JP2509737Y2 - 断熱板の目地テ―プ - Google Patents

断熱板の目地テ―プ

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JP2509737Y2
JP2509737Y2 JP1990026459U JP2645990U JP2509737Y2 JP 2509737 Y2 JP2509737 Y2 JP 2509737Y2 JP 1990026459 U JP1990026459 U JP 1990026459U JP 2645990 U JP2645990 U JP 2645990U JP 2509737 Y2 JP2509737 Y2 JP 2509737Y2
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tape
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、建築物の床、壁、屋根等の断熱を図るため
に張設される断熱板の突合せ部分室外側に貼着され、水
密性、気密性、防水性及び断熱性に優れる断熱板の目地
テープに関する。
考案の技術的背景 住宅等の建築物の断熱性能を高めるために、壁や屋根
には、断熱材が施工される。断熱材として、グラスウー
ルなどが知られているが、グラスウールは吸水性があり
耐久性の点で難点があると共に、施工も容易でないこと
から、近年では、発泡ポリスチレン等からなる断熱板が
用いられるようになってきた。このような断熱板を用い
て壁の断熱構造を施工する場合の一例を第7図に示す。
第7図に示すように、柱1、間柱2の室外側に、断熱
板3を面方向に張り巡らし、その外側に胴縁4を当接さ
せ、この胴縁4から柱1、間柱2の方向に釘討ちするこ
とにより断熱板3を固定し、断熱板3により所望の断熱
性能を得るようにしている。
なお、第7図中符号「6」は内装材、「7」は外装材
を示す。
このような従来の断熱構造にあっては、断熱板3相互
の突合せ部分12に隙間が生じ易く、この部分で気密性及
び断熱性が低下する虞があった。気密性を高めるため
に、断熱板3相互間の突き合せ部分12の隙間mを閉塞す
るようにシーリング材を充填したり、断熱材の突合せ部
分12に気密テープを張ったりしている。シーリング材を
充填する作業は、施工が煩雑であることから、気密テー
プを張る施工法が推奨されている。
ところが、従来の気密テープは、クラフト紙に粘着剤
が塗布してあるものであるため、気密性の点では問題な
いが、水密性、防水性及び断熱性、特に断熱性に劣り、
せっかく断熱板を張設したとしても、断熱板の突合せ部
分で断熱性が低下していたのでは、断熱効率が悪いとい
う不都合がある。
考案の目的 本考案は、上述した従来技術が有する不都合を解消す
るためになされたもので、建築物の床、壁、屋根等の断
熱を図るために張設される断熱板の突合せ部分室外側に
貼着され、水密性、気密性、防水性及び断熱性に優れる
断熱板の目地テープを提供することを目的とする。
考案の概要 本考案は、上記目的を達成するために、柱、間柱もし
くはたる木等の柱状体の室外側に断熱板を面方向に張り
巡らしなる断熱板の突合わせ部分に生じた隙間を閉塞す
るように、当該断熱板の突合わせ部分室外側に貼着され
る断熱板の目地テープであって、該目地テープは、独立
気胞を有する軟質塩化ビニルからなる基材テープと、該
基材テープの一方の表面に設けられた粘着剤層とからな
り、該目地テープの粘着剤層が、断熱板の突合わせ部分
の室外側に断熱板相互の隙間を塞ぐように、貼着される
ことを特徴とする軟質塩化ビニル発泡体からなることを
特徴としている。
本考案に係る目地テープは、独立気泡を有する軟質塩
化ビニルは発泡体のテープからなる基材テープとこの基
材テープの一方の表面に設けられた粘着剤層からなる。
このため本考案の目地テープは、水密性、気密性、防
水性及び断熱性に優れ、こ目地テープで断熱板相互の突
合せ端部の隙間を閉塞した場合、その突き合わせ部分に
おえる水密性、気密性、防水性及び断熱性が向上し、特
に壁全体の断熱性も向上する。
考案の具体的説明 以下、本考案を図面に示す実施例に基づき詳細に説明
する。
第1図は本考案の一実施例に係る断熱板の目地テープ
の要部斜視図、第2,3図は同目地テープを用いた断熱板
の張設構造を示す要部断面図及び斜視図、第4,5図はそ
れぞれ同目地テープを用いた2層断熱板の張設構造を示
す要部断面図、第6図は同目地テープを用いた屋根にお
ける断熱板の張設構造を示す要部斜視図であり、第7図
に示す部材と共通する部材には同一符号を付してある。
第1図に示す本考案の一実施例に係る断熱板の目地テ
ープ11は、独立気泡を有する軟化塩化ビニル発泡体と粘
着剤送とからなり、即ちこの軟質塩化ビニルからなる合
泡テープの一方の面には粘剤層が形成してあり、この粘
着剤によって本考案の目地テープと断熱材とが接着され
る。また、粘着剤が塗布してある側の目地テープ11に
は、剥離紙12を被覆しておいてもよい。目地テープの作
業性を向上させるためである。
目地テープ11は、独立気泡を有する軟質塩化ビニルか
ら成るので、水密性、気密性、防水性及び断熱性に優れ
ている。目地テープ11の肉厚は、0.5〜2mmであることが
好ましい。テープ状の軟質塩化ビニルは、公知の手段で
製造される。
このような目地テープに塗布される粘着剤としては、
アクリル、アクリル変性ウレタンなどが用いられる。
このような目地テープの施工例を次に示す。
第2,3図に示すように、柱1および間柱2が垂直方向
に立設された建築物の室内側には内装材6が張設され、
室外側には、本実施例では1層の断熱板3が張り巡らさ
れている。
なお、この断熱板3と内装材6との間には、内側通気
層10が形成されている。
この断熱板3は、所定の大きさのものを面方向に張り
