JPH0632490Y2 - タップレスボルト - Google Patents

タップレスボルト

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JPH0632490Y2
JPH0632490Y2 JP10463490U JP10463490U JPH0632490Y2 JP H0632490 Y2 JPH0632490 Y2 JP H0632490Y2 JP 10463490 U JP10463490 U JP 10463490U JP 10463490 U JP10463490 U JP 10463490U JP H0632490 Y2 JPH0632490 Y2 JP H0632490Y2
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JP
Japan
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bolt
tapless
hole
main body
screw
Prior art date
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Application number
JP10463490U
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JPH0462917U (ja
Inventor
仁 中村
Original Assignee
中一精機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、締付本体にタップ加工をしないでねじ部を有
しないボルトを挿入した後にロックねじを締め付けるこ
とにより、そのボルトを完全にロックすることができる
タップレスボルトに関するものである。
〔従来の技術〕
本考案者は、先に、ボルトを締付本体に締め付けた後に
内蔵したロックボルトを更に締め付けることにより、そ
のボルトを完全にロックすることができるロック装置付
ボルトを開発した(実開昭63−150112号公報参
照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の技術で述べたものにおいては、ボルト本体にねじ
部を有するので、この加工が面倒であり、また、ボルト
本体を締め付けるために締付本体にタップ加工が必要で
あり、省力化及び合理化できないという問題点を有して
いた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、ボル
ト本体にも移動体にもねじ部を設けないでその加工を容
易にし、締付本体のタップ加工を不要として省力化及び
合理化し、内蔵したロックねじを締め付けることによ
り、そのボルトを完全にロックすることができるタップ
レスボルトを提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、頭部と先端に行
くにしたがって漸次小径となるテーパー挿入部を有する
タップレスボルト本体と、該タップレスボルト本体の中
心に設けられたねじ孔と、上記タップレスボルト本体の
上記テーパー挿入部と符号するテーパー孔と中心に設け
られた孔と中心線方向に設けられた割り溝を有する移動
体と、上記タップレスボルト本体の上記ねじ孔に螺嵌さ
れて右端にねじ頭部を有し左端に旋回用孔を有するロッ
クねじ本体とから成ることを特徴とするタップレスボル
トを提供する。
上記構成において、タップレスボルト本体の頭部の外径
は、六角又は四角であってもよく、上記頭部の中心に
は、六角の旋回用孔を設けてもよい。
また、上記構成において、割り溝は、複数であってもよ
いが、望ましくは、2ないし4本とすることができる。
〔作用〕
まず使用する場合において、ロックねじ本体11及びタッ
プレスボルト本体3は移動体8を拡大させない位置でセ
ットされ、上記タップレスボルト本体3のテーパー挿入
部2及びこれに嵌合する移動体8が、被締付材13を介し
て締付本体14の挿入孔15に挿入される。
挿入が完了すれば、ロックねじ本体11をその旋回用孔10
に符号する六角レンチ等により回転させれば、タップレ
スボルト本体3に対してロックねじ本体11が引き込ま
れ、このロックねじ本体11のねじ頭部9によって移動体
8が引き込まれる。
これによって、上記移動体8のテーパー孔5は、タップ
レスボルト本体3のテーパー挿入部2により押し広げら
れることになる。
そして、移動体8は少なくとも1本以上の割り溝7が形
成されているので、移動体のテーパー孔5が押し広げら
れれば、結局移動体の外径を拡大することになり、移動
体は締付本体14の挿入孔15にしっかりと圧着されロック
される。
更に、移動体8は引き込み方向へ、そしてタップレスボ
ルト本体3は挿入方向へ力が掛かり、スラスト方向に被
締付材は密着しボルト効果が発揮される。
また、タップレスボルト本体3を緩める場合には、ロッ
クねじ本体11を上記と逆に回転してやれば、そのねじ頭
部9が挿入孔15の底に当たりその後はタップレスボルト
本体3が引き出されるので、そのテーパー挿入部2は移
動体8のテーパー孔5への押し込みを解除し、頭部1を
緩めるごとく回転するかそのまま引き抜くことができ
る。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明する。
