JP2511801Y2 - 車 庫 - Google Patents
車 庫Info
- Publication number
- JP2511801Y2 JP2511801Y2 JP4045792U JP4045792U JP2511801Y2 JP 2511801 Y2 JP2511801 Y2 JP 2511801Y2 JP 4045792 U JP4045792 U JP 4045792U JP 4045792 U JP4045792 U JP 4045792U JP 2511801 Y2 JP2511801 Y2 JP 2511801Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cane
- cap body
- support arm
- support
- cap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Building Awnings And Sunshades (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、周囲が開口された状態
で駐車状態の車の屋根の上方を屋根パネルにて覆うよう
になった車庫に関するものである。
で駐車状態の車の屋根の上方を屋根パネルにて覆うよう
になった車庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、周囲が開放された状態で駐車状態
の車の屋根の上方を屋根パネルにて覆うようになった車
庫が種々提供されている。これらのものは、隣合うよう
に複数本の支持柱1を立設し、支持柱1の上部から側方
に向けて支持アーム(図示せず)が突設されており、支
持アーム上に屋根パネルを載設して片持ち状態で屋根パ
ネルを支持柱1の上部に設置するようにしている。そし
て、これらの片持ち状態で屋根パネルを支持するように
なっているものにおいては、支持強度の確保等の点から
支持柱1と支持アームとの間に方杖9が架設されるよう
になっており、方杖9の取付けは図19、図20に示さ
れるように方杖9に穿設された通孔14より連結ボルト
30を挿入するようにし、この連結ボルト30にて方杖
9と支持柱1及び方杖9と支持アームとを連結固定する
ようにしている。
の車の屋根の上方を屋根パネルにて覆うようになった車
庫が種々提供されている。これらのものは、隣合うよう
に複数本の支持柱1を立設し、支持柱1の上部から側方
に向けて支持アーム(図示せず)が突設されており、支
持アーム上に屋根パネルを載設して片持ち状態で屋根パ
ネルを支持柱1の上部に設置するようにしている。そし
て、これらの片持ち状態で屋根パネルを支持するように
なっているものにおいては、支持強度の確保等の点から
支持柱1と支持アームとの間に方杖9が架設されるよう
になっており、方杖9の取付けは図19、図20に示さ
れるように方杖9に穿設された通孔14より連結ボルト
30を挿入するようにし、この連結ボルト30にて方杖
9と支持柱1及び方杖9と支持アームとを連結固定する
ようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、首下寸法の長い連結ボルト30が用
いられるようになっており、このため、連結時における
連結ボルト30の締め込み量が多くなり連結ボルト30
の締め込みに時間がかかることとなって取付け作業に手
間がかかるという問題があり、また、連結ボルト30の
締め込み後には通孔14を閉塞するためのキャップ31
を後付け作業にて取付ける必要があり、別部材としての
キャップ31が必要であると共に後付けのキャップ31
の取付けが面倒であるという問題があった。
従来例にあっては、首下寸法の長い連結ボルト30が用
いられるようになっており、このため、連結時における
連結ボルト30の締め込み量が多くなり連結ボルト30
の締め込みに時間がかかることとなって取付け作業に手
間がかかるという問題があり、また、連結ボルト30の
締め込み後には通孔14を閉塞するためのキャップ31
を後付け作業にて取付ける必要があり、別部材としての
キャップ31が必要であると共に後付けのキャップ31
の取付けが面倒であるという問題があった。
【0004】本考案は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、部品点数が少なくて取付けを簡易に行なうこ
とができると共に施工後の見栄えが良い車庫を提供しよ
うとするものである。
のであり、部品点数が少なくて取付けを簡易に行なうこ
