JP2513507Y2 - エンジン始動予熱制御装置 - Google Patents

エンジン始動予熱制御装置

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JP2513507Y2
JP2513507Y2 JP1989083736U JP8373689U JP2513507Y2 JP 2513507 Y2 JP2513507 Y2 JP 2513507Y2 JP 1989083736 U JP1989083736 U JP 1989083736U JP 8373689 U JP8373689 U JP 8373689U JP 2513507 Y2 JP2513507 Y2 JP 2513507Y2
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heater
power
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relay
starter
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雅行 栢野
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジン始動時に吸入エアを加熱して、始動
性を向上させるエンジン始動予熱制御装置、特に、エン
ジン始動専用のコントローラを備えたエンジン始動予熱
制御装置に関する。
(従来の技術) エンジン、特にディーゼルエンジンは、冷態時の始動
性を安定化すべく、クランキングの前後にわたって吸入
エアの加熱用ヒータを作動させ、吸入エアを予熱し、着
火性の向上を図っている。
例えば、第4図に示すように、従来のエンジン始動予
熱制御装置は、始動予熱コントローラ1の駆動出力によ
りヒータリレー2を励磁して、エアヒータ3に電源電流
を供給するように構成されていた。この場合、コントロ
ーラ1にはスタータスイッチ4の出力端子5及び電源端
子6を介してバッテリ7が接続されている。しかも、こ
のスタータスイッチ4には、その電源端子6に切り替え
接続されるヒータ端子8、スタータ端子9が形成され、
これらはそれぞれ対向するコントローラ1の入力ポート
に接続されている。なお、符号10はオルタネータ端子を
示し、符号13は予熱ランプを示している。また、スター
タ端子9はスタータリレー11に励磁電流を与え、これに
よりスタータリレー11をオンさせ、スタータモータ12を
駆動させるように構成されている。
この様なコントローラ1は、手動操作されるスタータ
スイッチ4の切り替えに応じ出力を発する。即ち、スタ
ータスイッチ4が切り替え操作されて、ヒータ端子8よ
りのオン出力を受けると、コントローラ1は、その他の
駆動条件を考慮して励磁電流をヒータリレー2に出力
し、エアヒータ3を駆動し、更に予熱ランプ13にもオン
出力を発する。
そして、再度スタータスイッチ4が操作されてヒータ
端子8の出力がオフされると、エアヒータ3及び予熱ラ
ンプ13を非作動に切り替え保持することとなる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、第4図のコントローラ1はエンジンの始動
後においても、その電源入力端にスタータスイッチ4の
出力端子5を介して電圧の印加を受けている。このた
め、スタータスイッチ4のオン時には、常に、コントロ
ーラ1は無駄な空作動を行なうことと成り、耐久性の低
下、無駄な電力消費を行なうこととなり、問題となって
いる。
本考案の目的は、寿命の向上、消費電力の低減を図れ
るエンジン始動予熱制御装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために本考案は、エンジンの吸
気通路のヒータと電源間を断続操作するヒータリレー
と、 運転者により操作され上記エンジンの電気系オン位置、
上記ヒータのヒータオン位置及び上記エンジンのスター
タオン位置の少なくとも一つを選択可能なスイッチと、 上記スイッチが上記ヒータオン位置を選択されたときに
信号を出力し上記ヒータリレーをオンさせて上記ヒータ
を作動させるコントローラとを備え、 上記コントローラに同コントローラ自体を駆動するため
の電源回路が設けられたエンジン始動予熱制御装置にお
