JP2513724Y2 - ディスク用タ―ンテ―ブル - Google Patents

ディスク用タ―ンテ―ブル

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JP2513724Y2
JP2513724Y2 JP2998493U JP2998493U JP2513724Y2 JP 2513724 Y2 JP2513724 Y2 JP 2513724Y2 JP 2998493 U JP2998493 U JP 2998493U JP 2998493 U JP2998493 U JP 2998493U JP 2513724 Y2 JP2513724 Y2 JP 2513724Y2
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JP
Japan
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disk
turntable
positioning
mounting
rotational force
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JP2998493U
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JPH076990U (ja
Inventor
猛 内藤
Original Assignee
日精電機工業株式会社
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Publication date
Application filed by 日精電機工業株式会社 filed Critical 日精電機工業株式会社
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はディスク用ターンテー
ブルに関し、特に慣性力の小さいディスク用ターンテー
ブルに関する。
【0002】
【従来の技術】CD(コンパクトディスク)、MD(ミ
ニディスク)などのディスクは、回転スピードは速く、
かつディスクの外周、内周トラックに横幅、長さともに
ミクロンオーダの音声デジタル信号が記録されている。
【0003】この入力信号は、音声を忠実に再現するた
めに内外周共、トラックの内外径に関係なく同幅、同長
に記録されている。したがって、録音、再生共、通常の
モータのように、角速度一定(Angular Velocity Const
ant)ではなく、線速度一定(Linear Velocity Constan
t) で回転させる必要がある。すなわち、記録されたト
ラックに応じた回転数に制御してディスクを回転させる
必要がある。
【0004】以上より、再生機に使用されるターンテー
ブルは、ランダムアクセスするトラックに応じたスピー
ドに即応できる構造にする必要がある。すなわち、制御
信号に即応可能な慣性の少ない構造とする必要がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】図4は従来のディスク
用ターンテーブルを示す部分断面図である。図4を参照
して、従来のターンテーブル31は、ディスク10の載
置部の直下に埋込まれたスチール製のマグネット受板3
3を含む。マグネット受板33の上にディスク10が図
のように置かれ、その上にマグネット34が載置されて
ディスク10がターンテーブル31に固定される。ター
ンテーブル31にはモータ35が接続されており、この
モータ35によってターンテーブル31が所望の回転速
度で回転される。ディスク10はターンテーブル31の
突出部に装着された外周方向に付勢力を有する金属製の
拡張ピン32によってその中心が位置決めされる。
【0006】従来のターンテーブルは、その慣性力を小
さくするため、プラスチックによる成型部品で本体が形
成され、必要な部分には、複数の金属部品が設けられて
いる。プラスチック成型部品の精度は、金型の精度によ
って決まるが、熱サイクル加工であるため冷却時に「ひ
け」などの変形が生じる。この解決策として、エンジニ
アリングプラスチックと呼ばれる収縮の少ない材料が使
用されているが、これによっても満足な精度が得られる
わけではない。特にモータシャフト挿入孔35周囲の肉
厚が厚いため、上記したひけによる変形が大きく、その
結果、ターンテーブル31の回転時に回転ぶれを生じる
とともに、ターンテーブル31全体の慣性が大きくな
る。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためのなされたもので、構造が簡単でかつ慣性力の小さ
なディスク用ターンテーブルを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案に係るディスク
用ターンテーブルは、外周に沿って溝部が形成されたデ
ィスクを載置するための円形の載置手段と、載置手段の
中央部に設けられ、ディスクの中心部の位置決めを行な
う手段と、位置決め手段と一体化され、磁力発生手段と
対になってディスクを載置手段上で固定するための手段
と、載置手段の下方に設けられ、ターンテーブルに回転
力を伝達するための回転力伝達手段とを含み、回転力伝
達手段は相互にスペーサで所定の間隔を隔てられた2つ
の同心円筒によって構成される。
【0009】
【作用】ターンテーブルの回転中心から最も遠い位置に
