JP2510844B2 - ガスバ―ナ―装置 - Google Patents

ガスバ―ナ―装置

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JP2510844B2
JP2510844B2 JP6130646A JP13064694A JP2510844B2 JP 2510844 B2 JP2510844 B2 JP 2510844B2 JP 6130646 A JP6130646 A JP 6130646A JP 13064694 A JP13064694 A JP 13064694A JP 2510844 B2 JP2510844 B2 JP 2510844B2
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    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C3/00Stoves or ranges for gaseous fuels
    • F24C3/10Arrangement or mounting of ignition devices
    • F24C3/103Arrangement or mounting of ignition devices of electric ignition devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q3/00Igniters using electrically-produced sparks
    • F23Q3/002Igniters using electrically-produced sparks using piezoelectric elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q3/00Igniters using electrically-produced sparks
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Gas Burners (AREA)
  • Nozzles For Spraying Of Liquid Fuel (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスバーナー装置、特
にガスを噴出させ点火して燃焼させるガスバーナー装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ガスバーナーは、ガス開閉ノブの
回転操作によりバーナーのガス噴出口からガスを噴出さ
せ、ガス噴出口の近くに装着された点火プラグから火花
を飛び散らせて噴出したガスに点火し燃焼させる。この
ようなガスバーナーの点火装置として、従来は、ガス開
閉ノブを作動させたときの機械力を電気に変換する圧電
式の装置が用いられており、開閉ノブの一回の動作で一
回の火花が発生するようになっている。
【0003】近年、ガスバーナーの点火装置として、連
続スパーク方式の点火装置が使用されている。これは、
開閉ノブの作動により別に設けられた電源手段から供給
される高電圧を利用して点火プラグにスパークによる火
花を発生させる。点火プラグのスパークによる火花は噴
出ガスが点火されるまで連続的に発生させる。この連続
スパーク方式の点火装置は、点火不良が発生し難く、確
実に点火できるとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のガスバーナー装
置では、点火プラグがガス噴出口の近くに配置されてい
るため、噴出ガスに点火したあと、ガスの炎が継続的に
点火プラグに接触することになる。点火プラグにガスの
炎が接触する状態で長期間使用していると、点火プラ
グ、特に放電部の老化が進み、円滑な点火作用が果たせ
なくなる。また、ガス噴出口の外側に点火プラグの放電
部を配置しておかなければならないので、放電部がバー
ナーの外に露出した状態になる。放電部は火花が飛び易
いように鋭利に形成されているので、バーナーを掃除す
る際に、鋭利な放電部で怪我をする心配がある。調理用
のガスバーナー装置では、調理の際に汁物などが溢れて
点火プラグの放電部が汚れ易い。放電部が汚れると点火
成功率が低下したり放電部の老化が進むことになる。
【0005】さらに、従来のバーナー装置では、強い炎
を得るためにガスの噴出圧力を高くすると、リフティン
グ現象(火飛び)が発生するという問題がある。リフテ
ィング現象の発生は、炎を不安定にし加熱効率を低下さ
せるなどバーナー装置の使用性能を低下させる。ガスの
噴出圧力が高いとスパークの火花による点火も成功し難
