JP4234416B2 - 折り畳みテーブル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、脚体の上端に設けた天板を、水平の使用位置と、脚体の後側において起立する折り畳み位置との間を回動しうるようにした折り畳みテーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の折り畳みテーブルの中には、使用位置での天板の水平度を調節可能な調節機構を設け、組立誤差や設置される床面が傾斜するなどして、天板の前後方向の水平度に狂いが生じた際に、それを水平に調節しうるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2671805号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載されている従来の折り畳みテーブルでは、脚の上端に上方を向く固定ブラケットを固着し、このブラケットに、ロックピンを有する回動アームや、ロックピンに下端が当接する調節ボルトを取付けるとともに、操作レバーに連係されて回動するロックプレートの下端が、天板の下面に取付けられた回動ブラケットに、上下方向を向いてかつ上端が上記ロックピンと係脱しうるように枢着されているため、水平度調節機構やロック機構、及びそれらが収容された回動ブラケットの上下寸法が必然的に大となる。
【0005】
その結果、天板を折り畳んだ際の前後の折り畳み寸法が大となり、複数の折り畳みテーブルを折り畳んで保管する際の保管効率が悪く、大きなスペースを要することとなる。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、天板を使用位置にロックするロック機構や天板の水平度調節機構の天板下方への突出寸法を小とすることにより、天板の折り畳み寸法を小さくすることができ、折り畳んで保管する際の省スペース化が図れるようした、折り畳みテーブルを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 天板の両側部下面に設けた前後方向を向く左右1対のブラケットを、それぞれ左右の脚体の上端部に枢着することにより、前記天板を、水平の使用位置と、脚体の後側において起立する折り畳み位置との間を回動しうるようにした折り畳みテーブルにおいて、前記左右の脚体における天板の枢軸よりも下方に、斜め前上方を向く支持アームの下端を、前後方向に回動可能に枢着するとともに、該支持アームの上端部に突設された左右方向を向くピンを、前記枢軸の前方において前記ブラケットの下向片に設けた前後方向を向く長孔に前後方向に移動可能に係合し、かつ前記ブラケットに、操作レバーに連係されて上下方向に回動しうるように枢着され、前記天板を水平の使用位置としたとき、前記長孔の前端部に位置する前記ピンと係合することにより、前記支持アームの上端の後方への回動を阻止するロック部材を設ける。
【0008】
() 上記()項において、ロック部材が、後端に、支持アームのピンに後ろ下方より係合可能な前上向き鉤状の係合爪を有するとともに、下部に、下端が開口する斜め前上方を向く係合溝を備え、該係合溝を、常時後向きに付勢され、かつ操作レバーに連係されて前後方向に移動する作動部材に突設した左右方向を向くピンに嵌合することにより、前記ロック部材を、作動部材の前後移動と連動して上下に回動しうるようにする。
【0009】
() 上記()または()項において、ブラケットの下向片における長孔よりも前方に、後端に支持アームのピンの前面と当接する後ろ下方に向かって傾斜するカム面を有する、天板の水平度を調節する調節部材の中間部を、上下に回動可能に枢着し、該調節部材の前端部に、上端が天板の下面に回動可能かつ上下動不能に係合された上下方向を向く調節ボルトを螺挿し、該調節ボルトの回動操作により、前記調節部材のカム面を上下動させ、前記支持アームのピンを長孔内において前後移動させることにより、天板の水平度を調節しうるようにする。
【0010】
() 上記()項において調節部材における枢軸よりも下方に、ロック部材の前端部を、左右方向を向く軸回りに上下に回動可能に枢着し、天板を水平の使用位置としたとき、前記調節部材の後端のカム面とロック部材の係止爪とにより、支持アームのピンを前後より移動不能に挟持するようにする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の折り畳みテーブルの側面図、図2は、同じく、要部の一部切欠拡大側面図、図3は、図2のIII−III線の横断平面図、図4は、図1のIV−IV線の横断平面図である。
【0012】
