JPH0667666U - 連結装置 - Google Patents

連結装置

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JPH0667666U
JPH0667666U JP1332293U JP1332293U JPH0667666U JP H0667666 U JPH0667666 U JP H0667666U JP 1332293 U JP1332293 U JP 1332293U JP 1332293 U JP1332293 U JP 1332293U JP H0667666 U JPH0667666 U JP H0667666U
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▲アキラ▼ 三木
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株式会社三木製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 棒状木材等の被連結材の突き合わせ状態での
連結を可能にする連結装置を提供する。 【構成】 一方の被連結材Wの端面w1から該被連結材
Wの軸芯部に埋設される一方の鬼目ナット1と、他方の
被連結材Wの端面w1から該被連結材Wの軸芯部に埋設
される他方の鬼目ナット2と、同一方向の回転で一方の
鬼目ナット1の内周螺条1aに螺合されると共に他方の
鬼目ナット2の内周螺条2aに螺合される両螺子ボルト
3と、両螺子ボルト3を回転させる回転部材4と、を有
する。両螺子ボルト3にはその中央部に回転部材4を介
装させる回転駆動部31を有すると共に回転駆動部31
は左右一対の軸部32,33を有し、軸部32,33は
鬼目ナット1,2の内周螺条1a,2aに螺合される外
周螺条32a,33aを有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、手摺等を構成する棒状木材等の被連結材の突き合わせ状態での連 結を可能にする連結装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば、階段の手摺等は、外観や質感の観点から木製とされることが多 いが、この木製の手摺を形成するにあっては、複数本の被連結材たる棒状木材を 突き合わせ状態に連結することが必要になるのが一般的である。
【0003】 そこで、例えば、図3に示すように、両螺子ボルトBの一方の螺条部b1を一 方の棒状木材Wの端面w1から該棒状木材Wの軸芯部に螺合すると共に、両螺子 ボルトBの他方の螺条部b2を他方の棒状木材Wの端面w1から該棒状木材Wの 軸芯部に螺合することで、両方の棒状木材W,Wの突き合わせ状態での連結が可 能になる。
【0004】 即ち、両螺子ボルトBにおける図中で左側となる一方の螺条部b1が同じく左 側となる一方の棒状木材Wの軸芯部に螺合されてそれ以上の螺合が不可能な状態 におかれるとき、即ち、ロック状態におかれるときに、図中で右側となる他方の 棒状木材Wの軸芯部を両螺子ボルトBにおける他方の螺条部b2に螺合するよう にすれば、一方の螺条部b1の一方の棒状木材Wへのねじ込み操作と他方の棒状 木材Wの他方の螺条部b2への上記と同方向へのねじ込み操作とで、両方の棒状 木材W,Wの突き合わせ状態での連結が可能になる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の両螺子ボルトBを利用しての棒状木材W,Wの突き合わ せ状態での連結にあっては、以下のような不都合が指摘されている。
【0006】 即ち、上記の両螺子ボルトBは、両方の螺子部b1,b2が同一方向の螺条と されているので、該両螺子ボルトBの螺合操作時に同時に両方の棒状木材W,W を連結できない。
