JP2513699Y2 - ゲ―ム機用施錠装置 - Google Patents

ゲ―ム機用施錠装置

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JP2513699Y2
JP2513699Y2 JP1991032514U JP3251491U JP2513699Y2 JP 2513699 Y2 JP2513699 Y2 JP 2513699Y2 JP 1991032514 U JP1991032514 U JP 1991032514U JP 3251491 U JP3251491 U JP 3251491U JP 2513699 Y2 JP2513699 Y2 JP 2513699Y2
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中村農史
中村常男
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中東産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スロツトマシン等のゲ
ーム機の前面枠を施錠する施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子制御化されたスロツトマシン
がパチンコ遊戯場などで設置されている。この種のゲー
ム機は、前面枠がキャビネットの前方へ開放するように
片側をヒンジを介して取付けられ、前面枠の開放側の側
部に施錠装置が取付けられ、キャビネット側に取付けた
係止金具に施錠装置の鉤部材を係止させて施錠する構造
である。そして、解錠する際は、施錠装置の取付枠に取
付けられたシリンダ錠を回して鉤部材を揺動させ、係止
金具との係合を解除して前面枠を開くようにしている。
【0003】この種のスロツトマシンには、図7に示す
ように、キャビネット21の前面が上部を後に後退させ
下部を前に出すように傾斜して形成され、その傾斜した
前面に前面枠22が取付けられた機種が製造されてい
る。この前面枠22の内側に取付けられる施錠装置は、
縦長の基枠体の上下部に鉤部材を揺動可能に軸支し、基
枠体の略中央にシリンダ錠を取付け、シリンダ錠の操作
により連結杆を介して上下の鉤部材を揺動させて解錠す
る構造である。
【0004】また、この施錠装置は、前面枠22の内側
にキャビネットの傾斜面に平行に取付けられるため、基
枠体の前面に垂直に突設され前面枠22の垂直面に露出
するシリンダ錠23の先端が、前面枠22の垂直面から
キャビネット前面の傾斜角度Aだけ上側に傾斜して露出
していた(図7)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このため、シリンダ錠
23の前面と前面枠22の表面に段差が生じてスロット
マシンの外観を悪くしたり、前面枠22の表面が垂直で
あるにも拘らず、キーの先端を水平ではなく少し下方に
傾けてシリンダ錠23に挿入する必要があり、不自然な
操作を強いられる課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の課題を
解決するためになされたもので、キャビネットの前面が
傾斜して形成され、その傾斜した前面に前面枠が取付け
られたゲーム機であっても、シリンダ錠を水平に配置し
て、解錠操作を良好に行うことができるゲーム機用施錠
装置を提供することを目的とする。
【0007】このために、本考案のゲーム機用施錠装置
は、前面が上部を後に後退させ下部を前に出すように傾
斜して形成されたキャビネットの前面に、前面枠が開閉
可能に取付けられ、前面枠の内側に取付けられて前面枠
を施錠するゲーム機用施錠装置において、取付板と支持
板により断面略L字形に一体成形された縦長の基枠体の
内側に連結杆が摺動可能に配設され、連結杆の両端が支
持板の両端に枢支した鉤部材に連結され、取付板の一部
傾斜取付部が、前記キャビネットの前面の傾斜角度と
同じ傾斜角度で上部を前方に出すように傾斜して設けら
れ、傾斜取付部の前面にシリンダ錠がその錠軸を内側に
貫通させて垂直に固定され、錠軸に前記連結杆と係合可
能なカム板が固定されて構成される。
【0008】
【作用】このように構成されたゲーム機用施錠装置で
は、取付板の一部に傾斜取付部が、キャビネットの前面
の傾斜角度と同じ傾斜角度で上部を前方に出すように傾
斜して設けられ、傾斜取付部の前面にシリンダ錠がその
錠軸を内側に貫通させて垂直に固定されるため、キャビ
ネットの傾斜した前面に前面枠が傾斜して取付けられた
場合でも、前面枠の垂直な前面位置にシリンダ錠を水平
に位置させることができ、シリンダ錠の先端位置に段差
が生じず、解錠操作も良好に行うことができる。
