JP5406980B2 - プラスチックフィルムの剥離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチックフィルムの剥離装置に関し、特に長尺状の台紙フィルムの一面に剥離可能に貼着されているカバーレイフィルムなどのプラスチックフィルムを台紙フィルムから剥離するためのプラスチックフィルムの剥離装置に関する。
一般に、フレキシブル配線基板は、薄いポリイミドフィルムやポリエステルフィルムをベースフィルムとして作られ、その表面に電子回路を構成する銅箔が貼着されている。また、電子回路には電子部品が直接実装されており、さらに電子回路にはカバーレイフィルムで被覆されている。
また、このようなフレキシブル配線基板は、薄くて柔らかく自由に曲げることができるのが特徴であるが、その上に部品を搭載したり、コネクタに接続したりする場合には、ある程度の厚さと堅さが必要な場合もある。そこで、ベースフィルムの一部の領域の剛性を確保するために、所定の形状と大きさを有する補強板をベースフィルムに対して貼着することが行われている。
上記したフレキシブル配線基板を製造する工程において、ベースフィルム上の被覆すべき電子回路の上にカバーレイフィルムを貼着する前段階の工程として、まずは、プリカットされたカバーレイフィルムを台紙フィルムから手作業で剥離する必要がある。また、補強フィルムについても同様であって、補強フィルムを台紙フィルムから手作業で剥離する必要がある。
このように手作業でカバーレイフィルムや補強フィルム(以下ではカバーレイフィルムのみについて説明する)を台紙フィルムWmから剥離することはフレキシブル配線基板の製造を自動化する上で大きな障害となっていた。また、カバーレイフィルムを台紙フィルムから剥離するときに、カバーレイフィルムを台紙フィルムの面に対して垂直に引き上げようとすると、大きな剥離力を必要とする。このような課題を解決するためのプラスチックフィルムの剥離装置としては、例えば、特許文献1に開示されているプラスチックフィルムの剥離装置(以下、従来のプラスチックフィルムの剥離装置という。)がある。
図13は、従来のプラスチックフィルムの剥離装置の構成を示す図である。従来のプラスチックフィルムの剥離装置は、図13に示すように、ほぼ水平な案内面を上端部に有する基台テーブル1と、この基台テーブル1の案内面に沿って所定範囲の間を前後(矢印x−x’方向)に往復動可能であって先端に剥離部9を設けた可動剥離ユニット5と、この可動剥離ユニット5を往復駆動させるための駆動装置(ボールスクリュー7、サーボモーター8などにより構成されている。)と、台紙フィルムWmに剥離可能に貼着され、かつ、所定の大きさにプリカットされたプラスチックフィルム(カバーレイフィルムWcとする。)を吸着保持する吸着保持装置35と、基台テーブル1側に設置され、台紙フィルムWmに貼着されているカバーレイフィルムWcをクランプ可能なクランプ装置45と、可動剥離ユニット5側に設置され、カバーレイフィルムWcを剥離したあとの台紙フィルムWmをクランプ可能なクランプ装置50とを備えた構成となっている。なお、台紙フィルムWmに貼着された状態のカバーレイフィルムWcを台紙フィルム付カバーレイフィルムWcともいう。
国際公開第WO2009/075030号パンフレット
上記した従来のプラスチックフィルムの剥離装置によれば、「台紙フィルム付カバーレイフィルムWcを吸着保持装置35で吸着保持した状態で、可動剥離ユニット5がx方向に移動することにより、可動剥離ユニット5の剥離部9が鋭角の剥離角度で台紙フィルムWmからプリカットされたカバーレイフィルムWcを剥離するようにしている」ので、小さい力でカバーレイフィルムWcを台紙フィルムWmから円滑に引き剥がすことができるといった優れた効果を得ることができる。
しかしながら、従来のプラスチックフィルムの剥離装置においても、カバーレイフィルムWcと台紙フィルムWmとの貼着力が大きい場合や、カバーレイフィルムWcの材質及び台紙フィルムWmの材質、さらには貼着剤の種類などによっては、カバーレイフィルムWcを台紙フィルムWmから適切に剥離できない場合もあり得る。
また、従来のプラスチックフィルムの剥離装置は、カバーレイフィルムWcが台紙フィルムWmに対して下側となった状態で、吸着保持装置35によって吸着保持されるものである。このため、台紙フィルムWmから剥離したカバーレイフィルムWcは、貼着面が上側を向いた状態となり、その状態のまま、スライドテーブル34により、トラバースラインに沿ってベースフィルム(図示せず。)の直下へ移送され、ベースフィルムの所定位置にまずは仮圧着される。
このように、従来のプラスチックフィルムの剥離装置は、台紙フィルムWmから剥離したカバーレイフィルムWcをベースフィルムに仮圧着する際、ベースフィルムが上側に存在し、仮圧着されるカバーレイフィルムWcが下側となっていて、重力に逆らう方向にカバーレイフィルムWcをベースフィルムに仮圧着させるようにしている。勿論、このような構成が好ましい場合もあるが、逆に、仮圧着先であるベースフィルムが下側に存在し、仮圧着されるカバーレイフィルムWcが上側となっていて、重力方向にカバーレイフィルムWcをベースフィルムに仮圧着させるようにした方が、フレキシブル配線基板の製造を自動化する上で好ましい場合もある。
ここで、仮圧着されるカバーレイフィルムWcが上側となっていて、重力方向にカバーレイフィルムWcをベースフィルムに仮圧着するには、カバーレイフィルムWcが台紙フィルムWmに対して上側となった状態で、基台テーブル1上を移動し、吸着保持装置35により上側からカバーレイフィルムWcを吸着するような構成とすることが好ましい。すなわち、この場合、台紙フィルムWmを剥離したカバーレイフィルムWcは、貼着面が下側を向いた状態で吸着保持装置35に吸着保持された状態となり、その状態のまま、ベースフィルム(図示せず。)の直上へ移送され、カバーレイフィルムWcはベースフィルムに対して重力方向に下降して仮圧着される。
しかしながら、このような構成とすると、今度は、吸着保持装置35による吸着動作が重力に逆らった方向となるため、カバーレイフィルムWcの吸着保持が不安定となる場合もある。このため、カバーレイフィルムWcを吸着保持装置35で吸着保持した状態で、カバーレイフィルムWcを台紙フィルムWmから剥離する場合、前述したように、カバーレイフィルムWcと台紙フィルムWmとの貼着力が大きい場合などにおいては、カバーレイフィルムWcを台紙フィルムWmから適切に剥離できない場合もあり得るといった課題がある。
そこで本発明は、小さな力でプラスチックフィルムを台紙フィルムから剥離可能とするプラスチックフィルムの剥離装置を提供することを目的とする。
[1]本発明のプラスチックフィルムの剥離装置は、台紙フィルムにプラスチックフィルムが剥離可能に貼着されている台紙フィルム付プラスチックフィルムを、前記台紙フィルムを下側とした状態で走行路に沿って走行させる過程において前記プラスチックフィルムを前記台紙フィルムから剥離するプラスチックフィルムの剥離装置であって、前記走行路に沿って前記走行路の下側に形成されるほぼ水平な案内面を有する基台テーブルと、前記プラスチックフィルムを前記台紙フィルムから剥離する剥離部を有し、前記基台テーブルの前記案内面に沿って前記走行路における走行路前方側及び走行路後方側に所定範囲で往復動可能な可動剥離ユニットと、前記走行路を横切る方向に設けられた切断刃を有し、前記プラスチックフィルムを、前記台紙フィルムを残した状態で切断して前記走行路に沿った方向において所定の寸法を有するプラスチックフィルム片を生成する切断機構部と、前記プラスチックフィルム片を着脱自在に保持する保持プレートを有する保持装置とを備え、前記可動剥離ユニットが前記走行路後方側へ移動する際は、前記可動剥離ユニットの前記走行路後方側への移動に抗するような力を前記台紙フィルムに与え、かつ、前記プラスチックフィルム片が前記保持装置によって保持された状態で、前記可動剥離ユニットを前記走行路後方側に移動させることによって、前記台紙フィルムを前記プラスチックフィルム片から引き剥がすことを特徴とする。
本発明のプラスチックフィルムの剥離装置によれば、上記のような構成を有する可動剥離ユニットを有することによって、小さな力でプラスチックフィルムを台紙フィルムから剥離することができる。
また、本発明のプラスチックフィルムの剥離装置は、台紙フィルムを下側とした状態で走行路に沿って走行させる過程においてプラスチックフィルムを台紙フィルムから剥離するプラスチックフィルムの剥離装置であり、しかも、上記のような構成を有する切断機構部を有していることにより、既に予備剥がしされたプラスチックフィルム(予備剥がし済みの台紙付きプラスチックフィルム)をも使用することができる。