とができると共に施工後の見栄えが良い車庫を提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、立設された支持柱1の上部に側方に向
けて延びる支持アーム2を設け、支持アーム2から支持
柱1の上部に沿って屋根パネル3が載設された車庫にお
いて、支持柱1の上部より側方に向けて突設された支持
アーム2と支持柱1との間に方杖9を配設し、方杖9の
一端に設けられた連結部9aを支持柱1の内側面に当接
すると共に方杖9の他端に設けられた連結部9bを支持
アーム2の下端面に当接し、円筒状のキャップ体13a
の一端よりキャップ体13aよりも細径となったねじ部
13bを突設すると共にキャップ体13aの他端にキャ
ップ体13aよりも大径となった鍔片13cを設けて連
結ボルト13を形成し、方杖9の両端の連結部9a,9
bに穿設された通孔14にキャップ体13aを挿合し、
キャップ体13aより突設されたねじ部13bを支持柱
1または支持アーム2に螺合すると共にキャップ体13
aの一端部を方杖9の内側面に当接して方杖9と支持柱
1または支持アーム2とを連結固定し、キャップ体13
aの他端に設けられた鍔片13cを通孔14の開口縁に
係止したものである。
達成するために、立設された支持柱1の上部に側方に向
けて延びる支持アーム2を設け、支持アーム2から支持
柱1の上部に沿って屋根パネル3が載設された車庫にお
いて、支持柱1の上部より側方に向けて突設された支持
アーム2と支持柱1との間に方杖9を配設し、方杖9の
一端に設けられた連結部9aを支持柱1の内側面に当接
すると共に方杖9の他端に設けられた連結部9bを支持
アーム2の下端面に当接し、円筒状のキャップ体13a
の一端よりキャップ体13aよりも細径となったねじ部
13bを突設すると共にキャップ体13aの他端にキャ
ップ体13aよりも大径となった鍔片13cを設けて連
結ボルト13を形成し、方杖9の両端の連結部9a,9
bに穿設された通孔14にキャップ体13aを挿合し、
キャップ体13aより突設されたねじ部13bを支持柱
1または支持アーム2に螺合すると共にキャップ体13
aの一端部を方杖9の内側面に当接して方杖9と支持柱
1または支持アーム2とを連結固定し、キャップ体13
aの他端に設けられた鍔片13cを通孔14の開口縁に
係止したものである。
【0006】
【作用】しかして、支持柱1と支持アーム2との間に方
杖9を配置し、方杖9の両端に設けられた連結部9aま
たは連結部9aを連結ボルト13にて支持柱1または支
持アーム2に連結固定することで方杖9の取付けが行な
われて支持アーム2が補強される。そして、連結ボルト
13による方杖9の固定は、連結ボルト13を構成する
キャップ体13aより突設されたねじ部13bを方杖9
の内側面より支持柱1または支持アーム2に螺合するこ
とで行なわれ、キャップ体13aより突設されたねじ部
13bのみを支持柱1または支持アーム2に螺合すると
共にキャップ体13aの端部が方杖9の内側面に当接よ
うになっていることでねじの締め込み量を少なくしなが
らねじ部13bによって連結固定することがてきるもの
であり、さらに、連結ボルト13の締め込み後にはキャ
ップ体13aの他端部に設けられた鍔片13cが通孔1
4の開口縁に係止されることで通孔14が閉塞されるこ
ととなり、後付けにて別途にキャップ等を通孔14の開
口に取付けるような必要がない。
杖9を配置し、方杖9の両端に設けられた連結部9aま
たは連結部9aを連結ボルト13にて支持柱1または支
持アーム2に連結固定することで方杖9の取付けが行な
われて支持アーム2が補強される。そして、連結ボルト
13による方杖9の固定は、連結ボルト13を構成する
キャップ体13aより突設されたねじ部13bを方杖9
の内側面より支持柱1または支持アーム2に螺合するこ
とで行なわれ、キャップ体13aより突設されたねじ部
13bのみを支持柱1または支持アーム2に螺合すると
共にキャップ体13aの端部が方杖9の内側面に当接よ
うになっていることでねじの締め込み量を少なくしなが
らねじ部13bによって連結固定することがてきるもの
であり、さらに、連結ボルト13の締め込み後にはキャ
ップ体13aの他端部に設けられた鍔片13cが通孔1
4の開口縁に係止されることで通孔14が閉塞されるこ
ととなり、後付けにて別途にキャップ等を通孔14の開
口に取付けるような必要がない。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図示された実施例に基づいて
詳述する。車庫Aは図1、図2に示されるように隣合う
