37の上下動によって吸着テーブル36も同時に上下動できるから、プリセットされたカバーレイフィルム11の1つを、次行程でベースフィルムの所定位置に圧着することが可能となる。
なお、空気圧シリンダ装置40に代えてサーボモータを使用することもできる。
さらにまた、吸着テーブル36には、図8から明らかなように、メッシュ状の多数の真空吸引口41,41・・41が開口しており、これらの真空吸引口41は真空吸引通路を経由して真空吸引源に接続されている。したがって、可動剥離ユニット5の最前進位置において、吸着テーブル36の直上に導かれたカバーレイフィルム11をその位置で吸着保持することができる。
剥離ブレード9は、本発明にとって重要な構成要素であり、図9から明らかなように、横断面が台形状の形態を有し、底面9aと、先端部9bと、傾斜面9cと、上面9dとを有し、底面9aと傾斜面cとの間の角度を剥離角θとすると、この剥離角θは鋭角に設定され、好ましくは45度前後に設定される。
先端部9bは、台紙フィルム10が切断されることなく、滑らかに摺接して矢視方向へ方向転換できるように、横断面の輪郭が円弧となるような円曲面とすることが望ましい。
また、剥離ブレード9の先端部9bの上を台紙フィルム10が摺接するから摩擦係数が小さい材料例えばテフロン(登録商標)などの材料で構成することが望ましい。
しかして、架台2の吸着保持装置35に近い端には、水平方向に移動する台紙フィルム10を挟持可能な第1のクランプ装置45が設けられ、一方、可動剥離ユニット5の前端には、剥離ブレード9を通過した後の台紙フィルム10を挟持可能な第2のクランプ装置50が設置されている。
第1のクランプ装置45は、図1から明らかなように、架台2に取り付けられた支柱46を有し、支柱46の上端に固定クランプバー47が設けられ、固定クランプバー47と対峙するように可動クランプバー48が設けられている。可動のクランプバー48は空気圧シリンダ装置49によって開閉駆動される。
一方、第2のクランプ装置50は可動剥離ユニット5の前端に固定して設けられた固定クランプバー51と、固定クランプバー51と対峙して開閉可能に設けられた可動クランプバー52と、空気圧シリンダ装置53(図5参照。)とから構成されている。
図10は、上述したクランプ装置のうち第1のクランプ装置45を例とって図示したもので、台紙フィルム10およびカバーレイフィルム11は便宜上仮想線で示してある。すなわち、第1のクランプ装置45は、台紙フィルム10の全幅に渡って延在する固定クランプバー47を有し、その両端にはガイド棒47aおよびガイド棒47bが固着され、これらガイド棒47aおよびガイド棒47bに可動クランプバー48が遊嵌している。
可動のクランプバー48が空気圧シリンダ装置49によって矢視方向に動かされてクランプ状態とアンクランプ状態を選択的にとることができる。
次に上述のように構成されたプラスチックフィルムの剥離装置の作動手順について説明する。
まず、長尺状の台紙フィルム10の上に貼着されたカバーレイフィルム11を所定の大きさにプリカットしたものを巻き戻しリール15に巻装しておき、その先端には先導テープを接続しておく。
図1に示されるように、巻き戻しリール15に巻装された台紙フィルム10とカバーレイフィルム11は、適当な張力を台紙フィルム10に与えるためのカウンタローラ16と転向ローラ17を順次かけ回されたのち、搬送テーブル4の上を通り、図の右方向へほぼ水平状態に引き出されて可動剥離ユニット5の下を通り、剥離ブレード9の上を通過し、ガイドローラ18および19を経由して巻き取りリール20によって巻き取られる。
最初に、可動剥離ユニット5は、図1において仮想線で示した最後退位置(待機位置)にある。
この位置において、第2のクランプ装置50をクランプ状態とし、第1のクランプ装置45をアンクランプ状態とする。
この状態から可動剥離ユニット5を図1に実線で示した最前進位置まで前進させてその位置で停止させる(ステップ1)。これにより台紙フィルム10はカバーレイフィルム11とともに巻き戻しリール15より必要な長さだけ引き出される。
可動剥離ユニット5は最前進位置まで移動したところで、一旦停止される。このとき、プリカットされたカバーレイフィルム11は、空気圧シリンダ装置40によって上昇した吸着テーブル36の直上に位置し、吸着テーブル36の真空吸引作用によりカバーレイフィルム11の1つが台紙フィルム10から引き剥がされ吸着テーブル36の上に吸着保持される(ステップ2)。
次に、第2クランプ装置50をアンクランプ状態にして解放すると共に、第1のクランプ装置45をクランプ状態にして可動剥離ユニット5を後退させるとともに巻き取りリール20で台紙フィルム10を巻き取る(ステップ3)。