これは、本発明のプラスチックフィルムの剥離装置は、プラスチックフィルムが台紙フィルムに対して上側となった状態で走行する構成であるので、予備剥がしされたプラスチックフィルムが垂れさがったりすることなく、正常な状態で走行させることができるからであり、また、上記のような構成を有する切断機構部を有していることによって、プラスチックフィルムを台紙フィルムから剥離する直前で、プラスチックフィルムの切断が可能となるからである。
すなわち、予備剥がし済みの台紙フィルム付プラスチックフィルムは、プラスチックフィルムを台紙フィルムから剥離する直前で切断する必要があるからである。これは、予備剥がし済みの台紙つきプラスチックフィルムは、予め切断(プリカット)してしまうと、走行中に、プリカットされた個々のカバーレイフィルム片が台紙フィルムから剥がれてしまうおそれもあり、適切な走行が行えなくなるとともに、走行中に個々のカバーレイフィルム片が「ばらばら」となってしまうおそれがあるからである。
なお、本発明において、「プラスチックフィルム片を着脱自在に保持する」というのは、真空吸着などによりプラスチックフィルム片を保持することは勿論のこと、例えば、静電気を利用してプラスチックフィルム片を保持することも含むものであり、プラスチックフィルムを着脱自在に保持することができれば特に限定されるものではない。
[2]本発明のプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記走行路後方側への移動に抗するような力を前記台紙フィルムに与えるようにするための構成として、前記台紙フィルムを巻き取るための巻き取りリールを設け、当該巻き取りリールによって前記台紙フィルムに巻き取り力を与えることが好ましい。
このような構成とすることによって、可動剥離ユニットの走行路後方側への移動に抗するような力を台紙フィルムに確実に与えることができる。
[3]本発明のプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記走行路後方側への移動に抗するような力を前記台紙フィルムに与えるようにするための構成として、前記台紙フィルムを一時的に固定するための固定機構を設け、当該固定機構によって前記台紙フィルムの動きを一時的に阻止することもまた好ましい。
このような構成とすることによっても、可動剥離ユニットの走行路後方側への移動に抗するような力を台紙フィルムに確実に与えることができる。なお、固定機構としては、台紙フィルムをクランプ可能なクランパや台紙フィルムを挟むように設けられたニップローラなどを例示することができる。
[4]本発明のプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記剥離部は、前記台紙フィルムを当該台紙フィルムの下面に沿って支持する平面と、当該平面に対して鋭角をなす傾斜面と、前記平面と前記傾斜面との接続部に形成され、前記平面に接した状態で走行する台紙フィルムを90度以上折り返す台紙フィルム折り返し部とを有することが好ましい。
可動剥離ユニットがこのような剥離部を有することにより、プラスチックフィルムを台紙フィルムから容易に剥離することができる。すなわち、可動剥離ユニットの走行路後方側への移動に抗するような力を台紙フィルムに与え、かつ、プラスチックフィルム片が保持装置によって保持された状態で、可動剥離ユニットを走行路後方側に移動させることにより、台紙フィルムには、台紙フィルム折り返し部で90度以上折り返されるような引張り力が与えられる。これにより、プラスチックフィルムを台紙フィルムから容易に剥離することができる。
[5]本発明のプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記可動剥離ユニットよりも前記走行路後方側に設けられ、前記プラスチックフィルムを前記台紙フィルムから剥離しやすくするための予備剥がしを行う予備剥がし機構部をさらに有することが好ましい。
このような予備剥がし機構部(以下、第1予備剥がし機構部ともいう。)を有することによって、プラスチックフィルム片を台紙フィルムから予備剥がしすることができ、小さな力でプラスチックフィルム片を台紙フィルムから剥離することができる。このため、プラスチックフィルム片を吸着保持装置で吸着保持した状態で台紙フィルムからプラスチックフィルム片を剥離する場合、吸着保持装置による吸着動作が重力に逆らった方向であっても、小さな力でプラスチックフィルム片を台紙フィルムから剥離することができる。
[6]本発明のプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記予備剥がし機構部は、前記走行路を横切る方向に突設されたへら状の剥がし板を有し、当該剥がし板の先端部が前記台紙フィルムと前記プラスチックフィルムとの間に所定長さだけ挿入された状態で用いられることが好ましい。
第1予備剥がし機構部がこのような構成を有することによって、台紙フィルム付プラスチックフィルムが走行路に沿って走行して行くだけで、プラスチックフィルムを台紙フィルムから自動的に予備剥がしすることができる。
[7]本発明のプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記剥がし板は、前記走行路を挟んで一方の側に設けられる第1剥がし板と他方の側に設けられる第2剥がし板とを有し、前記第1剥がし板の先端部と第2剥がし板の先端部との間隔が所定範囲で任意に設定可能となっていることが好ましい。
剥がし板をこのように走行路を挟んで両側に設けることにより、台紙フィルム付プラスチックフィルムの両サイド部を予備剥がしすることができ、それによって、小さな力で台紙フィルムからプラスチックフィルム片を剥離することができる。また、第1剥がし板の先端部と第2剥がし板の先端部との間隔が所定範囲で任意に設定可能となっていることにより、台紙フィルム付プラスチックフィルムの幅方向における予備剥がし量を所定範囲で任意に設定することができる。
[8]本発明のプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記切断機構部は、前記プラスチックフィルム片を生成する際に、当該プラスチックフィルム片に後続するプラスチックフィルムの先端部を前記切断刃による切断線に沿って吸着して予備剥がしを行う先端部の予備剥がし機構部を有することが好ましい。
切断機構部がこのような先端部の予備剥がし機構部(以下、第2予備剥がし機構部ともいう。)を有することにより、切断機構部により切断されたプラスチックフィルム片は、その先端部が走行路を横切る方向に予備剥がしされた状態となる。これにより、プラスチックフィルム片を台紙フィルムから剥離する際に、より確実にプラスチックフィルム片を台紙フィルムから剥離することができる。なお、この第2予備剥がし機構部と第1予備剥がし機構部とを組み合わせることにより、プラスチックフィルム片を台紙フィルムから剥離する際に、より小さい力で適切に剥離することができる。
[9]本発明のプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記保持装置は、前記プラスチックフィルム片の走行路に沿った方向の寸法に応じて前記プラスチックフィルム片を保持するための保持領域の設定が可能な保持領域設定板を前記保持プレートに取り付け可能となっていることが好ましい。
このような保持領域設定板を保持プレートに取り付け可能とすることにより、プラスチックフィルムの走行路に沿った方向における寸法に関わらずプラスチックフィルム片を1枚ずつ確実に保持することができる。
[10]本発明のプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記プラスチックフィルムは、カバーレイフィルムであることが好ましい。
カバーレイフィルムは、ベースフィルムなどに実装された電子回路を保護するために用いられるものであり、このようなカバーレイフィルムを台紙フィルムから剥離する際に本発明のプラスチックフィルムの剥離装置を適用することができる。それによって確実かつ効率的にカバーレイフィルムを台紙フィルムから剥離することができる。
[11]本発明のプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記プラスチックフィルムは、補強フィルムであることもまた好ましい。
