JP3305286B2 - スプリングワッシャ - Google Patents

スプリングワッシャ

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JP3305286B2
JP3305286B2 JP23424299A JP23424299A JP3305286B2 JP 3305286 B2 JP3305286 B2 JP 3305286B2 JP 23424299 A JP23424299 A JP 23424299A JP 23424299 A JP23424299 A JP 23424299A JP 3305286 B2 JP3305286 B2 JP 3305286B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雄ネジの雌ネジに
対する緩みを防止するためのスプリングワッシャに関す
る。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】雄ネジの
雌ネジに対する緩みを防止するためにスプリングワッシ
ャが用いられている。しかし、従来のスプリングワッシ
ャでは雄ネジの雌ねじに対する緩みを十分に防止するこ
とができなかった。また、図7に示すように、ボルト軸
101aとボルト頭部101bとの境界が曲面Rとされ
ているボルト101の場合、そのボルト頭部101bと
雌ネジ側部材102との間に配置されるスプリングワッ
シャ103に、雄ネジ101′の雌ネジ102′へのね
じ込み時に、その曲面Rを介して径を拡げる方向の力が
作用し、スプリングワッシャ103をボルト頭部101
bと雌ネジ側部材102とで挟み込むことができなくな
る。
【0003】本発明は、上記問題を解決することのでき
るスプリングワッシャを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、雄ネジの雌ネ
ジへのねじ込みによりネジ軸中心に相対回転すると共に
ネジ軸に沿って互いに近接する2部材により挟み込まれ
るスプリングワッシャであって、その周方向における一
端側に位置する一端面と、その周方向における他端側に
位置する他端面と、その一端面に連なる一端側重なり部
と、その他端面に連なる他端側重なり部と、両重なり部
の間に位置する中間部とを有する。両重なり部は、ネジ
軸方向から視て重なるように配置される。その一端側重
なり部における他端側重なり部との対向面は、前記一端
面から離れるに従い雄ネジの雌ネジへのネジ軸に沿うね
じ込み方向に向かうように、ネジ軸直交面に対して傾斜
する少なくとも一つの傾斜面を有する。その他端側重な
り部における一端側重なり部との対向面は、前記他端面
に向かうに従い雄ネジの雌ネジへのネジ軸に沿うねじ込
み方向に向かうように、ネジ軸直交面に対して傾斜する
少なくとも一つの傾斜面を有する。その一端側重なり部
と他端側重なり部とは、雄ネジの雌ネジへのねじ込み時
に、それぞれの傾斜面を介して互いに接する状態でネジ
軸方向から視た重なり領域が増大するように周方向に相
対移動可能とされていることを特徴とする。
【0005】これにより、雄ネジの雌ネジに対する緩み
方向の回転力がスプリングワッシャに作用すると、一端
側重なり部と他端側重なり部とに、それぞれの傾斜面を
介して、その回転力と反対方向の反力が作用する。よっ
て、その雄ネジの雌ネジに対する緩みを防止できる。ま
た、雄ネジの雌ネジへのねじ込みによりスプリングワッ
シャにネジ軸方向の力が作用すると、一端側重なり部と
他端側重なり部とに、それぞれの傾斜面を介して、スプ
リングワッシャの径を小さくする方向の分力が作用し、
スプリングワッシャの径が拡がるのを防止できる。
【0006】本発明のスプリングワッシャにおいて、そ
の一端側重なり部における傾斜面の形成部分のネジ軸方
向寸法は、その雄ネジの雌ネジへのねじ込み回転方向に
向かうに従い小さくされ、その他端側重なり部における
傾斜面の形成部分のネジ軸方向寸法は、その雄ネジの雌
ネジへのねじ込み回転方向に向かうに従い大きくされ、
その一端側重なり部における一つの傾斜面は一端面に連
なって形成され、その他端側重なり部における一つの傾
斜面は他端面に連なって形成され、両傾斜面が互いに接
する時、その一端面の反傾斜面側の縁部に接するネジ軸
に平行な面内におけるネジ軸方向寸法は、前記中間部に
おけるネジ軸方向寸法よりも大きくされ、その他端面の
