JP2512935Y2 - トランスミッションの周辺構造 - Google Patents

トランスミッションの周辺構造

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JP2512935Y2
JP2512935Y2 JP4539791U JP4539791U JP2512935Y2 JP 2512935 Y2 JP2512935 Y2 JP 2512935Y2 JP 4539791 U JP4539791 U JP 4539791U JP 4539791 U JP4539791 U JP 4539791U JP 2512935 Y2 JP2512935 Y2 JP 2512935Y2
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JP
Japan
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bracket
connector
catalyst
transmission
support arm
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JP4539791U
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昭仁 山崎
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はトランスミッションの
周辺構造、特にハーネスコネクタや触媒の支持に係るト
ランスミッションの周辺構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトランスミッションの周辺構造と
しては、例えば図4〜図6に示すようなものがある(日
産自動車株式会社1990年11月発行「整備要領書J
HG50型車」第B−274頁、第C−56頁等参
照)。
【0003】1がエンジンで、後方にはトランスミッシ
ョン2が配置してあり、このトランスミッション2の後
端部2aからはジョイント3を介してプロペラシャフト
4が後方へ向け延びている。
【0004】このトランスミッション2はマウントメン
バ5を介して車体の所定位置に固定されている。そし
て、このマウントメンバ5の後端には水平な支持アーム
6の基端がゴム部材Rを介して取付けてあり、この支持
アーム6の先端に排気管の途中に配された触媒7の前端
部7aが支持されている。
【0005】また、トランスミッション2の後端部2a
には、その上面に該上面形状に相応した湾曲形状を呈す
る上側ブラケット8が取付けてあり、この上側ブラケッ
ト8にチャンネル形状に曲折形成した遮熱ブラケット9
を下側からボルト手段Bにて取付けている。そして、こ
の遮熱ブラケット9内に6つのコネクタ10を含むハー
ネスブラケット11設けられており、このコネクタ10
を介して、前後方向に沿う一対のハーネス12、13が
接続されている。尚、図中12a、13aは前記ハーネ
ス12、13内に束ねられている配線をそれぞれ示して
いる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、コネクタ10の左側方に触
媒7が位置するため、遮熱ブラケット9を設定して、コ
ネクタ10を触媒7の熱気から保護する必要がある。こ
の遮熱ブラケット9を省略するために、触媒7を後方へ
下げ、コネクタ10の側方位置から外せば良いが、今の
ようにマウントメンバ5に取付けた支持アーム6にて触
媒7を支持する方式では、触媒7の位置を後方へ移動さ
せた分だけ支持アーム6の長さが大きくなり過ぎ、触媒
7の支持剛性の低下を招き、確実な支持が行えなくな
る。また、支持アーム6が長くなる分だけ重量の面でも
不利となる。そこで、支持アーム6の取付位置を、今の
マウントメンバ5よりも後方に位置するトランスミッシ
ョン2の後端部2aに変更し、短い支持アームでもって
触媒7を支持するようにすることも考えられるが、この
後端部2aにはすでにコネクタ10や遮熱ブラケット9
等が設けられているために、採用不可能である。
【0007】また、従来の場合は、遮熱ブラケット9に
よりコネクタ10を触媒7の熱気から保護することはで
きるものの、ハーネス12、13に関しては特に触媒7
の熱気から保護する対策がなされていない。すなわち、
ハーネス12、13は前後方向に延びているため、この
前後方向に延びるハーネス12、13全体を専用の遮熱
ブラケットを設けて保護することは困難であり、またハ
ーネス12、13自体を耐熱性にすることもコスト的に
不利である。
【0008】更に、コネクタ10(ハーネスブラケット
11)自体の取付け作業を考えた場合、ハーネスブラケ
ット11を遮熱ブラケット9ごと持ち上げて上側ブラケ
ット8へ下側からセットし、そして両者をボルト手段B
で取付けるようにしていたため、そのボルト手段Bによ
る取付作業が上向きの作業となり、作業性の面で不利で
あった。つまり、作業者はリフトアップした自動車の下
に入り、上向の無理な姿勢を強いられた状態で作業を行
わなければならないために、作業が困難であった。
【0009】この考案はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、ハーネス及びコネクタを触媒の
熱気から確実に保護でき且つコネクタの取付作業が容易
となるトランスミッションの周辺構造を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この考案に係るトランス
ミッションの周辺構造は、上記の目的を達成するため
に、トランスミッションの下部に車幅方向に沿う縦壁状
のブラケットを取付けると共に該ブラケットの前面に一
対のハーネスを車幅方向に沿って接続するコネクタを設
け、且つ前記ブラケットに略水平に設けた支持アームに
て触媒の前端部を支持するようにしたものである。