補強フィルムは、ベースフィルムなどの剛性を確保するために用いられるものであり、このような補強フィルムを台紙フィルムから剥離する際においても本発明のプラスチックフィルムの剥離装置を適用することができ、それによって、確実かつ効率的に補強フィルムを台紙フィルムから剥離することができる。
[12]本発明のプラスチックフィルムの剥離装置においては、前記プラスチックフィルムは、タッチパネル用フィルムなどであることもまた好ましい。
タッチパネル用フィルムは、電子機器の表示部(例えば、液晶表示パネル、有機EL表示パネルなど。)に貼り付けて、当該電気機器へ情報を入力するために用いるものである。このようなタッチパネル用フィルムを台紙フィルムから剥離する際においても本発明のプラスチックフィルムの剥離装置を適用することができ、それによって、確実かつ効率的にタッチパネル用フィルムを台紙フィルムから剥離することができる。
実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000の構成を示す正面図である。 実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000の構成を示す平面図である。 台紙フィルム付カバーレイフィルムWcの構成を示す図である。 第1予備剥がし機構部400における第1剥がし板410及び第2剥がし板420とカバーレイフィルムWcとの関係を示す図である。 第1予備剥がし機構部400により予備剥がしされたカバーレイフィルムWcを示す図である。 可動剥離ユニット200における剥離部230の構成を示す図である。 切断機構部600による切断動作と先端予備剥がし機構部660による先端部の予備剥がし動作を模式的に示す図である。 吸着プレート710の下端面に設けられる多数の負圧吸着口711を示す図である。 吸着プレート710の吸着領域の大きさの設定例を説明するための図である。 実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000の動作例を模式的に示す図である。 実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000の動作例を模式的に示す図である。 実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000の構成を示す正面図である。 従来のプラスチックフィルムの剥離装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000の正面図である。また、図2は、実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000の平面図である。なお、以下に説明する各実施形態では、プラスチックフィルムはカバーレイフィルムであるとする。
実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000は、図1及び図2に示すように、台紙フィルムWmに剥離可能に貼着されているカバーレイフィルムWc(台紙フィルム付カバーレイフィルムWcともいう。)を、台紙フィルムWmを下側とした状態で走行路A(図2参照。)にほぼ平行な案内面110を有する基台テーブル100と、基台テーブル100の案内面110に沿って走行路Aにおける前方側(矢印x方向であって走行路前方側ともいう。)及び走行路Aにおける後方側(矢印x’方向であって走行路後方側ともいう。)に所定範囲で往復動可能な可動剥離ユニット200と、可動剥離ユニット200を往移動させるための駆動装置300と、可動剥離ユニット200よりも走行路後方側の基台テーブル100に設置され、カバーレイフィルムWcを台紙フィルムWmから剥がし易くするための予備剥がしを行う第1予備剥がし機構部400と、第1予備剥がし機構部400の走行路前方側の基台テーブル100に固定された第1クランプ装置500と、基台テーブル100に設置され、予備剥がしされた台紙フィルム付カバーレイフィルムWcを、走行路Aを横切る方向(直交方向とする。)に台紙フィルムWmを残した状態で切断する切断機構部600と、切断機構部600で切断された一片の切断済みカバーレイフィルム(カバーレイフィルム片という。)を着脱自在に保持可能な保持装置700と、台紙フィルム付カバーレイフィルムWcを送り出す送り出しリール810と、台紙フィルム付カバーレイフィルムWcが剥離された台紙フィルムWmを巻き取る巻き取りリール820とを備えている。
なお、カバーレイフィルム片を着脱自在に保持可能な保持装置700は、プラスチックフィルム片を吸着して保持(吸着保持という。)する吸着保持装置であるとし、以下、吸着保持装置700という。
また、走行路Aは構成要素として存在するものではなく、台紙フィルム付カバーレイフィルムWcが走行する領域を仮想的に示すものであり、図2においては走行路Aを薄い灰色で示している。
また、基台テーブル100の案内面110には架台120が案内面110に沿って設置されている。そして、架台120の上には平行な二本の直線状のガイドレール131,132(図2参照)が適当な間隔をあけて架設されている。
可動剥離ユニット200は、ガイドレール131,132に沿って走行路前方側及び走行路後方側に往復動可能な可動プレート210と、この可動プレート210の上面側に固定された切断用支持台座部220と、切断用支持台座部220の走行路前方側の端部に設けられた剥離部230(詳細は後述する。)とを有している。なお、切断用支持台座部220は、台紙フィルム付カバーレイフィルムWcを切断する際に台紙フィルム付カバーレイフィルムWcを下側から支持するものであり、可動プレート210とともに走行路前方側及び走行路後方側に往復動可能となっている。
また、可動剥離ユニット200は、切断機構部600よりも走行路後方側でかつ可動プレート210に固定された第2クランプ装置240と、剥離部230よりも走行路前方側でかつ可動プレート210に固定された第3クランプ装置250と、第3クランプ装置250と剥離部230との間の可動プレート210に固定された転向ロール260と、可動プレート210の走行路前方側の先端部に固定された支持台座部270とを有している。なお、支持台座部270は、吸着保持装置700が下降した状態でカバーレイフィルム片を吸着保持する際にカバーレイフィルム片を下方向から支持するものである。
ところで、前述した第1クランプ装置500は、第1予備剥がし機構部400を通過した台紙フィルム付カバーレイフィルムWcをクランプ状態又は非クランプ状態のいずれかに設定可能なクランプであり、可動剥離ユニット200が台紙フィルム付カバーレイフィルムWcを走行路前方側に送るために走行路前方側に移動する際は、非クランプ状態となるように動作し、可動剥離ユニット200がカバーレイフィルムWcを台紙フィルムWmから剥離するために走行路後方側に移動する際は、クランプ状態となるように動作する。
一方、第2クランプ装置240は、可動剥離ユニット200とともに往復動し、台紙フィルム付カバーレイフィルムWcをクランプ状態又は非クランプ状態のいずれかに設定可能なクランプであり、第3クランプ装置250は、可動剥離ユニット200とともに往復動し、カバーレイフィルムWcが剥離された台紙フィルムWmをクランプ状態又は非クランプ状態のいずれかに設定可能なクランプである。
また、これら第2クランプ装置240及び第3クランプ装置250は、可動剥離ユニット200が台紙フィルム付カバーレイフィルムWcを走行路前方側に送るために走行路前方側に移動する際は、クランプ状態となるように動作し、可動剥離ユニット200がカバーレイフィルムWcを台紙フィルムWmから剥離するために走行路後方側に移動する際は、非クランプ状態となるように動作する。
なお、第1クランプ装置500、第2クランプ装置240及び第3クランプ装置250の具体的な動作については後述する、
駆動装置300は、可動剥離ユニット200の可動プレート210の下端側に固定されたナット(図示せず。)と、当該ナットに螺合しているボールスクリュー310と、ボールスクリュー310を時計方向または反時計方向に回転させるためのサーボモーター320とを有している。このように構成された駆動装置300は、サーボモーター320を運転制御することにより、可動剥離ユニット200を基台テーブル100の案内面110上において走行路前方側及び走行路後方側に所定範囲で往復動させることができる。