【0007】 それ故、一方の棒状木材Wに他方の棒状木材Wを突きあわせ状態に連結しよう とする場合には、一旦、一方の棒状木材Wの軸芯部に両螺子ボルトBにおける一 方の螺条部b1を螺合し、しかも、これがロック状態におかれるようにしなけれ ばならない。
【0008】 そして、このロック状態におかれている両螺子ボルトBにおける他方の螺条部 b2に他方の棒状木材W1の軸芯部を螺合させることになるが、該他方の棒状木 材Wが湾曲形成されている場合には、そのねじ込み操作時に湾曲形成された棒状 木材Wの後端が大きい半径で旋回されることになり、そのためのスペースがない 場合には、湾曲形成された棒状木材Wの連結が不可能になる。
【0009】 また、上記した両螺子ボルトBを利用しての両方の棒状木材W,Wの連結にあ っては、いずれか一方の螺条部b1,b2が棒状木材Wの軸芯部に螺合されると きに、木材に対する金属の螺合であるが故に、そこに形成されるねじ穴w2が所 謂バカ穴になり易く、しかも、所謂バカ穴になる場合には、所謂締め付けが効か なくなって、両方の棒状木材W,Wの連結が実現されなくなる危惧がある。
【0010】 さらに、両螺子ボルトBにおける一方の螺条部b1を一方の棒状木材Wの軸芯 部に螺合し、しかも、ロック状態におくには、スパナ等の所謂工具の利用が不可 欠となり、即ち、工具なくしては、両方の棒状木材W,Wの連結を実現し得なく なる危惧がある。
【0011】 この考案は、前記した事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とする ところは、棒状木材等の被連結材の突き合わせ状態での連結にあって、被連結材 が湾曲形成されている場合にもその利用が可能になると共に、所謂バカ穴形成の 危惧がなく、しかも、工具なくしても被連結材の連結を実現し得るようにするに 最適となる連結装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、この考案に係る連結装置の構成を、基本的に は、一方の被連結材の端面から該被連結材の軸芯部に埋設される一方の鬼目ナッ トと、他方の被連結材の端面から該被連結材の軸芯部に埋設される他方の鬼目ナ ットと、同一方向の回転で一方の鬼目ナットの内周螺条に螺合されると共に他方 の鬼目ナットの内周螺条に螺合される両螺子ボルトと、該両螺子ボルトを回転さ せる回転部材と、を有してなり、両螺子ボルトがその中央部に回転部材を介装さ せる回転駆動部を有してなると共に該回転駆動部に連設された左右一対の軸部を 有してなり、該一対の軸部にそれぞれが照準される各方の鬼目ナットの内周螺条 に螺合される外周螺条を有してなるとする。
【0013】 そして、より具体的には、一方の軸部がその略全長に亙って一方の鬼目ナット の内周螺条に螺合される外周螺条を有してなり、他方の軸部がその先端部に他方 の鬼目ナットの内周螺条に螺合される外周螺条を有すると共に他方の鬼目ナット の内周螺条より大なる長さの無螺条部を有してなり、かつ、一方の鬼目ナットと 他方の鬼目ナットの各内周螺条が互いに逆方向螺条とされると共に一方の軸部と 他方の軸部の各外周螺条が互いに逆方向螺条とされてなるとする。
【0014】 また、あるいは、一方の軸部及び他方の軸部がそれぞれその略全長に亙ってそ れぞれが照準される各方の鬼目ナットの内周螺条に螺合される外周螺条を有して なり、一方の鬼目ナットと他方の鬼目ナットの各内周螺条が互いに同方向螺条と されると共に一方の軸部と他方の軸部の各外周螺条が互いに同方向螺条とされて なるとする。
【0015】
【作用】
それ故、両螺子ボルトは、該両螺子ボルトに介装される回転部材の同一方向へ の回転操作で各方の被連結材の軸芯部に配設の各鬼目ナットに螺合される。
【0016】 このとき、回転部材は、両螺子ボルトを介装させながら、両方向から近接され る各方の被連結材の間に配在される。