くなり点火が順調に行えない。
【0006】前記した連続スパーク方式の点火装置で
は、1回のスパークで点火し難いと、点火に成功するま
でのスパークの回数が増え、放電部の老化が余計に進行
する。本発明の目的は、点火不良や点火後のリフティン
グ現象を防止し、点火プラグの老化を防いで寿命を延ば
すことができるガスバーナー装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のガスバーナー装
置は、ガスを噴出させ点火して燃焼させるガスバーナー
装置であり、バーナー本体部と主炎ガス流路と副炎ガス
流路と点火ガス流路と点火プラグとを備えている。バー
ナー本体部は、ガスが供給されるガス供給空間を有す
る。主炎ガス流路は、前記バーナー本体部の外周に開口
し前記ガス供給空間に通じる。副炎ガス流路は、前記主
炎ガス流路に隣接して前記バーナー本体部の外周に開口
し前記ガス供給空間に通じる。点火ガス流路は、前記副
炎ガス流路の途中から分かれている。点火プラグは、前
記点火ガス流路で前記バーナー本体部の外周よりも内側
に放電部が配置されている。
【0008】なお、前記副炎ガス流路の開口が、前記バ
ーナー本体部の周方向に沿って連続的に配置されている
のが好ましい。前記バーナー本体部は、前記点火プラグ
の放電部と対向する位置に点火誘導突起を備えておくこ
とができる。前記点火プラグの放電部は、先端が屈曲し
ているものでもよい。
【0009】前記バーナー本体部は、バーナー基部と前
記バーナー基部の上部に配置されるバーナーヘッドと前
記バーナーヘッドの上部に配置されるバーナーキャップ
とを備えておくことができる。この場合、前記ガス供給
空間が前記バーナー基部の上部から前記バーナーヘッド
の中央を経て前記バーナーキャップの下部までに配置さ
れる。前記主炎ガス流路が前記バーナーヘッドと前記バ
ーナーキャップとの境界部分に配置される。前記副炎ガ
ス流路が前記バーナー基部と前記バーナーヘッドとの境
界部分に配置される。前記点火ガス流路が前記バーナー
基部を上下に貫通して設けられる。前記点火プラグが前
記バーナー基部の下方に配置される。
【0010】
【作用】本発明のガスバーナー装置では、バーナー本体
部のガス供給空間にガスが供給されると、主炎ガス流路
および副炎ガス流路の両方にガスが流れ、それぞれの開
口からバーナー本体部の外に向かってガスが噴出する。
副炎ガス流路に流れたガスの一部は点火ガス流路にも分
かれて流れる。点火ガス流路は副炎ガス流路の途中から
分かれているので、点火ガス流路に流れるガスの圧力は
副炎ガス流路を流れるガスの圧力に比べて低くなる。点
火ガス流路に流れたガスは点火プラグの放電部の位置に
到達する。
【0011】この状態で、点火プラグに通電して放電部
から火花を発生させると、点火ガス流路のガスに点火さ
れる。点火ガス流路に流れるガスは圧力が低いので、ガ
ス流の勢いで点火が妨げられることが少なく確実に点火
される。点火ガス流路で点火されたガスの炎は、点火ガ
ス流路が通じる副炎ガス流路を流れるガスを点火する。
予め点火ガス流路で点火されたガスの炎が副炎ガス流路
のガスに接触して点火するので点火は確実である。副炎
ガス流路を流れるガスに点火されれば、ガスの流れによ
ってバーナー本体部の外周に設けられた副炎ガス流路の
開口から炎が噴出する。
【0012】副炎ガス流路の開口から噴出するガスの炎
は、副炎ガス流路に隣接する主炎ガス流路の開口から噴
出したガスと接触し、主炎ガス流路の噴出ガスが点火さ
れる。主炎ガス流路の噴出ガスに直接点火プラグの火花
で点火するのではなく、副炎ガス流路の噴出ガスの炎が
接触して点火するので、主炎ガス流路の噴出ガス圧力が
高くても確実に点火させることができる。
【0013】主炎ガス流路からの噴出ガスの圧力が高い
と前記したリフティング現象が起こり易いが、主炎ガス
流路の外周の開口に隣接して存在する副炎ガス流路の安
定した炎で、副炎ガス流路の噴出ガスと主炎ガス流路の
噴出ガスが混合燃焼されることになり、主炎ガス流路か
らの噴出ガスによる炎を鎮静化あるいは安定化させるこ
とができ、リフティング現象が抑えられる。
【0014】前記した点火プラグの放電部は、点火ガス
流路に配置されており、主炎ガス流路の開口の外側に配
置しなくてもよいので、点火プラグの放電部が主炎ガス
流路からの噴出ガスの強い炎にさらされることがない。
しかも、前記した調理の際に主炎ガス流路の開口付近に
汁物などが落下することがあっても、点火プラグの放電
部は汚されない。
【0015】なお、副炎ガス流路の開口が、バーナー本
体部の周方向に沿って連続的に配置されていれば、主炎
ガス流路の開口からの噴出ガスに副炎ガス流路の開口の
炎が確実に接触することになるので、主炎ガス流路の噴
