JPS63259310A - ガスバ−ナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明社主にガスコンロに用いるためのガスバーナ付
属品の装着性と、外周炎孔への二次空気の供給に関する
。

［従来の技術］ 従来ガスコンロに用いられるガスバーナは、環状の頭部
を有し、外周には外周炎口、内周には中火炎孔が設けら
れている。また、通常ガスコンロには点火装置、安全装
置などの付属品が装着されている。

この点火装置の点火源、安全装置のセンサなとはバーナ
の炎孔近傍に配する必要があみとともに煮こぼれなどに
よる煮汁の付着を防止することが必要である。

さらに燃料であるガスと一次空気との混合室となってい
るバーナ内部に、隔壁で区隔すると共に点火源を配した
点火室を有するコンロ用ガスバーナが種々提案されてい
る。（たとえば実開昭５２−１４４１７１号、同５８−
１４８４３９号、同５９−２３５７６号）［発明が解決
しようとする問題点］ しかるに従来のコンロ用ガスバーナは頭部が開田環状を
呈していたため、前記点火源、センサなどの付属品の装
着場所の確保がむずかしく、組付、メンテナンスに手間
がかかる欠点があった。

また従来点火室は種火束の出口を除く三側方が壁で囲ま
れていたため、次の欠点があった。

（イ）種火束に供給される二次空気の量が不十分になり
やすいとともに気流が乱れるため、火力の大きさが制限
され、主火口で生じた火炎の欠陥を十分に補うことがで
きない。

（ロ）点火室の壁面による消炎作用が大きいため、ＣＯ
１カーボンなどが発生しやずく、且つ、主火口への点火
不良が生じやすい。

本発明の目的は、前記付属品の装着に優れるとともに、
装着された付属品に煮汁が付着することが有効に防止で
きるガスバーナの提供にある。

また上記種火束に対する二次空気の供給が十分でき、種
火束の火力を十分に大きくできると共に、ＣＯ１カーボ
ン等の発生が低減できるガスバーナの提供にある。

［問題点を解決しようとする手段］ 上記目的達成のため、本発明のガスバーナは、開環状頭
部を有する筒状バーナボディおよび該バーナボディの頭
部に載置され、前記頭部の開環部の上方を覆うとともに
、バーナボディの上端開口を塞ぐバーナヘッドを備え、
外周に外周炎孔を形成する構成を採用した。

［作用および発明の効果〕 本発明のガスバーナは、バーナボディの頭部を開環状と
しているので、次の効果を有する。

（イ）この開環部に付属装置の器具を装着でき、装着が
容易であり、且つ天井付であるため煮こぼれによる煮汁
の付着が防止できる。よってこれら器具の組付、メンテ
ナンスが円滑にできる。

（ロ）外周炎孔が該開環部を通じてバーナの中心に連通
ずるため、バーナの外周を煮汁量は皿および汁カバーで
覆った場合においても、外周炎孔の二次空気が不足する
という状態が防止される。

特にこの場合、種火束への二次空気の供給が不十分とな
りやすいので、本発明の開環部を通じての二次空気の供
給が有効となる。

またバーナが中央炎孔を有する場合は、この開環部は外
周から中央炎孔への二次空気の供給路として利用でき、
中央炎孔のｌＳ！Ｉ素不足全不足できる。

（ハ）バーナボディ胴部の熱８１１Ｈによる熱応力が低
減でき、耐久性が向上する。

また開環部に点火源を配しているため、次の作用、効果
を有する。

（ａ）開環部は下方および中心側側方に十分な空間がと
れるため、種火束には下方および側方から十分な二次空
気が供給される。またこの二次空気の通路は無理なく滑
らかに形成できるため、二次空気の気流が安定し、じよ
う乱が生じにくい。

これにより種火束は安定した強い火力にでき主火口の火
炎の欠陥を十分に補える。また開環部を狭く設定できる
ことにより欠陥部を小さくできる利点もある。

（ｂ）種火束のまわりの空間が広いため壁面による消炎
作用を小さくできる。これによりＣＯ１カーボン等の発
生が低減できるとともに、主火口への点火が確実かつ迅
速になされる。