巡らしているので、各断熱板3は、突き合せ部分12に隙
間m(図上では多少誇張して広く示している)が生じて
いる。
本実施例では、この断熱板3における突合せ部分12の
室外側に目地テープ11を貼着している。そして、この目
地テープの上から胴縁4,4を柱1及び間柱2を釘などで
打ち付け、この胴縁4,4の室外側に外装材7が取付けら
れている。目地テープ11は、必ずしも胴縁4に対応した
位置に設ける必要はないが、全ての断熱板の突合せ部12
に貼着することが好ましい。
前記断熱板3としては、合成樹脂発泡断熱板が好まし
く、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リウレタン等の合成樹脂を5〜50倍に発泡させて作られ
た独立気泡構造の発泡板で厚さ20〜100mmのものが好ま
しい。なかでも高度の剛性と断熱性および透湿抵抗の高
いポリスチレンの押出し発泡板を用いるのが効果的であ
る。
次に、このような目地テープを用いて断熱壁を構築す
る際の工法について説明する。
まず、柱1、間柱2の室外側に内側断熱板3を面方向
に張り巡らす。これにより柱1及び間柱2間には、空気
層10が形成される。
次に、前記内側断熱板3の突き合せ部分12の隙間mを
閉塞するように、この断熱板3の室外側に目地テープ11
を貼着する。
そして、その上から胴縁4,4を取付け、この胴縁4,4の
室外側に外装材7を、前記柱1、間柱2の室内側に内装
材6を取付ければよい。
このようにして成形された断熱壁では、目地テープ11
が優れた水密性、気密性、防水性及び断熱性を有するこ
とから、断熱板3相互の突合せ部分12における水密性、
気密性、防水性及び断熱性が向上し、特に壁全体の断熱
性も向上する。
なお、本考案は、上述した実施例に限定されるもので
はなく、種々に改変することが可能である。
たとえば、第4,5図に示すように、断熱板を、内側断
熱板3と外側断熱板5の2層とし、この内側断熱板3の
室外側に目地テープ11を貼着し、その室外側に、外側断
熱板5を、その突合せ部分12または胴縁4との突合せ部
分12aが内側断熱板3のそれと重ならないように、張設
するのである。
このようにして成形された断熱板の張設構造では、内
側断熱板3の室外側に目地テープ11を貼着しているの
で、内側断熱板3の隙間m1と外断熱板5の隙間m2の連通
を遮断することになり、室内空気の洩れや外気の侵入を
有効に阻止し、室内の断熱性能をさらに高めることにな
る。
この目地テープ11の貼着により、隙間m1を閉塞すれ
ば、外側断熱板5の突き合せ端部5aの密着性も厳格であ
る必要はなくなり、外側断熱板5の取付作業も容易でか
つ迅速に行なうことができる。目地テープ11により空気
の流通経路が遮断されることになるためである。また、
この目地テープ11を内側断熱板3の室外側に貼着するこ
とは、この目地テープ11が外側断熱板5により加圧され
ることになるので、剥れる虞れはなくなる。
さらに本考案は、壁構造のみでなく、第6図に示すよ
うな屋根構造に適用することも可能である。
第6図に示す例では、たる木20の室外側に板材21等を
設け、この板材21の室外側に2層の断熱板3,5を張設
し、この内側断熱板3の突き合せ部分12の室外側に、目
地テープ11を設けるようにする。そして、外側断熱板5
の室外側には野地板および防水紙等を介してカラー鉄板
等の屋根材22を張設する。
このような実施例にあっても本考案の所期の目的は達
せられる。
また、本考案に係る目地テープは床の断熱構造にも適
用できる。
考案の効果 以上説明してきたように、本考案に係る目地テープ
は、独立気泡を有する軟質塩化ビニル発泡体から成るの
で、水密性、気密性、防水性及び断熱性に優れ、このよ
うな目地テープで断熱板相互の突合せ端部の隙間を閉塞
した場合、その突合せ部分の水密性、気密性、防水性及
び断熱性、特に断熱性が向上する。
しかも室内空気の漏洩がこの目地テープで遮断される
ので、この目地テープの部分で結露が生じることもな
く、耐久性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る断熱板の目地テープの
要部斜視図、第2,3図は同目地テープを用いた断熱板の
張設構造を示す要部断面図及び斜視図、第4,5図はそれ
ぞれ同目地テープを用いた2層断熱板の張設構造を示す
要部断面図、第6図は同目地テープを用いた屋根におけ
る断熱板の張設構造を示す要部斜視図、第7図は従来の
断熱板の張設構造の要部斜視図である。 1…柱、2…間柱、3,5…断熱板、11…目地テープ、
m1,m2…隙間。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱、間柱もしくはたる木等の柱状体の室外
    側に断熱板を面方向に張り巡らしてなる断熱板の突合せ
    部分に生じる隙間を閉塞するように、当該断熱板の突合
    せ部分室外側に貼着される断熱板の目地テープであっ
    て、該目地テープは、独立気泡を有する軟質塩化ビニル
    からなる基材テープと、該基材テープの一方の表面に設
    けられた粘着剤層とからなり、該目地テープの粘着剤層
    が、断熱板の突合わせ部分の室外側に断熱板相互の隙間
    を塞ぐように、貼着されることを特徴とする軟質塩化ビ
    ニル発泡体から成る断熱板の目地テープ。
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JP2003041677A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 外周壁横架材用断熱材およびそれを用いた外張り断熱構造

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