出ガスに対する点火が確実に行え、主炎ガス流路の炎に
対するリフティング現象の防止も確実に行える。バーナ
ー本体部が、点火プラグの放電部と対向する位置に点火
誘導突起を備えていれば、放電部による火花の発生およ
び周囲のガスへの点火作用が確実に行える。
【0016】点火プラグの放電部の先端が屈曲していれ
ば、放電部の屈曲した先端を点火ガス流路のガスに点火
するのに適した位置に配置し、屈曲部よりも後方の放電
部および点火プラグの他の構造部分は別の場所あるいは
方向に配置しておくことができる。その結果、点火機能
を損なうことなく、使用時に汚れ難い場所あるいは強い
炎や高熱にさらされ難い場所に点火プラグを設置するこ
とができる。
【0017】バーナー本体部が、前記したようなバーナ
ー基部、バーナーヘッドおよびバーナーキャップに分割
構成されていれば、各部材の製造加工が容易で、バーナ
ー本体部の分解や清掃も容易になる。主炎ガス流路およ
び副炎ガス流路を、バーナー基部とバーナーヘッドの境
界部分またはバーナーヘッドとバーナーキャップの境界
部分に配置すれば、主炎ガス流路および副炎ガス流路の
2系統のガス流路を容易に構成でき、それぞれのガス流
路の機能を確実に果たすことができる。点火プラグがバ
ーナー基部の下方に配置されていれば、前記した調理使
用時に汁物が溢れても、点火プラグが汚れる心配がな
く、点火プラグが強い炎や高熱にさらされることも防げ
る。
【0018】
【実施例】図1および図2に示すガスバーナー装置は、
全体が厚い円盤状をなすバーナー本体部Aを備えてい
る。バーナー本体部Aは、バーナー基部30、バーナー
ヘッド10およびバーナーキャップ20が下から上へと
順番に積み重ねられて着脱自在に組み立てられている。
【0019】バーナー基部30は円形の皿状をなし、上
部がガス供給空間gの底部を構成する。図1に示すよう
に、バーナー基部30の中央にはガス供給空間gにつな
がるガス供給口36を有する。ガス供給口36は外部の
ガス配管などからなるガス供給路に通じていてガスが供
給される。ガス供給路には、ガスの供給量を調節したり
遮断したりするガス開閉ノブ(図示せず)を備えてい
る。
【0020】バーナー基部30の下面には点火プラグ4
0がネジ42の締め付けにより取り付けられている。点
火プラグ40には電源や制御装置(何れも図示せず)が
接続されている。点火プラグ40の制御装置は前記した
ガスの供給を制御するガス開閉ノブと連動している。点
火プラグ40の電源や制御装置およびガス開閉ノブなど
の構造は通常のバーナー装置と同様であり、詳しい説明
は省略する。
【0021】点火プラグ40は、バーナー基部30の下
面に対してほぼ水平に近い傾斜状態で取り付けられ、斜
め上を向いた先端側に放電部44を有する。放電部44
はL字形に屈曲している。L字形に屈曲した放電部44
の先端は鋭く尖り垂直上方を向いている。バーナー基部
30の下面で点火プラグ40の放電部44の先端と対向
する位置には点火誘導突起34が設けられている。点火
誘導突起34に隣接する内周側には、バーナー基部30
を上下に貫通して半径方向に延びる狭いスリット溝32
を有する。このスリット溝32が点火ガス流路となる。
【0022】バーナーヘッド10は、中央にガス供給空
間gとなる貫通部分を有する円環状をなしている。バー
ナーヘッド10の下面には、バーナー基部30との境界
部分に内周のガス供給空間gから外周に通じる逆凹形の
溝状ガス流路14が全周にわたって一定間隔毎に断続的
に設けられている。溝状ガス流路14の外側には、バー
ナーヘッド10とバーナー基部30の間に比較的狭い隙
間からなり内周から外周へと斜め上向きに通じる隙間状
ガス流路16が全周にわたって設けられている。隙間状
ガス流路16の一部がその下面でバーナー基部30のス
リット溝32と通じている。図1に示すように、隙間状
ガス流路16のバーナー本体部Aの外周における開口
は、周方向に沿って連続的に配置されている。溝状ガス
流路14と隙間状ガス流路16が副炎ガス流路を構成す
る。
【0023】バーナーヘッド10の上面には、歯形状の
突条11が全周にわたって一定間隔毎に設けられてい
る。バーナーキャップ20は、上面が逆皿状に湾曲した
蓋部22と、蓋部22の下面に設けられ下向きに突出す
る外周凸部24とを有している。バーナーキャップ20
の外周凸部24が、バーナーヘッド10の歯形突条11
の上に載り、歯形突条11の間に内周のガス供給空間g
から外周に通じる斜め上向きの孔からなる主炎ガス流路
12を構成する。バーナー本体部Aの外周における主炎
ガス流路12の開口は、周方向に沿って断続的に配置さ
れている。
【0024】なお、主炎ガス流路12の数よりも前記副
炎ガス流路を構成する溝状ガス流路14の数のほうが少
