JPH10156735A - 締め付け工具 - Google Patents

締め付け工具

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Publication number
JPH10156735A
JPH10156735A JP33025596A JP33025596A JPH10156735A JP H10156735 A JPH10156735 A JP H10156735A JP 33025596 A JP33025596 A JP 33025596A JP 33025596 A JP33025596 A JP 33025596A JP H10156735 A JPH10156735 A JP H10156735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
metal
hole
groove
cylindrical body
Prior art date
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Pending
Application number
JP33025596A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Yamazaki
整一 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YUTAKA SANSHO KK
Original Assignee
YUTAKA SANSHO KK
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Publication date
Application filed by YUTAKA SANSHO KK filed Critical YUTAKA SANSHO KK
Priority to JP33025596A priority Critical patent/JPH10156735A/ja
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  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業場所の広狭や被締め付け部品の大
小に関係なく1個で締め付けできる締め付け工具を提供
する。 【解決手段】 筒体7の片面一部に内部穴8まで貫通
した1条の溝9を軸芯方向に沿って両端部まで形成する
とともに、反対面の前記溝9と対称位置にブロック体1
0を突設して、筒体7の内部穴に芯体16、16aに金
属板15、15aを起立させてなる1対の顎14、14
aを金属板15、15aが溝9より突出するように装着
して、顎14、14aの間隔を左右ネジ棒11の回動で
拡縮する。また、ブロック体10には軸芯と直行する方
向に伸長した角穴17、またはこの角穴17のほかに筒
体の軸芯方向に伸長した穴18を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業場所の広狭や被締
め付け部品の大小に関係なく1個で締め付けできる締め
付け工具に関する。
【0002】
【従来技術】洗面台、流し台、水洗タンクなどの配管に
は、複雑に曲がったパイプを接続しなければならない
が、この接続にはナットの締め付けにより行われる。し
かし、ナットを締め付ける場所はパイプ同士や壁が接近
しているため、締め付けに回転半径の大きいスパナやモ
ンキ−などを使用すると、少しずつしかナットを回転さ
せることができないため、締め付けに時間がかかるもの
であった。
【0003】かかる問題を解決するため、スパナのナッ
トを差し込む頭の部分だけを切断分離したような固定顎
のアタッチメントの側面に角穴を設けて、その角穴に角
棒を差し込み、アタッチメントの長さを回転半径だけで
ナットを回転できるようにした工具セットが市販されて
いる。図6はこの工具セットを示すもので、内部に一端
が開口した角穴状の固定顎1を有し、外周の一部に突起
2の形成されたアタッチメント3の突起2の部分に角穴
4をあけて、その角穴4に、先端にアタッチメント3の
角穴4の内周形状と同一形状になった多角形部5を有す
るL型金属棒6の先端を挿入し、L型金属棒6を回転さ
せるものである。
【0004】しかし、この工具セットはアタッチメント
3として、固定顎1がJIS規格に定められたナットの
口径寸法のものを用意しなければならないため、持ち運
びに不便であった。また、配管に使用するパイプはクロ
ムめっきを施した化粧パイプであるため、ナットも化粧
ナットを使用しているが、アタッチメントがナットの側
面から差し込む方式のものであるため、ナットの表面に
傷を付け、外観を損なう場合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決した摺動自在顎型締め付け工具を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1締め付け工
具は、金属製筒体の片面一部に内部穴まで貫通した1条
