JP2514407Y2 - アウトリガ制御装置 - Google Patents

アウトリガ制御装置

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JP2514407Y2
JP2514407Y2 JP4594290U JP4594290U JP2514407Y2 JP 2514407 Y2 JP2514407 Y2 JP 2514407Y2 JP 4594290 U JP4594290 U JP 4594290U JP 4594290 U JP4594290 U JP 4594290U JP 2514407 Y2 JP2514407 Y2 JP 2514407Y2
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佳長 丸山
秀徳 下馬場
典久 高橋
潤 天野
政和 八鍬
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Kyushu Electric Power Co Inc
Aichi Corp
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Kyushu Electric Power Co Inc
Aichi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、穴掘建柱車等複数モードの作業が可能な作
業車に関し、さらには、このような作業車を安定に支持
するアウトリガの制御装置に関する。
(従来の技術) 電柱等の建設工事では穴掘建柱車(作業車)が用いら
れることが多い。この穴掘建柱車は、オーガ装置とクレ
ーン装置とを備え、オーガ装置による電柱等の建入れ穴
の掘削作業およびクレーン装置による電柱等の建入れ作
業といった複数モードの作業を行うことができるように
なっている。また、これに加え、電柱の建替え工事にお
いて、架線を電柱等の代わりに支持する仮支持作業を行
うことができるように仮支持装置をも備えた穴掘建柱車
(穴掘建柱装置付仮支持工法車とも称する)が本出願人
により提案されている。
ところで、上記のような穴掘建柱車には、起伏伸縮自
在なブームが装備され、このブームの先端にオーガ装置
や仮支持装置を取り付けてブームの作動とともに移動さ
せたり、電柱等を吊り上げたりする。このため、各作業
を行うときには、車体に対して転倒方向に作用するモー
メントが発生する。したがって、このようにブームを備
えた作業車等では、車体を安定に支持させるべく車体の
側方等にアウトリガを張出して作業を行う。
なお、アウトリガを大きく張出すほど車体の安定度は
高まるが、その分アウトリガ接地の許容荷重は低下す
る。一方、作業モードによって発生し得る転倒側モーメ
ントやアウトリガが支持する荷重の範囲が異なる。した
がって、アウトリガの張幅は、車体の安定度とアウトリ
ガ接地の許容荷重という相反する関係を考慮しながら、
実行しようとする作業に対して適正な張幅に設定する必
要がある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記張幅は作業者の経験に基づく判断
により設定されることが多い。したがって、作業モード
毎に正確な判断を要求するのは困難であり、誤った張幅
を設定してしまう場合がある。この場合には、車体の転
倒やアウトリガの強度不足等といったトラブルが発生す
る恐れがあるという問題がある。また、誤った張幅を設
定したまま作業を開始した後に、改めて張幅を修正する
ようなこともあり作業効率が悪いという問題もある。
以上の問題に鑑み、本考案では、作業モードに応じて
アウトリガが適正な張幅に自動的に張出されるようにし
たアウトリガ制御装置を提供することを目的としてい
る。
ロ.考案の構成 (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案のアウトリガ制
御装置では、作業モード選択手段により複数モードの作
業の中から1つの作業モードを選択し、張幅設定手段に
よりその選択された作業モードに対応するアウトリガの
適正張幅を呼出し、この呼び出された適正張幅となるよ
うに、張出作動手段によりアウトリガの張出作動を行わ
せるよう構成している。
(作用) このようなアウトリガ制御装置では、作業モード選択
手段により、実行しようとする作業モードの選択操作を
行うと、張幅設定手段により予め記憶された当該作業モ
ードに対応するアウトリガの適正張幅が呼出されるとと
もに、張出作動手段においては、例えば、アウトリガの
張出量を検出して実際の張幅がその適正張幅となったこ
とが検出されるまでアウトリガの張出作動を行わせる。
(実施例) 以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照し
ながら説明する。
まず、第2図を用いて本考案に係るアウトリガ制御装
