JP2630144B2 - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JP2630144B2
JP2630144B2 JP3336948A JP33694891A JP2630144B2 JP 2630144 B2 JP2630144 B2 JP 2630144B2 JP 3336948 A JP3336948 A JP 3336948A JP 33694891 A JP33694891 A JP 33694891A JP 2630144 B2 JP2630144 B2 JP 2630144B2
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hub
disk
welding
rib
center
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章 鈴木
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種情報信号の記録媒体
として用いられる光磁気ディスク等の光ディスクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、各種情報信号の記録媒体として光
磁気ディスク等の光ディスクが知られている。
【0003】この光ディスクを回転操作するディスク回
転駆動装置として、情報記録読取装置の薄型化を可能に
するためにマグネットクランプ方式を採用したものが用
いられている。このマグネットクランプ方式を採用した
ディスク回転駆動装置は、ディスクテーブルにマグネッ
トを配置し、このマグネットで光ディスクに取付けた磁
性体である金属板を磁気吸着して光ディスクをディスク
テーブルに一体化して回転操作するように構成されてい
る。
【0004】従って、マグネットクランプ方式を採用し
たディスク回転駆動装置に装着される光ディスクは、こ
のディスク本体の中心部に磁性金属板を保持した合成樹
脂からなるハブを溶着して構成されている。このハブに
は断面三角形状、即ち先鋭状の溶着用のリブが突設され
ており、このリブを溶融することによりディスク本体に
溶着している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように磁性金属板
を保持してディスク本体に溶着するハブには溶着リブが
突設されているのでこのハブをディスク本体に溶着する
前の段階で多数個を積重ねた状態で保管、運搬する場合
に直接溶着リブに荷重が加わるため先鋭の先端部が丸く
潰れたり破損してしまう。このためハブのディスク本体
への溶着の際に、ディスク本体とハブの互いの溶着部間
に超音波ホーンにより超音波振動が印加されることによ
り生ずる熱によるリブの溶融が不均一になり溶着不良の
原因となる不具合があった。
【0006】また、ハブの溶着においてはハブはディス
ク本体の表面に溶着リブを下側にして載置当接するだけ
であるため滑って位置ずれが生じ易く、ディスク本体の
中心部への正確な溶着が行えなくなるおそれがあった。
【0007】そこで本発明は、ハブの保管、運搬時は溶
融リブが保護され、またディスク本体への溶着時におい
ては所定位置に仮止めされるように為して磁性金属板が
ディスク本体の正位置に確実に固定されて成る光ディス
クを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した問題
点を解決し、目的を達成するため、ディスク本体の中心
部に磁性金属板を保持する合成樹脂から成るハブを溶融
固着した光ディスクであって、ハブに溶着用リブより高
くディスク本体の中心孔に摺接するリブを突設して成る
ものである。
【0009】
【作用】本発明は前述の如く構成したことにより、ハブ
は保管、運搬等において重ね積み状態があっても、溶着
用リブがリブにより他のハブから離隔されて破損するこ
となく保護され、良好な溶着状態を保つことができると
共にディスク本体への溶着時においてはリブがディスク
本体の中心孔に摺接されて仮止め状態となり、ハブがデ
ィスク本体の中心部に確実に溶着された光ディスクを得
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図において1は光ディスクでディスク本体
2と磁性体円板3とハブ4とから成る。
【0012】ディスク本体2は合成樹脂、例えばポリカ
ーボネート樹脂を円盤状に成形したものであって、記録
層が形成された部材を記録層面側が内側に位置するよう
にして二枚を貼り合わせて形成される。なお、一枚の円
盤状基板の平面部に記録層を形成し、この記録層上に合
成樹脂による保護層を積層して形成することもできる。
そしてこのディスク本体2の中心部には円形の中心孔2
aが形成されている。
【0013】磁性体円板3は磁性体、例えば、クロムメ
ッキを施した鉄板、磁気を持つステンレス板等の薄い金
属板が適している。鉄板の場合クロムメッキを施すの
は、防触性を得るためである。ステンレス板を使用する