ように複数本立設された支持柱1と、支持柱1の上部に
設けられた支持アーム2と、支持アーム2上に載設され
た屋根パネル3とで主体が構成されており、駐車状態の
車の周囲を開放した状態としながら車の屋根の上を屋根
パネル3にて覆うように形成されている。
詳述する。車庫Aは図1、図2に示されるように隣合う
ように複数本立設された支持柱1と、支持柱1の上部に
設けられた支持アーム2と、支持アーム2上に載設され
た屋根パネル3とで主体が構成されており、駐車状態の
車の周囲を開放した状態としながら車の屋根の上を屋根
パネル3にて覆うように形成されている。
【0008】各支持柱1の下部は地中に埋設されてお
り、上部には斜め上方に向けて突出する支持アーム2が
連結固定されている。9は支持アーム2を支持するため
の方杖である。支持柱1は図3に示されるように角筒状
に形成された支持柱本体1aと、支持柱本体1aに被嵌
される支柱キャップ1bとで構成されており、支持柱本
体1aに支柱キャップ1bを被嵌した状態で支柱キャッ
プ1bの外面より固着具10を打入することで固定され
るようになっている。支柱キャップ1bの外面には一対
の係止溝11が凹設されており、この係止溝11に断面
コ字状の縦樋キャップ8aを係止することで支持柱1に
沿って縦樋8が形成されるようになっている。
り、上部には斜め上方に向けて突出する支持アーム2が
連結固定されている。9は支持アーム2を支持するため
の方杖である。支持柱1は図3に示されるように角筒状
に形成された支持柱本体1aと、支持柱本体1aに被嵌
される支柱キャップ1bとで構成されており、支持柱本
体1aに支柱キャップ1bを被嵌した状態で支柱キャッ
プ1bの外面より固着具10を打入することで固定され
るようになっている。支柱キャップ1bの外面には一対
の係止溝11が凹設されており、この係止溝11に断面
コ字状の縦樋キャップ8aを係止することで支持柱1に
沿って縦樋8が形成されるようになっている。
【0009】角筒体にて形成される支持アーム2の端部
には支持柱本体1aの上部に挿着される連結筒2aが設
けられており、この連結筒2aを支持柱本体1aの上部
に挿着した状態で固着具10によって支持柱1の上部に
支持アーム2が連結固定されるようになっている。12
は支柱キャップ1bの上部開口を閉塞するように支柱キ
ャップ1bの上部開口に取付けられるキャップ体であ
る。
には支持柱本体1aの上部に挿着される連結筒2aが設
けられており、この連結筒2aを支持柱本体1aの上部
に挿着した状態で固着具10によって支持柱1の上部に
支持アーム2が連結固定されるようになっている。12
は支柱キャップ1bの上部開口を閉塞するように支柱キ
ャップ1bの上部開口に取付けられるキャップ体であ
る。
【0010】支持アーム2を支持する方杖9の一端には
支持柱1に連結固定されることとなる連結部9aが設け
られていると共に他端には支持アーム2の下面に連結固
定されることとなる連結部9bが設けられており、各連
結部を支持柱1または支持アーム2に当接した状態で連
結ボルト13にて連結することで方杖9にて支持アーム
2を支持するようになっている。方杖9を支持柱1及び
支持アーム2に連結固定するための連結ボルト13は図
4、図5に示されるように円柱状のキャップ体13aの
一端にキャップ体13aよりも細径となったねじ部13
bを設けると共にキャップ体13aの他端にキャップ体
13aよりも大径となった鍔片13cを設けて形成され
ている。そして、方杖9の連結時には図5に示されるよ
うにねじ部13bが支持柱1または支持アーム2に螺入
されることで方杖9と支持柱1または方杖9と支持アー
ム2とが連結されるものであり、キャップ体13aは連
結ボルト13を挿入するために方杖9に穿設された通孔
14内に配置され、この状態で鍔片13cが通孔14の
開口縁に当接されることとなり、鍔片13cにて通孔1
4を閉塞することとなり、締め込むだけで通孔14を閉
塞しながら方杖9を連結固定することができるようにな
っている。つまり、従来のように連結ボルトによって各
部材を連結固定した後に連結ボルトが挿通されることと
なる通孔に通孔を閉塞するためのキャップを後付けにて
取り付けたりする必要がないようになっている。ここ
で、キャップ体13aより突設されるねじ部13bはキ
ャップ体13aよりも細径に形成されているために、ね
じ部13bが支持柱1または支持アーム2に螺合される
に伴ってキャップ体13aの一端部が方杖9の内側面に
圧接されることとなり、ねじ部13bの締め込みと同時
に方杖9の内側面がキャップ体13aによって押圧され