折り畳みテーブル(1)の左右1対の脚体(2)は、脚柱である前方(以下、図1の右方を前として説明する)に若干傾斜する上下方向を向くパイプ状の後脚(2a)と、その上半部の外側面に、上端部を若干上方に突出するように固着された、ほぼ前向くの字状をなすパイプ状の前脚(2b)とからなり、それらの下端には、キャスタ(3)が取付けられている。
【0013】
左右の前脚(2a)の対向面の上端部には、平面視外向きコ字状の取付金具(4)が固着され、その内側面に固着された斜め上下方向を向く支持片(5)(5)の対向面間に、連結杆(6)の側端を固着することにより、両脚体(2)は連結されている。
【0014】
(7)は、天板(8)の下面の左右両側部を支持する左右1対のブラケットで、次のように構成されている。なお、左右のブラケット(7)は同一構成で、左右対称形をなしているため、以下の説明は、右方のものについてのみ行う。
【0015】
図5の分解斜視図にも示すように、前端縁の外側縁に連続する上向片(9a)を有する、カバーを兼ねた平板状の下部ブラケット(9)と、その上面に載置されてねじ(10)により固定される、下部ブラケット(9)よりも長寸の正面視下向きコ字状をなす上部ブラケット(11)とからなり、上部ブラケット(11)の後端部の左右寸法は小さくしてある。
【0016】
左右の上部ブラケット(11)の対向面の前後の端部には、前後1対の横杆(12)(12)が結合され、この状態で、上部ブラケット(11)は天板(8)の両側部下面にねじにより固定されている。
【0017】
図1及び図2に示すように、上記支持片(5)の上端部は、上部ブラケット(11)の後方寄りの内部において、上部ブラケット(11)を貫通する左右方向を向く枢軸(13)により、回動可能に枢着されている。
【0018】
上下のブラケット(9)(11)間の空間部には、天板(8)を水平の使用位置と、脚体(2)の後方において起立する折り畳み位置に保持するためのロック機構(14)、及び天板(8)の水平度を調節する水平度調節機構(15)が収容されている。
【0019】
ロック機構(14)は、下部ブラケット(9)の上面に載置され、かつ上部ブラケット(11)内を前後方向に移動する作動部材(16)と、その中央部の上下に貫通する前後方向を向く保持溝(17)に遊嵌された、後端に前上向き鉤状の係止爪(18a)を有するとともに、下部に斜め前上方を向く上向き凹状の係合溝(18b)を有するロック金具(18)と、作動部材(16)の前端部の係止溝(19)に後端が掛止されたワイヤ(20)と、左右1対の操作レバー(21)同士を連結している左右方向を向く回動ロッド(22)に、上下のブラケット(9)(11)間において回動しうるように軸着され、上記ワイヤ(20)の前端が掛止された操作駒(23)とを備えている。
【0020】
水平度調節機構(15)は、上記作動部材(16)の前端部に上方より遊嵌される正面視下向きコ字状の基片(24a)の後端に、後向きに延出された左右1対の垂直をなすストッパ片(24b)(24b)を有する調節金具(24)と、基片(24a)の前端部中央の軸孔(25)を上下に貫通するとともに、軸孔(25)の直下の基片(24a)の下面に固着されたナット(26)に螺合された調節ボルト(27)とを備えている。
【0021】
調節ボルト(27)の上端部に形成された環状溝部(27a)は、上部ブラケット(11)の前端部上面に形成されただるま状の係合孔(11c)の小径部に、回動可能かつ抜け止めされて嵌合されている。また、調節ボルト(27)の上部ブラケット(11)よりの突出端部は、天板(8)の下面に形成された凹部(図示略)内に収容されている。
【0022】
上記作動部材(16)の外側面の中間部には、側面視L字状の保持片(28)が連設され、この保持片(28)と作動部材(16)との対向面には、後記する支持アーム(39)が上下に挿通しうる、上下と後端が開放された保持溝(29)が形成されている。
【0023】
作動部材(16)の前端部には、左右方向を向くピン(30)が、保持溝(17)内を挿通するように貫設され、その保持溝(17)内の貫通部には、上記ロック金具(18)の係合溝(18a)が上方より摺動可能に嵌合され、また、左右の突出端部は、上部ブラケット(11)の左右の下向片(11a)のやや前方寄りに形成された前後方向を向く長孔(31)に、摺動可能に嵌合されている。
【0024】
上記ロック金具(18)は、その前端上部が、調節金具(24)の両ストッパ片(24b)間において、その前端下部の軸孔(32)に嵌合した左右方向を向くピン(33)により、上下に回動可能に枢着されている。
【0025】
また、調節金具(24)は、上部ブラケット(11)内において、両ストッパ片(24b)の前端上部の軸孔(32)に挿通した左右方向を向くピン(33)を、上部ブラケット(11)の両下向片(11a)における上記長孔(31)の前上方に穿設した軸孔(34)に嵌合することにより、回動可能に枢着されている。