【0009】解錠する場合、キーを使用してシリンダ錠
を一方向に回すと、カム板が連結杆に係合してこれを摺
動させ、これにより基枠体の両端に枢支された鉤部材が
揺動し、キャビネット側の係止金具との係合を外し、前
面枠が解錠される。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1はゲーム機用施錠装置の正面図を、図
2は同左側面図を、第3図は同右側面図を示している。
3は、取付板1と支持板2を断面略L字状に曲折して一
体成形された縦長の基枠体で、基枠体3の支持板2の両
端には、鉤部材8が揺動可能に軸支され、この鉤部材8
は後述するキャビネット側の係止金具24と係合し、ロ
ツクされる。
【0012】両側の鉤部材8の中間部は支持板2の内側
に沿つて配設された長い連結杆9により連結され、後述
するシリンダ錠10の操作により回動するカム板6によ
り連結杆9が摺動し、両側の鉤部材8を揺動させる構造
である。
【0013】図2に示すように、支持板2の中間部がそ
の一部で切り欠かれて開口し、その開口部から連結杆9
の一部が正面の左側に曲折して突出している。また、そ
の開口部に対応した取付板1上の前面に、傾斜取付板4
が図1の左側に突出してねじ止めされる。この傾斜取付
板4は図1においてその上部を前面に出すように傾斜し
て取付けられ、取付板4の平面から一定角度だけ傾斜し
ている。その角度は、この施錠装置が取付けられるキャ
ビネット30の前面の傾斜角度と同じ(例えば5度)に
設定される。
【0014】この傾斜取付板4の前面に、シリンダ錠1
0が円筒18と錠軸に連結された連結軸を介して取付け
られ、連結軸の先端は傾斜取付板4を貫通し、その先端
にはカム板6が固定される。このシリンダ錠10及び円
筒18は傾斜取付板4の平面上に垂直に取付けられ、こ
のために、基枠体3の長手方向に垂直な水平面に対し下
方に5度傾斜することになる。
【0015】なお、円筒18と連結軸はシリンダ錠10
の取付け位置を伸ばすために使用され、キーによつてシ
リンダ錠10の錠軸を回すと、連結軸が回り、カム板6
が図4の矢印AとB方向に一定の角度範囲で回動する。
【0016】カム板6上には係合部5が突設され、この
係合部5に対向して連結杆9から係合爪7が突設され、
カム板6を図4の矢印A方向に回した時、カム板6の係
合部5が係合爪7と係合し、連結杆9を図の上方に摺動
させ、両端の鉤部材8を下側つまり解錠方向に揺動させ
る。連結杆9にはそれを下方に付勢するためのコイルば
ね17が取付板1との間に設けられている。
【0017】一方、傾斜取付板4上には非接触スイッチ
(透過形光電スイッチ)19が取付けられ、この非接触
スイッチ19をオンオフするための作動片11a付き作
動杆11が、支持板2の切り欠き開口部から連結杆9に
沿って曲折し傾斜取付板4の内側に配設される。
【0018】作動片11aは作動杆11の傾斜取付板側
に突設され、上記のカム板6が図4のB方向に回された
際、カム板6の先端がこの作動片11aの下側に係合し
て作動片を上方に摺動させる。このとき、作動片11a
の上部が非接触スイッチ19内に進入し、スイッチをオ
ンさせる構造である。この作動杆11はコイルばね16
により下方に付勢されている。
【0019】さらに、支持板2の下部は幅広に形成さ
れ、その幅広部にローラ25が回転自在に軸支され、こ
のローラ25は前面枠の閉鎖時にキャビネット側に取付
けられた滑り板上にのり上げ、開閉動作を容易にする。
【0020】このように構成された施錠装置は、図6に
示すような、スロツトマシン等のゲーム機における前面
枠31の内側に、その基枠体3の取付板1をねじで固定
して縦に装着される。このゲーム機のキャビネット30
は、その前面が下部を前に突き出し上部を後に後退させ
るように傾斜して形成され、このキャビネット30の傾
斜した前面に前面枠31が図示しない蝶番を介して開閉
可能に取付けられる。
【0021】キャビネット30の前面の内側に、係止金
具24、26が鉤部材8、8の対向位置に取付けられ、
下側の係止金具26には滑り板27が設けられる。施錠
装置の基枠体3は、このようなキャビネット30の傾斜
した前面に沿った位置の前面枠内側に固定されるため、
図6のように傾斜して取付けられる。
【0022】シリンダ錠10の先端は前面枠31の前面
の垂直面上に露出するが、このシリンダ錠10が傾斜取
付板4を介して取付けられているため、図6のように、
この錠10は前面枠31の前面に垂直な水平状態に配設
される。このため、シリンダ錠10の先端部の傾斜によ
りそこに段差が生じることはなく、キーをシリンダ錠1
0に水平に差し込み、容易に解錠操作することができ
る。
【0023】前面枠31を閉鎖する場合、前面枠31を