第1予備剥がし機構部400は、走行路Aを挟んで一方の側(図2における矢印y方向側)に設けられた第1剥がし板410と他方の側(図2における矢印y’方向側)に設けられた第2剥がし板420とを有している。第1剥がし板410及び第2剥がし板420は、それぞれの先端部411,421が台紙フィルムWmとカバーレイフィルムWcとの間に所定長さだけ挿入された状態で用いられる。なお、第1剥がし板410の先端部411と第2剥がし板420の先端部421との間隔は、所定範囲で任意に設定可能となっている。
実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000においては、第1剥がし板410の先端部411と第2剥がし板420の先端部421との間隔は、「d」に設定されているとする(図4参照。)。間隔dは、カバーレイフィルムWcの幅をDとしたとき(図4参照)、この場合、D/3であるとする。これにより、カバーレイフィルムWcは、第1予備剥がし機構部400を通過すると、中央部に「D/3」の幅を残して両サイド部が走行路Aに沿って台紙フィルムWmから予備剥がしされることとなる。
切断機構部600は、可動剥離ユニット200を挟むように基台テーブル100上に固定された支柱610,620と、支柱610,620に上下方向(矢印z−z’方向)の往復動が可能となるように支持された切断刃取り付けプレート630と、切断刃取り付けプレート630の下端面に走行路Aと直交する方向に取り付けられた直線状の切断刃640と、切断刃取り付けプレー630を上下方向(矢印z−z’方向)に往復動させる切断駆動部650と、切断刃640よりも走行路後方側で切断刃640に沿って設けられた負圧吸引部660とを有している。
切断刃640は、台紙フィルム付カバーレイフィルムWcを走行路Aに直交する方向に台紙フィルムWmを残した状態で切断するものであるが、カバーレイフィルムWcを切断する際は、カバーレイフィルムWcを確実に切断可能とするために、台紙フィルムWmにわずかに食い込む程度にまで下降可能となるように設定されている。
負圧吸引部660は、切断刃640に沿って設けられた複数個(4個とする。)の負圧吸引口661〜664と負圧吸引口661〜664に接続された空気吸入用パイプ(図示せず。)と、負圧生成装置(図示せず。)とを有している。この負圧吸引部660は、切切断刃640よりも走行路前方側に存在する台紙フィルム付カバーレイフィルムWcが切断刃640によって切断される際、切断刃640よりも走行路後方側に存在する台紙フィルム付カバーレイフィルムWc(後続の台紙フィルム付カバーレイフィルムWc)の先端部を、切断刃640の切断線に沿って吸引することによって、当該後続の台紙フィルム付カバーレイフィルムWcの先端部を台紙フィルムWmから予備剥がしするものである。
このように負圧吸引部660は、台紙フィルム付カバーレイフィルムWcの先端部を予備剥がしする機能を有するものであり、以下では、第2予備剥がし機構部660という。この第2予備剥がし機構部660の動作については後述する。
吸着保持装置700は、図1に示すように、矢印z−z’方向に沿って往復動可能で、かつ、図示を省略するトラバースライン(図2における矢印y−y’方向のライン)に沿って往復動可能に設けられている。この吸着保持装置700の先端面(走行路Aに対向する面)には吸着プレート710が設けられている。また、吸着プレート710の上端側には、吸着機構部720が設けられている。この吸着機構部720は、負圧生成装置(図示せず。)に接続される負圧吸引パイプ721,721,・・・が設けられている。
また、吸着プレート710の下端面(走行路Aに対向する面)には、メッシュ状の多数の負圧吸着口711,711,・・・(図7参照。)が設けられており、これらの負圧吸着口711,711,・・・は、負圧吸引パイプ721,721,・・・に通じている。したがって、負圧生成装置が作動することにより、負圧吸着口711,711,・・・は、負圧吸引状態となり、当該吸着保持装置700の位置にまで走行してきたカバーレイフィルム片を吸着することできる。
図3は、台紙フィルム付カバーレイフィルムWcの構成を示す図である。台紙フィルム付カバーレイフィルムWcは、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂又はマイラーフィルムなどから作られた長尺状の台紙フィルムWmに、ポリイミド樹脂又はポリエステル樹脂で作られたカバーレイフィルムWcが剥離可能に貼着された構成となっている。
図4は、第1予備剥がし機構部400における第1剥がし板410と第2剥がし板420とカバーレイフィルムWcとの関係を示す図である。図4(a)は平面図であり、図4(b)は図4(a)におけるa−a’線の矢視断面図である。図4(a),(b)に示すように、第1剥がし板410の先端部411と第2剥がし板420の先端部421との間隔はd(d=D/3)であるため、カバーレイフィルムWcと台紙フィルムWmとの間に、第1剥がし板410と第2剥がし板40とがそれぞれD/3だけ挿入された状態となる。なお、図4(b)においては、破線で示す円で囲った部分の拡大図が示されている。
このような状態でカバーレイフィルムWcが図示の矢印x方向すなわち走行路前方側に走行すると、カバーレイフィルムWcは、中央部にd(d=D/3)の幅を残して両サイド部が台紙フィルムWmから剥離されて行き、予備剥がしされることとなる。なお、カバーレイフィルムWcと台紙フィルムWmとの間に、第1剥がし板410及び第2剥がし板420を挿入する操作は、操作者が初期設定として行う。
図5は、第1予備剥がし機構部400により予備剥がしされたカバーレイフィルムWcを示す図である。図5において、灰色で示す領域が予備剥がしされた領域であり、図5に示すように、カバーレイフィルムWcは、中央部にd(d=D/3)の幅を残して両サイド部がD/3の幅で台紙フィルムWm(図5においては図示せず。)から予備剥がしされた状態となる。
なお、カバーレイフィルムWcは、第1予備剥がし機構部400によって予備剥がしされても、第1予備剥がし機構部400を通過後においては、カバーレイフィルムWcの予備剥がしされた部分は、再び、台紙フィルムWmに接触した状態となるが、一度、剥がされた状態となっているので、後に行われる吸着保持装置700と可動剥離ユニット200とによる実際の剥離動作は容易なものとなる。
図6は、剥離部230の構成を示す図である。剥離部230は、図6に示すように、台紙フィルムWmの下面(走行路A側の面)を台紙フィルムWmの幅方向(図2における矢印y−y’方向)全体を摺接可能に支持する水平面231と、当該水平面231に対して鋭角θ(θ=45度前後が好ましい。)をなす傾斜面232とを有している。そして、剥離部230の先端部(水平面231と傾斜面232との接続部)には、台紙フィルム折り返し部233が形成されている。
剥離部230がこのような構成を有することによって、台紙フィルムWmは、剥離部230の水平面231に接した状態で矢印x方向に走行したのち、台紙フィルム折り返し部233で90度以上折り返された後、転向ロール260で方向を替えて水平方向に走行する。なお、剥離部230は、台紙フィルムWmが円滑に摺接状態で走行可能とするため、摩擦係数が小さい材料(例えばテフロン(登録商標)などの材料)で構成することが望ましい。
なお、カバーレイフィルムWcを台紙フィルムWmから剥離する動作、すなわち、可動剥離ユニット200が矢印x’方向(走行路後方側)に走行する動作を行う際は、吸着保持装置700(図6では図示せず。)は、下降状態となっていてカバーレイフィルムWc片を吸着保持した状態となっている。
図7は、切断機構部600による切断動作と第2予備剥がし機構部660によるカバーレイフィルム片の先端部の予備剥がし動作を模式的に示す図である。なお、図7は図1における切断機構部600の主要部を拡大して示すものである。図7(a)は切断機構部600による切断動作を行う前の状態を示し、図7(b)は切断機構部600による切断動作を行っている状態を示し、図7(b)は切断動作が終了して切断機構部600が上昇して元の位置に復帰しようとしている状態を示し、図7(d)は第2予備剥がし機構部660により先端部の予備剥がしが行われたカバーレイフィルムWc2を示している。なお、図7(a)、図7(b)及び図7(c)においては、破線で囲まれた円Rの拡大図がそれぞれ示されている。
なお、図7おいて、既に切断されて切断機構部600よりも走行路前方側に位置する一片の台紙フィルム付カバーレイフィルムWcを第1カバーレイフィルム片Wc1と呼び、この第1カバーレイフィルム片Wc1に後続する台紙フィルム付カバーレイフィルムWcを後続カバーレイフィルムWcと呼ぶことにする。