【0026】
作動部材(16)の後端部に形成された軸孔(35)には、ピン(36)が左右方向を向いて貫設され、このピン(36)の左右の突出端部は、上部ブラケット(11)の両下向片(11a)の後端部に形成された前後方向を向く長孔(37)に、前後に摺動可能に嵌合されている。
【0027】
ピン(36)と上部ブラケット(11)の係止突片(11b)とには、引張りばね(38)の両端が掛止され、これにより作動部材(16)は、常時後方に向かって付勢されている。
【0028】
上記支持片(5)の上端部の外側面には、斜め前上方を向く支持アーム(39)の下端が、前後方向に回動可能に枢着され、支持アーム(39)の上端部は、下部ブラケット(9)の外側方寄りのスリット状の切欠溝(図示略)と、作動部材(16)の外側方の保持溝(29)を貫通して、上方に突出している。
【0029】
支持アーム(39)の上端には、左右方向を向くピン(40)が、内方への突出寸法を大として貫設され、このピン(40)の左右両端部は、上記長孔(31)と近接する斜め後ろ上方において、上部ブラケット(11)の下向片(11a)の中間部に形成された前後方向を向く長孔(41)に、摺動自在に嵌合されている。
【0030】
この際、ピン(40)の前端面は、上記調節金具(24)における両ストッパ片(24b)の後端上部に形成された後ろ下方に向かって傾斜するカム面(24c)と当接するようになっている。
【0031】
また、ピン(40)には、上記ロック金具(18)の係止爪(18a)が下方より係合するようになっている。
【0032】
天板(8)の後端部の左右両側部下面にねじ止めされた後向きL字状の1対の支持金具(42)の遊端には、左右寸法が両脚体(2)の側端間の寸法より若干大とした幕板(43)の上端部前面の左右両側部が、回動可能に枢着されている。
【0033】
幕板(43)の下端部前面の左右両側部は、下端が後脚(2a)の内側面に枢着されたリンク片(44)の上端に、回動可能に枢着されている(図4参照)。
【0034】
幕板(43)の前面の上端部には、天板(8)を折り畳み位置まで回動した際に、連結杆(6)のほぼ後半部が嵌合される大きさの凹部(45)が、左右方向に、上記支持金具(42)の枢着部付近まで形成されている(図8参照)。
【0035】
また、幕板(43)の前面の左右両側部には、図3及び図4に示すように、脚体(2)における脚柱部の左右寸法よりも若干大きい溝幅の上下方向を向く凹部(46)が、上記凹部(45)と連続するようにして、幕板(43)の上下両端まで形成されている。
【0036】
凹部(46)には、天板(8)を折り畳んだ際、脚体(2)における後脚(2a)と前脚(2b)の上向きの脚柱部の後端部が嵌合されるようになっている(図8参照)。
【0037】
上記支持金具(42)の後端とリンク片(44)の上端は、凹部(46)内において、その内方側の側面に枢着されている(図3、図4参照)。
【0038】
次に、上記実施形態の折り畳みテーブル(1)の天板(8)の水平度の調節と、折り畳み要領について説明する。
【0039】
天板(8)の前後方向の水平度を調節する際は、調節ボルト(27)を回動させて行う。すなわち、調節ボルト(27)を回動させると、図2に示すように、それが螺合されている調節金具(24)が、上部ブラケット(11)に嵌合されたピン(33)を中心として上下に回動することにより、両ストッパ片(24b)の後端上部のカム面(24c)と当接している支持アーム(39)上端のピン(40)が、長孔(41)に沿って前後方向に移動させられる。
【0040】
その結果、支持アーム(39)は上下方向に僅かに回動し、上部ブラケット(11)に固定されている天板(8)が、枢軸(13)を中心として上下に回動することにより、その水平度が調節される。
【0041】
天板(8)を折り畳む際は、まず図6に示すように、操作レバー(21)を上向きに回動させる。すると、操作駒(23)にワイヤ(20)を介して連係されている作動部材(16)が、引張りばね(38)に抗して前方に移動させられることにより、作動部材(16)の前端部のピン(30)は、上部ブラケット(11)の長孔(31)に沿って前方に移動する。
【0042】
これにより、ピン(31)に係合溝(18b)を介して連係しているロック金具(18)は、ピン(33)を中心として下向きに回動させられ、その係止爪(18a)が支持アーム(39)上端のピン(40)より外れて、ロック状態が解除される。
【0043】
図7は、天板(8)を途中まで上向きに回動させた状態を示すもので、この状態では、ピン(40)は長孔(41)内を後方に移動し、係止爪(18a)の係合領域より外れるので、操作レバー(21)より手を離してもピン(40)と再係合することはない。