【0011】
【作用】ブラケットに略水平に設けた支持アームにて触
媒の前端部を支持するようにしたので、触媒自体はブラ
ケットよりも後方に位置することとなる。そして、コネ
クタはこのブラケットの前面に取付けてあるので、コネ
クタと触媒との間にブラケットが遮熱壁として入り込ん
だ状態で存在することになり、コネクタはこのブラケッ
トによって触媒の熱気から守られることとなる。しか
も、このコネクタは一対のハーネスを車幅方向に沿って
接続する方向性でもって取付けられているので、このコ
ネクタにて接続する一対のハーネスもブラケットの前面
側だけに位置するようになり、従って、前記コネクタだ
けでなくハーネスも熱気から保護できるようになる。
【0012】また、コネクタは縦壁状のブラケットの前
面に取付けられるため、その取付は水平方向での取付作
業となり、従来のように上向きの無理な姿勢で取付作業
を行う必要がなく、作業性の面で大変に優れる。
【0013】
【実施例】以下この考案の好適な実施例を図1〜図3に
基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の
符号を付し、重複する説明は省略する。この実施例に係
るトランスミッション2の後端部2aには、その下側面
に上側ブラケット14が溶接にて固定されている。そし
て、15がブラケットであり、車幅方向Wに沿った縦壁
状のものであり、その上端の水平なフランジ部15a
が、前記上側ブラケット14の両端にある切欠部14a
へボルト手段Bにより取付けてある。
【0014】そして、このブラケット15に前面にはコ
ネクタ10を車幅方向Wに沿って備えたハーネスブラケ
ット11が取付けてある。すなわち、このハーネスブラ
ケット11の一部には取付片16が形成されており、ブ
ラケット15の後面側から挿通したボルト手段Bをこの
取付片16に螺合させることにより取付けている。この
ボルト手段Bによる取付作業は、水平方向での取付け作
業となるため、作業者は従来のように上向きの無理な姿
勢を強いられることがなく、容易な姿勢で取付作業を行
うことができる。
【0015】そして、一対のハーネス12、13に束ね
られている各配線12a、13aが前記コネクタ10に
て車幅方向Wに沿った状態で接続されている。すなわ
ち、エンジンの前側からくる一方のハーネス12はトラ
ンスミッション2の上側から下側へ回り込み、ハーネス
ブラケット11の右側からコネクタ10へ接続される。
そして、他方のハーネス13はハーネスブラケット11
の左側から上方へ立ち上がり、フロアパネル17に形成
したトンネル部18の側壁へ至るようになっている。
【0016】また、ブラケット15の左端後面には、左
側方へ向けて水平に延びる支持アーム19の基端がゴム
部材Rを介してボルト手段Bにて取付けてある。そし
て、この支持アーム19の先端に触媒7の前端部7aが
ボルト手段Bにて取付けてある。この支持アーム19は
ブラケット15の左端に取付けられているために、長さ
が短くて済み剛性が高い。従って、触媒7の支持剛性が
高まり、触媒7の振動防止を確実に図ることができる。
尚、触媒7の上側には遮熱板20が設けられており、触
媒7の熱気が前記フロアパネル17へ影響しないように
されている。
【0017】この実施例では、前述のように、ブラケッ
ト15の後面にゴム部材Rを介して支持アーム19の基
端を取付け、この支持アーム19の先端に触媒7の前端
部7aを支持するようにしたので、触媒7の位置がブラ
ケット15よりも後方に位置することになる。逆に、コ
ネクタ10はこのブラケット15の前面に取付けられる
ために、コネクタ10と触媒7との間にブラケット15
が遮熱壁として存在することになり、触媒7の熱気はこ
のブラケット15に遮られ、コネクタ10に至らない。
【0018】更に、コネクタ10が一対のハーネス1
2、13を車幅方向Wに沿って接続するタイプであり、
これらハーネス12、13もブラケット15よりも後方
には位置しないので、これらハーネス12、13もブラ
ケット15により触媒7の熱気から保護されることとな
る。
【0019】加えて、コネクタ10がブラケット15に
前面に取付けられているため、仮に自動車が後退してい
る際に、路面上にある縁石等の突起物と干渉したとして
も、コネクタ10はこのブラケット15により守られ破
損を免れる。
【0020】尚、以上の説明において、ブラケット15
に別物の支持アーム19を取付ける例を示したが、支持
アーム19はブラケット15に一体形成したものであっ
ても良い。
【0021】
【考案の効果】この考案に係るトランスミッションの周
辺構造は、以上説明して如き内容のものであって、触媒
がブラケットよりも後方に位置するようになり、コネク
タと触媒との間にブラケットが遮熱壁として存在するよ
うになるために、触媒の熱気はこのブラケットに遮ら
れ、コネクタに至らない。
【0022】また、コネクタハーネスを車幅方向に沿っ
て接続するタイプであり、ハーネスもブラケットの前面
側に位置するので、前記コネクタと同様にハーネスも触
媒の熱気から保護される。
【0023】更に、コネクタは縦壁状のブラケットの前
面に取付けられるため、その取付は水平方向での取付作
業となり、従来のように上向きの無理な姿勢で取付作業
を行う必要がなく、作業性の面で大変に優れる。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るトランスミッション
の周辺構造を示す側面図である。
【図2】図1中DA方向から見た平面図である。
【図3】図1中DB方向から見た側面図である。
【図4】従来のトランスミッションの周辺構造を示す側
面図である。
【図5】図4中DC方向から見た平面図である。
【図6】図4中DE方向から見た側面図である。
【符号の説明】
2 トランスミッション 7 触媒 7a 触媒の前端部 10 コネクタ 12、13 ハーネス 15 ブラケット 19 支持アーム W 車幅方向

