JP2008107373A - フィルム剥離装置およびフィルム剥離方法 - Google Patents

フィルム剥離装置およびフィルム剥離方法 Download PDF

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Abstract

【課題】板状もしくはシート状の部材に貼付されたフィルムを剥離すると同時に、そのフィルムに発生した静電気を除電する。
【解決手段】剥離ローラ32の外周面、すなわち剥離されるフィルムとの当接部を導電性物質で形成すると共に、フィルムが剥離される際には、必ずフィルムの全面が剥離ローラ32の外周面と当接するようにするため、剥離ローラ32の円周が剥離されるフィルムの巻き取り方向の長さよりも長くなるように形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィルム剥離装置およびフィルム剥離方法に関し、更に詳しくは、例えば、液晶表示装置等に用いられる偏光シート(偏光板)等に貼付されている保護フィルム等を剥離するためのフィルム剥離装置およびフィルム剥離方法に関するものである。
従来より、板状もしくはシート状の部材の表面を保護する目的や、表面の粘着層を保護する目的で貼付されたフィルムを剥離するフィルム剥離装置およびフィルム剥離方法が知られている。
主に液晶表示装置の液晶表示パネルに使用される偏光シート等には、映像表示面を保護するための保護フィルムが貼付されており、液晶表示装置の組立工程において、この保護フィルムが剥離されている。このようなフィルムの剥離方法としては、作業者が手作業で剥離する人的な方法と、例えば特許文献1に示されるように、ローラを回転させることでフィルムを巻き取るフィルム剥離装置を使用した機械的な方法が挙げられる。
特開平9−267423号公報
しかしながら、このような人的な剥離方法や、フィルム剥離装置を使用する機械的な剥離方法のいずれの場合であっても、フィルムを剥離する際に静電気が発生し、フィルムが帯電する。そのため、このフィルム剥離時に、液晶表示パネルであれば、帯電したフィルムが液晶表示パネルの周囲に既に実装されたテープキャリアパッケージやプリント基板上から露出している電極、チップ等に接触し、これらが静電破壊されてしまうおそれがあった。
本発明が解決しようとする課題は、一面にフィルムが貼付された板状もしくはシート状の部材からそのフィルムを剥離すると同時に、フィルムに帯電した静電気を取り除くことができるフィルム剥離装置およびフィルム剥離方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るフィルム剥離装置は、一面にフィルムが貼付された板状もしくはシート状の部材から該フィルムをローラにより巻き取りながら剥離するフィルム剥離装置において、該ローラは少なくとも該フィルムの巻き取り面が導電性を有する物質で形成されると共に、該ローラの円周が前記フィルムの巻き取り方向の長さよりも長く形成されていることを要旨とするものである。
この場合、前記ローラが前記フィルムの貼付面に対して直角方向に往復動可能となっていることが好ましい。
さらに、前記ローラには少なくとも前記フィルムの巻き取り開始時の前記フィルムとの当接面に粘着剤が塗布されていたり、前記フィルムを吸着可能な吸着口が設けられていることが好ましい。
また、上記課題を解決するために本発明に係るフィルム剥離方法は、一面にフィルムが貼付された板状もしくはシート状の部材から該フィルムをローラにより巻き取りながら剥離するフィルム剥離方法において、少なくとも該ローラにおける該フィルムの巻き取り面を導電性を有する物質で形成し、かつ該ローラの円周を前記フィルムの巻き取り方向の長さよりも長くすることで、該ローラにより前記フィルムに溜まった静電気を除去しながら前記フィルムを剥離することを要旨とするものである。
この場合、前記ローラを前記フィルムの貼付面に対して直角方向に往復動させることで、前記ローラが前記板状もしくはシート状の部材の周囲に実装された部品に当接しないように前記フィルムを剥離するようにするとよい。
さらに、この場合前記ローラにより前記フィルムの一部または全部を接着、もしくは吸着して巻き取りながら剥離するようにするとよい。
本発明に係るフィルム剥離装置およびフィルム剥離方法によれば、フィルムを巻き取りながら剥離するローラが導電性を有しているため、フィルムの巻き取り時にフィルムに帯電した静電気がローラより外部に逃がされることとなる。しかも、このローラの円周がフィルムの巻き取り方向の長さよりも長く形成されているため、必ずフィルムの全面がローラと接触することとなり、完全にフィルムから静電気を除去することができる。