【0044】
この状態から、さらに天板(8)を上向きに回動させ、図8に示すように、脚体(2)の脚柱部とほぼ平行をなす位置まで起立させると、引張りばね(38)により、上部ブラケット(11)の長孔(37)の後端に位置させられていたピン(36)が、支持片(5)の後端上部に形成された、上方が開口する上向きフック状の係合片(47)の上端の弧状面と当接することにより、引張りばね(38)に抗して長孔(37)内を若干前方(上方)に移動し、係合片(47)内に自動的に突入して係止される。
これにより、天板(8)は折り畳み位置にロックされる。
【0045】
この際、幕板(43)の前面上部に形成した左右方向を向く凹部(45)は、連結杆(6)の後半部に、同じく両側部に形成した上下方向を向く凹部(46)は、脚体
(2)の上向きの脚柱部の後端部に、それぞれ嵌合される。
【0046】
そのため、天板(8)を折り畳む際に、幕板(43)の前面を連結杆(6)や脚体(2)の後端と干渉させることなく、前方に位置させることができ、天板(8)の脚体(2)に対する前後の折り畳み寸法を小さくすることができる。
【0047】
天板(8)を水平の使用位置とするには、図8の状態において、操作レバー(21)を上向きに回動操作して、作動部材(16)をワイヤ(20)を介して引き上げ、ピン(36)を係合片(47)より離脱させたのち、操作レバー(21)を回動させた状態のまま、天板(8)をほぼ水平位置まで移動させる。
【0048】
ついで、操作レバー(21)から手を離せば、下向きに回動させられていたロック金具(18)が上向きに回動し、その係止爪(18a)がピン(40)と再係合することにより、天板(8)は使用状態にロックされる。
【0049】
以上説明したように 上記実施形態の折り畳みテーブル(1)においては、脚体(2)の上端部に下端が枢着された斜め前上方を向く支持アーム(39)の上端を、天板(8)を支持するブラケット(7)の長孔(41)に、ピン(40)を介して前後方向に摺動自在に嵌合し、このピン(40)に、操作レバー(21)により前後方向に移動させられる作動部材(16)に連係されて上下に回動するロック金具(18)の係止爪(18a)を係合させるとともに、前端に調節ボルト(27)を螺合した前後方向を向く調節金具(24)の後端上部のカム面(24c)を摺接させているため、ロック機構(14)及び水平度調節機構(15)の上下寸法が小さくなり、かつそれらが収容されたブラケット(7)の上下寸法も、最小限とすることができる。
【0050】
その結果、天板(8)を折り畳んだ際において、図8に示すように、天板(8)の後面(上面)からブラケット(7)の前面(下面)までの折り畳み寸法が小さくなり、多数の折り畳みテーブルを保管しておく際の保管効率が高まるとともに、室内の省スペース化が図れる。
【0051】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、脚体に上下方向に回動可能に枢着された支持アームの上端は、ブラケットの下向片に設けた長孔に沿って前後方向にしか移動せず、かつロック部材が支持アーム上端の後方への回動を阻止して、天板を水平の使用位置にロックしうるため、支持アームの上端部と、長孔及びロック部材との係合部の下方への突出寸法を小さくすることができる。
その結果、ブラケットの天板下方への突出寸法も最小限としうるので、天板を折り畳んだ際の前後寸法が小さくなり、折り畳みテーブルの保管効率を高めうるとともに、保管場所の省スペース化が図れる。
また、天板の下面に設けたブラケットの下向片に、前後方向を向く長孔を形成するのみで支持アームの上端部を前後方向にガイドして移動させうるので、別部材を設けるのに比して安価であり、かつ上下寸法も大きくならない。
さらに、支持アームの後方への回動を阻止するロック部材も、長孔を前後方向に移動可能な支持アームのピンに係合するようになっているため、その上下の回動量は、ピンと係脱可能な最小限の領域でよく、従ってロック部材の下方への突出寸法は小さくなる。
【0052】
請求項記載の発明によれば、操作レバーの操作により作動部材を前後方向に移動させると、それに突設したピンがロック部材の係合溝内を相対的に斜め前後方向に移動して、ロック部材を強制的に上下に回動させるので、それに設けた係止爪と支持アームのピンとの係脱が確実に行われる。
【0053】
請求項記載の発明によれば、調節ボルトを回動させると、調節部材の後端のカム面と当接している支持アームのピンが前後方向に移動して、該支持アームの傾斜角度が変化するので、天板の水平度を簡単に調節することができる。