反傾斜面側の縁部に接するネジ軸に平行な面内における
ネジ軸方向寸法は、前記中間部におけるネジ軸方向寸法
よりも大きくされているのが好ましい。
【0007】これにより、雄ネジの雌ネジへのねじ込み
によりスプリングワッシャが2部材により挟み込まれる
時に、そのスプリングワッシャの一端面における反傾斜
面側の縁部を2部材の一方に、他端面における反傾斜面
側の縁部を2部材の他方に食い込ませることができる。
よって雄ネジと雌ネジとのねじ合わせの緩みが防止され
る。
【0008】その一端側重なり部は中間部に対して、一
端面に向かうに従い、その雄ネジの雌ネジへのネジ軸に
沿うねじ込み方向に向かうように屈曲され、その他端側
重なり部は中間部に対して、他端面に向かうに従い、そ
の雄ネジの雌ネジへのネジ軸に沿うねじ込み方向と反対
方向に向かうように屈曲されているのが好ましい。
【0009】これにより、雄ネジの雌ネジへのねじ込み
によりスプリングワッシャが2部材の間で挟み込まれる
時に、そのスプリングワッシャの一端面における反傾斜
面側の縁部は2部材の一方に、他端面における反傾斜面
側の縁部は2部材の他方に、より食い込み易くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1の(1)〜(3)、図2の
(1)〜(3)に示す第1実施形態においては、被取り
付け部材3を貫通するボルト1の雄ネジ1aをベース2
に形成された雌ネジ2aにねじ込むことで、そのベース
2に被取り付け部材3を固定する。その雄ネジ1aに嵌
め合わされるスプリングワッシャ4が、その雄ネジ1a
の雌ネジ2aへのねじ込みによりネジ軸中心に相対回転
すると共にネジ軸に沿って互いに近接するボルト1の頭
部1bと被取り付け部材3とにより挟み込まれる。その
雄ネジ1aと雌ネジ2aは本実施形態では右ネジとされ
ている。
【0011】そのスプリングワッシャ4は、平面視環状
であって、その内外周は略円あるいは楕円に沿う形状と
され、その周方向における一端側に位置する一端面4a
と、その周方向における他端側に位置する他端面4b
と、その一端面4aに連なる一端側重なり部4cと、そ
の他端面4bに連なる他端側重なり部4dと、両重なり
部4c、4dの間に位置する略C字状の中間部4eとを
有する。両重なり部4c、4dは、ネジ軸方向から視て
重なるように配置される。
【0012】その一端側重なり部4cにおける他端側重
なり部4dとの対向面は、その一端面4aに連なって形
成された一つの傾斜面4c′とされている。その傾斜面
4c′は、その一端面4aから離れるに従い雄ネジ1a
の雌ネジ2aへのネジ軸に沿うねじ込み方向(図におい
て下方)に向かうように、ネジ軸直交面に対して傾斜す
る。その一端側重なり部4cにおける傾斜面4c′の形
成部分のネジ軸方向寸法は、その雄ネジ1aの雌ネジ2
aへのねじ込み回転方向前方(図1の(1)における矢
印a方向)に向かうに従い小さくされている。
【0013】その他端側重なり部4dにおける一端側重
なり部4cとの対向面は、その他端面4bに連なって形
成された一つの傾斜面4d′とされている。その傾斜面
4d′は、その他端面4bに向かうに従い雄ネジ1aの
雌ネジ2aへのネジ軸に沿うねじ込み方向(図において
下方)に向かうように、ネジ軸直交面に対して傾斜す
る。その他端側重なり部4dにおける傾斜面4d′の形
成部分のネジ軸方向寸法は、その雄ネジ1aの雌ネジ2
aへのねじ込み回転方向前方に向かうに従い大きくされ
ている。
【0014】その中間部4eのネジ軸方向寸法は一定と
されている。その中間部4eの外周にはネジ軸方向に沿
う溝4e′が形成されている。また、スプリングワッシ
ャ4の両側面4f、4gは、ローレット等が形成される
ことで粗面とされているのが、ボルト1の頭部1bと被
取り付け部材3とに対する滑りを防止する上で好まし
い。
【0015】その一端側重なり部4cと他端側重なり部
4dとは、その雄ネジ1aの雌ネジ2aへのねじ込み完
了時に、それぞれの傾斜面4c′、4d′を介して互い
に押し付けられる。すなわち、自然状態においては、図
1の(1)、(2)、図2の(1)に示すように両傾斜
面4c′、4d′は互いに間隔をおいて対向する。その
雄ネジ1aの雌ネジ2aへのねじ込みにより、図2の
(2)に示すように一端側重なり部4cと他端側重なり
部4dとがネジ軸方向に弾性的に相対移動し、両傾斜面
