JPH0634482Y2 - トラスの接合構造 - Google Patents

トラスの接合構造

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JPH0634482Y2
JPH0634482Y2 JP12193790U JP12193790U JPH0634482Y2 JP H0634482 Y2 JPH0634482 Y2 JP H0634482Y2 JP 12193790 U JP12193790 U JP 12193790U JP 12193790 U JP12193790 U JP 12193790U JP H0634482 Y2 JPH0634482 Y2 JP H0634482Y2
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JP
Japan
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bolt
screw hole
shaft
tightening
end member
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JP12193790U
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JPH0479103U (ja
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則男 大垣
義昭 堀園
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、立体トラス等において鋼管等からなる軸部
材の相互の接合を行うトラスの接合構造に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、駐車場や工場,集会場等の建造物において、屋根
の骨組みとなる立体トラスを、パイプ製の軸部材と、こ
れら軸部材を相互に接合する球状の軸間接合体とで構成
したものがある。
第7図はその接合部の構造を示す。軸間接合体51は球状
に形成されて、各方向の軸部材52を接合する複数のねじ
孔53が設けてある。軸部材52は鋼管からなり、端部に溶
接したパイプエンド54に、ボルト56を挿通するアンカー
スリーブ55が螺着してある。ボルト56は、軸部の中間に
六角形等の異形断面部56aを設け、異形断面部56aの形状
に合致した内部形状のボルト締めスリーブ57を外周に被
せてある。アンカースリーブ55の後部には、ばね止め59
に支持されたばね部58が組み込んである。
接合作業は次のように行われる。まず、ボルト56をばね
部材58に抗して押し込めた状態で、ボルト締めスリーブ
57と軸間接合体51のねじ孔53とを整合させる。この状態
でボルト締めスリーブ57を回転させると、異形断面部56
aにおける係合のためにボルト56が回転する。ボルト56
は、ばね部材58で推進力が与えられているため、前記の
回転によりねじ孔53の入口部に噛み込み、ボルト締めス
リーブ57の回転を続けることにより、締め付けられる。
このようにして、軸部材52と軸間接合体51との接合が行
われる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、第7図の構成によると、ボルト56に異形断面部
56aを有する特殊形状のものを使用する必要がある。し
かも締め込み初期のボルト推進用のばね部材58が必要に
なる。これらのため、部品コストが高くなるという問題
点がある。
この考案の目的は、特殊形状のボルトやばね部材等の高
価な部品が不要で、コスト低下が図れるトラスの接合構
造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、軸部材接合用のねじ孔を有する軸間接合体
と、軸部材とを接合するトラスの接合構造において、次
の構成としたものである。
軸部材の端部には、軸方向に貫通したねじ孔を有するエ
ンド部材を設ける。このエンド部材のねじ孔に遊嵌して
先端が前記軸間接合体のねじ孔に螺合する頭付きのボル
トを設ける。このボルトに締付けナットを螺合し、締付
けナットには前記エンド部材の前記ねじ孔に螺合する雄
ねじ部を設ける。締付けナットは、ロックナットでボル
トの軸部の中間位置に固定する。ボルトには内面が前記
締付けナットに回転伝達可能に係合するボルト締めスリ
ーブを被せる。
〔作用〕
接合前において、ボルトはボルト締めスリーブ内に引っ
込め、締付けナットの雄ねじ部をエンド部材のねじ孔に
螺合させておく。この状態で、ボルト締めスリーブを所
定方向に回転させると、締付けナットが共に回転して、
その雄ねじ部がエンド部材からねじ戻される。そのた
め、ボルトが締付けナットと共に回転しながらボルト締
めスリーブから突出し、軸間接合体のねじ孔にねじ込ま
れる。ねじ込みが続けられると、締付けナットの雄ねじ
部はエンド部材から外れるが、このときは、ボルトの先
端がねじ孔に完全に噛み込んでいるため、ボルトに回転
を与えるだけで締め付けが行われる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第5図に基づいて説
明する。
第4図(A)〜(C)は、各々このトラスの接合構造を
適用した立体トラスの平面図、側面図、および正面図で
ある。各軸部材1は、四面体の稜線に位置するように配
置され、各四面体の角部において、軸間接合体2で相互
に接合される。
第5図に示すように、軸間接合体2は球状に形成され、
各方向の軸部材1を接合する複数のねじ孔3が設けてあ
る。
第1図は軸部材1と軸間接合体2との接合構造を示す。
軸部材1は鋼管からなり、エンド部材4が端部に溶接し
てある。エンド部材4は、ねじ孔5が軸方向に貫通して
設けてあり、ボルト6が内側から遊嵌状態に挿通され
る。ボルト6は、拡径した頭部6aを有する通常の構成の
ものである。ボルト6には締付けナット7が螺合し、所
定の長さ位置でロックナット8により回り止め状態に固
定される。なお、ボルト6のねじ部の長さは、締付けナ
ット7を固定する位置までとする。締付けナット7は、
外周形状を六角形等の非円形としたものであって、かつ
エンド部材4のねじ孔5に螺合する雄ねじ部7aが一体に
形成してある。ボルト6にはボルト締めスリーブ9が被
せられ、ボルト締めスリーブ9の断面形状は、締付けナ
ット7が嵌合する六角形等に形成される。
第3図は、ボルト6と、締付けナット7と、ロックナッ
ト8と、ボルト締めスリーブ9とを分解状態で示した図
である。
上記構成の接合手順を説明する。まず、ボルト6をエン
ド部材4に内側から挿通する。この後、ボルト6の先端