この場合、上記ローラがフィルムの貼付面に対して直角方向に往復動可能であれば、フィルムが貼付されている板状もしくはシート状の部材の周囲に実装されている部品を避けてフィルムを巻き取ることができる。つまり、これらの部品とローラが当接し、ローラの圧力により実装された部品が破壊されてしまうのを防止することができる。
さらに、上記ローラのフィルムの巻き取り開始時のフィルムとの当接面に粘着剤が塗布されるか、もしくはこの当接面に吸着口が設けられておれば、ローラとフィルムの接着、もしくは吸着によりフィルムを確実に剥離することができる。つまり、フィルム剥離工程でフィルムが剥離されずに次工程に進んでしまうといったフィルムの剥離不良を防止でき、生産効率の向上につながる。
以下、本発明に係るフィルム剥離装置およびフィルム剥離方法の一実施形態を図1〜図10を用いて詳細に説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係るフィルム剥離装置10は、鉛直に起立したベース11に、ステージユニット20、フィルム剥離ユニット30、フィルム排出ユニット60を組み付けてなる。以下、各部位について具体的に説明する。
ステージユニット20は、ベース11上に固定された基台22に、ワークが載置されるステージ26が取り付けられてなる。基台22の中心部を貫通したネジ孔には、ボールネジシャフト24が螺合されている。このボールネジシャフト24の一端にステージ26が取り付けられ、他端にベース11の下部に位置するハンドル28が連結されている。これにより、ハンドル28を回転させることで、ステージ26はボールネジ機構により上下動可能となっている。
また、ステージ26のワーク載置面26aには、図示されない吸着口が設けられている。この吸着口によりワークを吸着することで、フィルム剥離時におけるワークのずれ、フィルムと共にワーク自体を後述する剥離ローラ32により巻き込んでしまうのを防止する。
フィルム剥離ユニット30は、主にローラ回転機構部30aおよびスライド機構部30bからなる。
ローラ回転機構部30aには、サーボモータであるローラ駆動用モータ34がブラケット36に固定されて設けられている。このローラ駆動用モータ34の出力軸と剥離ローラ32の回転軸33は、図示されないカップリング部材により連結されており、剥離ローラ32はローラ駆動用モータ34を駆動源として回転可能に取り付けられている。また、剥離ローラ32は、ステージ26に載置されるワークよりも若干幅広となっており、その円周は、フィルムの巻き取り方向の長さよりも長くなるよう形成されている。なお、剥離ローラ32は、取り外し自在となっており、ワークの大きさにより、所定の形状のものが選定される。
さらに、剥離ローラ32は、導電性物質により形成されてなる。そのため、剥離ローラ32とフィルムとの当接時には、そのフィルムに帯電した静電気はローラを通じて除電される。剥離ローラ32を形成する導電性物質としては、導電性を有する金属もしくは樹脂であってもよいが、ワークの損傷を防止するため、カーボンブラック等が配合された導電性ゴムであることが望ましい。また、回転軸33が挿通される部分を導電性金属や樹脂で形成し、フィルムとの当接面である外周面を導電性ゴムで形成したものであってもよい。なお、剥離ローラ32の回転軸33とローラ駆動用モータ34を連結するカップリング部材は絶縁材料により形成されているため、剥離ローラ32を通じて流出した静電気がローラ駆動用モータ34に悪影響を及ぼすことはない。
また、ローラ駆動用モータ34が固定されたブラケット36は、上下スライダ38に固定されている。この上下スライダ38は、ベース11の鉛直方向にスライド可能となるよう、ガイド部材39に取り付けられている。
一方、スライド機構部30bには、ガイドレール40がステージ26の長手方向と平行に延在して、ガイドレールブラケット41を介してベース11に取り付けられている。ガイドレール40には、移送スライダ42がスライド可能に取り付けられている。この移送スライダ42の側面略中央には、高精度のネジ孔が貫通形成され、このネジ孔にボールネジシャフト44が螺合されている。ボールネジシャフト44の一端は、ブラケット45に取付固定されたサーボモータである移送用モータ46の出力軸と連結され、他端は、ブラケット47に固定されたベアリング48に支承されている。また、移送スライダ42は、上述したガイド部材39と連結され、剥離ローラ32と一体的に動作するようになっている。