4c′、4d′は互いに接する。この時、中間部4eと
一端側重なり部4cとの間の段差面4hは他端面4bに
間隔kをおいて対向し、また、中間部4eと他端側重な
り部4dとの間の段差面4iは一端面4aに間隔kをお
いて対向する。さらに雄ネジ1aを雌ネジ2aにねじ込
むことで、両重なり部4c、4dはネジ軸方向から視た
重なり領域が増大するように周方向に弾性的に相対移動
し、図1の(3)、図2の(3)に示すねじ込み完了状
態となる。この時、段差面4hと他端面4bとの間隔、
および、段差面4iと一端面4aとの間隔は、上記間隔
kよりも小さくなり、零になる場合もある。
【0016】図1の(3)に示すように、両傾斜面4
c′、4d′が互いに接する時、その一端面4aにおけ
る傾斜面4c′、4d′とは反対側の縁部4a′に接す
るネジ軸に平行な面内におけるネジ軸方向寸法S1は、
その他端面4bにおける傾斜面4c′、4d′とは反対
側の縁部4b′に接するネジ軸に平行な面内におけるネ
ジ軸方向寸法S2と等しく、中間部4eにおけるネジ軸
方向寸法S3よりも大きくされている。これにより、雄
ネジ1aの雌ネジ2aへのねじ込みによりスプリングワ
ッシャ4がボルト1の頭部1bと被取り付け部材3とに
より挟み込まれる時に、その一端面4aにおける反傾斜
面側の縁部4a′を被取り付け部材3に、他端面4bに
おける反傾斜面側の縁部4b′をボルト1の頭部1bに
食い込ませることができる。よって雄ネジ1aと雌ネジ
2aとのねじ合わせの緩みが防止される。
【0017】その一端側重なり部4cは中間部4eに対
して、一端面4aに向かうに従い、その雄ネジ1aの雌
ネジ2aへのネジ軸に沿うねじ込み方向(図において下
方)に向かうように屈曲されている。その屈曲角度θa
はネジ1a、2aのリード角よりも大きくするのが好ま
しい。その他端側重なり部4dは中間部4eに対して、
他端面4bに向かうに従い、その雄ネジ1aの雌ネジ2
aへのネジ軸に沿うねじ込み方向と反対方向(図におい
て上方)に向かうように屈曲されている。その屈曲角度
θbはネジ1a、2aのリード角よりも大きくするのが
好ましい。これにより、雄ネジ1aの雌ネジ2aへのね
じ込みによりスプリングワッシャ4がボルト1の頭部1
bと被取り付け部材3とにより挟み込まれる時に、その
一端面4aにおける反傾斜面側の縁部4a′は被取り付
け部材3に、他端面4bにおける反傾斜面側の縁部4
b′はボルト1の頭部1bに、より食い込み易くなる。
【0018】上記構成によれば、雄ネジ1aの雌ネジ2
aに対する緩み方向の回転力がスプリングワッシャ4に
作用すると、一端側重なり部4cと他端側重なり部4d
とに、それぞれの傾斜面4c′、4d′を介して、その
回転力と反対方向の反力が作用する。よって、その雄ネ
ジ1aの雌ネジ2aに対する緩みを防止できる。また雄
ネジ1aの雌ネジ2aへのねじ込みによりスプリングワ
ッシャ4にネジ軸方向の力が作用すると、一端側重なり
部4cと他端側重なり部4dとに、それぞれの傾斜面4
c′、4d′を介して、スプリングワッシャ4の径を小
さくする方向の分力が作用し、スプリングワッシャ4の
径が拡がるのを防止できる。
【0019】図3の(1)〜(3)、図4の(1)〜
(3)に示す第2実施形態においては、上記第1実施形
態と同一部分は同一符号で示し、相違点を説明する。本
第2実施形態においては、一端側重なり部4cにおける
他端側重なり部4dとの対向面は、その一端面4aに連
なって形成された一つの傾斜面4c′と、その一つの傾
斜面4c′に段差面4mを介して連なる別の一つの傾斜
面4c″とを有する。その一つの傾斜面4c′は、一端
面4aから離れるに従い雄ネジ1aの雌ネジ2aへのネ
ジ軸に沿うねじ込み方向(図において下方)に向かうよ
うに、ネジ軸直交面に対して傾斜する。その別の一つの
傾斜面4c″は、一端面4aから離れるに従い雄ネジ1
aの雌ネジ2aへのネジ軸に沿うねじ込み方向(図にお
いて下方)に向かうように、ネジ軸直交面に対して傾斜
する。その一端側重なり部4cにおける各傾斜面4
c′、4c″それぞれの形成部分のネジ軸方向寸法は、
その雄ネジ1aの雌ネジ2aへのねじ込み回転方向前方
(図3の(1)における矢印a方向)に向かうに従い小
さくされている。
【0020】また、他端側重なり部4dにおける一端側
重なり部4cとの対向面は、他端面4bに連なって形成
された一つの傾斜面4d′と、その一つの傾斜面4d′
に段差面4nを介して連なる別の一つの傾斜面4d″と
