JP2511649Y2 - 定量振出し容器 - Google Patents

定量振出し容器

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JP2511649Y2
JP2511649Y2 JP1990008264U JP826490U JP2511649Y2 JP 2511649 Y2 JP2511649 Y2 JP 2511649Y2 JP 1990008264 U JP1990008264 U JP 1990008264U JP 826490 U JP826490 U JP 826490U JP 2511649 Y2 JP2511649 Y2 JP 2511649Y2
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洋平 斉藤
敬之 坂本
義幸 角田
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Lion Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Lion Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は定量振出し容器に係る。
「従来の技術」 例えば実公昭42−20606号公報が示す定量振出し容器
が知られており、該容器は容器体上端の開口部に、上方
小径かつ上端開口のテーパ状部材周壁を嵌着させ、かつ
頂壁周縁から周壁を垂下し、頂壁外周部に複数の透孔を
穿設すると共に、それ等各透孔内方の頂壁裏面部分から
下面開口の隔壁筒を垂下する筒状部材を、上記テーパ状
部材上端の口部が隔壁下端開口の中央部分に位置するよ
う、その周壁下部を上記テーパ状部材周壁の外面へ嵌着
させたものが知られている。
「考案が解決しようとする課題」 上記従来の定量振出し容器は、容器倒立により容器体
内収納物をテーパ状部材上端の口部を通過して筒状部材
の隔壁筒内に入れて計量し、次に容器を正立に戻すこと
で上記計量済み収納物を上記テーパ状部材外面と筒状部
材の周囲内面との間の貯留室に移し、更に容器を倒立さ
せることでその移動させた収納物を、上記周壁上端面を
閉塞する頂壁外周部に穿設した振出し孔から振出すよう
設けているが、上記テーパ状部材上端開口部上方に隔壁
筒が形成する計量室が位置するため、上記容器を正立状
態に戻す際、その計量室内収納物の一部が再びテーパ状
部材上端の開口部を通って容器体内へ戻すこととなり、
又貯留室内に移した収納物を容器体倒立によって振出す
際、その一部が再び計量室内に戻され、よって計量およ
び振出しが不正確となる欠点があった。
本案は計量された収納物が容器体内へ、又貯留室内収
納物が計量室内へ、それぞれ戻ることを極力少なくし
て、その計量および振出しを正確に行えるよう設けたも
のである。
「課題を解決するための手段」 本考案容器は上記課題を解決するため、口頚部2を起
立した容器体3と、上記口頚部2外周に嵌合した装着筒
部7上端縁より延設した内向きフランジ8内周縁より容
器体3内へ計量筒部9を垂下するとともに、計量筒部9
後部上方に一次取入れ口25を穿設してなる計量部材本体
4と、該本体4上面を開閉するとともに、該本体4後部
に弾性反転ヒンジ機構を介して一体に連結したキャップ
5と、上記計量部材本体4の計量筒部9内に嵌着した隔
壁部材6とからなり、該隔壁部材6は、上記計量筒部9
内面に周縁部を嵌着させて計量筒部内部を上下に区画す
るとともに、後部に二次取入れ口26を穿設した板状隔壁
部14と、該隔壁部14前部に穿設した透孔18周縁より立設
した上面開放の筒状隔壁部15と、該隔壁部15外周上部よ
り側方へ延設するとともに、外周縁を計量筒部9内周上
部に嵌着させた頂壁部16とから構成し、上記隔壁部材6
により板状隔壁部14上方の計量室23と、下方の貯留室24
とを形成し、上記一次取入れ口25により容器体3内と計
量室23内とを連通させるとともに、上記二次取入れ口26
により計量室23内と貯留室24内とを連通させてなること
を特徴とする定量振出し容器として構成した。
「作用」 第1図示の状態からキャップ5前部を上方へ押し上げ
ると、キャップ5は弾性反転して開く。次いで容器体3
を倒立させると、容器体3内の収納物は一次取入れ口25
より計量室23内に入り、計量される。次いで、容器体3
を正立させると計量室23内の収納物は一次取入れ口26よ
り貯留室24に入る。次いで、容器体3を再び倒立させ
て、貯留室24内の収納物を透孔18を介して排出口27より
振出すことが出来る。尚、容器体3の倒立及び正立に際
しては、容器体3を前方に傾けつつ倒立させ、又、容器
体後部を上にして正立させることにより、戻りの少ない
正確な計量、振出しを行える。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、図中1は
定量振出し容器である。該容器1は、口頚部2を起立し
た容器体3と、計量部材本体4と、キャップ5と、隔壁
部材6とから構成している。
計量部材本体4は、容器体口頚部2外周に螺合した円
筒状の装着筒部7上端縁より内向きフランジ8を延設
し、該フランジ8内周縁より有底で上面開放の円筒状計
量筒部9を容器体2内へ垂下している。又、この計量部
材本体4の装着筒部7後部上端と、キャップ5の後部下
端とを適宜間隔をおいて左右一対の第1ヒンジ10で連結
しており、更に、その第1ヒンジ間に設けた逆L字状弾
性板11下端を、第1ヒンジ10よりも下方の装着筒部7の
後部へ第2ヒンジ12を介して連結するとともに、弾性板
11他端を第1ヒンジ10よりも前方のキャップ5上面部分
に第3ヒンジ13を介して連結して、キャップ5を弾性反
転可能に計量部材本体4に一体に連結している。
又、隔壁部材6は、板状隔壁部14と、筒状隔壁部15
と、頂壁部16とから構成しており、上記板状隔壁部14
は、計量筒部9内部を上下に区画するとともに、その頂
点17を計量筒部9の中心より前方にズラして、その周縁