置を備えた穴掘建柱装置付仮支持工法車の構成について
説明する。
本仮支持工法車1の車体2の前後左右4箇所にはアウ
トリガ3〜6が配設されている。作業を行うときは、こ
れらアウトリガ3〜6を車体2の側方に所定量だけ張出
させるとともに下方に伸長させ、車体2を支持させる。
なお、アウトリガ3〜6は、小段、中1段、中2段、最
大の4段階に張幅を設定することができる。車体2の前
部には、車体2に対して旋回自在な旋回台7が取り付け
られている。さらに、この旋回台7の上部には、メイン
ブーム8の基端部が枢着されている。このブーム8は、
基端ブーム8a、中間ブーム8bおよび先端ブーム8cにより
3段伸縮式に構成され、旋回台7と基端ブーム8a間に取
り付けられた起伏シリンダ9の伸縮作動により起伏が自
在である。
先端ブーム8cの先端部にはブームヘッド10が取り付け
られている。なお、ブームヘッド10は、固定部材10aと
回転部材10bからなり、回転部材10bは、図のCに示すよ
うに、先端ブーム8c内に取り付けられた回転シリンダ
(図示せず)の伸縮作動により先端ブーム8cに固定され
た固定部材10aに対して回転軸10cを中心に回転が自在で
ある。
ブーム8には、オーガ装着部材11を介してオーガ装置
12が取り付けられている。このオーガ装置12は、オーガ
モータ12aおよびオーガドリル12bから構成されている。
なお、オーガ装着部材11の着脱作用により、オーガ装置
12を基端ブーム8a側に固定することも、先端ブーム8c側
に固定することも自在である。なお、図のAでは、オー
ガ装置12が先端ブーム8c側に固定されブーム8の伸長等
とともに移動し、さらに垂直に吊り下げられ、電柱の建
入れ穴の掘削作業、即ち、穴掘作業を行っている状態を
示している。
また、基端ブーム8aには、クレーン用ウインチ13が取
り付けられ、このウインチ13に巻き取られるワイヤ13a
はブームヘッド10に掛け回され、さらに、ブームヘッド
10からフック14を吊下している。なお、図のBはこのフ
ック14により電柱15を吊り上げ、上記建入れ穴への建入
れ作業、即ち、建柱作業を行っている状態を示してい
る。また、このとき、上記オーガドリル12bが基端ブー
ム8aとの間に張られた格納用ワイヤ(図示せず)を自ら
に巻き付けることにより、オーガ装置12全体がブーム8
と平行となるように引き上げられ格納されている。
図のA、Bに示すように、ブーム8の上部には、仮支
持装置16が搭載されている。この仮支持装置16は、アー
ム支持台17、伸縮アーム18および腕金装置19から構成さ
れている。アーム支持台17には、伸縮アーム18の基端部
が枢着され、この伸縮アーム18は、アーム支持台13との
間に取り付けられた屈伸シリンダ20の伸縮作動によりブ
ーム8に対して屈伸が自在となっている。アーム18の先
端部に取り付けられた腕金装置19には、活線(通電状態
の架線)21を支持できるように、ガイシおよび保持部材
からなる活線保持具19aが複数個取り付けられている。
なお、仮支持装置16は、格納状態(図のA、B参照)に
あるときは、仮支持装置ロック機構22のロック作用によ
り基端ブーム8a上に固定され、使用状態(図のC参照)
のときは、上記ロック機構22の解除とともにブームヘッ
ド10の回転部材10b上部に設けられた連結機構23の連結
作用によりブームヘッド10側に固定される。また、腕金
装置19は、格納状態においては下向きに格納され、使用
状態においては、腕金装置回転用シリンダ(図示せず)
の作動によってアーム18に対して回転され、水平な向き
にセットされる。
次に、上記アウトリガ制御装置について第1図を用い
て説明する。
本制御装置30は、作業モード選択部31、張幅設定部32
および張出作動部33から構成されている。
作業モード選択部31には、上記穴掘建柱装置付仮支持
工法車により行うことができる3つの作業モード、即
ち、穴掘作業、建柱作業および仮支持作業に対応する選
択ボタン31a〜31cが取り付けられている。
張幅設定部32は、設定コントローラ34およびメモリ35
から構成されている。設定コントローラ34には、上記各
選択ボタン31a〜31cからの信号ラインが繋がるととも
に、メモリ35と相互に繋がっている。このメモリ35に
は、上記各作業モードに対応するアウトリガ3〜6の適
正張幅が予め記憶されている。なお、第3図に作業モー
ド毎に、発生し得る転倒側モーメントおよびアウトリガ
3〜6が支持する荷重を考慮して設定された適正張幅の
一例を示した。この表によれば、例えば、穴掘作業時に
対しては、フロント側のアウトリガ3、4は中2段、リ
ア側のアウトリガ5、6は小段が適正張幅である。以
下、同様に、建柱作業では、最大と中2段が、仮支持作
業では、中2段と中1段がそれぞれの作業に対応する適
正張幅である。
張出作動部33は、作動コントローラ36、バルブユニッ
ト37、張出シリンダ3a〜6aおよび張出量センサ3b〜6bか