〔実施例〕

つぎに本発明を図に示す実施例に基づき説明する。

本発明のガスバーナ１００は、バーナ１、該バーナ１へ
のガス供給系２、バーナ１の点火装置３、安全装置４、
およびこれらが収納されたコンロケース５からなる。

バーナ１は、頭部６１が開環部６２を有する開環状とさ
れた中空のバーナボディ６、該頭部６１に載置され、前
記開環部６２を含むバーナボディ６の上端開口６３を塞
ぐ円環状の傘部７１と、該傘部１１の中心から下方に突
出され、前記頭部６１に嵌め込まれる円筒状の脚部７２
を備えるバーナキャップ７および前記バーナボディの下
端間口６４に接続された混合管８からなる。

前記バーナボディの開環部６２の上方を塞いでいるバー
ナキャップの傘部７１は、該開環部６２の天井７３とな
っており、該天井７３のバーナキャップの下面は、両側
壁７４．７５が突設されてバーナボディの上端開口６３
との間を塞いでいる。この両側壁７４．７５には、奥側
に一対のスリット７４八、７５Ａが設けられて種火炎Ａ
用のための炎孔とされ、外側に一対のスリット７４Ｂ　
、７５Ｂが設けられて消火検出炎Ｂの炎孔とされている
。これら各スリットはいずれも所定の角度で斜め外方に
向って設けられている。

バーナボディの開環部６２は、下方に向って拡大するテ
ーパーとされ、奥側に絶縁体９１で包まれた火花放電電
極９２を有する点火電極９が立設され、前記バーナキャ
ップの天井部７３の下面に突設された突起７３Ａとの間
に放電間隙３Ａを形成している。

また開環部６２の外側部には点火電極９に並設して安全
装置のセンサである熱雷対１０が装着されている。

また傘部７１の前記天井部７３を除く下面の外縁部には
櫛歯状の突条７Ａが周設され、前記バーナボディの上端
開口の外側縁６５との間に円環上の主火口である外周炎
１３Ａを形成している。さらに傘部７１の内周には３対
の中央炎孔７６が設けられている。

混合管８は、上流側端部８１が燃料であるガスと一次空
気との導入部とされ、端面には一次空気の取り入れ口８
２が設けられている。

コンロケース５の上面には煮汁受は皿５１、五徳５２が
取り付けられ、煮汁受は皿５１とバーナ１の外周との間
は円環状の汁カバー５３で塞がれ煮汁がケース５の内部
に落下することを防止している。

ガス供給系２は、通常ガスの配管にゴムホースを介して
接続されるガス導管２１、弁２２、先端が前記混合管８
内に差し込まれたノズル２３を有し、弁２２は、つまみ
２４の操作により開閉されるとともに、前記熱電対の出
力で開状態を維持できるようになっている。

点火装置３は、前記点火電極９と、圧電入子と該圧電素
子に衝撃を与えるための打撃機構との組み合わせ、また
は乾電池と高電圧パルス発生回路との組み合わせからな
る高電圧発生手段３２と、これらを接続するリード線３
３とからなる。この高電圧発生手段３２は、通常前記つ
まみ２４により作動され、前記弁２２を開く動作に連動
して前記放電間隙３Ａに火花が発生するようになってい
る。

安全装置４は、前記熱電対１０と、その出力で前記弁２
２の弁体を開いた状態に維持するよう前記弁２２内に設
けられているＴｉｌｉｆｌ石（図示せず）からなり、バ
ーナで正常な燃焼がなされ、前記炎Ｂにより加熱されて
熱電対１０が設定温度以上となっているときは、弁２２
は開いた状態に保たれ、消火などにより熱雷対１０の温
度が設定値より低下すると前設されたスプリング（図示
せず）の作用で前記弁体は閉弁方向に作動する。