【0017】 そして、各方の鬼目ナットにおいて、それぞれの内周螺条が逆方向螺条に設定 され、両螺子ボルトにおいて、それぞれの外周螺条が逆方向螺条に設定されてお り、しかも、両螺子ボルトにおける一方の軸部に略全長に亙る外周螺条を有する に対して他方の軸部の先端部のみに外周螺条を有する場合には、該他方の軸部に おける外周螺条を他方の鬼目ナットの内周螺条に螺合させると共にこれを逸脱し て先端側に落とし込むようにする。
【0018】 このとき、他方の鬼目ナットの内周螺条の内側には両螺子ボルトの他方の軸部 における無螺条部が位置決められる。
【0019】 この状態から、両螺子ボルトの一方の軸部における外周螺条を一方の鬼目ナッ トの内周螺条に螺合させる。
【0020】 このとき、一方の鬼目ナットと他方の鬼目ナットの各内周螺条が互いに逆螺条 に設定され、両螺子ボルトにおける一方の軸部と他方の軸部の各外周螺条が互い に逆螺条に設定されていることから、両螺子ボルトの上記同一方向への回転によ って、両螺子ボルトにおける他方の軸部の外周螺条が他方の鬼目ナット内から抜 け出ない一方で、両螺子ボルトにおける一方の軸部の外周螺条が一方の鬼目ナッ トの内周螺条に螺合することになり、両方の被連結材が引き寄せられる。
【0021】 尚、上記と逆の方向に回転部材を回動操作することによって、両方の被連結材 の突き合わせ状態での連結が解除される。
【0022】 一方、各方の鬼目ナットにおいて、それぞれの内周螺条が同方向螺条に設定さ れ、両螺子ボルトにおいて、それぞれの外周螺条が鬼目ナットの内周螺条と同方 向螺条に設定されると共に両方の軸部の略全長に亙って形成されている場合には 、両螺子ボルトを回転することで、所謂ターンバックル方式に該両螺子ボルトが 各方の鬼目ナットに螺合されることになって、両方の被連結材の引き寄せが可能 になる。
【0023】 このとき、両螺子ボルトを回転する回転部材において、両螺子ボルトにおける 回転駆動部を介装させる部位が、両螺子ボルトの軸線方向への移動を可能にする 所謂遊びを有するように設定されていることが好ましい。
【0024】
【実施例】
以下、図示した一実施例に基いてこの考案を詳細に説明するが、本願に係る連 結装置は、図1に示すように、図中で左側となる一方の被連結材たる棒状木材W と、図中で右側となる他方の被連結材たる棒状木材Wと、を突き合わせ状態に連 結するように構成されている。
【0025】 即ち、該連結装置は、図中で左側となる一方の鬼目ナット1と、図中で右側と なる他方の鬼目ナット2と、両螺子ボルト3と、回転部材4と、を有する構成か らなる。
【0026】 一方の鬼目ナット1は、一方の棒状木材Wの端面w1から該棒状木材Wの軸芯 部に所謂埋め殺し状態に埋設されるもので、その内周の全周に亙って形成された 内周螺条1aを有している。
【0027】 そして、該鬼目ナット1は、その埋設にあって、例えば、棒状木材Wの端面w 1から該棒状木材Wの軸芯部に適宜長さで鬼目ナット1の外径に比較してやや細 目の丸穴w3を開穿し、該丸穴w3内に鬼目ナット1をハンマー打撃等で侵入さ せるとする。
【0028】 それ故、該鬼目ナット1は、図中で左端となる先端側の外径より図中で右端と なる基端側の外径を大きくする所謂クサビ状に形成され、その外周には鬼目1b を有し、基端には補強部としてのフランジ部1cを有している。
【0029】 他方の鬼目ナット2は、他方の棒状木材Wの端面w1から該棒状木材Wの軸芯 部に埋設されるもので、上記一方の鬼目ナット1と同様に、その内周の全周に亙 って形成された内周螺条2aを有している。
【0030】 ただ、該内周螺条2aは、上記鬼目ナット1の内周螺条1aと逆方向螺条に設 定されている。
【0031】 また、該鬼目ナット2にあっても、その埋設にあっては、上記と同様に、棒状 木材Wの軸芯部に開穿の丸穴w3に副ってハンマー打撃等で侵入させることによ る。
【0032】 因に、該鬼目ナット2にあっても、上記一方の鬼目ナット1と同様に、所謂ク サビ状に形成され、その外周には鬼目2bを有し、基端には補強部としてのフラ ンジ部2cを有している。