を前方より後方へ順次下降する如く計量筒部9内周に当
接係止した上向き円錐板状をなしている。この上向き円
錐板状隔壁部14の立体形状の一例を第2図に示す。尚、
板状隔壁部14は計量筒部9内部を上下に区画するもので
あればフラットであってもその他の形状であっても良
い。又、この隔壁部14に、その頂点17を中心とする平面
円形の透孔18を穿設し、該透孔18周縁より上面開放の円
筒状隔壁部15を立設している。更に、該円筒状隔壁部15
の外周上部より側方へ頂壁部16を延設しており、その外
周縁より立設した嵌合筒部19を上記計量筒部9内周上面
に嵌着させている。尚、円筒状隔壁部15前部には上下に
走る突条を複数形成し、計量筒部9内周前部上方に形成
した上下に走る凹溝と係合させて回り止め機構20を構成
している。又、円筒状隔壁部15の上端内周には係止突条
21を周設し、キャップ5裏面より垂設した嵌合筒22外周
を係止可能に構成している。
上記の如く構成した隔壁部材6により、板状隔壁部14
上方の計量室23と、下方の貯留室24とを形成している。
又、計量部材本体4の計量筒部9後部上方には帯状の
一次取入れ口25を穿設して、容器体3内の収納物が計量
室23へ移動可能に構成しており、板状隔壁部14後端にも
帯状の二次取入れ口26を穿設して、計量室23内の収納物
が貯留室24へ移動可能に構成している。
上記の如く構成した定量振出し容器1は、キャップ5
を開いた後、容器体3を倒立して容器体3内の収納物を
一次取入れ口25より計量室23内へ入れて計量し、次いで
容器を正立して二次取入れ口26より計量室23内の収納物
を貯留室24内へ入れ、しかる後、再び容器体3を倒立し
て貯留室24内の収納物を透孔18より筒内を通り排出口27
より振出す様構成している。本実施例では、板状隔壁部
14を上記した上向き円錐板状に形成しているため、計量
室23に残る収納物をより良好に防止でき、又、貯留室か
ら外部へ振出される収納物の残留をより良好に防止でき
る。
尚、上記各部材は全て合成樹脂にて形成すると良い。
「考案の効果」 以上説明した如く、本考案定量振出し容器は記述構成
としたことにより、特に、計量筒部9後部上方に穿設し
た一次取入れ口25により容器体3内と計量室23内とを連
通させるとともに、板状隔壁部14後部に穿設した二次取
入れ口26により計量室23内と貯留室24内とを連通させ、
更に、板状隔壁部14前部に穿設した透孔18周縁より筒状
隔壁部15を立設して貯留室24と外部を連通させたので、
容器の倒立,正立の際に方向性を与えれば、計量された
計量室内収納物が容器体内へ、また、貯留室内収納物が
計量室内へそれぞれ戻ることを極力防止でき、その計量
及び振出しを正確に行えるものであり、しかも、計量部
材本体4の計量筒部9内に隔壁部材6を上方より挿入し
て嵌着することにより、計量室23,貯留室24,二次取入れ
口26及び振出用の振出口を形成することができるため、
容器製造に当たりその組み付け操作を迅速且つ確実に行
える効果を併せて発揮することができるものである。
また、隔壁部材6の板状隔壁部14を、計量筒部9内部
を上下に区画するとともに、その頂点17を計量筒部9の
中心より前方にズラして、その周縁を前方より後方へ順
次下降する如く計量筒部9内周に当接係止した上向き円
錐板状に形成すれば、計量室23から貯留室24内へ、ま
た、貯留室24から筒状隔壁部15内を介して外部へ更に円
滑に収納物が移行するが、この様な形状の板状隔壁部14
を有する隔壁部材6であっても、その組み付け操作は同
様に迅速且つ確実に行えるものである。
更に、キャップをワンタッチで操作でき取扱いが極め
て容易である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は要部切断側面
図、第2図は隔壁部材の一部を示す説明図である。 3……容器体、4……計量部材本体 5……キャップ、6……隔壁部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−117153(JP,U) 実開 昭60−182354(JP,U) 実公 昭37−19461(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】口頚部2を起立した容器体3と、上記口頚
    部2外周に嵌合した装着筒部7上端縁より延設した内向
    きフランジ8内周縁より容器体3内へ計量筒部9を垂下
    するとともに、計量筒部9後部上方に一次取入れ口25を
    穿設してなる計量部材本体4と、該本体4上面を開閉す
    るとともに、該本体4後部に弾性反転ヒンジ機構を介し
    て一体に連結したキャップ5と、上記計量部材本体4の
    計量筒部9内に嵌着した隔壁部材6とからなり、該隔壁
    部材6は、上記計量筒部9内面に周縁部を嵌着させて計
    量筒部内部を上下に区画するとともに、後部に二次取入
    れ口26を穿設した板状隔壁部14と、該隔壁部14前部に穿
    設した透孔18周縁より立設した上面開放の筒状隔壁部15
    と、該隔壁部15外周上部より側方へ延設するとともに、
    外周縁を計量筒部9内周上部に嵌着させた頂壁部16とか
    ら構成し、上記隔壁部材6により板状隔壁部14上方の計
    量室23と、下方の貯留室24とを形成し、上記一次取入れ
    口25により容器体3内と計量室23内とを連通させるとと
    もに、上記二次取入れ口26により計量室23内と貯留室24
    内とを連通させてなることを特徴とする定量振出し容
    器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60182354U (ja) * 1984-05-14 1985-12-03 株式会社吉野工業所 全方位形定量振出し容器
JPS61117153U (ja) * 1985-01-09 1986-07-24

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