ら構成されている。作動コントローラ36には、上記設定
コントローラ34からの信号ラインが繋がり、また、作動
コントローラ36は、バルブユニット37内の各電磁バルブ
(図示せず)のソレノイドに信号ラインを介して繋がっ
ている。なお、バルブユニット37には、油圧源38が作動
油ラインを介して繋がっている。各張出シリンダ3a〜6a
は、それぞれアウトリガ3〜6を車体2の側方に張出す
ための油圧シリンダである。これらシリンダ3a〜6aに
は、バルブユニット37が作動油ラインを介して繋がって
いる。各張出量センサ3b〜6bは、それぞれアウトリガ3
〜6に配設され、各アウトリガ3〜6の張出量を検出す
る。なお、張出量センサ3b〜6bは信号ラインを介して作
動コントローラ36に繋がっている。
次に、本制御装置30の作動について説明する。
まず、作業者は、上記の3つの作業モードの中から実
行しようとする作業モードに対応する選択ボタン31a〜3
1cをオンする。選択ボタン31a〜31cのいずれかからの信
号を受けた設定コントローラ34は、メモリ35内に記憶さ
れた当該作業モードに対応するアウトリガ3〜6の適正
張幅を呼出す(第3図参照)。この適正張幅を表す信号
は作動コントローラ36に送出され、作動コントローラ36
は、この適正張幅のデータに基づいてバルブユニット37
の各バルブに開弁信号を送出しそれらを開弁させる。こ
れにより、油圧源38からの作動油が各シリンダ3a〜6aに
送出されてこれらを伸長させ、アウトリガ3〜6の張出
作動が開始される。このとき、各アウトリガ3〜6の実
張幅が各張出量センサ3b〜6bにより検出される。
各センサ3b〜6bにより検出された各アウトリガ3〜6
の実張幅がそれぞれの適正張幅に達すると、作動コント
ローラ36は、それまで各バルブに送出していた開弁信号
をカットし、それらを閉弁させる。こうして、各シリン
ダ3a〜6aは伸長作動を停止し、アウトリガ3〜6は所定
の適正張幅に固定される。
こうして、車体2は適正に張出されたアウトリガ3〜
6によって各作業中において安定に支持される。
なお、この仮支持工法車1では、作業現場の状況等に
より、アウトリガ3〜6を上記適正張幅とは異なる張幅
に張出させることも可能としている。
ハ.考案の効果 以上のように、本考案のアウトリガ制御装置を用いれ
ば、実行しようとする作業モードの選択操作のみでアウ
トリガが当該作業モードに適正な張幅に張出され、作業
中において作業車の確実な安定支持を行う。したがっ
て、従来のように、作業者の判断に基づく車体の転倒等
のトラブルに繋がるような誤ったアウトリガの張幅設定
がなされることがなく、作業の安全を確保できるととも
に、作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るアウトリガ制御装置を備えた穴
掘建柱装置付仮支持工法車を示した側面図、 第2図は、上記アウトリガ制御装置のブロック図 第3図は、上記アウトリガ制御装置に記憶された適正張
幅を示した表である。 3、4、5、6……アウトリガ 8……メインブーム、12……オーガ装置 13……クレーン用ウインチ 14……フック、16……仮支持装置 31……作業モード選択部 32……張幅設定部、33……張出作動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 典久 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の 10 愛知車輌株式会社上尾工場内 (72)考案者 天野 潤 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の 10 愛知車輌株式会社上尾工場内 (72)考案者 八鍬 政和 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の 10 愛知車輌株式会社上尾工場内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の側方等にアウトリガを張出して複数
    モードの作業を行う作業車において、前記アウトリガの
    張出作動を制御するアウトリガ制御装置であって、 前記複数の作業モードの中から1つの作業モードを選択
    するための作業モード選択手段と、 この作業モード選択手段により選択された前記作業モー
    ドに対応する前記アウトリガの適正張幅を呼出す張幅設
    定手段と、 この張幅設定手段により呼出された前記適正張幅になる
    ように前記アウトリガの張出作動を行わせる張出作動手
    段とからなるアウトリガ制御装置。
JP4594290U 1990-04-27 1990-04-27 アウトリガ制御装置 Expired - Lifetime JP2514407Y2 (ja)

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