JP2510043Y2 - 係合装置 - Google Patents

係合装置

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JP2510043Y2
JP2510043Y2 JP40376590U JP40376590U JP2510043Y2 JP 2510043 Y2 JP2510043 Y2 JP 2510043Y2 JP 40376590 U JP40376590 U JP 40376590U JP 40376590 U JP40376590 U JP 40376590U JP 2510043 Y2 JP2510043 Y2 JP 2510043Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は係合装置に関し、例えば
航空機に搭載するようになされた電子機器装置等の筐体
を形成する際に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば旅客用航空機においては各
座席に所定の情報端末機器を配設して、各搭乗者に対し
て種々の情報を提供するものが考えられている。
【0003】この情報端末機器は、例えば各座席にそれ
ぞれ配置された小型スクリーンに映画又は種々の情報
を、情報信号発生装置からの信号に基づいて表示するよ
うになされており、情報信号発生装置から送出されてく
る信号を復調する回路を所定の回路基板上に形成し、こ
の回路基板をシヤーシにねじ止めするようになされてい
る。
【0004】また当該シヤーシには当該情報端末機器の
筐体を構成する外板がねじ止めされ、全体として箱型に
構成されている。
【0005】すなわち図3に示すように、情報端末機器
等の電子機器装置1においてはシヤーシ5に対して上カ
バー3及び下カバー4を上下方向から被せた後、当該上
カバー3に形成された半円形状の溝部3A及び、下カバ
ー4に形成された半円形状の溝部4Aによつて形成され
る挿通孔にねじ2を挿通した後、上カバー3及び下カバ
ー4を介してねじ2をシヤーシ5に形成されたねじ孔に
ねじ止めすることにより、シヤーシ5に上カバー3及び
下カバー4を締結固定するようになされている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この種の航
空機搭載型の電子機器装置においては、当該航空機の振
動によつてねじか緩み易くなり、図3の構成の電子機器
においては、ねじ2が少しでも緩むと、上カバー3及び
下カバー4が簡単に外れる問題があつた。
【0007】この問題点を解決するための一つの方法と
して、図4に示すような電子機器装置6が考えられる。
すなわちこの電子機器装置6は上カバー7及び下カバー
8にそれぞれ別々に挿通孔7A及び8Aを形成し、当該
挿通孔7A及び8Aにそれぞれねじ2を挿通してこれを
シヤーシ5にねじ止めすることにより、ねじ2が緩んだ
場合でも上カバー7及び下カバー8が簡単に外れないよ
うになされている。
【0008】ところがこのような方法によると、挿通孔
を多く設ける分、ねじの本数が増える等、電気機器装置
6の構成が複雑化する問題があり、解決策としては未だ
不十分であつた。
【0009】本考案は以上の点を考慮してなされたもの
で、一段と簡易な構成によつて、ねじが緩んだ場合にお
いても上カバー及び下カバーが簡単に外れないようにし
得る係合装置を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本考案においては、第1の部材31及び第2の部材3
2の一部にそれぞれ形成され、第1の部材31及び第2
の部材32を係合する係合装置31A、31B、31
C、31D、32A、32B、32C、32Dにおい
て、第1の部材31及び第2の部材32をそれぞれ互い
に嵌め合わせるようになされた凹凸形状部と、凹凸形状
部の嵌め合わせ方向に形成された当接端面に形成された
切欠き形状の溝部31E、31F、31G、31H、3
2E、32F、32G、32Hとを備え、第1の部材3
1及び第2の部材32を嵌め合わせた際に、第1の部材
31側に形成された溝部31E、31F、31G、31
H及び第2の部材32側に形成された溝部32E、32
F、32G、32Hによつて所定のねじ55、56、5
7、58を挿通させる挿通孔を形成し、当該挿通孔にね
じ55、56、57、58を挿通して第3の部材12、
13に形成されたねじ孔12E、12J、13E、13
Jにねじ止めするようにする。
【0011】
【作用】第1の部材31及び第2の部材32に形成され
た凹凸形状の係合装置31A、31B、31C、31
D、32A、32B、32C、32Dにおいて、当該係
合装置の嵌め合わせ方向に形成された当接端面に溝部3
1E、31F、31G、31H、32E、32F、32
G、32Hを形成すると共に、当該溝部にねじを挿通し
第3の部材12、13にねじ止めすることにより、当該
ねじが緩んだ場合においても上カバー及び下カバー32
