JP2513711Y2 - 連結装置 - Google Patents

連結装置

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JP2513711Y2
JP2513711Y2 JP1377692U JP1377692U JP2513711Y2 JP 2513711 Y2 JP2513711 Y2 JP 2513711Y2 JP 1377692 U JP1377692 U JP 1377692U JP 1377692 U JP1377692 U JP 1377692U JP 2513711 Y2 JP2513711 Y2 JP 2513711Y2
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tightening
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tightening block
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一吉 大島
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、二本のパイプ相互を交
差状に連結するのに好適な連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、径大のパイプと、径小のパイプを
直交状態に連結するものとしては、図4および図5に示
したねじ止めによるものが知られている。図4のもの
は、径大の被連結パイプaにあって、その直径方向に貫
通した連結用孔bに、径小の被連結パイプcを挿通さ
せ、これらの各パイプa、cに対応して穿設のねじ孔
d、eに、止めねじfをねじ込むようにしている。
【0003】図5に示したものは、両被連結パイプa、
cの連結箇所において、径大の被連結パイプa内に他の
部材gを嵌合させ、該部材gと、径大の被連結パイプa
の直径方向に連結用孔h、bを貫通して、これに径小の
被連結パイプcを挿通させ、径大、径小両被連結パイプ
a、cおよび上記部材gを、ねじ孔d、eおよびiに止
めねじfを螺合することにより締着する構成となってい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、両被連結パイプa、cおよび部材gを、止めねじf
によって直径方向に締着するだけであるため、図におい
て、径大の被連結パイプaを左右方向へ動かした径小の
被連結パイプcを前後方向へ動かしたりすることで、止
めねじfを中心とする回転方向へのがた付きが生じ易く
なる。そこで、これを防止しようとすれば、被連結パイ
プcの直径に対して、被連結パイプaおよび部材gの各
連結用孔b、hに対して高い加工精度が要求され、製作
も容易ではなくなる。
【0005】本考案は、上記従来技術の有するこのよう
な問題点に鑑み、簡易に被連結パイプ相互の連結がで
き、かつ、径小の被連結パイプに対して軸方向の引張り
力や軸回り方向の力が加えられても、充分な連結強度が
保持されるようにすると共に、分解操作も容易に行い得
るようにするのが、その目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するため、端部近くに、径小の被連結パイプを挿通自
在とした連結用孔が、直径方向へ貫設されている径大の
被連結パイプと、当該径大の被連結パイプ内に、周方向
へ回動自在なるよう嵌合された締め付けブロックを具備
し、この締め付けブロックには、直径方向に前記径小の
被連結パイプを挿通自在とした連結用孔が直径方向へ貫
通されると共に、外周部には、直径方向である中心線の
深部から外側円周へ向けて傾設した傾斜面を一側に有す
る凹部が設けられ、径大の連結パイプと締め付けブロッ
クの両連結用孔に、径小の連結パイプが貫通された状態
にあって、前記径大の被連結パイプに径方向で穿設され
たねじ孔に、締め付けねじをねじ込むことで、その先端
により前記凹部の傾斜面を周方向へ押圧自在とし、これ
による締め付けブロックの周方向への回動にて、前記径
大の被連結パイプにおける連結用孔に対して締め付けブ
ロックの連結用孔を周方向に回動変位自在としてなる連
結装置を提供しようとするものである。
【0007】
【作用】径大の被連結パイプ内に締め付けブロックを挿
入するが、この際、当該締め付けブロックの凹部が、径
大の被連結パイプに穿設のねじ孔と対向するよう配置す
る。上記径大の被連結パイプと締め付けブロックの各々
に穿設された各連結用孔を合致させ、当該両連結用孔に