次にこのガスバーナ１００の作用を説明する。

つまみ２４を押すと弁２２が開き、該弁２２の下流に連
結されたノズル２３からガスが噴出される。このガスの
噴出流により一次空気の取り入れ口８２から、エジェク
ターの作用により空気が吸い込まれ、混合′Ｑ８内で混
合されバーナボディ内６Ａに供給される。前記つまみの
押し動作に連動してつまみ２４を回転動さけると、点火
装置３が作動し、火花放電間隙３Ａで火花が生じる。混
合気の供給路である前記スリット７４＾、７５Ａから噴
き出した混合気に点火され、種火炎Ａ１およびＡ２が生
じる。この種火炎Ａ１およびＡ２により前記スリット７
４Ｂ　、　７５Ｂから噴き出した混合気に点火され、熱
電対１０の加熱炭Ｂ１およびＢ２が生じる。この加熱炭
Ｂ１および、Ｂ２は炎の吹き出し口１１から外側に噴き
出され、バーナの主火口１３から噴ぎ出される混合気に
点火する。すなわちこの実施例では火炎のリレーにより
主火口１３に点火される加熱炭Ｂ１およびＢ２は主火口
１３で生じる炎の欠陥部を補う炎として作用している。

このとき種火炎Ａ１、Ａ２はほぼ９０°の角度で交差す
るよう設定されており、干渉により安定化される。また
炎Ｂ１　、Ｂ２はその内側外炎が熱雷対１０の感熱部両
側に接触し、熱電対１０の外方でほぼ６０°の角度で交
差する。この交差した炎Ｂ１、Ｂ２は干渉炎となってバ
ーナヘッドの外方へ伸びる。この場合において炎ＡＩ、
Ａ２および炎Ｂ１、Ｂ２は下方および下側方から十分な
二次空気が乱されることなく円滑に供給されるのでこれ
ら炎は安定する。また消炎作用を生じる低温の固体壁が
少ないため消炎による炎の劣勢化が生じにくい。

これらにより種火炎による種火口への着火が安定、迅速
になされる。

さらに本実施例のごとくバーナ１の外周が汁カバー５３
で囲まれている場合は、バーナ１の外周下方からの二次
空気の供給が連断されるため外国製への二次空気の供給
が不十分になりやすく、特に種火炎Ａ１加熱炎Ｂへの二
次空気不足が生じやすい。この場合、本発明のごとくバ
ーナの中央と連通した開環部６２があれば二次空気不足
が解消できる。

このバーナ１で加熱されている被調理物１４から煮こぼ
れ、吹きこぼれなどにより液体がバーナ１に掛かったと
き、バーナキャップ７の天井部７３に掛かった液体は、
天井部７３により阻止される。これにより吹きこぼれた
液体が前記点火電極９に付着されることが防止される。

この場合において、前記吹ぎ出し口１１の近傍に熱雷対
１０が配され、火花放電電極９２がその奥に配されてい
ることにより、吹き出し口から侵入した液体は熱電対１
０により遮られ、点火電極９の汚損防止効果により向上
できる。

なおこの発明は上記実施例以外につぎの変形例を含む。

（イ）バーナキャップの天井部の下には、点火源のみが
配され、消火検出センサはバーナの外周に取りつけられ
ているか、またはなくてもよい。

（ロ）点火源は通電より赤熱する抵抗体またはパイロッ
トバーナであっても良く、消火検出センサはサーミスタ
などの温度変化により電気抵抗値が変化するものであっ
てもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示すガスコンロの概略を
示す断面図、第２図はバーナキャップの平面図、第３図
はバーナキャップ頭部の正面図、第４図はバーナ頭部の
組み付は図、第５図はバーナーキャップの斜視図である
。 図中　　１００・・・ガスバーナ　１・・・ガスバーナ
２・・・ガス供給系　３・・・点火装置　４・・・安全
装置６・・・バーナボディ　７・・・バーナキャップ　
９・・・点火電極　１１・・・種火炎の吹き出し口　１
３Ａ・・・外国製６２・・・開環部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）開環状頭部を有する筒状バーナボディおよび該バー
   ナボディの頭部に載置され、前記頭部の開環部の上方を
   覆うとともに、バーナボディの上端開口を塞ぐバーナキ
   ャップを備え、外周に外周炎孔を有するガスバーナ。 ２）開環状頭部を有する筒状バーナボディおよび該バー
   ナボディの頭部に載置され、前記頭部の開環部の上方を
   覆うとともに、バーナボディの上端開口を塞ぐバーナキ
   ャップを備え、外周に主火口を有するバーナと、 前記開環部に配置された点火源と を備えたガスバーナ。 ３）前記開環部は、下向きに向つて拡大していることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項に記載の
   ガスバーナ。