まず、図7(a)に示すように、切断機後部600が台紙フィルム付カバーレイフィルムWcよりも上方にある位置から、図7(b)に示すように、切断機後部600が矢印z’方向に下降して、切断刃640によって台紙フィルム付カバーレイフィルムWcが切断されることによって、第1カバーレイフィルム片Wc1が生成される。また、このとき、第2予備剥がし機構部660の負圧吸引口661〜664は、後続カバーレイフィルムWcの先端部を吸引した状態となる。
そして、切断動作が終了して切断機構部が元の位置に上昇(矢印z方向に上昇)しようとするとき、第2予備剥がし機構部660は吸引動作を保持するため、後続カバーレイフィルムWcの先端は台紙フィルムWmから剥離される(図7(c)参照。)。そして、切断機構部600が元の位置にまで上昇した状態となると、第2予備剥がし機構部660による吸引動作も解除される。吸引動作が解除されると、後続カバーレイフィルムWcの先端部は、台紙フィルムWmに再び接触した状態となるが、一旦、剥離された状態となっているので、後に行われる吸着保持装置700と可動剥離ユニット200とによる実際の剥離動作は容易なものとなる。
図7(d)は第2予備剥がし機構部660により先端部の予備剥がし行われたカバーレイフィルムWc2を示すもので、予備剥がしされた領域を灰色で示している。図7(d)に示すように、先端部の予備剥が行われたカバーレイフィルムWc2は、両サイド部に加えて先端部(符号Sで示す領域)も予備剥がしされた状態となっている。
図8は、吸着プレート710の下端面に設けられる多数の負圧吸着口711を示す図である。負圧吸着口711は、図8に示すように、吸着プレート710の下端面にメッシュ状に多数設けられている。また、吸着プレート710の下端面には、吸着領域の大きさを設定可能とするための吸着領域設定板750(図9参照。)の取り付けを可能とするためのネジ孔712が例えば4箇所に設けられている。
図9は、吸着プレート710の吸着領域の大きさの設定例を説明するための図である。図9(a)は吸着プレート710の下端面のほぼ全域を負圧吸引領域とした場合を示し、これは図8と同じ状態である。また、図9(b)は吸着領域設定板750の一例を示す図であり、この吸着領域設定板750には、開口部751が設けられている。また、吸着領域設定板750には、吸着プレート710に設けられたネジ孔712に一致するようなネジ孔752が設けられており、ネジによって吸着プレート710に取り付け可能となっている。
図9(c)は図9(a)の吸着プレート710に図9(b)の吸着領域設定板750を取り付けた状態を示す図である。図9(b)に示す吸着領域設定板750は、走行路Aに沿った方向において長さLの開口部を有するものであるとする。このため、このような吸着領域設定板750を取り付けることにより、走行路Aにおける走行方向において長さLの領域のみを負圧吸着領域として設定することができる。
このような吸着領域設定板750は、台紙フィルム付カバーレイフィルムWcをどのような寸法で切断するかに応じて種々用意することが可能である。なお、切断機構部600によって切断された1つ1つのカバーレイフィルム片の走行路方向の寸法を以下ではカバーレイフィルムサイズと呼ぶことにする。
例えば、実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000が10mm〜350mmのカバーレイフィルムサイズを有するカバーレイフィルム片を生成可能であって、現時点における設定が100mmのカバーレイフィルムサイズを有するカバーレイフィルム片を生成する設定となっている場合には、100mmのカバーレイフィルムサイズに対応した吸着領域設定板750を吸着プレート710に取り付ける。これにより、カバーレイフィルムサイズが比較的短い場合、切断されたカバーレイフィルム片が連続的に送られてくるような設定となっている場合であっても、切断されたカバーレイフィルム片を1つ1つ適切に吸着保持することができる。
なお、生成可能な上限のカバーレイフィルムサイズ(350mm又はそれに近いカバーレイフィルムサイズ)を有するカバーレイフィルム片を生成する設定となっている場合には、吸着領域設定板750は取り付けないで吸着保持動作を行う。
次に、実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000の動作例について説明する。
図10及び図11は、実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000の動作例を模式的に示す図である。なお、図10及び図11においては、動作工程の説明に必要な主要構成要素のみを示すものであり、図1及び図2によりも簡略化されたものとなっている。ただし、図1及び図2と同じ構成要素には同一符号が付されている。
送り出しリール810に装着されている台紙フィルム付カバーレイフィルムWcの先端部には所定の長さの先導フィルムWaが接続されており、この先導フィルムWaの先端部は、送り出しリール810から上方向に引き出されたのちに、転向ロール830で水平方向に方向転換されて、第1予備剥がし機構部400、基台テーブル100に固定された第1クランプ装置500、可動剥離ユニット200に固定された第2クランプ装置240、切断機構部600を通り、剥離部230の台紙フィルム折り返し部233(図6参照。)で90度以上折り返されるように架設されたのち、転向ロール260で再び水平方向に方向転換さる。そして、先導フィルムWaはその後、転向ロール840で下方向に方向転換されて、ニップロール850(図1参照。)を通って巻き取りリール820に巻き取られるようにセットされている。
そして、台紙フィルム付カバーレイフィルムWcは、初期設定として、例えば、操作者により、第1予備剥がし機構部400の第1剥がし板410及び第2剥がし板420を台紙フィルムWmとカバーレイフィルムWcとの間に挿入した状態としておく。そして、台紙フィルム付カバーレイフィルムWcの先端部P0が可動剥離ユニット200における剥離部230の台紙フィルム折り返し部233の位置となるようにセットする(図10(a)参照。)。
図10(a)に示す状態において、切断機構部600により切断動作を行うと、カバーレイフィルムWcが切断される。ここでの切断動作によって生成されるカバーレイフィルムWc(切断刃640よりも走行路前方側のカバーレイフィルムWc)を第1カバーレイフィルム片Wc1とする。このような切断動作が行われる際、第2予備剥がし機構部660によって、後続カバーレイフィルムWc、すなわち、次のカバーレイフィルム片(第2カバーレイフィルム片Wc2とする。)となるべき後続カバーレイフィルムWcの先端部を予備剥がしする。
この先端部の予備剥がし動作は、切断機構部600による切断動作と同時に、第2予備剥がし機構部660の負圧吸引口661〜664が後続カバーレイフィルムWcの先端部を吸引した状態で、切断機構部600が上昇することによって行われる。これにより、後続カバーレイフィルムWcの先端部が台紙フィルムWmから剥離された状態(予備剥がしされた状態)となる。
なお、このときの各クランプ装置の状態は、第1クランプ装置500は非クランプ状態(非クランプ状態を「開」と表記する。)となっており、第2クランプ装置240及び第3クランプ装置250はともにクランプ状態(クランプ状態を「閉」と表記する。)となっている。
また、この場合、1つ1つのカバーレイフィルム片のサイズ(カバーレイフィルムサイズ)は、図10の例では、剥離部230のほぼ先端部の位置から切断刃640までの距離に相当するものとなる。このカバーレイフィルムサイズは、可動剥離ユニット200の移動量を設定することにより、所定範囲(例えば100mm〜350mm範囲)で任意に設定可能である。なお、カバーレイフィルムサイズを「L」で表し、この場合、L=100mmとする。
したがって、この場合、吸着保持装置700の吸着プレート710には、L=100mmに対応する開口部を有する吸着領域設定板750を取り付けておく。ただし、吸着領域設定板750の開口部の長さLは、正確にL=100mmである必要はない。