を有する。その一つの傾斜面4d′は、他端面4bに向
かうに従い雄ネジ1aの雌ネジ2aへのネジ軸に沿うね
じ込み方向(図において下方)に向かうように、ネジ軸
直交面に対して傾斜する。その別の一つの傾斜面4d″
は、他端面4bに向かうに従い雄ネジ1aの雌ネジ2a
へのネジ軸に沿うねじ込み方向(図において下方)に向
かうように、ネジ軸直交面に対して傾斜する。その他端
側重なり部4dにおける各傾斜面4d′、d″それぞれ
の形成部分のネジ軸方向寸法は、その雄ネジ1aの雌ネ
ジ2aへのねじ込み回転方向前方に向かうに従い大きく
されている。
【0021】その一端側重なり部4cと他端側重なり部
4dとは、その雄ネジ1aの雌ネジ2aへのねじ込み完
了時に、それぞれの傾斜面4c′、4c″、4d′、4
d″を介して互いに押し付けられる。すなわち、自然状
態においては、図3の(1)、図4の(1)に示すよう
に一端側重なり部4cの傾斜面4c′、4c″と他端側
重なり部4dの傾斜面4d′、4d″は互いに間隔をお
いて対向する。その雄ネジ1aの雌ネジ2aへのねじ込
みにより、図4の(2)に示すように一端側重なり部4
cと他端側重なり部4dがネジ軸方向に弾性的に相対移
動し、一端側重なり部4cの一つの傾斜面4c′と他端
側重なり部4dの別の一つの傾斜面4d″が互いに接
し、一端側重なり部4cの別の一つの傾斜面4c″と他
端側重なり部4dの一つの傾斜面4d′が互いに接す
る。この時、一端側重なり部4cの段差面4mと他端側
重なり部4dの段差面4nとは間隔kをおいて対向す
る。さらに雄ネジ1aを雌ネジ2aにねじ込むことで、
両重なり部4c、4dはネジ軸方向から視た重なり領域
が増大するように周方向に弾性的に相対移動し、図3の
(3)、図4の(3)に示すねじ込み完了状態となる。
この時、段差面4mと段差面4nとの間隔は、上記間隔
kよりも小さくなり、零になる場合もある。
【0022】また、中間部4eの一側面4pと一端側重
なり部4cの一側面4qとの間に段差面4rが形成さ
れ、中間部4eの他側面4sと他端側重なり部4dの他
側面4tとの間に段差面4uが形成される。これによ
り、雄ネジ1aの雌ネジ2aへのねじ込みによりスプリ
ングワッシャ4がボルト1の頭部1bと被取り付け部材
3とにより挟み込まれる時に、その段差面4rの傾斜面
4c″とは反対側の縁部4r′を被取り付け部材3に、
段差面4uの傾斜面4d″とは反対側の縁部4u′をボ
ルト1の頭部1bに食い込ませることができる。他は上
記第1実施形態と同様の構成であり、同様の作用効果を
奏することができる。
【0023】本発明は上記実施形態に限定されない。例
えば、図5の(1)に示すように、ベース10に固着さ
れた雄ネジ部材11に挿通された被取り付け部材12
を、その雄ねじ部材11にナット13をねじ合わせるこ
とで固定し、さらに雄ネジ部材11にロックナット14
をねじ合わせる場合に、そのナット13とロックナット
14との間に本発明によるスプリングワッシャ4を介在
させてもよい。また、図5の(2)に示すように、型鋼
21と鋼板22とに挿通されるボルト23にナット24
をねじ合わせる場合に、そのボルト23の頭部と型鋼と
の間と、ナット24と鋼板22との間とに本発明による
スプリングワッシャ4を介在させてもよい。また、図5
の(3)に示すように、ベース31に鉄塔等の柱状部材
32のフランジ32aをボルト33により固定する場合
に、そのボルト33の頭部とフランジ32aとの間に本
発明によるスプリングワッシャ4を介在させてもよい。
さらに、図5の(4)に示すように、互いに接合される
パイプ41、42のフランジ41a、42bに挿通され
るボルト43にナット44をねじ合わせる配管連結構造
において、そのボルト43の頭部とフランジ41aとの
間に本発明のスプリングワッシャ4を介在させてもよ
い。また、雄ネジと雌ネジは左ネジであってもよい。な
お、本発明のスプリングワッシャを介してねじ合わされ
た雄ネジと雌ネジとのねじ合わせを緩める場合は、例え
ば図6に示すような工具51の二股部51aの間に本発
明のスプリングワッシャを配置し、その二股部51aに
よりスプリングワッシャの径が拡がるのを阻止した状態
で、雄ネジと雌ネジとのねじ合わせを緩めればよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、雄ネジの雌ネジに対す