【0033】 それ故、該各鬼目ナット1,2にあっては、例えば、棒状木材Wが木材の丸棒 からなる手摺材とされて、該手摺材が寸法取りされて取付場所まで搬送されるの みとされる場合に、これがそれぞれ各棒状木材W,Wの所定位置に予め配設され るとするのが好ましい。
【0034】 そして、各鬼目ナット1,2は、その外周に形成の各鬼目1b,2bがあるが 故に、一旦所定位置に埋設された後は、これが回転したり、抜け出たり、しない ことになる。
【0035】 両螺子ボルト3は、一方の鬼目ナット1に螺合されると共に他方の鬼目ナット 2に螺合されるように設定されている。
【0036】 即ち、図示例にあって、該両螺子ボルト3は、その中央部に配設された回転駆 動部31と、該回転駆動部31の左右にそれぞれ連設される一対の軸部32,3 3と、を有してなる。
【0037】 回転駆動部31は、該両螺子ボルト3への回転トルクを伝達し易くするために 形成されるもので、図示例にあっては、所謂舌片状に形成されているとするが、 回転トルクの伝達を容易にする限りにおいて、その形状が特定される必要はない こと勿論である。
【0038】 一方の軸部32は、その略全長に亙って上記一方の鬼目ナット1の内周螺条1 aに螺合されるように設定された外周螺条32aを有している。
【0039】 これに対して、他方の軸部33は、図中で右端部となるその先端部に上記他方 の鬼目ナット2の内周螺条2aに螺合されるように設定された外周螺条33aを 有してなる一方で、図中で左端側となるその基端側に上記内周螺条2a部分より 僅かに大なる長さの無螺条部33bを有してなる。
【0040】 そして、該他方の軸部33における外周螺条33aは、上記一方の軸部32に おける外周螺条32aと互いに逆方向螺条に設定されている。
【0041】 それ故、該両螺子ボルト3にあっては、その他方の軸部33における外周螺条 33aを他方の棒状木材Wの軸芯部に埋設の他方の鬼目ナット2の内周螺条2a に螺合させると共に、これを充分に進展させることで、該外周螺条33aが内周 螺条2aを逸脱して該鬼目ナット2の先端側、即ち、棒状木材Wの軸芯部に開穿 の丸穴w3に落ち込むような状態になる。
【0042】 尚、このときには、他方の鬼目ナット2の内周螺条2aの内側には両螺子ボル ト3の他方の軸部33における無螺条部33bが位置決められている。
【0043】 その結果、該両螺子ボルト3を上記の回転方向と同一方向に回転し続ける限り において、上記外周螺条33aが内周螺条2a、即ち、該両螺子ボルト3が他方 の鬼目ナット2内から抜け出なくなる。
【0044】 従って、この状態から、両螺子ボルト3を上記と同じ方向に回転させながら、 両螺子ボルト3の一方の軸部32における外周螺条32aを一方の棒状木材Wの 軸芯部に埋設の一方の鬼目ナット1の内周螺条1aに螺合させる。
【0045】 このとき、一方の鬼目ナット1と他方の鬼目ナット2の各内周螺条1a,2a が互いに逆方向螺条に設定され、両螺子ボルト3における一方の軸部32の外周 螺条32aと他方の軸部33の外周外周螺条32aとが互いに逆方向螺条に設定 されているから、両螺子ボルト3の上記同一方向への回転によって、両螺子ボル ト3における他方の軸部33の外周外周螺条32aが他方の鬼目ナット2内から 抜け出ることがない。
【0046】 その一方で、両螺子ボルト3における一方の軸部32の外周螺条32aが一方 の鬼目ナット1の内周螺条1aに螺合することになり、一方の鬼目ナット1が一 方の棒状木材Wの軸芯部に固定状態に埋設されているから、該一方の棒状木材W を他方の棒状木材W側に引き寄せることになる。
【0047】 回転部材4は、上記両螺子ボルト3を回転させるために、一方の棒状木材Wの 端面w1と他方の棒状木材Wの端面w1との間に配在され、かつ、両螺子ボルト 3に介装されてるように配設される。