を上下方向に外れないようにすることができる。
【0012】
【実施例】以下図面について、本考案の一実施例を詳述
する。
【0013】図1において10は全体として電子機器装
置を示し、側板12及び13にコネクタ保持板15がね
じ51及び52によつてねじ止めされる。
【0014】このコネクタ保持板15はねじ孔15Cを
形成した突起部15Aを側板13のねじ止め用突起部1
3Aに対してねじ孔13B及び15Cを合わせるように
して当接すると共に、当該突起部15Aの上下端15E
及び15Fを側板13の固定用突起部13C及び13D
に挟み込むことにより、コネクタ保持板15の側板13
に対する位置決めを行つて仮固定し、これをねじ52に
よつてねじ止めするようになされている。
【0015】また同様にして当該コネクタ保持板15は
ねじ孔15Dを形成した突起部15Bを側板12のねじ
止め用突起部12Aに当接すると共に、当該突起部15
Bの上下端15G及び15Hを側板12の固定用突起部
12C及び12Dに挟み込むことにより、コネクタ保持
板15の側板12に対する位置決めを行つて仮固定し、
これをねじ51によつてねじ止めするようになされてい
る。
【0016】また電源部を搭載するようになされた放熱
板(ヒートシンクパネル)16は、ねじ孔16Cを形成
した突起部16Aを側板12に形成されたねじ止め用突
起部12Fに当接すると共に、当該突起部16Aの上下
端16E及び16Fを側板12の固定用突起部12H及
び12Iに挟み込むことにより、放熱板16の側板12
に対する位置決めを行つて仮固定し、これをねじ53に
よつてねじ止めするようになされている。
【0017】また同様にして当該放熱板16は、ねじ孔
16Dを形成した突起部16Bを側板13に形成された
ねじ止め用突起部13Fに当接すると共に、突起部16
Bの上下端16G及び16Hを側板13の固定用突起部
13H及び13Iに挟み込むことにより、放熱板16の
側板13に対する位置決めを行つて仮固定し、これをね
じ54によつてねじ止めするようになされている。
【0018】このようにして側板12及び13にコネク
タ保持板15及び放熱板16が固定され、全体として電
子機器装置10の側面筐体部20を形成する。
【0019】また側板12及び13にはその内側面に回
路基板を保持するようになされた基板保持用突起部12
K及び13Kが形成され、各基板保持用突起部12K及
び13Kによつて複数の回路基板を保持するようになさ
れている。
【0020】またコネクタ保持板15は図2に示すよう
に、所定のコネクタ27A、27B、27C及び27D
を保持するようになされており、当該コネクタ27A、
27B、27C及び27Dは上記回路基板に所定の接続
部材を用いて接続するようになされている。
【0021】また側板12及び13にねじ止めされた放
熱板16には当該電子機器装置10の電源ユニツトが固
定され、当該放熱板16の外側面が外部に露出するよう
になされていることにより、これを介して電源ユニツト
から発生する熱を外部に放出するようになされている。
【0022】このようにして所定の回路基板、コネクタ
保持板15及び放熱板16を側板12及び13によつて
固定した後、上カバー31及び下カバー32をねじ5
5、56、57、58によつて側板12及び13に固定
する。
【0023】ここで上カバー31及び下カバー32には
ねじ止め用の締結係合部31A、31B、31C、31
D及び32A、32B、32C、32Dがそれぞれ形成
されおり、この締結係合部31A〜31D及び32A〜
32Dは互いに嵌め合わせることができるような凹凸形
状でなり、各締結係合部には互いに嵌め合わせる方向に
形成された当接端面部分において、当該嵌め合わせ方向
に対して直角方向に窪んだ半円切欠き形状の溝部31
E、31F、31G、31H及び32E、32F、32
G、32Hが形成されており、上カバー31及び下カバ
ー32に締結係合部31A〜31D及び32A〜32D
において互いに嵌め合わせた際に、溝部31E及び32
E、31F及び32F、31G及び32G、31H及び
32Hによつてねじ56、58、55、57を挿入させ
る挿通孔が形成される。
【0024】従つて当該貫通孔を介してねじ55〜58
を側板12及び13のねじ孔12E、12J及び13
E、13Jに上カバー31及び下カバー32を介して締
め込むことにより、側板12及び13に上カバー31及
び下カバー32を締結固定し得るようになされている。
【0025】以上の構成において、図2に示すように電
子機器装置10は、上カバー31及び下カバー32に形
成された締結係合部31A〜31D及び32A〜32D
をそれぞれ嵌め合わせた後、当該締結係合部31A〜3
1D及び32A〜32Dによつてそれぞれ形成される挿
通孔にねじ56、58、55及び57を挿通させ、締結
した状態において、各締結係合部31A〜31D及び3
2A〜32Dに形成された溝部31E〜31H及び32
E〜32Hが上カバー31及び下カバー32の嵌め合わ