から締付けナット7とロックナット8とをねじ込み、締
付けナット7をロックナット8で回り止め状態に締付け
固定する。締付けナット7は、第2図のように雄ねじ部
7aをエンド部材4のねじ孔5にねじ込む。この締付けナ
ット7の外側にボルト締めスリーブ9をセットし、接合
準備が完了する。
接合に際しては、第2図のように軸間接合体2のねじ孔
3にボルト締めスリーブ9の軸心を一致させ、ボルト締
めスリーブ9を所定の方向に回転させる。これにより、
締付けナット7が共に回転して、雄ねじ部7aがエンド部
材4のねじ孔5からねじ戻される。そのため、ボルト6
が締付けナット7と共に回転しながらボルト締めスリー
ブ9から突出し、軸間接合体2のねじ孔3にねじ込まれ
る。締付けナット6は、ロックナット8による締め付け
のため、空回りすることが防止される。ねじ込みが続け
られると、締付けナット7の雄ねじ部7aはエンド部材4
から外れるが、このときは、ボルト6の先端がねじ孔3
に完全に噛み込んでいるため、ボルト6に回転を与える
だけでねじ込みが行われる。
このようにねじ込みを行って、第1図のようにボルト6
の頭部6aがエンド部材4に係合し、ボルト締めスリーブ
9がエンド部材4と軸間接合体2との間で突っ張り状態
になるまで締め付けられると、接合が完了する。
このトラスの接合構造は、このように通常の形状のボル
ト6が使用できる。しかも、締付けナット7のエンド部
材4からのねじ戻しによりボルト6の初期推進力が与え
られ、従来のばね部材が不要になる。これらのため部品
コストの低減が図れる。
第6図は他の実施例を示す。この例は、エンド部材4
を、軸部材1に溶接したパイプエンド4aと、このパイプ
エンド4aの内側に螺着したアンカースリーブ4bとで構成
したものである。パイプエンド4aとアンカースリーブ4b
との間のねじ部10は、ねじ孔5と逆ねじに形成する。
このように構成した場合、アンカースリーブ4bに、ボル
ト6,締付けナット7,およびロックナット8をセットした
ものを、パイプエンド4bにねじ込むことができる。その
ため、第1図の構成と異なり、ボルト6を軸部材1とエ
ンド部材4との接合の前に予め挿入しておく必要がな
く、ボルト6のセットが容易になる。また、ボルト6の
入れ替えが可能になる。
〔考案の効果〕
この考案のトラスの接合構造は、ボルトに締付けナット
をロックナットで固定し、締付けナットを介してボルト
締めスリーブの回転をボルトに与えるようにしたため、
特殊形状のボルトを使用する必要がなく、一般の市販ボ
ルトが使用できる。また、締付けナットには雄ねじ部を
設け、雄ねじ部をエンド部材からねじ戻すことにより、
ボルトのねじ込み初期の推進を与えるようにしたため、
推進力付与のためのばね部材が不要になる。これらのた
め部品コストの低減が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の接合状態を示す破断側面
図、第2図はその接合前の状態を示す破断側面図、第3
図は同じくその分解状態の側面図、第4図(A)〜
(C)は各々この接合構造を適用したトラスの平面図,
側面図,および正面図、第5図はその部分拡大正面図、
第6図は他の実施例の断面図、第7図は従来例の断面図
である。1……軸部材、2……軸間接合体、3……ねじ
孔、4……エンド部材、5……ねじ孔、6……ボルト、
7……締付けナット、7a……雄ねじ部、8……ロックナ
ット、9……ボルト締めスリーブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸部材接合用のねじ孔を有する軸間接合体
    と、軸部材の端部に設けられて軸方向に貫通したねじ孔
    を有するエンド部材と、このエンド部材の前記ねじ孔に
    遊嵌して先端が前記軸間接合体のねじ孔に螺合する頭付
    きのボルトと、前記エンド部材の前記ねじ孔に螺合する
    雄ねじ部を有し前記ボルトに螺合した締付けナットと、
    この締付けナットを前記ボルトに固定するロックナット
    と、前記ボルトに被されて両端が前記エンド部材と前記
    軸間接合体とに当接し内面が前記締付けナットに回転伝
    達可能に係合するボルト締めスリーブとを備えたトラス
    の接合構造。
JP12193790U 1990-11-20 1990-11-20 トラスの接合構造 Expired - Lifetime JPH0634482Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12193790U JPH0634482Y2 (ja) 1990-11-20 1990-11-20 トラスの接合構造

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JP12193790U JPH0634482Y2 (ja) 1990-11-20 1990-11-20 トラスの接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0479103U JPH0479103U (ja) 1992-07-09
JPH0634482Y2 true JPH0634482Y2 (ja) 1994-09-07

Family

ID=31869756

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12193790U Expired - Lifetime JPH0634482Y2 (ja) 1990-11-20 1990-11-20 トラスの接合構造

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JP (1) JPH0634482Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005028768A1 (ja) * 2003-09-22 2005-03-31 Forest Engineering & Economics Co.,Ltd. 丸太材製トラス構造材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005028768A1 (ja) * 2003-09-22 2005-03-31 Forest Engineering & Economics Co.,Ltd. 丸太材製トラス構造材

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0479103U (ja) 1992-07-09

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