【0048】 即ち、該回転部材4は、両螺子ボルト3の中央部に形成の回転駆動部31に介 装されるように形成されてなるもので、図示例にあっては、棒状木材Wの外径に 略一致する外径を有すると共に適宜肉厚を有する円盤状に形成されている。
【0049】 そして、その中心部には、上記回転駆動部31に略相似する形状に開穿された 係止孔4aを有してなり、該係止孔4a内に上記回転駆動部31を収装させると している。
【0050】 また、該回転部材4は、図示例にあって、その外周面に滑り止め構造4bが設 けられているとし、該回転部材4の手による回転が可能になるように配慮してい る。
【0051】 因に、該滑り止め構造4bは、図示例にあって、回転部材4の外周面に細かい 溝を形成してなるとするが、その他の構成、例えば、該回転部材4の回転操作時 にのみ添着する滑り止めテープ類によるとしても良いこと勿論であり、また、必 ずしも該滑り止め構造4bの配設を必須とするものではない。
【0052】 それ故、該回転部材4にあっては、他方の棒状木材Wに連結された両螺子ボル ト3に一方の棒状木材Wを螺合させようとする際に、該両螺子ボルト3これを介 装するようにすれば足りることになる。
【0053】 そして、該回転部材4を回転することで、両方の棒状木材W,Wの突き合わせ 状態での連結を完了し得ることになる。
【0054】 即ち、両螺子ボルト3に介装される回転部材4の回動操作のみによって、両方 の棒状木材W,Wの突き合わせ状態での連結が可能になり、いずれか一方の棒状 木材Wを直接回転させる必要がない。
【0055】 また、上記と逆の方向に回転部材4を回動操作することによって、両方の棒状 木材W,Wの突き合わせ状態での連結が解除される。
【0056】 尚、回転部材4の回動操作は、工具利用でも良いが、手動でも可能であり、特 に、回転部材4の外周面に滑り止め構造4bが設けられている場合には、手動に よる回動操作が一層容易になる。
【0057】 図2に示す実施例にあっては、所謂ターンバックル方式に両方の棒状木材W, Wの突き合わせ状態での連結を可能にする。
【0058】 以下には、この図2に示す実施例について少しく説明するが、その構成の同一 なるものについては、図中に前記図1中に付した符号と同一の符号を付するのみ で、その詳しい説明を省略する。
【0059】 即ち、この実施例にあっては、先ず、一方の鬼目ナット1の内周螺条1aと他 方の鬼目ナット2の内周螺条2cとが互いに同方向螺条になるように設定されて いる。
【0060】 次に、両螺子ボルト3における一方の軸部32及び他方の軸部33は、それぞ れその略全長に亙って外周螺条32a,33cが形成されるとしており、該外周 螺条32a,33cは、上記各方の鬼目ナット1,2の各内周螺条1a,2cに 螺合されるように設定されている。
【0061】 従って、この実施例にあっては、両螺子ボルト3における各外周螺条32a, 33cが、一方の鬼目ナット1の内周螺条1aと他方の鬼目ナット2の内周螺条 2cに同方向螺条でありながら、互いに同方向螺条とされることになる。
【0062】 それ故、この実施例による場合には、所謂ターンバックル方式に両螺子ボルト 3を回転することで、両方の棒状木材W,Wの突き合わせ状態での連結が実現さ れることになる。
【0063】 そして、この実施例による場合には、両螺子ボルト3を回転する回転部材4に おいて、両螺子ボルト3における回転駆動部31を介装させる部位、即ち、係止 孔4aが両螺子ボルト3の図中左右方向となる軸線方向への移動を可能にするよ うに所謂遊びを有するように設定されていることが好ましい。
【0064】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、両螺子ボルトに介装される回転部材の回動 操作で、両方の棒状木材の突き合わせ状態での連結を可能にするから、いずれか 一方の棒状木材を直接回転させる必要がなくなり、従って、後から連結される棒 状木材が湾曲形成されている場合にも、その連結が可能になる利点がある。
