JP3318296B2 - ねじ込み式コネクタ - Google Patents

ねじ込み式コネクタ

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JP3318296B2
JP3318296B2 JP33239099A JP33239099A JP3318296B2 JP 3318296 B2 JP3318296 B2 JP 3318296B2 JP 33239099 A JP33239099 A JP 33239099A JP 33239099 A JP33239099 A JP 33239099A JP 3318296 B2 JP3318296 B2 JP 3318296B2
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ジョン ケイ ジャンカース
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ジョン ケイ ジャンカース
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルトに関するも
ので、一般的に言えば、2個のパーツを互いに結合させ
るねじ込み式コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】このタイプのねじ込み式コネクタは、技
術上周知である。既知のねじ込み式コネクタはねじ込み
式ボルトとして形成され、ヘッドが有るものと無いも
の、及びナットが有るものと無いものがある。このよう
なねじ込み式コネクタは、例えば、本出願人の所有する
米国特許第5,318,397号、日本特許第2,83
5,878号、同第2,844,560号などに開示さ
れている。しかしこれらは、対象物内部に放置されるボ
ルトまたはスタッドを軸線方向に伸張し又は弛めるた
め、ボルトまたはスタッドの上端近くのネジ部に螺合す
る内側パーツの外周に外側パーツを螺合し、かつ内側パ
ーツの下端面と対象物上面との間に摩擦エレメントをス
プライン係合させてなるものであるから、部品数が多
く、構造が複雑となっている。このため、ボルト、ある
いは、ねじ込み式コネクタは更なる改善が可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明におい
ては、従来型のボルトにさらに改良を加えた新規なねじ
込み式コネクタを提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的と、以下の説
明から明らかになるであろうその他の目的とを踏まえ
て、本発明によるコネクタは、手短に説明すると、次の
ような構成を具備したことを1つの特徴とする。すなわ
ち、2個のパーツを互いに結合させるために使用する
発明のねじ込み式コネクタは、ボルト部材と摩擦座金と
スリーブとで構成され、ボルト部材は、軸部の一端にネ
ジ部と、このネジ部から軸方向に間隔を置いて設けた多
角形周縁部を備える。摩擦座金は、ボルト部材の多角形
周縁部と回転不能に嵌合すると共に、対向する2つのフ
ェース域(facial area)を備え、その一方のフェース域
である第1フェース域は、結合されるパーツの一方のフ
ェース域に当接する。スリーブは、前記ボルト部材のネ
ジ部と噛合うネジ部と、前記摩擦の第2フェース域に当
接するフェース域とを備えている。このような構成のコ
ネクタにあっては、一方向の所定の力をボルト部材に付
与し、反対方向の所定の力をスリーブに付与することに
よって、スリーブだけを回転させ、ボルト部材を伸長又
は弛緩させることができる。
【0005】本発明に従ってボルト(ねじ込み式コネク
タ)を設計した場合、構成がシンプルになり、必要に応
じて伸張または弛緩を行うことができる。
【0006】本発明が包括する新規な特性と思われる特
徴点については、上記の請求範囲の項に記載した。しか
し、その構成及び作動の方法の両方を含めた発明それ自
体と、さらに付加的な目的やその有益性についても、実
施態様に関する以下の説明と添付図面とを併せ読むこと
で更に良く理解できよう。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明によるコネクタは、符号1
で示される、軸線を有するボルト部材を含む。ボルト部
材1は、その一方の端部に実質的に位置し、かつ、ネジ
山を備えたネジ部2を有する。ボルト部材1は、符号3
で示される多角形の周縁部をさらに有する。この多角形
周縁部3は、上記ネジ部2から軸方向に間隔を置いた位
置にある。ボルト部材1は、さらにシャフト部4を有
し、このシャフト部の延長端にはヘッド(図示省略)を
設けることができる。ボルト部材1多角形周縁は、
ボルト部材の軸方向に延び、かつ、周方向に間隔を置い
て配置された複数のスプラインによって形成することが
できる。
【0008】本発明のコネクタは、符号5で示される
擦座金をさらに有する。摩擦座金5は、互いに結合する
パーツ8の一方のフェース域7に当接する第1フェース
域6を有する。互いに接合されるパーツを符号8と
で示す。摩擦座金5は、ボルト部材の多角形周縁部
嵌合可能である。具体的には、摩擦座金5は、多角形周
縁部部3の外側表面の形状に対応する形状の内側表面を
有している。ここに記載した実施態様においては、摩擦
座金5の内側表面に、ボルト部3のスプラインに対応
し、かつ、これらのスプラインと嵌合する複数のスプラ
インが設けられている。なお、図1中、符号12はボル
ト部材1の上端に形成した6角ヘッドであって、当該部
材を介してボルト部材を回転又は把持することできる。
【0009】このコネクタは、符号9に示すスリーブを
さらに有する。スリーブ9は、摩擦座金5のもう片側に
ある第2フェース域11に当接するフェース域10を有
する。スリーブ9はボルト部材1のネジ部2のネジと係