場合は、例えば、磁性ステンレスSUS430等が好適
である。
【0014】このような磁性材料の板をプレス打抜きで
円形に形成し、かつ同時にその周縁部をZ状に折り曲げ
た折曲部5を形成する。そしてこの磁性体円板3の中心
にディスク本体2の中心孔2aより小径のセンタリング
孔6が穿設されている。
【0015】ハブ4は合成樹脂で形成されている。この
ハブ4の材料となる合成樹脂はディスク本体2の基板の
材料となる合成樹脂と同系統のものであることが好まし
い。例えば、ディスク本体2の基板の材料にポリカーボ
ネート樹脂が使用されたときは、ハブ4の材料もポリカ
ーボネート樹脂とするのが望ましい。
【0016】ハブ4は略環状に形成され、例えば、イン
サート成形法により前述した磁性体円板3の周縁部に一
体的に取着される。このとき磁性体円板3の周縁部に形
成された折曲げ部5がハブ4内に埋設状に固定され、こ
れによって、磁性体円板3とハブ4との結合が確実とな
る。このハブ4のディスク本体2に対応する面には、こ
のハブ4をディスク本体2に溶着する際に用いられる溶
着用リブ7がリング状に設けられている。この溶着用リ
ブ7は先端を鋭角になした断面三角形状に形成されてい
る。
【0017】そして、この溶着用リブ7の形成面側の内
周部には第3図に示すように溶着用リブ7の高さhより
高い高さHで外径dがディスク本体2の中心孔2aの内
径Dよりやや小径でその内周面に摺接されるリブ8をハ
ブ4の成形時に一体成形により突設してある。このリブ
8は本例では複数の脚片状として放射状に突設されてい
る。
【0018】このようにハブ4に溶着用リブ7より高い
複数のリブ8を突設することにより、多数のハブ4を保
管したり、運搬する場合等にハブ4が互に重ね積み状態
となっても溶着用リブ7はリブ8により他のリブ4及び
その磁性体円板3の面から離隔されて、その先鋭の先端
部が潰れたり、損傷することはない。
【0019】しかして、磁性体円板3を保持したハブ4
をディスク本体2に固着するにはハブ4をディスク本体
2の表面上に溶着用リブ7の形成面側を対向させてリブ
8を中心孔2aに嵌挿し、その内周面に摺接させた状態
で載置する。この状態でハブ4はディスク本体2に対し
て所定位置に位置決めされて仮止め状態となり、溶着用
リブ7はディスク本体2の表面に当接される。
【0020】このようにディスク本体2上に載置され仮
止め状態にあるハブ4の上から超音波ホーンを空気圧に
よって押し当て、その状態で所定時間超音波振動を印加
する。これによってハブ4の溶着用リブ7は溶融されて
ハブ4がディスク本体2に溶着される。
【0021】このディスク本体2に対するハブ4の溶融
固着は、ハブ4の中心とディスク本体2の中心を正確に
一致させて行う必要がある。このため、ハブ4を仮止め
状態で心出し位置調整することになり、この位置調整は
リブ8が多少変化する状態になってディスク本体2にス
トレスを与え、変形を引き起こすおそれなく容易に、か
つ確実に行えてハブ4は磁性体円板3のセンタリング孔
6がディスク本体2のトラックのセンターに正確に一致
するようにいわゆる心出しが図られて溶着される。
【0022】以上のようにして光ディスク1が形成され
る。
【0023】以上の構成においてハブ4には溶着用リブ
7に沿って同心円状に吸収溝を形成することによってデ
ィスク本体2に対するハブ4の溶着の際、溶着用リブ7
の溶融した樹脂のうち余分のものが吸収溝内に逃げるこ
とになってディスク本体2とハブ4との間の面精度を良
好に確保でき、またディスク本体2にもハブ4側の吸収
溝に対応して吸収溝を形成することにより余分の溶融樹
脂は両吸収溝に逃げることになって面精度を一層良好に
確保できる。そして光ディスク1が周囲温度が上昇し、
ディスク本体2の基板と磁性体円板3との間の熱膨張量
に差が生じてもそれによる応力は吸収溝によって吸収さ
れ、ディスク本体2の基板に生ずる複屈折の増加量が抑
えられることになる。
【0024】また、磁性体円板3は周縁部をZ状に折り
曲げることなく平坦状に形成して周縁部に所要間隔で取
付孔を穿設し、一方ハブ4の外側面には突部を形成して
おき、この突部を取付孔に嵌合し先端をカシメ等にする
ことによって磁性体円板3とハブ4とを結合するように
してもよい。
【0025】以上は磁性体円板と一体化したハブをディ
スク基板に溶着して光ディスクを形成する場合の実施例
であるが、本発明は磁性体円板とハブを別体に形成し、
ハブを予めディスク基板に溶着しておき、その後ハブに
磁性体円板を係合させて光ディスクを形成するものにも
適用できるものである。
【0026】即ち図6乃至図8に示すようにハブ24は
円盤状で中心部にディスク回転駆動装置のセンタースピ
ンドルが係合するスピンドル係合孔25が穿設され、磁
性体円板23が取付けられる一方の主面側に円環状突部
26が突設されている。この一方の主面側の円環状突部
26の外周側から外周縁部に立上り形成された立上り壁
27によって凹部部分をもって磁性体円板収納部28が
形成され、立上り壁27には装入部29a及び被係合部