【0065】 また、この考案によれば、両螺子ボルトが棒状木材の所定位置に予め埋設され た鬼目ナットに螺合されるから、所謂ねじ穴が所謂バカ穴になる危惧がなく、両 方の棒状木材の完全なる連結を常に実現し得る利点がある。
【0066】 さらに、この考案によれば、突き合わせ状態に連結される両方の棒状木材の間 に配在される回転部材を回転することで両螺子ボルトを回転できるから、両螺子 ボルトの回転にスパナ等の所謂工具を別途用意する必要がなく、また、回転部材 の外周に滑り止め構造を設ける場合には、回転部材の回転を手動操作で一層容易 に実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る連結装置で被連結部
材たる棒状木材を突き合わせ状態に連結した状態を示す
断面図である。
【図2】この考案の他の実施例に係る連結装置を図1と
同様に示す断面図である。
【図3】従来例を図1と同様に示す断面図である。
【符号の説明】
1 一方の鬼目ナット 1a,2a,2c 内周螺条 2 他方の鬼目ナット 3 両螺子ボルト 4 回転部材 31 回転駆動部 32,33 軸部 32a,33a,33c 外周螺条 33b 無螺条部 W 被連結部材たる棒状木材 w1 端面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の被連結材の端面から該被連結材の
    軸芯部に埋設される一方の鬼目ナットと、他方の被連結
    材の端面から該被連結材の軸芯部に埋設される他方の鬼
    目ナットと、同一方向の回転で一方の鬼目ナットの内周
    螺条に螺合されると共に他方の鬼目ナットの内周螺条に
    螺合される両螺子ボルトと、該両螺子ボルトを回転させ
    る回転部材と、を有してなり、両螺子ボルトがその中央
    部に回転部材を介装させる回転駆動部を有してなると共
    に該回転駆動部に連設された左右一対の軸部を有してな
    り、該一対の軸部にそれぞれが照準される各方の鬼目ナ
    ットの内周螺条に螺合される外周螺条を有してなること
    を特徴とする連結装置
  2. 【請求項2】 一方の軸部がその略全長に亙って一方の
    鬼目ナットの内周螺条に螺合される外周螺条を有してな
    り、他方の軸部がその先端部に他方の鬼目ナットの内周
    螺条に螺合される外周螺条を有すると共に他方の鬼目ナ
    ットの内周螺条より大なる長さの無螺条部を有してな
    り、かつ、一方の鬼目ナットと他方の鬼目ナットの各内
    周螺条が互いに逆方向螺条とされると共に一方の軸部と
    他方の軸部の各外周螺条が互いに逆方向螺条とされてな
    る請求項1の連結装置
  3. 【請求項3】 一方の軸部及び他方の軸部がそれぞれそ
    の略全長に亙ってそれぞれが照準される各方の鬼目ナッ
    トの内周螺条に螺合される外周螺条を有してなり、一方
    の鬼目ナットと他方の鬼目ナットの各内周螺条が互いに
    同方向螺条とされると共に一方の軸部と他方の軸部の各
    外周螺条が互いに同方向螺条とされてなる請求項1の連
    結装置
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002174211A (ja) * 2000-09-28 2002-06-21 Dainippon Ink & Chem Inc 位置調整部材及びこれを用いた構造材
JP2011058614A (ja) * 2009-09-15 2011-03-24 Toshimaro Iida 積層部材の連結構造
JP2020012364A (ja) * 2018-07-06 2020-01-23 株式会社アールシーコア 木製部材の結合構造及び木製部材の結合方法

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