第1図ないし第3図において、外径が円形な頭部1と先
端に行くにしたがって漸次小径となるテーパー挿入部2
を有するタップレスボルト本体3は、その中心にねじ孔
4が形成されていると共に、その頭部1に上記ねじ孔4
と連続して六角の旋回用孔12が形成されている。
8は移動体であり、該移動体8は、上記タップレスボル
ト本体3の上記テーパー挿入部2と符号するテーパー孔
5と、中心に設けられた孔(6)と、中心線方向に設けら
れた割り溝7とから形成されている。
11はロックねじ本体であり、該ロックねじ本体11は、上
記タップレスボルト本体3の上記ねじ孔4に螺嵌されて
おり、右端にねじ頭部9を有し、左端に六角の旋回用孔
10が形成されている。
13はタップレスボルト本体3によって締め付けられるべ
き被締付材、14は移動体8が挿嵌される挿入孔15を有す
る締付本体である。
本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、例え
ば、頭部の形状、テーパー挿入部及びテーパー孔の角
度、割り溝の幅や形状や数等はいずれも任意であると共
に、タップレスボルト本体や移動体の材質はアルミ合金
あるいは銅製等でもよく任意である。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
第1に、タップレスボルト本体のテーパー挿入部にも移
動体の外周にもねじ部を設けないので、それらの加工が
容易であり量産可能である。
第2に、締付本体のタップ加工が不要であるので、大巾
な省力化及び合理化ができる。
第3に、内蔵したロックねじ本体を締め付けることによ
り、移動体を引き込んで完全に密着させロックさせるこ
とができる。
第4に、各部品を組み付けて一体とできるので、取り扱
い性を良くすることができる。
第5に、使用後において必要に応じて容易に取り外すこ
とができ、再使用ができるので経済的でもある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のタップレスボルトの一実施例を示す使
用状態の要部縦断面図、第2図は上記タップレスボルト
の右側面図、第3図は上記タップレスボルトの左側面図
である。 1……頭部、2……テーパー挿入部、3……タップレス
ボルト本体、4……ねじ孔、5……テーパー孔、6……
孔、7……割り溝、8……移動体、9……ねじ頭部、10
……旋回用孔、11……ロックねじ本体、12……旋回用
孔、13……被締付材、14……締付本体、15……挿入孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頭部(1)と先端に行くにしたがって漸次小
    径となるテーパー挿入部(2)を有するタップレスボルト
    本体(3)と、該タップレスボルト本体(3)の中心に設けら
    れたねじ孔(4)と、上記タップレスボルト本体(3)の上記
    テーパー挿入部(2)と符号するテーパー孔(5)と中心に設
    けられた孔(6)と中心線方向に設けられた割り溝(7)を有
    する移動体(8)と、上記タップレスボルト本体(3)の上記
    ねじ孔(4)に螺嵌されて右端にねじ頭部(9)を有し左端に
    旋回用孔(10)を有するロックねじ本体(11)とから成るこ
    とを特徴とするタップレスボルト。
JP10463490U 1990-10-03 1990-10-03 タップレスボルト Expired - Lifetime JPH0632490Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10463490U JPH0632490Y2 (ja) 1990-10-03 1990-10-03 タップレスボルト

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JP10463490U JPH0632490Y2 (ja) 1990-10-03 1990-10-03 タップレスボルト

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Publication Number Publication Date
JPH0462917U JPH0462917U (ja) 1992-05-28
JPH0632490Y2 true JPH0632490Y2 (ja) 1994-08-24

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ID=31849996

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JP10463490U Expired - Lifetime JPH0632490Y2 (ja) 1990-10-03 1990-10-03 タップレスボルト

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5359435B2 (ja) * 2009-03-23 2013-12-04 日産自動車株式会社 ボールジョイントの締結構造

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JPH0462917U (ja) 1992-05-28

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