29bが形成されている。そしてハブ24の他方の主面
(ディスク本体側面)には前述した溶着用リブ7と同様
に先端が鋭角の溶着用リブ30がリング状に設けられ、
この内側に溶着用リブ30より高く、ディスク本体2の
中心孔2aに摺接されるリブ31が突設されている。
【0027】このように形成されるハブ24は重ね積み
するとリブ31が他のハブの一方又は他方の主面に当接
して溶着用リブ30は他のハブから隔離されて接触され
ず、従って保管、運搬等において先端が潰れたり、破損
することはない。
【0028】一方、磁性体円板23の中心部にはハブ2
4の円環状突部26に嵌合する中心孔32が穿設され、
外周側には段付け加工することにより、ハブ24の挿入
部29aに挿入され、被係合部29bに係合される複数
の係合突片33が放射状に等間隔で突設されている。
【0029】このように形成されるハブ24はディスク
本体2に、リブ31を中心孔2aに嵌挿し、溶着用リブ
30を表面に当接した状態で配置し、そして溶着用リブ
30を超音波溶着によってディスク本体2に溶着させる
ことにより固定される。この際ハブ24はリブ31が中
心孔2aに摺接されることにより仮止めされ、ディスク
基板2の中心に対して心出しが図られて固定される。
【0030】このようにしてディスク本体2に予め固定
されたハブ24に磁性体円板23を取付ける。この取付
けは磁性体円板23をハブ24の磁性体円板収納部28
に配置し、係合突片33を挿入部29aに挿入させた
後、ハブ24に対して所定の取付け方向に回動すること
により、被係合部29bに係合されたハブ24内に取付
けられ、ディスク本体2と一体化される。このようにし
て光ディスク1が構成される。
【0031】なお、本例における磁性体円板23及びハ
ブ24は前述した実施例における磁性体円板3及びハブ
4と同様の材料により形成される。
【0032】以上、本発明の実施例を説明したが本発明
はこれ等の実施例に限定されるものではなく、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明は、ディスク本体に
溶着用リブの溶融により固着するハブには溶着用リブよ
り高く、ディスク本体の中心孔に対して不連続に摺接す
る複数のリブを突設したことにより、多数のハブの保
管、運搬等において重ね積み状態があってもリブが他の
ハブに当接して溶着用リブは離隔状態で保持され、従っ
て溶着用リブは先端が潰れたり、損傷することなくディ
スク本体に対して良好な溶着状態を確保することができ
る。
【0034】また、ディスク本体に対するハブの固着に
おいてはハブは、複数のリブがディスク本体の中心孔に
不連続に摺接することにより所定位置で仮止め状態とな
り、この仮止め状態でのディスク本体の中心に対する心
出し位置調整を、リブが複数に分離されて変形可能であ
るため、ディスク本体にストレスを与え、変形を引き起
こすおそれなく容易に、かつ確実に行えて溶着作業の作
業性が向上され、ディスクトラックのセンターとハブの
スピンドル孔が正確に一致する光ディスクを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスクの一例の要部の断面図
【図2】全体の斜視図
【図3】要部の分解断面図
【図4】ハブの一例の他面側斜視図
【図5】ハブを重ね積みした状態を示す断面図
【図6】他例の要部の断面図
【図7】分解斜視図
【図8】ハブの他例の他面側斜視図
【符号の説明】
2 ディスク本体 2a 中心孔 3,23 磁性体円板 4,24 ハブ 7,30 溶着用リブ 8,31 リブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク本体の中心部に磁性金属板を保
    持する合成樹脂から成るハブを溶融固着した光ディスク
    であって、 前記ハブに溶着用リブより高く前記ディスク本体の中心
    孔に対して不連続に摺接する複数のリブを突設したこと
    を特徴とする光ディスク。
JP3336948A 1991-12-19 1991-12-19 光ディスク Expired - Lifetime JP2630144B2 (ja)

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JPH0520827A JPH0520827A (ja) 1993-01-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63217582A (ja) * 1987-03-05 1988-09-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光デイスク用ハブ

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JPH0520827A (ja) 1993-01-29

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