合する。具体的には、スリーブ9は、ボルト部材1のネ
ジ部2の外側ネジ(おねじ)と対応する内側ネジ(めね
じ)を備え、その結果、ネジ部2の外側ネジと螺合す
る。なお、必要に応じスリーブの外面は多角面とし、或
いは凹凸を形成してもよい。
【0010】本発明によるコネクタは以下の手順で動作
する。
【0011】一定の回動力がボルト部材1に対して一方
向に付与され、逆方向に一定の力がスリーブ9に付与さ
れと、スリーブ9だけが回転し、ボルト部材1は伸張あ
るいは弛緩する。これは、ボルト部材が摩擦座金5内で
多角形周縁部3によって回動しないように固定されてい
るため、ボルト部材は回転不能であり、一方、ボルト部
材の外側ネジが、スリーブ9の内側のネジに噛合
しているため、ボルト部材1は軸線方向にも移動できな
いとの理由による。こうして、ボルト部材1の伸張ある
いは弛緩のみが実行される。
【0012】一方、対向する力を、ボルト部材1の周縁
方向への回転と対向する向きの周縁方向にスリーブ9を
回転させることを意図する作用力とすることも可能であ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようなものであ
るから、従来のものに新規で有用な改良を加えた、シン
プルな構成のねじ込み式コネクタを提供することができ
る。すなわち、本発明に従ってボルトを設計し、かつ、
方法を実践すると、ボルト部材は、摩擦座金内で多角形
周縁部によって回動しないように固定されているため、
回転不能である。一方、ボルト部材の外側ネジがスリー
ブの内側ネジに係合しているため、軸線方向にも移動で
きないとの構成により、一方向への回動力がボルトに付
与された場合、他方向への力がスリーブへ付与され、ス
リーブのみが回転する一方、ボルトは伸張あるいは弛緩
するという効果が得られる。
【0014】上記した構成要素の各々を用いて、あるい
は、2つ又はそれ以上を組み合わせて、上記とは異なる
タイプの様々な構成で応用したり活用したりすることは
理解されよう。
【0015】本発明をボルトにおける実施態様として図
解し、かつ、説明してきたが、本発明はこれらに記載さ
れた細部に限定されるものではなく、本発明の精神を逸
脱しない範囲においていろいろな応用や構造的な改変が
可能である。
【0016】更なる分析をしなくても、前記の説明は、
本発明の要旨を漏らさず開示しているので、現在の知識
を活用し、また従来技術の観点からも本発明の特質を損
うことなく、第三者をして即座に様々に利用できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】2個のパーツを互いに接合させる、本発明によ
るコネクタを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボルト部材 2 ネジ部 3
ボルト部 4 シャフト部 5 摩擦座金 6
第1フェース域 7、10 フェース域 8、14 パーツ 9
スリーブ 11 第2フェース域 12 ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 31/04 F16B 35/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルト部材を具備してなる、2個のパー
    ツを互いに結合させるコネクタであって、 軸線と、ネジ山を備えたネジ部と、多角形周縁部と、ボ
    ルト部材の一端に位置してボルト部材を回転又は把持す
    る部材とを持ったボルト部材と、 前記ボルト部材の多角形周縁部と回転不能に嵌合し、か
    つ、前記パーツの一方のフェース域に当接する第1フェ
    ース域およびこれと対向する第2フェース域を有する摩
    擦座金と、 前記ボルト部材のネジ部と係合し、かつ、摩擦座金の前
    記第2フェース域に当接するフェース域と、自己を把持
    又は回転させる力を付与できる部分とを備えたスリーブ
    とから構成され、一方向に所定の力を前記ボルト部材に付与し、反対方向
    に所定の力を前記スリーブに付与すると、スリーブだけ
    が回転してボルト部材が伸長又は弛緩する ことを特徴と
    するねじ込み式コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ボルト部材のネジ部と、前記多角形
    周縁部とが、軸線上に互いに間隔を置いて位置している
    請求項1に記載のねじ込み式コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記スリーブが、前記ボルト部材のネジ
    部のネジと係合するネジを有する請求項1に記載のねじ
    込み式コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記スリーブのネジが内側ネジで、前記
    ボルト部材のネジ部のネジが前記内側ネジと係合する外
    側ネジである請求項3に記載のねじ込み式コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記ボルト部材の多角形周縁部と前記摩
    擦座金とを連結させる手段をさらに含み、摩擦座金に設
    けられたスプラインと、ボルト部材の多角形周縁部に設
    けられたスプラインとを内部係合させる請求項1に記載
    のねじ込み式コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記スプラインが、前記摩擦座金に設け
    られた内側スプラインと、前記ボルト部材の多角形周縁
    部に設けられた内側スプラインとを含み、前記内側スプ
    ラインと係合する請求項5に記載のねじ込み式コネク
    タ。
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