径小の被連結パイプを挿通する。次いで、径大の被連結
パイプのねじ孔に締め付けねじをねじ込むと、その先端
は上記凹部内に突出され、該凹部一側における傾斜面に
当接する。
【0008】上記締め付けねじを、さらにねじ込んでい
くと、その先端により上記傾斜面が押圧されるが、この
際、上記締め付けねじは、径大の被連結パイプおよび締
め付けブロックの直径方向である中心線上にあり、かつ
この中心線に対して、上記傾斜面が、中心線の深部から
外側円周方向へ向けて所望の角度だけ傾設されているの
で、締め付けねじによる直径方向への押圧力により、そ
の先端と上記傾斜面が互いに摺動することとなり、これ
により、径大の被連結パイプに対して締め付けブロック
は周方向へ回動されて、これにより当該被連結パイプと
締め付けブロックの各連結用孔が、互いに周方向に変位
されることになる。
【0009】これによって、径小の被連結パイプの円周
面にあって、その対称箇所が、締め付けブロックにおけ
る連結用孔の両開口部内面にあって、その対称部内面に
より対称に押圧され、これにより、当該径小の被連結パ
イプには、平面上において回転方向の力が加えられて、
同パイプの円周面にあって、上記の対称箇所と直角方向
の対称箇所が、径大の被連結パイプにおける連結用孔の
両開口部内面にあって、その対称部内面に押しつけられ
ることになる。従って、径小の被連結パイプは、その円
周面にあって、その両側部の四箇所が強固に締着され、
径大、径小両被連結パイプ相互が交差状態にて連結され
ることとなる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図1(A)(B)ないし図3に示したよう
に、径大の被連結パイプ1と径小の被連結パイプ2を交
差状に連結するものとして、締め付けブロック3と締め
付けねじ4なる部材が用意される。上記径大の被連結パ
イプ1には、その端部にあって、径小の被連結パイプ2
を貫通するための連結用孔5、5が、周壁1aの対向箇
所に開口されていると共に、該連結用孔5、5と直角状
の配置にて、同孔5、5よりも所定寸法だけ端部よりに
あって、ねじ孔6が、その周壁1aに径方向にて貫設さ
れている。
【0011】上記締め付けブロック3は、円柱状にし
て、上記径大の被連結パイプ1内に嵌合し、かつ周方向
へ回動可能となる径寸法に形成され、上端に拡径頭部3
aが一体に形成され、当該拡径頭部3aの外側下面3b
が上記径大の被連結パイプ1における端面1bに当接す
ることにより、図2のように、径大の被連結パイプ1に
おける嵌挿状態が保持されるようになっている。
【0012】また、締め付けブロック3には、軸方向の
略中間部にあって、径小の被連結パイプ2用である連結
用孔7が直径方向へ貫通されているだけでなく、当該連
結用孔7よりも適当寸法だけ拡径頭部3a寄りに、上記
連結用孔7と直交配置とした凹部8が周方向へ長く、か
つ締め付けねじ4の先端部4aが挿入可能なるよう形成
されている。
【0013】ここで、上記締め付けブロック3を径大の
被連結パイプ1における端部内に嵌挿保持させた状態に
おいて、両者の連結用孔5、7が合致するように構成さ
れているが、この状態において、上記の凹部8がねじ孔
6と対応して配置されるようになっている。
【0014】上記のねじ孔6は、図1(A)に明示の如
く、径大の被連結パイプ1と締め付けブロック3の直径
方向の中心線A上に形成されており、一方、上記凹部8
も当該中心線A上に形成されていると共に、その一側壁
は、深部から外側円周へ向けて傾設した傾斜面8aとな
っている。
【0015】上記傾斜面8aは、図1(A)のように、
ねじ孔6に締め付けねじ4をねじ込むことにより、その
先端4aの一側部が衝当自在となるような位置に形成さ
れていると共に、上記締め付けねじ4のねじ込み力を受
けて、径大の被連結パイプ1に対して締め付けブロック
3が図1(A)に示した矢印B方向へ円滑に回動可能と
なるよう所要の傾斜角度α(30度前後)だけ傾設され
ている。
【0016】ここで、もちろん上記径大の被連結パイプ
1、締め付けブロック3の各直径と、径小の被連結パイ
プ2の直径は、連結用孔5、5、7の開設による欠肉に
より、径大の被連結パイプ1および締め付けブロック3
が、その連結用孔5、7の長さ方向と直角方向の残肉部
分によって、充分な連結強度が得られるよう予め任意に
設定されている。
【0017】従って、上記の連結装置によるときは、径
大の被連結パイプ1の端部内に締め付けブロック3を嵌
挿し、両連結用孔5、5と7を同軸上に位置合わせする