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスミッションの下部に車幅方向に
    沿う縦壁状のブラケットを取付けると共に該ブラケット
    の前面に一対のハーネスを車幅方向に沿って接続するコ
    ネクタを設け、且つ前記ブラケットに略水平に設けた支
    持アームにて触媒の前端部を支持するようにしたことを
    特徴とするトランスミッションの周辺構造。
JP4539791U 1991-06-17 1991-06-17 トランスミッションの周辺構造 Expired - Lifetime JP2512935Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4539791U JP2512935Y2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 トランスミッションの周辺構造

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JP4539791U JP2512935Y2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 トランスミッションの周辺構造

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Publication Number Publication Date
JPH04138153U JPH04138153U (ja) 1992-12-24
JP2512935Y2 true JP2512935Y2 (ja) 1996-10-02

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ID=31925271

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JP4539791U Expired - Lifetime JP2512935Y2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 トランスミッションの周辺構造

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JP4670650B2 (ja) * 2006-01-16 2011-04-13 三菱自動車工業株式会社 ハーネスブラケット
JP2017053315A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 コベルコ建機株式会社 排気ガス後処理装置及びそれを備えた建設機械
JP6868475B2 (ja) * 2017-06-13 2021-05-12 トヨタ自動車株式会社 車両の遮熱構造
JP7160509B2 (ja) * 2020-03-25 2022-10-25 ダイハツ工業株式会社 内燃機関のコネクタ取り付け用遮熱ブラケット

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JPH04138153U (ja) 1992-12-24

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