ることとなるものであり、ねじ部13bの長さ寸法が短
く形成されていてもねじ部13bの締め込みによってキ
ャップ体13aの端部で方杖9の内側面を押圧して固定
することができ、連結ボルト13の締め込み量を少なく
しても確実に方杖9を連結することができるようになっ
ている。そして、このように連結ボルト13の締め込み
量を少なくすることができることによって締め込み作業
を速く行なうことができ、連結ボルト13の取付け作業
に手間取るようなことがないようになっている。
支持柱1に連結固定されることとなる連結部9aが設け
られていると共に他端には支持アーム2の下面に連結固
定されることとなる連結部9bが設けられており、各連
結部を支持柱1または支持アーム2に当接した状態で連
結ボルト13にて連結することで方杖9にて支持アーム
2を支持するようになっている。方杖9を支持柱1及び
支持アーム2に連結固定するための連結ボルト13は図
4、図5に示されるように円柱状のキャップ体13aの
一端にキャップ体13aよりも細径となったねじ部13
bを設けると共にキャップ体13aの他端にキャップ体
13aよりも大径となった鍔片13cを設けて形成され
ている。そして、方杖9の連結時には図5に示されるよ
うにねじ部13bが支持柱1または支持アーム2に螺入
されることで方杖9と支持柱1または方杖9と支持アー
ム2とが連結されるものであり、キャップ体13aは連
結ボルト13を挿入するために方杖9に穿設された通孔
14内に配置され、この状態で鍔片13cが通孔14の
開口縁に当接されることとなり、鍔片13cにて通孔1
4を閉塞することとなり、締め込むだけで通孔14を閉
塞しながら方杖9を連結固定することができるようにな
っている。つまり、従来のように連結ボルトによって各
部材を連結固定した後に連結ボルトが挿通されることと
なる通孔に通孔を閉塞するためのキャップを後付けにて
取り付けたりする必要がないようになっている。ここ
で、キャップ体13aより突設されるねじ部13bはキ
ャップ体13aよりも細径に形成されているために、ね
じ部13bが支持柱1または支持アーム2に螺合される
に伴ってキャップ体13aの一端部が方杖9の内側面に
圧接されることとなり、ねじ部13bの締め込みと同時
に方杖9の内側面がキャップ体13aによって押圧され
ることとなるものであり、ねじ部13bの長さ寸法が短
く形成されていてもねじ部13bの締め込みによってキ
ャップ体13aの端部で方杖9の内側面を押圧して固定
することができ、連結ボルト13の締め込み量を少なく
しても確実に方杖9を連結することができるようになっ
ている。そして、このように連結ボルト13の締め込み
量を少なくすることができることによって締め込み作業
を速く行なうことができ、連結ボルト13の取付け作業
に手間取るようなことがないようになっている。
【0011】図6に示されるように隣合う支持柱1間に
架設される雨樋4は、図7に示されるように支持柱1の
外面に取着されるブラケット15によって支持されるよ
うになっている。ブラケット15は雨樋4の上部を支持
する上ブラケット15aと、雨樋4の下部を支持する下
ブラケット15bとで構成されており、図8に示される
ように下ブラケット15bで雨樋4の下面を支持しなが
ら上ブラケット15aで雨樋4の上部を支持するように
なっている。
架設される雨樋4は、図7に示されるように支持柱1の
外面に取着されるブラケット15によって支持されるよ
うになっている。ブラケット15は雨樋4の上部を支持
する上ブラケット15aと、雨樋4の下部を支持する下
ブラケット15bとで構成されており、図8に示される
ように下ブラケット15bで雨樋4の下面を支持しなが
ら上ブラケット15aで雨樋4の上部を支持するように
なっている。
【0012】雨樋4は、図8に示されるように上面が開
口する断面コ字状に形成されており、内側板からは内方
に向けて突片4aが突設されており、突片4aの先端に
は屋根パネル3の下端が挿合される一対の挟持片4bが
上方に向けて突設されている。隣合う支持アーム2間に
は図9に示されるように支持アーム2と直交するように
支持アーム2の長手方向に沿って一定間隔毎に支持枠1
6が架設されており、支持アーム2が配置された位置と
対応する支持枠16の上方には支持枠16と直交するよ
うにパネル受け17が取付けられるようになっている。
このパネル受け17は複数の固着具10にて支持枠16
に連結固定されるようになっている。パネル受け17は
図14に示されるように断面凸状に形成されており、両
端には隣合うように配置されることとなる屋根パネル3