なく設定されている。これによって、主炎ガス流路12
から噴出するガス量が副炎ガス流路から噴出するガス量
よりも多くなり、主炎ガス流路12から噴出する炎を、
ガスバーナー装置の使用目的に適した十分な強さにでき
る。主炎ガス流路12、および、溝状ガス流路14と隙
間状ガス流路16とで構成される副炎ガス流路の噴出ガ
ス量は、前記した溝の数だけでなく、流路全体の形状や
配置構造によっても違ってくる。
【0025】上記のような構造のガスバーナー本体部A
は、ガスレンジや各種の加熱装置に組み込まれて使用さ
れる。つぎに、上記したガスバーナー装置の作動につい
て説明する。ガスバーナー装置を使用するには、まず、
ガス開閉ノブを点火位置に操作する。そうすると、ガス
供給口36からガス供給空間gにガスが送り込まれる。
このとき、ガス供給空間gへのガス供給量あるいは圧力
が最大になるようにガス開閉ノブの作動が設定されてい
る。ガスは主にガス供給空間gから主炎ガス流路12を
経てバーナー本体部Aの外周に噴出する。残りのガスは
ガス供給空間gから溝状ガス流路14および隙間状ガス
流路16からなる副炎ガス流路を経てバーナー本体部A
の外周に噴出する。隙間状ガス流路16を流れるガスの
一部はスリット溝32にも流れる。隙間状ガス流路16
からスリット溝32にガスが分かれて流れるには、隙間
状ガス流路16を流れるガスの圧力がある程度大きくな
ければならない。この圧力条件を満足するように、ガス
開閉ノブを点火位置に操作したときのガス圧が設定され
ている。
【0026】前記ガス開閉ノブの操作で、ガスの供給と
ともに点火プラグ40に通電され、放電部44先端と点
火誘導突起34の間における高圧放電で火花が発生す
る。スリット溝32から下方に流れてくるガスに火花が
接触してガスが点火される。この点火ガス流路で点火さ
れたガスの炎は、スリット溝32の上方の隙間状ガス流
路16を流れるガスと接触してこのガスを点火する。隙
間状ガス流路16を流れるガスに点火された炎が、隙間
状ガス流路16の外周の開口からバーナー本体部Aの周
方向の全周にわたって連続的に炎を噴出させる。
【0027】隙間状ガス流路16の外周の開口から炎が
噴出すると、隙間状ガス流路16の外周の開口に隣接す
る主炎ガス流路12の開口から噴出するガスに炎が接触
してこのガスに点火する。その結果、主炎ガス流路12
の開口から炎が噴出することになる。なお、上記した点
火プラグ40による火花の発生から、点火ガス流路での
ガスの点火、副炎ガス流路のガスへの点火さらには主炎
ガス流路のガスへの点火は、瞬間的に連続して進行する
ので、爆発点火などの問題を起こすことはない。
【0028】主炎ガス流路12のガスに点火されたあ
と、前記ガス開閉ノブを放すなどして点火位置から通常
の使用位置に操作する。通常の使用位置としては、ガス
圧を、前記した点火位置における最大圧よりも小さな
「大、中、小」の3段階に選択して設定できるようにな
っている。ガスバーナー装置の使用状態で、主炎ガス流
路12からの噴出ガス圧が大きいとリフティング現象が
生じ易くなるが、このガスバーナー装置では、前記した
副炎ガス流路の存在により、前記した「大、中、小」の
何れのガス圧設定状態でも、リフティング現象を抑える
ことができる。
【0029】ガス開閉ノブを操作して、ガス圧を点火時
における最大圧よりも低い「大、中、小」の何れかの使
用時圧力に変更した状態では、隙間状ガス流路16から
スリット溝32にはガスが流れ難くなり、点火プラグ4
0の放電部44が炎にさらされない。これは、隙間状ガ
ス流路16を流れるガスの圧力が低くなれば、隙間状ガ
ス流路16からスリット溝32に漏れるガスが少なくた
めである。また、隙間状ガス流路16を流れるガスは外
周の開口で燃焼しているので、ガスの燃焼に伴う高熱
で、スリット溝32の下方から隙間状ガス流路16の外
周側に向かう気流すなわち熱気の上昇作用が生じる。そ
のため、隙間状ガス流路16からスリット溝32側への
ガスの流れが阻止されるのである。
【0030】
【発明の効果】本発明のガスバーナー装置では、バーナ
ー本体部に主炎ガス流路、副炎ガス流路および点火ガス
流路を備え、点火プラグの放電部で点火ガス流路のガス
に点火し、点火されたガスの炎を副炎ガス流路のガスに
移し、さらに、副炎ガス流路からの噴出ガスの炎で主炎
ガス流路からの噴出ガスに点火するようになっているの
で、点火が確実であり点火不良が生じ難い。
【0031】点火プラグの放電部をバーナー本体部の外
周に露出させておかなくてもよいので、点火プラグの放
電部が汚れ難く、放電部が強い炎や高熱にさらされ難
い。その結果、汚れによる点火不良を解消し、汚れある
いは炎や高熱による老化の進行が防止できる。点火不良
が発生し難く老化の進行を防ぐことができれば、放電部