そして、切断動作が終了すると、可動剥離ユニット200は、図10(a)の状態から図10(b)に示すように、走行路前方側(矢印x方向)に移動する。このときの各クランプ装置の状態は、第1クランプ装置500は「開」となっており、第2クランプ装置240及び第3クランプ装置250はともに「閉」となっている。各クランプ装置がこのような状態で、可動剥離ユニット200が図10(a)の状態から走行路前方側(矢印x方向)に移動することにより、巻き取りリール820では台紙フィルムWmを移動した分だけ巻き取るとともに、送り出しリール810では移動した分だけ台紙フィルム付カバーレイフィルムWcを送り出す。
可動剥離ユニット200が矢印x方向に移動して、切断済みの第1カバーレイフィルム片Wc1が吸着保持装置700と対向する位置に達すると(図10(b)参照。)、吸着保持装置700が下降し、第1カバーレイフィルム片Wc1を吸着する(図10(c)参照。)。このとき、吸着保持装置700は下降したまま吸着状態を保持する。ここで、各クランプ装置の状態を切り替える。すなわち、第1クランプ装置500を「開」から「閉」とし、第2クランプ装置240及び第3クランプ装置250をともに「閉」から「開」とする。
そして、図11(a)に示すように、可動剥離ユニット200を走行路後方側(矢印x’方向)に移動させる。なお、可動剥離ユニット200を走行路後方側(矢印x’方向)に移動させる際は、可動剥離ユニット200の走行路後方側への移動に抗するような力を台紙フィルムWmに与え、かつ、第1プラスチックフィルム片Wc1が吸着保持装置700によって保持された状態で、可動剥離ユニット200を走行路後方側(矢印x’方向)に移動させるようにしている。これにより、吸着保持装置700に吸着されている第1カバーレイフィルム片Wc1を台紙フィルムWmから剥離することができる。
なお、可動剥離ユニット200の走行路後方側への移動に抗するような力を台紙フィルムWmに与える手段としては、可動剥離ユニット200を走行路後方側に移動させながら台紙フィルムWmを巻き取りリール820で巻き取るようにすることを例示することができる。
このような剥離動作は、可動剥離ユニット200の先端部に設けられた剥離部230の存在によって確実に行うことができる。すなわち、剥離部230は、図6示したような構成となっており、このような剥離部230を有する可動剥離ユニット200を走行路後方側に移動させながら台紙フィルムWmを巻き取りリール820で巻き取ることによって、台紙フィルムWmを剥離部230の台紙フィルム折り返し部233で折り返すように走行させながら台紙フィルムWmに対して引っ張り力を与えることとなる。これは、台紙フィルムWmを第1カバーレイフィルム片Wc1から引き剥がすような動作であり、小さな力で大きな剥離力が得られ、それによって、第1カバーレイフィルム片Wc1を台紙フィルムWmから確実に剥離することができる。
なお、第1カバーレイフィルム片Wc1を台紙フィルムWmから剥離した状態においては、可動剥離ユニット200の支持台座部270が吸着保持装置700の直下にまで移動した状態となっている。このため、支持台座部270は、吸着保持装置700に吸着保持されている第1カバーレイフィルム片Wc1を下側から支持するような状態となる(図11(a)参照。)。
そして、図11(a)の状態から吸着保持装置700が上昇する(図11(b)参照。)。このように、吸着保持装置700は、台紙フィルムWmから剥離した第1カバーレイフィルム片Wc1を吸着して上昇した状態(図11(b)参照。)となったあとは、走行路Aに直交するトラバースライン(図示せず。)に沿ってベースフィルム(図示せず。)の直上へ移送され、第1カバーレイフィルムWc1がベースフィルムの所定位置に仮圧着される。
このとき、第1カバーレイフィルム片Wc1は、下面側が貼着面となった状態で吸着保持装置700に吸着保持されているので、ベースフィルムに仮圧着される際に、吸着保持装置70は、吸着保持している第1カバーレイフィルム片Wc1をそのまま重力方向に沿って下降させればいので、第1カバーレイフィルム片Wc1を安定した状態で適切にベースフィルムに仮圧着することができる。そして、第1カバーレイフィルム片Wc1をベースフィルムに仮圧着したあと、吸着保持装置700は、トラバースラインに沿って元の位置(図11(b)の位置)に戻る。
ところで、吸着保持装置700が上昇した状態(図11(b)参照。)においては、各クランプ装置の状態が切り替わって、第1クランプ装置500は「閉」から「開」となり、第2クランプ装置240及び第3クランプ装置250はともに「開」から「閉」となって、再び、切断機構部600が下降して次の切断動作が行われる(図11(c)参照。)。
図11(c)の状態は、図10(a)の状態と同じであるが、図11(c)においては、切断機構部600により、次のカバーレイフィルム片Wc2(第2カバーレイフィルム片Wc2とする。)を生成するための切断動作が行われる。このとき、切断機構部600によって切断動作が行われると同時に、第2予備剥がし機構部660によって、後続カバーレイフィルWcの先端部、すなわち、第3カバーレイフィルム片Wc3(図示せず。)となるべき後続カバーレイフィルムWcの先端部を予備剥がしする。その後、図10(b)及び図10(c)並びに図11(a)及び図11(b)と同様の動作を行う。
なお、図11(c)に示す切断動作によって生成される第2カバーレイフィルム片Wc2は、予備剥がし機構部660によって両サイド部が予備剥がしされ、かつ、第1カバーレイフィルム片Wc1を切断する際に、第2予備剥がし機構部660によって先端部が予備剥がしされた状態となっている。このため、図11(a)において行われる剥離動作を確実かつ容易に行うことができる。
このような動作が繰り返し行われることにより、切断機構部600の切断動作により生成された各カバーレイフィルムは、第1予備剥がし機構部400によって両サイド部が予備剥がしされ、かつ、第2予備剥がし機構部660によって先端部が予備剥がしされた状態となる。このため、図11(a)に示す剥離動作を確実かつ容易に行うことができ、貼着力の状況などによりカバーレイフィルムを台紙フィルムから剥離できないといったことを未然に防止することができる。
[実施形態2]
上記実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000においては、プラスチックフィルムの剥離装置1000に第1予備剥がし機構部400を設け、当該第1予備剥がし機構部400によって、台紙フィルム付カバーレイフィルムWcの予備剥がしを行うようにしたが、プラスチックフィルムの剥離装置1000に設けられている予備剥がし機構部(第1予備剥がし機構部400)によって予備剥がしを行うのではなく、既に、予備剥がしされた台紙フィルム付カバーレイフィルムWcを用いることも可能である。この場合、プラスチックフィルムの剥離装置1000に設けられている第1予備剥がし機構部400は不要となる。
図12は、実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000の正面図である。図12に示す実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000が実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000(図1参照。)と異なるのは、第1予備剥がし機構部400が存在していない点だけであり、その他の構成は、実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000と同様であるので、同一構成要素には同一符号が付されている。
実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000においては、剥離対象となる台紙フィルム付カバーレイフィルムWcとしては、既に、カバーレイフィルムWcが台紙フィルムWmから部分的又は全面的に剥離されている予備剥がし済みの台紙付きカバーレイフィルムWcを用いる。なお、実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000においては、予備剥がし済みの台紙付きカバーレイフィルムWcは、部分的に剥離されている予備剥がし済みの台紙付きカバーレイフィルムWcであって、例えば、図5に示したように、台紙フィルム付カバーレイフィルムWcの両サイド部が長手方向に沿って予備剥がしされたものであるとする。
このような、予備剥がし済みの台紙付きカバーレイフィルムWcは、実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000とは別に用意された予備剥がし装置(図示せず。)を用いて、予備剥がしされていない一般的な台紙フィルム付カバーレイフィルムを予備剥がしたものであってもよいし、また、この種の台紙フィルム付カバーレイフィルムを製造する製造業者が「予備剥がし済みの台紙付きカバーレイフィルム」として販売している場合には、当該製造業者から購入した「予備剥がし済みの台紙付きカバーレイフィルム」を用いてもよい。