の端部が載置される支持段部17aが設けられている。
隣合うパネル受け17間には図10に示されるように屋
根パネル3が配置されるようになっており、屋根パネル
3の上端縁は図11に示されるように支持アーム2の先
端に取付けられた前枠18の係止部18aに係合される
ようになっており、また、屋根パネル3の下端縁は図1
2に示されるように雨樋4に設けられた挟持片4bに係
合されるようになっている。屋根パネル3の端部には長
手方向に沿って図13に示されるように断面コ字状のク
ッション材19が取付けられており、各屋根パネル3は
図14に示されるようにクッション材19と共に端部を
パネル受け17に設けられた支持段部17a上に載置
し、パネル受け17に取付けられるパネル押さえ20に
よってクッション材19と共に端部を挟持することで固
定されるようになっている。ここで、コ字状のクッショ
ン材19によって屋根パネル3の端部の上下面及び側端
面を覆うようにしていると合成樹脂によって形成される
屋根パネル3とアルミニウムのような金属部材にて形成
されるパネル受け17とが直接接しないようにすること
ができ、屋根パネル3の伸縮によって屋根パネル3とパ
ネル受け17とが接してきしみ音が発生したり、屋根パ
ネル3の端部またはパネル受け17が破損したりするよ
うなことがないようになっている。パネル押さえ20は
各屋根パネル3の端部を押さえるように配置されるもの
であり、この状態を図15にて示している。
口する断面コ字状に形成されており、内側板からは内方
に向けて突片4aが突設されており、突片4aの先端に
は屋根パネル3の下端が挿合される一対の挟持片4bが
上方に向けて突設されている。隣合う支持アーム2間に
は図9に示されるように支持アーム2と直交するように
支持アーム2の長手方向に沿って一定間隔毎に支持枠1
6が架設されており、支持アーム2が配置された位置と
対応する支持枠16の上方には支持枠16と直交するよ
うにパネル受け17が取付けられるようになっている。
このパネル受け17は複数の固着具10にて支持枠16
に連結固定されるようになっている。パネル受け17は
図14に示されるように断面凸状に形成されており、両
端には隣合うように配置されることとなる屋根パネル3
の端部が載置される支持段部17aが設けられている。
隣合うパネル受け17間には図10に示されるように屋
根パネル3が配置されるようになっており、屋根パネル
3の上端縁は図11に示されるように支持アーム2の先
端に取付けられた前枠18の係止部18aに係合される
ようになっており、また、屋根パネル3の下端縁は図1
2に示されるように雨樋4に設けられた挟持片4bに係
合されるようになっている。屋根パネル3の端部には長
手方向に沿って図13に示されるように断面コ字状のク
ッション材19が取付けられており、各屋根パネル3は
図14に示されるようにクッション材19と共に端部を
パネル受け17に設けられた支持段部17a上に載置
し、パネル受け17に取付けられるパネル押さえ20に
よってクッション材19と共に端部を挟持することで固
定されるようになっている。ここで、コ字状のクッショ
ン材19によって屋根パネル3の端部の上下面及び側端
面を覆うようにしていると合成樹脂によって形成される
屋根パネル3とアルミニウムのような金属部材にて形成
されるパネル受け17とが直接接しないようにすること
ができ、屋根パネル3の伸縮によって屋根パネル3とパ
ネル受け17とが接してきしみ音が発生したり、屋根パ
ネル3の端部またはパネル受け17が破損したりするよ
うなことがないようになっている。パネル押さえ20は
各屋根パネル3の端部を押さえるように配置されるもの
であり、この状態を図15にて示している。
【0013】雨樋4の端部の底板には図16に示される
ように排水口21が設けられており、この排水口21を
覆うように雨樋4の下面には上面が開口する受け箱状の
集水器5が取付けられるようになっている。集水器5は
長尺に形成されており、雨樋4の長手方向に沿って雨樋
4の下面側に設置されるようになっている。集水器5の
上部には係止部6が設けられており、この係止部6を雨
樋4の下面に設けられた被係止部7に係止することで図
17に示されるように雨樋4の下面に集水器5が一体に
取付けられるようになっている。つまり、係止部6を被
係止部7に係止することで釘等の固着具や接着剤を用い
ることなく集水器5を雨樋4に取り付けることができる
ようになっている。22は水密性を確保するために集水
器5の上端縁に設けられるコーキング剤である。集水器