ある載置手段の外周部に溝が設けられ、モータからの回
転力を伝達する手段を2つの同心円筒で構成されるため
その真円度、真直度を良好に保つことができる。また、
ディスクを位置決めする手段と固定する手段とが一体化
されるため構成部品を減らすことができる。
【0010】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1(A)はこの考案に係るディスク用ターンテ
ーブルの断面図であり、従来の図4に対応する。図1
(B)は図1(A)のIB−IBで示す矢視図である。
ターンテーブル11はエンジニアリングプラスチックで
成型されている。図1を参照して、ターンテーブル11
はディスク10を支持する支持面13を含む。ターンテ
ーブル11の回転ぶれを最小にするため、支持面13の
下部方向に円周に沿って溝が設けられており、それによ
って成型時の変形を抑えることが可能になる。
【0011】ターンテーブル11の支持面13の内側に
はディスク10を載置するためのマグネット受板14が
設けられている。マグネット受板14はマグネット(図
示省略)吸着可能なステンレス(SUS430)で構成
されており、ディスク10のセンター穴位置決め用スプ
リング12と一体構造となっている。
【0012】ディスク10は図1に示すようにターンテ
ーブル11に保持される。この場合ディスクセンター穴
位置決め用スプリング12がディスク10のセンター穴
に対して面接触しながらディスク10を外周方向へ押す
ため、ディスク10のターンテーブル11への位置決め
が完全に行なわれる。なお、マグネット受板14はター
ンテーブル11に溶着されている。
【0013】図2はマグネット受板14と位置決め用ス
プリング12とが一体化されたディスク位置決め用プレ
ート15の平面図である。図2に示すように、ディスク
位置決め用プレート15はステンレスをプレスで打抜
き、切断することによって製作される。すなわち、図2
を参照してマグネット受板14から120°間隔で3つ
の突出部を形成し、各突出部に対して位置決め用スプリ
ング12が構成されるように切断線16を入れる。それ
によって舌片部17を構成し舌片部17を所定の形状に
加工することによって位置決めスプリング12を構成す
る。
【0014】図3はターンテーブル11を図1(A)の
III−IIIから見た矢視図である。図1および図3
を参照して、モータシャフト挿入部18はターンテーブ
ル11と一体成型されている。モータシャフト挿入部1
8は外輪部19と内輪部20とからなる二重リング構造
となっており、それぞれ3箇所の小幅ストリング31に
よって連結されている。モータシャフト挿入部18が図
のような形状となっているため、真円度、真直度共高精
度の加工が可能になり、かつ従来と異なって外輪部と内
輪部の二重構造であるためモータシャフト挿入部18の
重量を減らすことができ、ターンテーブル11の慣性力
を減らすことができる。
【0015】
【考案の効果】以上のようにこの考案によれば、ターン
テーブルの回転の中心部から最も離れたディスク載置手
段の外周部に溝が形成されるため回転時の慣性力を減ら
すことができる。ターンテーブルを回転する回転力が伝
達される部分は、2つの同心円筒で構成されるため、高
精度の加工が可能であるとともに、そのぶれを減らすこ
とができる。また、ディスクを位置決めする手段と固定
する手段とが一体化されるため、ターンテーブルを構成
する構成部品を減らすことができる。
【0016】その結果、構造が簡単でかつ慣性力の小さ
なディスク用ターンテーブルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るターンテーブルの断面図および
平面図である。
【図2】ディスク位置決め用プレートの平面図である。
【図3】モータシャフト挿入部の底面図である。
【図4】従来のターンテーブルを示す断面図である。
【符号の説明】
11 ターンテーブル 12 位置決め用スプリング 13 支持部 14 マグネット受板 15 ディスク位置決め用プレート 18 モータシャフト挿入部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に沿って溝部が形成された、ディス
    クを載置するための円形の載置手段と、 前記載置手段の中央部に設けられ、前記ディスクの中心
    部の位置決めを行なう手段と、 前記位置決め手段と一体化され、磁力発生手段と対にな
    って前記ディスクを前記載置手段上で固定するための手
    段と、 前記載置手段の下方に設けられ、前記載置手段に回転力
    を伝達するための回転力伝達手段とを含み、 前記回転力伝達手段は相互にスペーサで所定の間隔を隔
    てて設けられた2つの同心円筒によって構成される、デ
    ィスク用ターンテーブル。
JP2998493U 1993-06-04 1993-06-04 ディスク用タ―ンテ―ブル Expired - Lifetime JP2513724Y2 (ja)

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JPH076990U JPH076990U (ja) 1995-01-31
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Effective date: 19960409