る緩みを確実に防止できるスプリングワッシャを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のスプリングワッシャの
(1)は斜視図、(2)は正面図、(3)は使用状態で
の正面図
【図2】本発明の第1実施形態のスプリングワッシャを
介してねじ合わされる雄ネジと雌ネジとの(1)はねじ
合わせ前の状態を示す図、(2)はねじ合わせ途中の状
態を示す図、(3)はねじ合わせ完了状態を示す図
【図3】本発明の第2実施形態のスプリングワッシャの
(1)は斜視図、(2)は正面図、(3)は使用状態で
の正面図
【図4】本発明の第2実施形態のスプリングワッシャを
介してねじ合わされる雄ネジと雌ネジとの(1)はねじ
合わせ前の状態を示す図、(2)はねじ合わせ途中の状
態を示す図、(3)はねじ合わせ完了状態を示す図
【図5】(1)〜(4)は本発明のスプリングワッシャ
の使用例を示す図
【図6】本発明のスプリングワッシャを使用してねじ合
わされた雄ネジと雌ネジとのねじ合わせを緩めるために
用いられる工具の斜視図
【図7】従来の問題点の説明図
【符号の説明】
1a 雄ネジ 2a 雌ネジ 2 取り付け部材 3 被取り付け部材 4 スプリングワッシャ 4a 一端面 4b 他端面 4c 一端側重なり部 4d 他端側重なり部 4e 中間部 4c′、4d′、4c″、4d″ 傾斜面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雄ネジの雌ネジへのねじ込みによりネジ軸
    中心に相対回転すると共にネジ軸に沿って互いに近接す
    る2部材により挟み込まれるスプリングワッシャであっ
    て、その周方向における一端側に位置する一端面と、そ
    の周方向における他端側に位置する他端面と、その一端
    面に連なる一端側重なり部と、その他端面に連なる他端
    側重なり部と、両重なり部の間に位置する中間部とを有
    し、両重なり部は、ネジ軸方向から視て重なるように配
    置され、その一端側重なり部における他端側重なり部と
    の対向面は、前記一端面から離れるに従い雄ネジの雌ネ
    ジへのネジ軸に沿うねじ込み方向に向かうように、ネジ
    軸直交面に対して傾斜する少なくとも一つの傾斜面を有
    し、その他端側重なり部における一端側重なり部との対
    向面は、前記他端面に向かうに従い雄ネジの雌ネジへの
    ネジ軸に沿うねじ込み方向に向かうように、ネジ軸直交
    面に対して傾斜する少なくとも一つの傾斜面を有し、そ
    の一端側重なり部と他端側重なり部とは、雄ネジの雌ネ
    ジへのねじ込み時に、それぞれの傾斜面を介して互いに
    接する状態でネジ軸方向から視た重なり領域が増大する
    ように周方向に相対移動可能とされていることを特徴と
    するスプリングワッシャ。
  2. 【請求項2】その一端側重なり部における傾斜面の形成
    部分のネジ軸方向寸法は、その雄ネジの雌ネジへのねじ
    込み回転方向に向かうに従い小さくされ、その他端側重
    なり部における傾斜面の形成部分のネジ軸方向寸法は、
    その雄ネジの雌ネジへのねじ込み回転方向に向かうに従
    い大きくされ、その一端側重なり部における一つの傾斜
    面は一端面に連なって形成され、その他端側重なり部に
    おける一つの傾斜面は他端面に連なって形成され、両傾
    斜面が互いに接する時、その一端面の反傾斜面側の縁部
    に接するネジ軸に平行な面内におけるネジ軸方向寸法
    は、前記中間部におけるネジ軸方向寸法よりも大きくさ
    れ、その他端面の反傾斜面側の縁部に接するネジ軸に平
    行な面内におけるネジ軸方向寸法は、前記中間部におけ
    るネジ軸方向寸法よりも大きくされている請求項1に記
    載のスプリングワッシャ。
  3. 【請求項3】その一端側重なり部は中間部に対して、一
    端面に向かうに従い、その雄ネジの雌ネジへのネジ軸に
    沿うねじ込み方向に向かうように屈曲され、その他端側
    重なり部は中間部に対して、他端面に向かうに従い、そ
    の雄ネジの雌ネジへのネジ軸に沿うねじ込み方向と反対
    方向に向かうように屈曲されている請求項2に記載のス
    プリングワッシャ。
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