このように取り付けられたボールネジシャフト44は、ガイドレール40と平行に位置し、移送用モータ46の動力を受け回転する。このボールネジシャフト44の回転に伴い、移送スライダ42がガイドレール40上をスライド動作し、これと一体的に剥離ローラ32もスライド動作する。すなわち、剥離ローラ32は、移送用モータ46の駆動により、ステージ26と平行に移動することとなる。
また、移送スライダ42の上面には、ブラケット50が取り付けられている。このブラケット50には、サーボモータである上下駆動用モータ52がベース11と垂直に取付固定されている。
さらに、上述した上下スライダ38には、その上面略中央から高精度のネジ孔が貫通して形成されており、このネジ孔にボールネジシャフト54が螺合されている。このボールネジシャフト54の一端は、上下駆動用モータ52の出力軸と連結され、他端は、ベース11上に固定されたベアリング56に支承されている。
このように構成されることで、上下駆動用モータ52を動力源としてボールネジシャフト54が回転すると、ボールネジ機構により、上下スライダ38がガイド部材39上をスライド動作する。すなわち、上下スライダ38と連結された剥離ローラ32を、ステージ26のワーク載置面26aに対して垂直方向に上下動作させることができる。
フィルム排出ユニット60は、二つのブラケット62,62間に設けられた排出ローラ64a,64bと、この排出ローラ64a,64bのうち、一方の排出ローラ64aに連結された排出用モータ66とからなる。
排出用ローラ64a,64bは、その外周面が当接されて、互いに平行に、かつ剥離ローラ32とも平行となるよう取り付けられている。排出用モータ66により排出ローラ64aが回転すると、互いの外周面が当接されているため、排出用ローラ64bも回転することとなる。
以下、このように構成されるフィルム剥離装置10を用いたフィルム剥離方法の一例について具体的に説明する。なお、本実施形態では、一般的な液晶表示装置に使用される液晶表示パネル12をワークとして説明する。図2は、この液晶表示パネル12を模式的に示した拡大斜視図である。液晶表示パネル12は、主に液晶が封止されたガラス基板14の両面に偏光シート16が貼付されてなる。この貼付されている偏光シート16のガラス基板14との接着面の反対側の面には、偏光シート16の傷、汚れ等を防止する保護フィルム16aが貼付されている。また、ガラス基板14の側縁には、ドライバICがボンディングされたテープキャリアパッケージ18が実装され、このテープキャリアパッケージ18には、コントローラ等が搭載されたプリント基板19が接続されている。
図3〜8は、剥離ローラ32により、保護フィルム16aを巻き取りながら剥離するフィルム剥離工程を説明するための断面図である。なお、説明のため、これらの図では、ガラス基板14と偏光シート16をパネル部17として一体化し、その両面に保護フィルム16aが貼付された構成として液晶表示パネル12を表している。
まず、図3に示されるように、剥離する保護フィルム16aを上面にして液晶表示パネル12をステージ26に吸着保持させる。ついで、移送用モータ46を駆動し、移送スライダ42により剥離ローラ32を+X方向に移動させる。この時、剥離ローラ32は、テープキャリアパッケージ18およびプリント基板19と接触しない高さで、+X方向に平行移動される。そして、図4に示されるように、剥離ローラ32は、保護フィルム16aの基端上部まで移動した時点で一旦停止される。なお、この時、剥離ローラ32の外周面に粘着剤が塗布されることにより形成された貼着層32aが、−Z方向に位置するよう、剥離ローラ32の回転方向が制御されている。なお、この貼着層32aは、必ずしも図に示されるように一部のみに形成されている必要はなく、剥離ローラ32の外周面の全面に形成されていてもよい。
次に、上下駆動用モータ52を駆動し、上下スライダ38により剥離ローラ32を−Z方向に下降させる。そして、図5に示されるように、剥離ローラ32を貼着層32aを介して保護フィルム16aに接着させた状態で、剥離ローラ32を再び一旦停止させる。
このように、本実施形態では、剥離ローラ32が上下駆動用モータ52を駆動源として、上下動可能に構成されており、液晶表示パネル12の周囲に実装されたテープキャリアパッケージ18や、プリント基板19と当接しない高さで剥離ローラ32がX軸方向にスライド可能となっている。これにより、上記実装された部品が剥離ローラ32に当接もしくは押圧されることはなく、液晶表示パネル12の品質不良等を防止することができる。