このように、既に、予備剥がしされている予備剥がし済みの台紙フィルム付カバーレイフィルムWcを用いた場合であっても、切断機構部600による切断動作及び第2予備剥がし機構部660による先端部の予備剥がし動作、可動剥離ユニット200によるカバーレイフィルムWcを台紙フィルムWmから剥離する動作などは、実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000と同様に行うことができる。すなわち、切断機構部600による切断動作及び第2予備剥がし機構部660による先端部の予備剥がし動作は、図7と同様に行うことができ、可動剥離ユニット200によってカバーレイフィルムWcを台紙フィルムWmから剥離する動作は、図10及び図11と同様に行うことができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、下記に示すような変形実施も可能である。
(1)実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000においては、第1予備剥がし機構部400は、台紙フィルム付カバーレイフィルムWcの両サイド部を予備剥がしするようにしたが、両サイド部に限られるものではなく、第1予備剥がし機構部400の第1剥がし板410の先端部411及び第2剥がし板420の先端部421が同一平面上で前後に互い違いに並ぶような配置とすることによって、カバーレイフィルムWcを台紙フィルムWmから全面的に予備剥がしすることも可能である。
(2)実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000において設けられている予備剥がし機構部400は、基台テーブル100に固定的に取り付けたものであってもよいが、予備剥がし機構部400は、基台テーブル100に着脱自在に取り付け可能とすることも可能である。予備剥がし機構部400を基台テーブル100に着脱自在に取り付け可能とすることにより、1台のプラスチックフィルムの剥離装置を実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000として使用することもでき、また、実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000として使用することもできる。
(3)実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000においては、予備剥がし済みの台紙フィルム付カバーレイフィルムWcとして、カバーレイフィルムWcの両サイド部が予備剥がしされたものを用いたが、カバーレイフィルムWcを台紙フィルムWmから全面的に予備剥がしたものを用いることもできる。
(4)上記実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000においては、予備剥がし済みの台紙フィルム付カバーレイフィルムを用いる場合を説明したが、予備剥がしされていない一般的な台紙フィルム付カバーレイフィルムを用いることも可能である。
また、予備剥がしされていない一般的な台紙フィルム付カバーレイフィルムにおいてプリカットされた台紙フィルム付カバーレイフィルムを使用することも可能である。プリカットされた台紙フィルム付カバーレイフィルムを使用する場合には、切断機構部600による切断動作が不要となるので、この場合には、切断機構部600が切断動作を行わないように設定すすればよい。なお、このとき、第2予備剥がし機構部660のみを作動させるような構成とすることも可能である。すなわち、切断機構部600が切断刃640を出し入れ可能とするような構成としておき、プリカットされている台紙フィルム付カバーレイフィルムを用いる場合には、切断刃640を収納した状態として、切断機構部600を所定のタイミングごとに図7に示すような動作を行わせることにより、プリカットされた部分の先端部を予備剥がしすることができる。
(5)実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000及び実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000においては、第1クランプ装置500の取り付け位置は、可動剥離ユニット200よりも走行路後方側(図1及び図12参照。)としたが、第1クランプ装置500の取り付け位置は、図1及び図12に示す位置に限定されるものではなく、例えば、可動剥離ユニット200よりも走行路前方側としてもよい。
(6)実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000及び実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000においては、可動剥離ユニット200は、2個のクランプ装置(第2クランプ装置240及び第3クランプ装置250)を有し、これら各クランプ装置を剥離部230及び切断機構部600を挟んで走行路前方側及び走行路後方側それぞれに設けるようにしているが、これらクランプ装置はいずれか一方のみであってもよい。ただし、実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000及び実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000のように、剥離部230及び切断機構部600を挟んで走行路前方側及び走行路後方側それぞれに設ける方が、台紙フィルム付きカバーレイフィルムWcの送りをより安定して行うことができる。
(7)実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000及び実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000において設けられているクランプ装置(第1クランプ装置500、第2クランプ装置240及び第3クランプ装置250)は、台紙フィルム付カバーレイフィルムWc又は台紙フィルムWmをクランプ状態及び非クランプ状態とすることができるものであれば、その形状や構成などは特に限定されるものではなく、例えば、対向配置された2つのローラーによって台紙フィルム付カバーレイフィルムWc又は台紙フィルムWmをクランプ状態及び非クランプ状態とするような構成としてもよい。
(8)実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000及び実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000においては、カバーレイフィルムWcの先端部を予備剥がしするための第2予備剥がし機構部660を有する構成としたが、第2予備剥がし機構部660は必須のものではない。
(9)実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000及び実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000においては、プラスチックフィルムは、カバーレイフィルムであるとして説明したが、カバーレイフィルムに限られるものではなく、例えば、補強フィルムであってもよい。また、電子機器の表示部(例えば、液晶表示パネル、有機EL表示パネルなど。)に貼り付けて、当該電気機器へ情報を入力するために用いるタッチパネル用フィルムであってもよい。さらにまた、電子機器の表示部(例えば、液晶表示パネル、有機EL表示パネルなど。)のパネル面を保護するための保護フィルムその他のプラスチックフィルムであってもよい。
(10)実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000及び実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000においては、切断機後部600によって切断する際においては、台紙フィルム付カバーレイフィルムWcの先端が可動剥離ユニット200の剥離部230の先端(台紙フィルム折り返し部233)となるように設定して切断するようにした例を示したが、必ずしも切断すべき台紙フィルム付カバーレイフィルムWcの先端が可動剥離ユニット200の剥離部230の先端となるような設定とする必要はない。