いて、上記スイッチが上記ヒータオン位置を選択された
時にオンとなって上記電源回路に電力を供給するととも
に、上記ヒータオン位置の選択の後に上記電気系オン位
置であることを条件にそのオン状態が保持されるパワー
リレーを備え、上記パワーリレーは、上記スタータオン
位置から上記電気系オン位置に切換えられたのち設定時
間経過したとき上記コントローラからの出力信号によっ
て上記電源回路への電力の供給を停止すべくオフとなる
ことを特徴とする。
(作用) エンジンの電気系オン位置、ヒータのヒータオン位置
及びエンジンのスタータオン位置の少なくとも一つを運
転者により選択可能なスイッチを備え、このスイッチが
ヒータオン位置を選択された時にヒータリレーをオンさ
せてヒータを作動させ、電源回路に電力を供給するとと
もに、その後に電気系オン位置であることを条件にオン
状態を保持できるパワーリレーを備え、そのパワーリレ
ーが電気系オン位置に切換えられたのち設定時間経過し
たときコントローラからの出力信号によって電源回路へ
の電力の供給を停止する。これによって、エンジン始動
完了後のコントローラ自体への電力供給を完全に絶つこ
とが出来る。
(実施例) 第1図のエンジン始動予熱制御装置は図示しないディ
ーゼルエンジンの吸気系に取付けられたエアヒータ20を
駆動操作する。
このアエヒータ20はヒータリレー23を介して始動予熱
コントローラ(以後端にコントローラと記す)21に接続
される。
ここで、コントローラ21は周知の電子制御装置であ
り、制御回路211、記憶回路212、入出力回路213、電源
回路214とを備える。
制御回路211は第3図に示す始動予熱ルーチンに沿っ
て各種入力情報を受け、これに応じた出力信号を発す
る。記憶回路212は所定の設定値及び第3図に示す始動
予熱プログラムを記憶処理されている。
入出力回路213は入力される各種入力情報を受けると
共に、制御回路211の指令に応じて制御信号を出力す
る。
電源回路214は開閉手段としての第1パワーリレー24
を介してスタータスイッチ25の出力端子26に接続され
る。
入出力回路213の入力ポートにはスタータスイッチの
スタータ端子27が接続され、オルタネータ28も接続され
ている。
入出力回路213の出力ポートにはスイッチ回路39及び
ヒータリレー3を介してエアヒータ20が接続され、スイ
ッチ回路30を介して予熱ランプ31が接続され、更に、ス
イッチ回路32を介して開閉手段としての第2パワーリレ
ー29の励磁コイル292が接続されている。
ここでヒータリレー23の常開接点231は電源35に一端
を接続される。第1パワーリレー24は常開接点241とこ
れを閉作動させる励磁コイル242を備え、励磁コイル242
の一端をスタータスイッチ25のヒータ端子33に接続し、
他端を第2パワーリレー29の常開接点291を介してアー
ス側に接続している。なお、ヒータ端子33とコントロー
ラ21の入力ポートに接続する第1パワーリレー24の常開
接点241との間はダイオード38を介して接続される。
ここで、スタータスイッチ25はその電源端子34を介し
て電源35に接続される。更に、スタータ端子27はスター
タリレー36の励磁コイル362に接続される。このスター
タリレー36の常開接点はスタータモータ37と電源35とに
接続されている。
この様なエンジン始動予熱制御装置の作動を第3図の
始動予熱ルーチンに沿って説明する。
操作者が、スタータスイッチ25を手動によりオン操作
すると、出力端子26と電源35が接続される。これにより
図示しない機関の点火系等に電力の供給がなされる。
この後、スタータスイッチ25が操作者によりヒータオ
ン位置に切り替えられると、ヒータ端子33が第1パワー
リレー24の励磁コイルと第2パワーリレー29の常閉接点
を介しアース側に接続される。これにより、常開接点24
1が閉じ、コントローラの電源回路214に電力供給がなさ
れ、同時にダイオードを通して第1パワーリレー24に電
流が流れ、自己保持がなされる。
このヒータ端子33のオン情報の入力により、コントロ
ーラ21は駆動を開始する。まず、ヒータ駆動指令をスイ
ッチ回路39に、予熱ランプ31の作動指令をスイッチ回路
30にそれぞれ出力する。
これにより、ヒータリレー23がオンし、エアヒータ20