の溝を軸芯方向に沿って両端部まで形成するとともに、
反対面の前記溝と対称位置に金属製ブロック体を突設し
て、筒体の内部穴に金属製左右ネジ棒および筒体内部穴
の溝側面とブロック体側面とに接する寸法の金属製芯体
に幅方向片側が直線になった金属板を起立させてなる1
対の顎の芯体を挿入し、左右ネジ棒には右ネジ、左ネジ
の各部分に顎の芯体を螺合させて、金属板が溝より突出
しかつ直線側が対向した状態で筒体軸芯方向に対して垂
直になるようにし、また、左右ネジ棒は一端側を筒体よ
り突出させて、突出させた一端側に回動用つまみを固着
するとともに、そのつまみと筒体との間を軸芯方向に移
動しないように筒体に回動自在に保持し、さらに、前記
ブロック体には軸芯と直行する方向に伸長した角穴を設
けたことを特徴とするものである。
【0007】また、第2締め付け工具は、上記第1締め
付け工具のブロック体に筒体の軸芯方向に伸長した穴を
設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】第1締め付け工具において、左右ネジ棒は軸芯
方向に移動しないように筒体に回動自在に保持されてい
るので、回動用つまみを回転させると、左右ネジ棒が筒
体の長手方向に移動せずに回転する。左右ネジ棒が回転
すると、左右ネジ棒の右ネジ、左ネジの各部分には顎の
芯体部分を螺合させてあり、しかも、顎の金属板が筒体
の溝より突出して、筒体と接触することにより芯体部分
の回転を防止するようになっているので、顎の間隔は拡
縮する。このため、回動用つまみにより顎の金属板間隔
を無段調整できる。しかして、顎の金属板は筒体軸芯方
向に対して垂直になっているので、ナットを挟持でき
る。
【0009】また、筒体に突設したブロック体には、角
穴が筒体の軸芯と直行する方向にあけてあり、しかも、
ブロック体は溝と対称になっているので、角穴に、従来
のように、先端に断面が角穴の内周形状と同一形状にな
った角形部を有するL型金属棒の先端を挿入すれば、筒
体を回転させることができる。従って、顎の金属板でナ
ットを挟持して、筒体を回転させれば、ナットを回転さ
せることができる。なお、金属板でナットを挟持した状
態で筒体を回転させる場合、顎の芯体部分は筒体内部の
溝側面とブロック体側面とに接する寸法になっているの
で、内部穴により強く保持され、金属板の間隔が広がつ
たり、傾斜したりすることがない。
【0010】第2締め付け工具は、ブロック体に筒体の
軸芯方向に伸長した穴を設けてあるので、その穴に金属
棒を挿入すれば、従来のパイプレンチのようになり、ナ
ットを回転させることができる。
【0011】本発明での筒体内部の穴は、三角形、四角
形、多角形、円形、楕円形など種々の形状にすることが
可能である。また、顎の芯体部分は長さが短いものより
ある程度長いものにすると、筒体内部と接触する面積が
広くなるため、締め付けの際に筒体が破損することがな
い。
【0012】
【実施例】図1から図3は、本発明の締め付け工具を示
すもので、筒体7は肉厚の金属製円形パイプで、その一
部に内部穴8にまで貫通した1条の溝9が軸芯方向に沿
って両端部まで形成されている。この筒体7の溝9が形
成されている面と反対面には、金属製のブロック体10
が溝9と対称に突設されている。筒体7の内部穴8には
金属製の左右ネジ棒11が長手方向に沿って挿入され、
その一端側は筒体7より突出し、他端側は筒体7の端部
と同位地にある。この左右ネジ棒11は内部穴8の中央
部分を境界にして右ネジ、左ネジになっていて、突出側
は筒体7の端面に固着された金属板の軸受12に保持さ
れている。この保持部分はネジのない状態で若干細くな
り、また、軸受12がその細い部分に嵌合し、軸芯方向
に移動しないようになっている。そして、筒体7より突
出した部分の端部には回動用つまみ13が固着されてい
る。
【0013】左右ネジ棒11の右ネジ、左ネジの各部分
には、顎14、14aが2個螺合されている。これらの
顎14、14aは同一形状のもので、顎14は幅方向片
側が直線になった金属板15とその下端に固着された金
属製の芯体16から構成され、芯体16が筒体7の内部
穴8に内装されていて、左右ネジ棒11の左ネジ部分に
螺合されている。顎14aも同様に幅方向片側が直線に
なった金属板15aとその下端に固着された金属製の芯
体16aから構成され、芯体16aが筒体7の内部穴8
に内装され、左右ネジ棒11の右ネジ部分に螺合されて
いる。図4は顎14を示したものである。芯体16、1
6aはともに筒体7の内部穴8内径とほぼ等しい円柱に
なっていて、金属板15、15aの幅より長く、金属板
15、15aは偏った状態で固着されている。そして、
金属板15、15aの固着されてない部分は平坦になる
ように研削されていて、筒体7の内部穴8に内装した場
合に突出しないようになっており、また、内部穴8内で
対向するように内装されている。
【0014】顎14、14aの金属板15、15aは、
ともに溝9の幅とほぼ等しい肉厚になっていて、溝9よ
り筒体7の半径方向に突出している。これらの金属板1
5、15aの対向側はいずれも直線になっていて、芯体
16、16aの軸芯に対して垂直になっている。