可動剥離ユニット5が最後退位置に達したところで可動剥離ユニット5の動きを止め、ステップ1へ戻る。
ちなみに、吸着テーブル36上に吸着保持されたカバーレイフィルム11の1つは、スライドテーブル34によって、トラバースラインに沿ってベースフィルムの直下へ移送され、ベースフィルムの所定位置に仮圧着される。その後、吸着テーブル36は、スライドテーブル34によってトラバースラインに沿ってもとの水平位置に戻り、さらにその後、元の垂直位置に下降する。
上述したステップ1ないしステップ3を連続的に繰り返すことでカバーレイフィルム11を台紙フィルム10から断続的に剥離して次工程へ自動的に供給することが可能となる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、可動剥離ユニットの剥離ブレードが台紙フィルムに貼着されているカバーレイフィルムまたは補強フィルムを台紙フィルムに対して鋭角の剥離角度で引きはがすようにしたから、小さい剥離力でカバーレイフィルム等を全幅にわたって一様な力で円滑に引き剥がすことができると共に製造工程を自動化することができる。

Claims (10)

  1. ほぼ水平な案内面を有する固定した基台ベッドと、この基台ベッドの前記案内面に沿ってリニアガイドを介して所定のストロークの間を前後に往復動可能であって先端に剥離ブレードを設けた可動剥離ユニットと、この可動剥離ユニットを前後に往復駆動させるための駆動装置と、台紙フィルム上に貼着されかつ所定の大きさにプリカットされたプラスチックフィルムを吸着保持するプラスチックフィルムの吸着保持装置と、前記基台ベッドの側に設置され前記台紙フィルムを挟持可能な第1のクランプ装置と、前記可動剥離ユニットの側に設置され前記台紙フィルムを挟持可能な第2のクランプ装置とを備えたことを特徴とするプラスチックフィルムの剥離装置。
  2. 前記プラスチックフィルムはカバーレイフィルムであることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックフィルムの剥離装置。
  3. 前記プラスチックフィルムは補強フィルムであることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックフィルムの剥離装置。
  4. 前記リニアガイドは、前記可動剥離ユニットの側に装備され、多数のボールを無端状にハウジング内に転動可能に収容したリテーナを含むことを特徴とする請求項1に記載のプラスチックフィルムの剥離装置。
  5. 前記剥離ブレードは、台紙フィルムの走行方向に対して直交する方向に延在する直線状のバーであることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックフィルムの剥離装置。
  6. 前記剥離ブレードは、その先端が所定の半径を有する円曲部によって形成されていることを特徴とする請求項5に記載のプラスチックフィルムの剥離装置。
  7. 前記駆動装置は、サーボモータと、このサーボモータによって回転駆動されるボールスクリューと、このボールスクリューと螺合し前記可動剥離ユニットに取り付けられたナットとから構成されことを特徴とする請求項1に記載のプラスチックフィルムの剥離装置。
  8. 前記吸着保持装置は、昇降手段によって上下方向に昇降可能な吸着テーブルを備えていることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックフィルムの剥離装置。
  9. 前記第1および第2のクランプ装置のそれぞれは、前記台紙フィルムの全幅にわたって延在した固定クランプバーと、この固定クランプバーとの間に台紙フィルムを挟み込むようにして前記固定クランプバーと対峙し、クランプ位置とアンクランプ位置との間を動かされる可動クランプバーとから構成されることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックフィルムの剥離装置。
  10. 前記長尺状の台紙フィルムの一方の面に貼着されあらかじめプリカットされたプラスチックフィルムは、巻き戻しリールから巻き戻され、前記可動剥離ユニットの剥離ブレードの上を通過して。巻き取りリールによって巻き取られるように構成されことを特徴とする請求項1に記載のプラスチックフィルムの剥離装置。
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