キャビネット30に対し押し付けるように閉じると、上
下の鉤部材8が下方に揺動しながら係止金具24、26
と係合し、前面枠31はロツクされる。閉鎖時、ローラ
25がキャビネット側の滑り板27にのり、前面枠31
が僅かに持ち上げられるように閉じられる。
【0024】一方、ゲーム機の前面枠31を開く場合、
キーをシリンダ錠10に差し込み、これを時計方向に回
す。すると、シリンダ錠10の錠軸が連結軸を介してカ
ム板6を図4のA方向に回し、カム板6上の係合部5が
係合爪7を押し上げることにより、連結杆9を上方に摺
動させる。これにより、上下両端の鉤部材8が下方へ揺
動し、係止金具24、26との係合が外れ、解錠状態と
なり、前面枠31は開放可能な状態となる。
【0025】非接触スイッチ19をオンする場合、解錠
するためのキーを用いて、キーを解錠とは反対方向つま
り反時計方向に回す。この操作によりカム板6が図4の
B方向に回動し、作動杆11を上に移動させる(図
5)。この動作によって非接触スイッチ19内に作動片
11aが進入し、非接触スイッチ19がオンする。
【0026】なお、上記実施例の施錠装置のシリンダ錠
10は、デザイン上、上下の鉤部材8、8の結ぶ線上か
ら内側にかなりズレた位置に配設されているが、鉤部材
8、8の結ぶ線上に配設することもでき、また、傾斜取
付板4は取付板1の一部を曲折して一体的に形成するこ
ともできる。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のゲーム機
用施錠装置によれば、前面が上部を後に後退させ下部を
前に出すように傾斜して形成されたキャビネットの前面
に、前面枠が開閉可能に取付けられ、前面枠の内側に取
付けられてその前面枠を施錠するゲーム機用施錠装置に
おいて、取付板と支持板により断面略L字形に一体成形
された縦長の基枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設さ
れ、連結杆の両端が支持板の両端に枢支した鉤部材に連
結され、取付板の一部に傾斜取付部が、前記キャビネッ
トの前面の傾斜角度と同じ傾斜角度で上部を前方に出す
ように傾斜して設けられ、傾斜取付部の前面にシリンダ
錠がその錠軸を内側に貫通させて垂直に固定され、錠軸
に前記連結杆と係合可能なカム板が固定されて構成した
から、前面が上部を後に後退させ下部を前に出すように
傾斜して形成されたキャビネットのゲーム機であって
も、施錠装置のシリンダ錠を前面枠の垂直面に対し水平
に位置させることができる。このため、キーをシリンダ
錠に水平に差し込んで自然な解錠操作を行うことがで
き、また、前面枠の垂直面とシリンダ錠の先端面とを一
致させ、段差等が生じない良好な外観とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す施錠装置の正面図であ
る。
【図2】同左側面図である。
【図3】同右側面図である。
【図4】同背面図である。
【図5】作動状態の右側面図である。
【図6】ゲーム機へ取付けた状態の左側面図である。
【図7】従来のゲーム機用施錠装置の概略側面図であ
る。
【符号の説明】
1−取付板、 2−支持板、 3−基枠体、 4−傾斜取付板(傾斜取付部)、 6−カム板、 8−鉤部材、 9−連結杆、 10−シリンダ錠。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が上部を後に後退させ下部を前に出
    すように傾斜して形成されたキャビネットの該前面に、
    前面枠が開閉可能に取付けられ、該前面枠の内側に取付
    けられて該前面枠を施錠するゲーム機用施錠装置におい
    て、 取付板と支持板により断面略L字形に一体成形された縦
    長の基枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設され、該連
    結杆の両端が支持板の両端に枢支した鉤部材に連結さ
    れ、該取付板の一部に傾斜取付部が、前記キャビネット
    の前面の傾斜角度と同じ傾斜角度で上部を前方に出すよ
    うに傾斜して設けられ、該傾斜取付部の前面にシリンダ
    錠がその錠軸を内側に貫通させて垂直に固定され、該錠
    軸に前記連結杆と係合可能なカム板が固定されてなるゲ
    ーム機用施錠装置。
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JP6815660B2 (ja) * 2019-05-31 2021-01-20 株式会社オリンピア 遊技機
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