5の端部は支持柱1の側面に近接しており、この端部か
らは下方に向けて排水筒5aが突設されており、排水筒
5aに縦樋エルボ23が連結固定されるようになってい
る。縦樋エルボ23は支持柱1に沿って形成された縦樋
8に連結固定されるようになっており、雨樋4にて受け
られた雨水は集水器5から縦樋エルボ23を介して縦樋
8に流れ、縦樋8の下端に設けられた排水器24より排
水されるようになっている。ここで、縦樋8は、断面コ
字状に形成された縦樋キャップ8aの端部の係止片25
を支柱キャップ1bの外面に凹設された係止溝11に係
合して縦樋キャップ8aを支柱キャップ1bの外面に沿
って取付けることで形成されるようになっており、縦樋
8は縦樋キャップ8aを支柱キャップ1bに取着するこ
とで簡単に形成することができると共に釘や接着剤等を
用いることなく係止溝11への係止片25の係合だけで
手間取ることなく簡単に形成することができるようにな
っている。そして、縦樋8は支持柱1に沿って形成され
ており、また、集水器5は雨樋4の下面に沿って形成さ
れており、排水樋は外観上目立つようなことなく雨樋4
または支持柱1と一体化されて配置されており、外観上
目立つようなことなく設置されるようになっており、施
工後に見栄えを損なうようなことがないようになってい
る。また、排水樋は集水器5と縦樋キャップ8aと縦樋
エルボ23等の少ない部材点数で構成されており、部材
点数を少なくして施工を簡易に行なうことができるよう
になっている。さらに、雨樋4に設けられる排水口21
の位置が変化するようなことがあっても、集水器5は雨
樋4の下面に沿って配置されるようになっていると共に
長尺に形成されているために排水口21の多少の位置変
更には対応することができるものであり、また、排水口
21の位置が大きく変わるような場合においても被係止
部7に沿って係止部6をスライドさせて集水器5を位置
変更することで簡易に対応することができるようになっ
ている。また、排水樋を構成する集水器5と縦樋8等は
雨樋4及び支持柱1に沿って配置されているために強風
や人体が触れることによる破損を極力回避することがで
きるようになっている。
ように排水口21が設けられており、この排水口21を
覆うように雨樋4の下面には上面が開口する受け箱状の
集水器5が取付けられるようになっている。集水器5は
長尺に形成されており、雨樋4の長手方向に沿って雨樋
4の下面側に設置されるようになっている。集水器5の
上部には係止部6が設けられており、この係止部6を雨
樋4の下面に設けられた被係止部7に係止することで図
17に示されるように雨樋4の下面に集水器5が一体に
取付けられるようになっている。つまり、係止部6を被
係止部7に係止することで釘等の固着具や接着剤を用い
ることなく集水器5を雨樋4に取り付けることができる
ようになっている。22は水密性を確保するために集水
器5の上端縁に設けられるコーキング剤である。集水器
5の端部は支持柱1の側面に近接しており、この端部か
らは下方に向けて排水筒5aが突設されており、排水筒
5aに縦樋エルボ23が連結固定されるようになってい
る。縦樋エルボ23は支持柱1に沿って形成された縦樋
8に連結固定されるようになっており、雨樋4にて受け
られた雨水は集水器5から縦樋エルボ23を介して縦樋
8に流れ、縦樋8の下端に設けられた排水器24より排
水されるようになっている。ここで、縦樋8は、断面コ
字状に形成された縦樋キャップ8aの端部の係止片25
を支柱キャップ1bの外面に凹設された係止溝11に係
合して縦樋キャップ8aを支柱キャップ1bの外面に沿
って取付けることで形成されるようになっており、縦樋
8は縦樋キャップ8aを支柱キャップ1bに取着するこ
とで簡単に形成することができると共に釘や接着剤等を
用いることなく係止溝11への係止片25の係合だけで
手間取ることなく簡単に形成することができるようにな
っている。そして、縦樋8は支持柱1に沿って形成され
ており、また、集水器5は雨樋4の下面に沿って形成さ
れており、排水樋は外観上目立つようなことなく雨樋4
または支持柱1と一体化されて配置されており、外観上
目立つようなことなく設置されるようになっており、施
工後に見栄えを損なうようなことがないようになってい
る。また、排水樋は集水器5と縦樋キャップ8aと縦樋
エルボ23等の少ない部材点数で構成されており、部材
点数を少なくして施工を簡易に行なうことができるよう
になっている。さらに、雨樋4に設けられる排水口21
の位置が変化するようなことがあっても、集水器5は雨
樋4の下面に沿って配置されるようになっていると共に