(11)実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000及び実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000においては、切断済みのプラスチックフィルム片は吸着保持装置700によって吸着保持するような構成としたが、プラスチックフィルム片を保持する保持装置は、「吸着保持」する吸着保持装置に限られるものではなく、プラスチックフィルム片を着脱自在に保持できるものであれば、他の保持装置であってもよい。例えば、静電気によってプラスチックフィルム片を保持可能とする保持装置などを用いてもよい。
(12)実施形態1に係るプラスチックフィルムの剥離装置1000及び実施形態2に係るプラスチックフィルムの剥離装置2000においては、剥離動作を行う際には、可動剥離ユニット200を走行路後方側に移動させながら台紙フィルムWmを巻き取りリール820で巻き取るようにしたが、これに限られるものではなく、可動剥離ユニット200の走行路後方側への移動に抗するような力を台紙フィルムWmに与えることができればよい。
例えば、台紙フィルムWmを一時的に固定可能とする固定機構を設け、当該固定機構によって台紙フィルムWmの動きを一時的に阻止するようにしてもよい。なお、台紙フィルムWmを一時的に固定するための固定機構としては、対向配置された2つのローラー(例えば図1におけるニップロール850など)や図示しないクランパなどを例示することができる。
また、可動剥離ユニット200の走行路後方側への移動に抗するような力を台紙フィルムWmに与えることができるようにするための他の構成としては、台紙フィルムWmの端部に「重り」を付けて、当該「重り」を重力方向に垂れ下げるようにした状態で、可動剥離ユニット200を走行路後方側に移動させるような構成としてもよい。
100・・・基台テーブル、110・・・案内面、131,132・・・ガイドレール、200・・・可動剥離ユニット、210・・・可動プレート、220・・・切断用支持台座部、230・・・剥離部、231・・・平面、232・・・傾斜面、233・・・台紙フィルム折り返し部、240・・・第2クランプ装置250・・・第3クランプ、300・・・駆動装置、400・・・予備剥がし機構部、410・・・第1剥がし板、420・・・第2剥がし板、500・・・第1クランプ、600・・・切断機構部、640・・・切断刃、660・・・第2予備剥がし機構部(先端部の予備剥がし機構部)、700・・・吸着保持装置、710・・・吸着プレート、750・・・吸着領域設定板、810・・・送り出しリール、820・・・巻き取りリール、A・・・走行路、Wc・・・カバーレイフィルム、Wm・・・台紙フィルム

Claims (10)

  1. 台紙フィルムにプラスチックフィルムが剥離可能に貼着されている台紙フィルム付プラスチックフィルムを、前記台紙フィルムを下側とした状態で走行路に沿って走行させる過程において前記プラスチックフィルムを前記台紙フィルムから剥離するプラスチックフィルムの剥離装置であって、
    前記走行路に沿って前記走行路の下側に形成されるほぼ水平な案内面を有する基台テーブルと、
    前記プラスチックフィルムを前記台紙フィルムから剥離する剥離部を有し、前記基台テーブルの前記案内面に沿って前記走行路における走行路前方側及び走行路後方側に所定範囲で往復動可能な可動剥離ユニットと、
    前記走行路を横切る方向に設けられた切断刃を有し、前記プラスチックフィルムを、前記台紙フィルムを残した状態で切断して前記走行路に沿った方向において所定の寸法を有するプラスチックフィルム片を生成する切断機構部と、
    前記プラスチックフィルム片を着脱自在に保持する保持プレートを有する保持装置と、
    を備え、
    前記切断機構部は、前記プラスチックフィルム片を生成する際に、当該プラスチックフィルム片に後続するプラスチックフィルムの先端部を前記切断刃による切断線に沿って予備剥がしを行う先端部の予備剥がし機構部を有し、
    前記剥離部は、前記台紙フィルムを当該台紙フィルムの下面に沿って支持する平面と、前記平面に接した状態で走行する台紙フィルムを90度以上折り返す台紙フィルム折り返し部とを有し、
    前記可動剥離ユニットは、前記台紙フィルム折り返し部で90度以上折り返された前記台紙フィルムをその走行方向を替えて水平方向に走行させる転向ロールと、前記剥離部の前記走行路後方側に設けられ前記台紙フィルム付プラスチックフィルムを切断する際に前記台紙フィルム付きプラスチックフィルムを下側から支持する切断用支持台座部とをさらに有し、
    前記可動剥離ユニットが前記走行路後方側へ移動する際は、前記可動剥離ユニットの前記走行路後方側への移動に抗するような力を前記台紙フィルムに与え、かつ、前記プラスチックフィルム片が前記保持装置によって保持された状態で、前記可動剥離ユニットを前記走行路後方側に移動させることによって、前記台紙フィルムを前記プラスチックフィルム片から引き剥がすことを特徴とするプラスチックフィルムの剥離装置。
  2. 請求項1に記載のプラスチックフィルムの剥離装置において、
    前記走行路後方側への移動に抗するような力を前記台紙フィルムに与えるようにするための構成として、前記台紙フィルムを巻き取るための巻き取りリールを設け、当該巻き取りリールによって前記台紙フィルムに巻き取り力を与えることを特徴とするプラスチックフィルムの剥離装置。
  3. 請求項1に記載のプラスチックフィルムの剥離装置において、
    前記走行路後方側への移動に抗するような力を前記台紙フィルムに与えるようにするための構成として、前記台紙フィルムを一時的に固定するための固定機構を設け、当該固定機構によって前記台紙フィルムの動きを一時的に阻止することを特徴とするプラスチックフィルムの剥離装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のプラスチックフィルムの剥離装置において、
    前記可動剥離ユニットよりも前記走行路後方側に設けられ、前記プラスチックフィルムを前記台紙フィルムから剥離しやすくするための予備剥がしを行う予備剥がし機構部をさらに有することを特徴とするプラスチックフィルムの剥離装置。
  5. 請求項4に記載のプラスチックフィルムの剥離装置において、
    前記予備剥がし機構部は、前記走行路を横切る方向に突設されたへら状の剥がし板を有し、当該剥がし板の先端部が前記台紙フィルムと前記プラスチックフィルムとの間に所定長さだけ挿入された状態で用いられることを特徴とするプラスチックフィルムの剥離装置。
  6. 請求項5に記載のプラスチックフィルムの剥離装置において、
    前記剥がし板は、前記走行路を挟んで一方の側に設けられる第1剥がし板と他方の側に設けられる第2剥がし板とを有し、前記第1剥がし板の先端部と第2剥がし板の先端部との間隔が所定範囲で任意に設定可能となっていることを特徴とするプラスチックフィルムの剥離装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のプラスチックフィルムの剥離装置において、
    前記保持装置は、前記プラスチックフィルム片の走行路に沿った方向の寸法に応じて前記プラスチックフィルム片を保持するための保持領域の設定が可能な保持領域設定板を前記保持プレートに取り付け可能となっていることを特徴とするプラスチックフィルムの剥離装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のプラスチックフィルムの剥離装置において、
    前記プラスチックフィルムは、カバーレイフィルムであることを特徴とするプラスチックフィルムの剥離装置。
  9. 請求項1〜7のいずれかに記載のプラスチックフィルムの剥離装置において、
    前記プラスチックフィルムは、補強フィルムであることを特徴とするプラスチックフィルムの剥離装置。
  10. 請求項1〜7のいずれかに記載のプラスチックフィルムの剥離装置において、
    前記プラスチックフィルムは、電子機器のタッチパネルに用いられるタッチパネル用フィルムであることを特徴とするプラスチックフィルムの剥離装置。
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