と共に、ねじ孔6と凹部8を合致させる。次いで、上記
両連結用孔5、5、7に、径小の被連結パイプ2を挿通
させた後、ねじ孔6に締め付けねじ4をねじ込んでいく
と、同当該締め付けねじ4の先端4aにあって、その一
側部が凹部8の傾斜面8aに押当する。
【0018】さらに、締め付けねじ4をねじ込んでいく
と、その先端4a一側部と、傾斜面8aが互いに摺動す
ることにより、締め付けブロック3は周方向に回動し、
上記両連結用孔5、5と7は周方向に対して相対的に変
位する。
【0019】従って、図1(B)に示した如く、径小の
被連結パイプ2の外周部にあって、その対称箇所イ、
イ′が、締め付けブロック3の連結用孔7における両端
開口内面の対称部内面7a、7bによって、各々内側へ
押圧され、これにより、径小の被連結パイプ2の円周部
にあって、上記した対称箇所イ、イ′と直角方向におけ
る対称箇所ロ、ロ′が、径大の被連結パイプ1における
連結用孔5、5の内面にあって、その対称部内面5a、
5bにより、各々内側へ押圧され、その結果、径小の被
連結パイプ2の内周面の四箇所、つまり図1(B)の
イ、イ′、ロ、ロ′が、径大の被連結パイプ1と締め付
けブロック3によって締着されることにより、径大、径
小両被連結パイプ1、2相互が交差状に連結されること
になる。
【0020】上記連結状態において、締め付けねじ4を
緩めると、径大の被連結パイプ1に対して締め付けブロ
ック3は、図1(A)の反矢印B方向へ回動可能となる
ので、上記両者1、3の連結用孔5、5、7を合致させ
れば、径小の被連結パイプ2は抜き取り可能となり、同
パイプ2を抜き取ることで、両被連結パイプ1、2相互
の連結を解くことができる。
【0021】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、締め付けねじのねじ込みだけで、被連結パ
イプ相互の連結を簡易に行なうことができると共に、径
大の被連結パイプに対して径小の被連結パイプは、その
外周面における対称箇所が、径大の被連結パイプと締め
付けブロックの両連結用孔における両端開口部内面によ
る四箇所でバランス良く締着されることになるので、が
た付きがなく、しかも径小の被連結パイプの軸方向にお
ける引張り力および周方向への回動力に対して充分な連
結強度が得られ、また、締め付けねじを緩めるだけの容
易な操作によって、連結を簡易に解くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る連結装置の一実施例を示し、
(A)は締め付けねじによる締め付けブロックの周方向
への押圧回転状態を、(B)は径大の被連結パイプおよ
び締め付けブロックの両連結用孔による径小の被連結パ
イプの締着状態を示した夫々の要部横断平面図である。
【図2】同上実施例における径大、径小両被連結パイプ
相互の連結状態を示す縦断正面図である。
【図3】同上実施例の各部材を示す分解斜視図である。
【図4】従来の連結装置を示す横断平面図である。
【図5】従来の他の連結装置を示す横断平面図である。
【符号の説明】
1 径大の被連結パイプ 2 径小の被連結パイプ 3 締め付けブロック 4 締め付けねじ 5 連結用孔 7 連結用孔 6 ねじ孔 8 凹部 8a 傾斜面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部近くに、径小の被連結パイプを挿通
    自在とした連結用孔が、直径方向へ貫設されている径大
    の被連結パイプと、当該径大の被連結パイプ内に、周方
    向へ回動自在なるよう嵌合された締め付けブロックを具
    備し、この締め付けブロックには、直径方向に前記径小
    の被連結パイプを挿通自在とした連結用孔が直径方向へ
    貫通されると共に、外周部には、直径方向である中心線
    の深部から外側円周へ向けて傾設した傾斜面を一側に有
    する凹部が設けられ、径大の連結パイプと締め付けブロ
    ックの両連結用孔に、径小の連結パイプが貫通された状
    態にあって、前記径大の被連結パイプに径方向で穿設さ
    れたねじ孔に、締め付けねじをねじ込むことで、その先
    端により前記凹部の傾斜面を周方向へ押圧自在とし、こ
    れによる締め付けブロックの周方向への回動にて、前記
    径大の被連結パイプにおける連結用孔に対して締め付け
    ブロックの連結用孔を周方向に回動変位自在としてなる
    連結装置。
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