長尺に形成されているために排水口21の多少の位置変
更には対応することができるものであり、また、排水口
21の位置が大きく変わるような場合においても被係止
部7に沿って係止部6をスライドさせて集水器5を位置
変更することで簡易に対応することができるようになっ
ている。また、排水樋を構成する集水器5と縦樋8等は
雨樋4及び支持柱1に沿って配置されているために強風
や人体が触れることによる破損を極力回避することがで
きるようになっている。
【0014】
【考案の効果】本考案は上述のように、支持柱の上部よ
り側方に向けて突設された支持アームと支持柱との間に
方杖を配設し、方杖の一端に設けられた連結部を支持柱
の内側面に当接すると共に方杖の他端に設けられた連結
部を支持アームの下端面に当接し、円筒状のキャップ体
の一端よりキャップ体よりも細径となったねじ部を突設
すると共にキャップ体の他端にキャップ体よりも大径と
なった鍔片を設けて連結ボルトを形成し、方杖の両端の
連結部に穿設された通孔にキャップ体を挿合し、キャッ
プ体より突設されたねじ部を支持柱または支持アームに
螺合すると共にキャップ体の一端部を方杖の内側面に当
接して方杖と支持柱または支持アームとを連結固定し、
キャップ体の他端に設けられた鍔片を通孔の開口縁に係
止するようになっているので、連結ボルトによる方杖の
固定は、連結ボルトを構成するキャップ体より突設され
たねじ部を方杖の内側面より支持柱または支持アームに
螺合することで行なわれるものであり、キャップ体より
突設されたねじ部のみを支持柱または支持アームに螺合
すると共にキャップ体の端部が方杖の内側面に当接よう
になっていることでねじの締め込み量を少なくしながら
ねじ部によって確実に連結固定することがてきるもので
ある。さらに、連結ボルトの締め込み後にはキャップ体
の他端部に設けられた鍔片が通孔の開口縁に係止される
ことで通孔が閉塞されることとなり、後付けにて別途に
キャップ等を通孔の開口に取付けるような必要がなく、
部品点数が少なくて取付けを簡易に行なうことができる
ものであり、したがって、手間取ることなく容易に施工
することができると共に施工後の見栄えが良い車庫とす
ることができるものである。
り側方に向けて突設された支持アームと支持柱との間に
方杖を配設し、方杖の一端に設けられた連結部を支持柱
の内側面に当接すると共に方杖の他端に設けられた連結
部を支持アームの下端面に当接し、円筒状のキャップ体
の一端よりキャップ体よりも細径となったねじ部を突設
すると共にキャップ体の他端にキャップ体よりも大径と
なった鍔片を設けて連結ボルトを形成し、方杖の両端の
連結部に穿設された通孔にキャップ体を挿合し、キャッ
プ体より突設されたねじ部を支持柱または支持アームに
螺合すると共にキャップ体の一端部を方杖の内側面に当
接して方杖と支持柱または支持アームとを連結固定し、
キャップ体の他端に設けられた鍔片を通孔の開口縁に係
止するようになっているので、連結ボルトによる方杖の
固定は、連結ボルトを構成するキャップ体より突設され
たねじ部を方杖の内側面より支持柱または支持アームに
螺合することで行なわれるものであり、キャップ体より
突設されたねじ部のみを支持柱または支持アームに螺合
すると共にキャップ体の端部が方杖の内側面に当接よう
になっていることでねじの締め込み量を少なくしながら
ねじ部によって確実に連結固定することがてきるもので
ある。さらに、連結ボルトの締め込み後にはキャップ体
の他端部に設けられた鍔片が通孔の開口縁に係止される
ことで通孔が閉塞されることとなり、後付けにて別途に
キャップ等を通孔の開口に取付けるような必要がなく、
部品点数が少なくて取付けを簡易に行なうことができる
ものであり、したがって、手間取ることなく容易に施工
することができると共に施工後の見栄えが良い車庫とす
ることができるものである。
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同上の設置状態を示すものであり、(a)は正
面図、(b)は側面図である。
面図、(b)は側面図である。
【図3】同上の支持柱の分解斜視図である。
【図4】方杖の設置状態を示す斜視図である。
【図5】同上の断面図である。
【図6】雨樋の設置状態を示す斜視図である。
【図7】同上の部分拡大斜視図である。
【図8】同上の断面図である。
【図9】パネル受けの設置位置を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図10】屋根パネルの設置位置を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図11】前枠への屋根パネルの取付け状態を示す部分