この後、剥離ローラ32に保護フィルム16aが接着された状態で、ローラ駆動用モータ34を駆動し、剥離ローラ32を+θ方向に回転させる。それと同時に、移送用モータ46を駆動し、移送スライダ42により、+X方向に剥離ローラ32をスライドさせる。すると、図6に示されるように、保護フィルム16aは、剥離ローラ32に巻き付けられながら液晶表示パネル12から剥離されていく。そして、図7に示されるように、剥離ローラ32が保護フィルム16aの端縁までスライドした時点で保護フィルム16aは完全に剥離される。
ここで、上述したように、この剥離ローラ32は導電性を有するため、保護フィルム16aに静電気が帯電したとしても、その静電気は剥離ローラ32を通じて外部に逃がされる。さらに、剥離ローラ32は、その円周が保護フィルム16aの巻き取り方向の長さよりも長く形成されている(剥離ローラ32の回転量が一回転未満で、保護フィルム16aを巻き取ることができる)ため、図7に示されるように、保護フィルム16aが重なって巻き取られることがない。すなわち、保護フィルム16aの剥離時には、保護フィルム16aの全面が必ず剥離ローラ32の外周面と当接することとなるため、保護フィルム16aに帯電した静電気を完全に取り除くことができる。
保護フィルム16aを巻き取った剥離ローラ32は、その回転を停止し、上下スライダ38および移送スライダ42により、フィルム排出ユニット60の上部まで移動し、一旦停止する。
ここで、ローラ駆動用モータ34により、剥離ローラ32を−θ方向に約1/4回転ほど回転させる。すると、図8に示されるように、巻き取った保護フィルム16aの一部が剥離ローラ32から垂れ下がる。この状態で上下駆動用モータ52を駆動し、上下スライダ38により、剥離ローラ32をフィルム排出ユニット60に向かって降下させる。これと同時に、排出用モータ60を駆動させ、フィルム排出ユニット60の排出ローラ64a,64bを回転させる。そうすると、図9に示されるように、剥離ローラ32から垂れ下がった保護フィルム16aの端部は、排出ローラ64a,64bに挟持され、その回転力によって下方に引張られる。これにより、保護フィルム16aは剥離ローラ32の貼着層32aから引き離される。引き離された保護フィルム16aは、排出ローラ64a,64bの下方に設けられた図示されないゴミ箱等に排出される。
このようにして、保護フィルム16aの剥離工程は終了する。そして、次のワークがステージ26にセットされ、剥離ローラ32が再び原位置に復帰した後、次の剥離工程が開始される。
なお、上記実施例では、剥離ローラ32の外周面に貼着層32aが設けられていることを説明したが、図10に示すように、剥離ローラ32の外周面に空気を吸引することができる吸着口32bを設け、保護フィルム16aを吸着しながら巻き取ってもよい。このようにすれば、保護フィルム16aを吸着して巻き取った後、吸着状態を解除するだけで保護フィルム16aは剥離ローラ32から脱離されるため、フィルム排出工程をより簡易なものとすることができる。
このように、本実施形態に係るフィルム剥離装置10およびフィルム剥離方法によれば、保護フィルム16aを巻き取りながら剥離する剥離ローラ32が導電性を有しているため、剥離時に保護フィルム16aに帯電した静電気を剥離ローラ32を通じて除去することができる。また、剥離ローラ32の円周は、剥離される保護フィルム16aの巻き取り方向の長さよりも長く形成されているため、保護フィルム16aの剥離時には、保護フィルム16aの全面が剥離ローラ32と当接することとなり、保護フィルム16aに帯電した静電気を完全に除去することが可能となる。これにより、保護フィルム16aの剥離時に、帯電した保護フィルム16aが、液晶表示パネル12の周囲に実装されたテープキャリアパッケージ18やプリント基板19等の電気部品と接触することによるチップ、電極等の静電破壊を防止することができる。
また、剥離ローラ32は、上下駆動用モータ52の駆動力を得て上下動可能に制御される。そのため、液晶表示パネル12の周囲に取り付けられた上記テープキャリアパッケージ18やプリント基板19等の部品との接触を避けて保護フィルム16aを剥離することができる。
また、剥離ローラ32の外周面において、保護フィルム16aの巻き取り開始時の保護フィルム16aとの当接面には、貼着層32aや、吸着口32bが設けられている。これにより、保護フィルム16aを確実に剥離することができるため、剥離不良が低減し生産効率の向上につながる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態では、液晶表示パネル12に使用される偏光シート16の保護フィルム16aの剥離工程について説明したが、これに限られるものではない。つまり、このようなフィルムを剥離する際に、そのフィルムに静電気が帯電してしまうものであって、そのフィルムが貼付されている部材の近傍に静電破壊を防止すべき電気部品等が実装されているものであれば、本発明の技術的思想が適用できることは言うまでもない。