また、調節部材を上下方向に大きく回動させる必要がないので、その天板の下方への突出寸法は小さく、天板の水平度調節機構を備えていても、天板の折り畳み寸法を小とすることができる。
【0054】
請求項記載の発明によれば、天板を使用位置とした際、支持アームの前後方向への回動が確実に阻止されるので、天板を使用位置に安定的に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の折り畳みテーブルの側面図である。
【図2】 同じく、要部を一部切欠いて示す拡大側面図である。
【図3】 図2のIII−III線の横断平面図である。
【図4】 図1のIV−IV線の拡大横断平面図である。
【図5】 ブラケット及びそれに組付けられるロック機構と水平度調節機構との分解斜視図である。
【図6】 折り畳みテーブルの操作要領を示し、操作レバーを上向きに回動させて、ロック部材を支持アームのピンより離脱させた状態の概略側面図である。
【図7】 同じく、天板を途中まで上向きに回動させて、操作レバーから手を離した状態の概略側面図である。
【図8】 同じく、天板を折り畳み位置まで起立させてロック状態とした概略側面図である。
【符号の説明】
(1)折り畳みテーブル
(2)脚体
(2a)後脚
(2b)前脚
(3)キャスタ
(4)取付金具
(5)支持片
(6)連結杆
(7)ブラケット
(8)天板
(9)下部ブラケット
(9a)上向片
(10)ねじ
(11)上部ブラケット
(11a)下向片
(11b)係止突片
(11c)係合孔
(12)横杆
(13)枢軸
(14)ロック機構
(15)水平度調節機構
(16)作動部材
(17)保持溝
(18)ロック金具(ロック部材)
(18a)係止爪
(18b)係合溝
(19)係止溝
(20)ワイヤ
(21)操作レバー
(22)回動ロッド
(23)操作駒
(24)調節金具(調節部材)
(24a)基片
(24b)ストッパ片
(24c)カム面
(25)軸孔
(26)ナット
(27)調節ボルト
(27a)環状溝部
(28)保持片
(29)保持溝
(30)ピン
(31)長孔
(32)軸孔
(33)ピン
(34)軸孔
(35)軸孔
(36)ピン
(37)長孔
(38)引張りばね
(39)支持アーム
(40)ピン
(41)長孔
(42)支持金具
(43)幕板
(44)リンク片
(45)凹部
(46)凹部
(47)係合片

Claims (4)

  1. 天板の両側部下面に設けた前後方向を向く左右1対のブラケットを、それぞれ左右の脚体の上端部に枢着することにより、前記天板を、水平の使用位置と、脚体の後側において起立する折り畳み位置との間を回動しうるようにした折り畳みテーブルにおいて、
    前記左右の脚体における天板の枢軸よりも下方に、斜め前上方を向く支持アームの下端を、前後方向に回動可能に枢着するとともに、該支持アームの上端部に突設された左右方向を向くピンを、前記枢軸の前方において前記ブラケットの下向片に設けた前後方向を向く長孔に前後方向に移動可能に係合し、かつ前記ブラケットに、操作レバーに連係されて上下方向に回動しうるように枢着され、前記天板を水平の使用位置としたとき、前記長孔の前端部に位置する前記ピンと係合することにより、前記支持アームの上端の後方への回動を阻止するロック部材を設けたことを特徴とする折り畳みテーブル。
  2. ロック部材が、後端に、支持アームのピンに後ろ下方より係合可能な前上向き鉤状の係合爪を有するとともに、下部に、下端が開口する斜め前上方を向く係合溝を備え、該係合溝を、常時後向きに付勢され、かつ操作レバーに連係されて前後方向に移動する作動部材に突設した左右方向を向くピンに嵌合することにより、前記ロック部材を、作動部材の前後移動と連動して上下に回動しうるようにした請求項記載の折り畳みテーブル。
  3. ブラケットの下向片における長孔よりも前方に、後端に支持アームのピンの前面と当接する後ろ下方に向かって傾斜するカム面を有する、天板の水平度を調節する調節部材の中間部を、上下に回動可能に枢着し、該調節部材の前端部に、上端が天板の下面に回動可能かつ上下動不能に係合された上下方向を向く調節ボルトを螺挿し、該調節ボルトの回動操作により、前記調節部材のカム面を上下動させ、前記支持アームのピンを長孔内において前後移動させることにより、天板の水平度を調節しうるようにした請求項または記載の折り畳みテーブル。
  4. 調節部材における枢軸よりも下方に、ロック部材の前端部を、左右方向を向く軸回りに上下に回動可能に枢着し、天板を水平の使用位置としたとき、前記調節部材の後端のカム面とロック部材の係止爪とにより、支持アームのピンを前後より移動不能に挟持するようにした請求項記載の折り畳みテーブル。
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