【0015】ブロック体10は、筒体7の半径方向に突
出していて、側面には筒体7の軸芯と直行する方向に伸
長した8角形の角穴17と筒体7の軸芯方向に伸長した
円形の穴18が設けられている。これらの穴はいずれも
貫通している。
【0016】本発明の締め付け工具は、回動用つまみ1
3を回転させると、2個の顎14の間隔が変化するの
で、ナットを挟持できる。また、図5に示すような先端
に角穴17の内周と同一形状になった8角形部19を有
するL型金属棒20の先端を角穴17に挿入して、L型
金属棒20を回転させると、ブロック体10の先端から
金属板15の先端に至る長さの半径で回転させることが
できる。この回転の際、顎14の芯体16が筒体7の内
部穴8に保持されているので、顎14の間隔は変化しな
い。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明の締め付け工具
は、ナットを挟持する金属板の間隔を無段調整できる構
造になっているので、1個で外径の異なるナットを回転
させることができる。このため、従来のように口径の異
なるアタッチメントを種々用意する必要がない。また、
ナットの挟持は金属板の間隔をナットの外径より広くし
て、次第に間隔を狭める方法で行うので、化粧ナットに
傷を付けることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の締め付け工具の斜視図である。
【図2】は図1のA−A線での縦断面図である。
【図3】は図1のB−B線での横断面図である。
【図4】は顎の斜視図である。
【図5】は本発明の締め付け工具を回転させるのに使用
するL型金属棒の斜視図である。
【図6】は従来の締め付け工具の斜視図である。
【符号の説明】
1…固定顎、2…突起、3…アタッチメント、4…角
穴、5…多角形部、6…L型金属棒、7…筒体、8…内
部穴、9…溝、10…ブロック体、11…左右ネジ棒、
12…軸受、13…回動用つまみ、14、14a…顎、
15、15a…金属板、16、16a…芯体、17…角
穴、18…穴、19…8角形部、20…L型金属棒、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製筒体の片面一部に内部穴まで貫
    通した1条の溝を軸芯方向に沿って両端部まで形成する
    とともに、反対面の前記溝と対称位置に金属製ブロック
    体を突設して、筒体の内部穴に金属製左右ネジ棒および
    筒体内部穴の溝側面とブロック体側面とに接する寸法の
    金属製芯体に幅方向片側が直線になった金属板を起立さ
    せてなる1対の顎の芯体を挿入し、左右ネジ棒には右ネ
    ジ、左ネジの各部分に顎の芯体を螺合させて、金属板が
    溝より突出しかつ直線側が対向した状態で筒体軸芯方向
    に対して垂直になるようにし、また、左右ネジ棒は一端
    側を筒体より突出させて、突出させた一端側に回動用つ
    まみを固着するとともに、そのつまみと筒体との間を軸
    芯方向に移動しないように筒体に回動自在に保持し、さ
    らに、前記ブロック体には軸芯と直行する方向に伸長し
    た角穴を設けたことを特徴とする締め付け工具。
  2. 【請求項2】 請求項1のブロック体に筒体の軸芯方
    向に伸長した穴を設けたことを特徴とする締め付け工
    具。
JP33025596A 1996-11-26 1996-11-26 締め付け工具 Pending JPH10156735A (ja)

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JP33025596A JPH10156735A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 締め付け工具

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JP33025596A JPH10156735A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 締め付け工具

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JPH10156735A true JPH10156735A (ja) 1998-06-16

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ID=18230602

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JP33025596A Pending JPH10156735A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 締め付け工具

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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