が駆動を開始する(第2図のt2時点参照)。しかも、予
熱ランプ31が点灯する。
この後、スタータスイッチ25が操作され、スタータ端
子27と電源35が接続されたか否か、即ち、スタータオン
か否かの判断を繰り返す。そして、オンされると(第2
図のt3時点参照)、スタータリレー36がオンし、スター
タ37が駆動する。この後、エンジンがクランキング回転
より着火し、回転上昇によりオルタネータ28の電圧が上
昇する。このオルタネータ28の電圧値が設定値を上回っ
たか否か判断し、上回ると、即ちエンジンが始動すると
ステップa4に進む。
ステップa4ではスタータスイッチ25が戻され、スター
タ端子27の出力がローに落ちるのを判定する。
そして、スタータ端子27の出力がローに落ちると、予
め設定した待ち時間T1の経過のカウントを開始する。そ
して、待ち時間T1の経過時点t5に達すると、コントロー
ラはスイッチ回路32にオン出力を発して制御を終了す
る。この時のスイッチ回路32のオン作動により、第2パ
ワーリレー29は駆動し、常閉接点291を開作動する。こ
れに応じて、第1パワーリレー24の励磁電流が絶たれ、
自己保持が解除され、コントローラの電源回路214への
電力供給は停止し、以後、コントローラ21は停止状態に
入る。
この様に、第1図のエンジン始動予熱制御装置はエン
ジンの始動が完了すると、開閉手段としての第1パワー
リレー24及び第2パワーリレー29の働きにより、電源回
路214への電力供給を絶つことができ、コントローラの
寿命向上、無駄な電力消費を押え、しかも、自車ノイズ
や、他車の無線機による誤作動の防止等を図ることがで
きる。
(考案の効果) 以上の様に、本考案はスイッチ操作によってヒータを
作動させ、電源回路に電力を供給し、その状態をパワー
リレーで保持した後の設定時間が経過した時、コントロ
ーラによって電源回路への電力の供給を停止し、コント
ローラ自体への電力供給を完全に絶つので、エンジン始
動完了後の無駄な電力の消費を抑える上に、コントロー
ラの寿命を向上でき、しかもノイズによる誤作動をも未
然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としてのエンジン始動予熱制
御装置の全体構成図、第2図は同上装置の作動を表す波
形図、第3図は同上装置のコントローラが行なう制御の
流れを説明する始動予熱ルーチンのフローチャート、第
4図は従来の装置の全体構成図である。 20……エアヒータ、21……コントローラ、23……ヒータ
リレー、24……第1パワーリレー、25……スタータスイ
ッチ、29……第2パワーリレー、35……電源、T1……待
ち時間。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの吸気通路のヒータと電源間を断
    続操作するヒータリレーと、 運転者により操作され上記エンジンの電気系オン位置、
    上記ヒータのヒータオン位置及び上記エンジンのスター
    タオン位置の少なくとも一つを選択可能なスイッチと、 上記スイッチが上記ヒータオン位置を選択されたときに
    信号を出力し上記ヒータリレーをオンさせて上記ヒータ
    を作動させるコントローラとを備え、 上記コントローラに同コントローラ自体を駆動するため
    の電源回路が設けられたエンジン始動予熱制御装置にお
    いて、 上記スイッチが上記ヒータオン位置を選択された時にオ
    ンとなって上記電源回路に電力を供給するとともに、上
    記ヒータオン位置の選択の後に上記電気系オン位置であ
    ることを条件にそのオン状態が保持されるパワーリレー
    を備え、上記パワーリレーは、上記スタータオン位置か
    ら上記電気系オン位置に切換えられたのち設定時間経過
    したとき上記コントローラからの出力信号によって上記
    電源回路への電力の供給を停止すべくオフとなることを
    特徴とするエンジン始動予熱制御装置。
JP1989083736U 1989-07-17 1989-07-17 エンジン始動予熱制御装置 Expired - Lifetime JP2513507Y2 (ja)

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