また、上記実施形態では、サーボモータである移送用モータ46、上下駆動用モータ52を駆動源として、剥離ローラ32のX方向、Z方向へのスライド動作がなされることを説明したが、モータに限らず、例えば、エアシリンダ、油圧シリンダ等のアクチュエータも適用可能である。
さらに、上記実施形態では、ステージ26上にワークを載置してフィルムの剥離が行われることを説明したが、例えば、生産効率向上のため、ベルトコンベアにフィルム剥離ユニット30を取り付けて、ワークを連続的に処理することができるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、液晶表示パネル12の長手方向に沿って保護フィルム16aが剥離されることを説明したが、これとは逆に、液晶表示パネル12の短手方向に沿って保護フィルム16aが剥離されるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係るフィルム剥離装置の外観斜視図である。 液晶表示パネルを模式的に示した拡大斜視図である。 フィルム剥離装置を用いたフィルム剥離工程の一工程を説明するための断面図である。 フィルム剥離装置を用いたフィルム剥離方法の図3の次工程を説明するための断面図である。 フィルム剥離装置を用いたフィルム剥離方法の図4の次工程を説明するための断面図である。 フィルム剥離装置を用いたフィルム剥離方法の図5の次工程を説明するための断面図である。 フィルム剥離装置を用いたフィルム剥離方法の図6の次工程を説明するための断面図である。 フィルム剥離装置を用いたフィルム剥離方法の図7の次工程を説明するための断面図である。 フィルム剥離装置を用いたフィルム剥離方法の図8の次工程を説明するための断面図である。 剥離ローラの外周面に保護フィルムを吸着する吸着口を設けた場合の剥離ローラの外観斜視図である。
符号の説明
10 フィルム剥離装置
16a 保護フィルム
18 テープキャリアパッケージ
19 プリント基板
32 剥離ローラ
32a 貼着層
32b 吸着口
34 ローラ駆動用モータ
38 上下スライダ
42 移送スライダ
45 移送用モータ
52 上下駆動用モータ

Claims (8)

  1. 一面にフィルムが貼付された板状もしくはシート状の部材から該フィルムをローラにより巻き取りながら剥離するフィルム剥離装置において、該ローラは少なくとも該フィルムの巻き取り面が導電性を有する物質で形成されると共に、該ローラの円周が前記フィルムの巻き取り方向の長さよりも長く形成されていることを特徴とするフィルム剥離装置。
  2. 前記ローラが前記フィルムの貼付面に対して直角方向に往復動可能となっていることを特徴とする請求項1に記載のフィルム剥離装置。
  3. 前記ローラには少なくとも前記フィルムの巻き取り開始時の前記フィルムとの当接面に粘着剤が塗布されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフィルム剥離装置。
  4. 前記ローラには少なくとも前記フィルムの巻き取り開始時の前記フィルムとの当接面に前記フィルムを吸着可能な吸着口が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のフィルム剥離装置。
  5. 一面にフィルムが貼付された板状もしくはシート状の部材から該フィルムをローラにより巻き取りながら剥離するフィルム剥離方法において、少なくとも該ローラにおける該フィルムの巻き取り面を導電性を有する物質で形成し、かつ該ローラの円周を前記フィルムの巻き取り方向の長さよりも長くすることで、該ローラにより前記フィルムに溜まった静電気を除去しながら前記フィルムを剥離することを特徴とするフィルム剥離方法。
  6. 前記ローラを前記フィルムの貼付面に対して直角方向に往復動させることで、前記ローラが前記板状もしくはシート状の部材の周囲に実装された部品に当接しないように前記フィルムを剥離することを特徴とする請求項5に記載のフィルム剥離方法。
  7. 前記ローラにより前記フィルムの一部または全部を接着して巻き取りながら剥離することを特徴とする請求項5または6に記載のフィルム剥離方法。
  8. 前記ローラにより前記フィルムの一部または全部を吸着して巻き取りながら剥離することを特徴とする請求項5または6に記載のフィルム剥離方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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