および点火プラグの寿命が延びる。さらに、鋭利な放電
部で怪我をする心配も解消される。
【0032】特に、副炎ガス流路の存在により、主炎ガ
ス流路における炎のリフティング現象が抑えられ安定し
た炎が維持できるので、バーナー装置の使用性能が向上
する。また、主炎ガス流路の噴出ガス圧力を高めて強い
火力を得ることができる。なお、副炎ガス流路の開口
が、バーナー本体部の周方向に沿って連続的に配置され
ていれば、点火不良が起こり難く、リフティング現象の
防止も確実に行える。
【0033】バーナー本体部が、点火プラグの放電部と
対向する位置に点火誘導突起を備えていれば、点火が確
実になり点火不良の発生が防げる。点火プラグの放電部
の先端が屈曲していれば、放電部の点火機能を損なうこ
となく、点火プラグを適切な位置に配置して、ガスバー
ナー装置全体のコンパクト化を図ることができる。ま
た、炎や高熱から避けて点火プラグを配置すれば、点火
プラグの老化を防ぐことができる。
【0034】バーナー本体部が、バーナー基部、バーナ
ーヘッドおよびバーナーキャップが順次上部に配置され
た構造であれば、前記した主炎ガス流路、副炎ガス流路
および点火ガス流路を容易に構成することができ、ガス
バーナー装置の製造が容易になるとともに、分解や清掃
などの取扱いも容易になる。点火プラグがバーナー基部
の下方に配置されていれば、点火プラグが汚れ難く、点
火プラグが汚れる心配がなく、点火プラグを強い炎や高
熱から保護して、点火プラグの老化を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を表すガスバーナー装置を斜
め下方から見た斜視図
【図2】同上のガスバーナー装置の垂直断面図
【符号の説明】
10 バーナーヘッド 12 主炎ガス流路 14 溝状ガス流路 16 隙間状ガス流路 20 バーナーキャップ 30 バーナー基部 32 スリット溝 40 点火プラグ 44 放電部 A バーナー本体部 g ガス供給空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−80508(JP,A) 特開 平3−170714(JP,A) 実開 平5−52519(JP,U) 実開 平4−10226(JP,U) 実開 昭63−12017(JP,U) 実公 昭47−1481(JP,Y1)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスを噴出させ点火して燃焼させるガスバ
    ーナー装置であって、 ガスが供給されるガス供給空間を有するバーナー本体部
    と、 前記バーナー本体部の外周に開口し前記ガス供給空間に
    通じる主炎ガス流路と、 前記主炎ガス流路に隣接して前記バーナー本体部の外周
    に開口し前記ガス供給空間に通じる副炎ガス流路と、 前記副炎ガス流路の途中から分かれた点火ガス流路と、 前記点火ガス流路で前記バーナー本体部の外周よりも内
    側に放電部が配置された点火プラグと、を備えたガスバ
    ーナー装置。
  2. 【請求項2】前記副炎ガス流路の開口が、前記バーナー
    本体部の周方向に沿って連続的に配置されている、請求
    項1記載のガスバーナー装置。
  3. 【請求項3】前記バーナー本体部が、前記点火プラグの
    放電部と対向する位置に点火誘導突起を備えている、請
    求項1または2記載のガスバーナー装置。
  4. 【請求項4】前記点火プラグの放電部は、先端が屈曲し
    ている、請求項1から3のいずれかに記載のガスバーナ
    ー装置。
  5. 【請求項5】前記バーナー本体部が、バーナー基部と前
    記バーナー基部の上部に配置されるバーナーヘッドと前
    記バーナーヘッドの上部に配置されるバーナーキャップ
    とを備え、 前記ガス供給空間が前記バーナー基部の上部から前記バ
    ーナーヘッドの中央を経て前記バーナーキャップの下部
    までに配置され、 前記主炎ガス流路が前記バーナーヘッドと前記バーナー
    キャップとの境界部分に配置され、 前記副炎ガス流路が前記バーナー基部と前記バーナーヘ
    ッドとの境界部分に配置され、 前記点火ガス流路が前記バーナー基部を上下に貫通して
    設けられ、 前記点火プラグが前記バーナー基部の下方に配置されて
    いる、請求項1から4のいずれかに記載のガスバーナー
    装置。
JP6130646A 1993-08-26 1994-06-13 ガスバ―ナ―装置 Expired - Fee Related JP2510844B2 (ja)

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