せ方向に対して直角方向に形成されていることにより、
ねじ55〜58が緩んだ場合においても、当該ねじ55
〜58によつて上カバー31の締結係合部31A〜31
D及び下カバー32の締結係合部32A〜32Dがそれ
ぞれ上下方向にずれないように係止されることにより、
当該上カバー31及び下カバー32はそれぞれ上下方向
に外れないようになされている。
【0026】従つてねじ55〜58が緩んだ場合におい
ても、当該ねじ55〜58が完全に抜け落ちることがな
い限り、上カバー31及び下カバー32が外れないよう
にすることができる。
【0027】以上の構成によれば、凹凸形状に形成した
締結係合部31A〜31D及び32A〜32Dの嵌め合
わせ方向に形成された当接端面に切欠き形状の溝部31
E、31F、31G、31H及び32E、32F、32
G、32Hを形成したことにより、当該溝部31E、3
1F、31G、31H及び32E、32F、32G、3
2Hを介して挿通されたねじ56、58、55、57に
よつて上カバー31及び下カバー32を上下方向に外れ
ないようにすることができる。
【0028】かくして航空機内等の振動の多い場所に設
置するにつき、簡易な構成によつて一段と有効に上カバ
ー31及び下カバー32が外れないようにすることがで
きる。
【0029】因に上カバー31及び下カバー32の締結
係合部31A〜31D及び32A〜32Dは互いに嵌め
合わせられる凹凸形状に形成されていることにより、上
カバー31及び下カバー32を同一形状に形成すること
ができ、製造工程を一段と簡略化することができる。
【0030】なお上述の実施例においては、締結係合部
31A〜31D及び32A〜32Dの溝部31E〜31
H及び32E〜32Hが形成された当接端面をそれぞれ
嵌め合わせる方向に形成した場合について述べたが、本
考案はこれに限らず、嵌め合わせ方向に対して所定の角
度を以て形成するようにしても良い。
【0031】また上述の実施例においては、本考案を航
空機に搭載するようになされた電子機器装置の締結係合
部に適用した場合について述べたが、本考案はこれに限
らず、他の種々の電子機器装置さらには他の種々の部材
を係合する際に広く適用することができる。
【0032】
【考案の効果】上述のように本考案によれば、第1の部
材及び第2の部材に形成された凹凸形状の係合装置にお
いて、当該係合部材の嵌め合わせ方向に形成された当接
端面に切欠き形状の溝部を形成すると共に、当該溝部に
ねじを挿通し第3の部材にねじ止めすることにより、当
該ねじが緩んだ場合においても第1の部材及び第2の部
材が外れないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による係合装置を用いた電子機器装置の
一実施例を示す斜視図である。
【図2】上カバー及び下カバーのねじ止めの説明に供す
る斜視図である。
【図3】従来例による係合装置を用いた電子機器装置を
示す斜視図である。
【図4】従来例による係合装置を用いた電子機器装置を
示す斜視図である。
【符号の説明】
10……電子機器装置、12、13……側板、15……
コネクタ保持板、16……放熱板、20……側面筐体
部、31……上カバー、32……下カバー、31A、3
1B、31C、31D、32A、32B、32C、32
D……締結係合部、31E、31F、31G、31H、
32E、32F、32G、32H……溝部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の部材及び第2の部材の一部にそれぞ
    れ形成され、上記第1の部材及び上記第2の部材を係合
    する係合装置において、 上記第1の部材及び上記第2の部材をそれぞれ互いに嵌
    め合わせるようになされた凹凸形状部と、 上記凹凸形状部の上記嵌め合わせ方向に形成された当接
    端面に形成された切欠き形状の溝部と を具え、上記第1の部材及び上記第2の部材を嵌め合わ
    せた際に、上記第1の部材側に形成された溝部及び上記
    第2の部材側に形成された溝部によつて所定のねじを挿
    通させる挿通孔を形成し、当該挿通孔に上記ねじを挿通
    して第3の部材に形成されたねじ孔にねじ止めするよう
    にした ことを特徴とする係合装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004333380A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Toyo Gas Meter Kk ガスメータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004333380A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Toyo Gas Meter Kk ガスメータ

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