断面図である。
断面図である。
【図12】雨樋への屋根パネルの取付け状態を示す部分
断面図である。
断面図である。
【図13】屋根パネルへのクッション材の取付け状態を
示す部分断面図である。
示す部分断面図である。
【図14】屋根押さえによる屋根パネルの支持状態を示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
【図15】屋根押さえの設置位置を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図16】集水器の設置位置を示す分解斜視図である。
【図17】雨樋への集水器の取付け状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図18】支持柱と縦樋の断面図である。
【図19】従来例における方杖の連結前の状態を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図20】同上の連結状態を示す断面図である。
1 支持柱 2 支持アーム 3 屋根パネル 9 方杖 9a 連結部 9b 連結部 13 連結ボルト 13a キャップ体 13b ねじ部 13c 鍔片 14 通孔
Claims (1)
- 【請求項1】 立設された支持柱の上部に側方に向けて
延びる支持アームを設け、支持アームから支持柱の上部
に沿って屋根パネルが載設された車庫において、支持柱
の上部より側方に向けて突設された支持アームと支持柱
との間に方杖を配設し、方杖の一端に設けられた連結部
を支持柱の内側面に当接すると共に方杖の他端に設けら
れた連結部を支持アームの下端面に当接し、円筒状のキ
ャップ体の一端よりキャップ体よりも細径となったねじ
部を突設すると共にキャップ体の他端にキャップ体より
も大径となった鍔片を設けて連結ボルトを形成し、方杖
の両端の連結部に穿設された通孔にキャップ体を挿合
し、キャップ体より突設されたねじ部を支持柱または支
持アームに螺合すると共にキャップ体の一端部を方杖の
内側面に当接して方杖と支持柱または支持アームとを連
結固定し、キャップ体の他端に設けられた鍔片を通孔の
開口縁に係止して成る車庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4045792U JP2511801Y2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 車 庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4045792U JP2511801Y2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 車 庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061627U JPH061627U (ja) | 1994-01-14 |
JP2511801Y2 true JP2511801Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=12581177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4045792U Expired - Lifetime JP2511801Y2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 車 庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511801Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7034805B2 (ja) * | 2018-03-30 | 2022-03-14 | パーク二四株式会社 | 精算機用屋根構造および精算機 |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP4045792U patent/JP2511801Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH061627U (ja) | 1994-01-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960514 |