JP2509719B2 - マフラ―巻締装置の工具自動交換機構 - Google Patents

マフラ―巻締装置の工具自動交換機構

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JP2509719B2 JP34009389A JP34009389A JP2509719B2 JP 2509719 B2 JP2509719 B2 JP 2509719B2 JP 34009389 A JP34009389 A JP 34009389A JP 34009389 A JP34009389 A JP 34009389A JP 2509719 B2 JP2509719 B2 JP 2509719B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車等のマフラーの周縁を自動的に巻締
めるマフラー巻締装置において、その工具を自動的に交
換する機構に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、自動車等に使用されるマフラーは、第16図
(a)(b)に示されるように、筒状のセル11と両側板
であるエンドプレート12とからなり、第17図および第18
図に示されるように、上記セル11の両端部および上記エ
ンドプレート12の周縁部が外側に巻締められることによ
り、全体が一体成形されるようになっている。
このようなマフラー10の自動巻締装置として、第19図
に示されるようになものがある。この装置では、マフラ
ー端部が装着される受型14と、上記マフラーの断面形状
に倣う形状の溝をもつカム(案内部材)16とが一体に構
成されるとともに、上記カム16の溝18に嵌合されるカム
フォロア(被案内部材)20とシーミングローラ(マフラ
ー巻締部)22が図外の同一のマフラー巻締部材に取付け
られ、このマフラー巻締部材は装置本体に揺動可能に取
付けられている。そして、上記カムフォロア20が上記カ
ム16に案内された状態で上記シーミングローラ22がマフ
ラー周縁に押付けられながら上記受型14およびカム16が
一体に回転するようになっている。この装置によれば、
上記シーミングローラ22と受型14とでマフラー10の周縁
部を挟み付けながらこのマフラー10と上記カム16を一体
に回すことにより、シーミングローラ22がマフラー10の
周縁に倣って揺動しながらマフラー10を順に巻締める。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記装置において、巻締めるマフラー10の断面形状が
変わると、装置の受型14およびカム16も上記断面形状に
応じた形状のものに交換しなければならない。ところ
が、従来の装置では、上記受型14やカム16の交換が手作
業で行われており、その作業に長時間を費やなければな
らない不都合があった。
本発明は、このような事情に鑑み、マフラー巻締装置
本体に対し、マフラーの受型およびカム等の案内部材を
自動的に交換することにより、作業時間の大幅な短縮を
図ることができる機構を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、マフラー端部が装着される受型と、上記マ
フラーの断面形状に倣う形状の案内部をもつ案内部材
と、装置本体に移動可能に取付けられ、上記案内部材の
案内部に係合される被案内部およびマフラー周縁部に押
付けられるマフラー巻締部を有するマフラー巻締部材と
を備え、上記被案内部が上記カムに案内される状態で上
記マフラー巻締部と上記受型とでマフラー周縁を挟み付
けながら上記受型および案内部材を一体に回転させるこ
とによりマフラー周縁を順次巻締めるようにしたマフラ
ー巻締装置において、その装置本体に対し上記受型およ
び案内部材からなる工具を自動交換するための機構であ
って、上記工具を装置本体に対してマフラーの軸方向に
挿脱可能に構成し、上記被案内部を上記案内部材の案内
部に対してマフラーの軸方向に挿脱可能に構成するとと
もに、上記工具を装置本体側に固定する状態と開放する
状態とに切替可能な工具着脱機構と、上記工具が装置本
体に装着された状態で上記マフラー巻締部材をその被案
内部が上記案内部材に嵌合される位置と上記案内部材か
ら外れる位置との間で移動させるマフラー巻締部材作動
手段と、複数の工具支持台が昇降可能かつマフラーの軸
方向に移動可能に設けられ、各工具支持台が工具の下方
に位置する工具交換位置と各工具支持台が工具から離れ
る工具待機位置との間を移動する移動台と、この移動台
を駆動する移動台作動手段と、各工具支持台を作動させ
る工具支持台作動手段とを備え、これらの工具支持台が
上昇した状態でその工具支持台に上記工具が係合される
ように構成したものである(請求項1)。
さらに、上記マフラー巻締装置本体において上記工具
が挿脱される部分に清掃用ガスを供給するガス供給手段
を備えれば、より効果的である(請求項2)。
〔作 用〕
上記構成によれば、例えば次の要領によって工具の自
動交換を行うことができる。
まず、マフラー巻締部材作動手段によって、マフラー
巻締部材をその被案内部が案内部材の案内部から外れる
位置までは移動させる。一方、移動台においては、一部
の工具支持台に交換用の工具を係合した後、他の係合さ
れていない工具支持台が、マフラー巻締装置に装着され
ている工具の下方にくる位置まで、移動台を移動させ
る。そして、この工具支持台を上昇させ、この工具支持
台と、装置本体に装置されている工具とを係合した後、
工具着脱機構を開放状態に切変え、工具と工具支持台と
を一体に装置本体から離れる方向に移動させる。これに
より、上記工具を装置本体から引抜くことができる。
次に、他の工具支持台に係合された交換用の工具が上
記装置本体の装着部に対応する位置まで移動台を移動さ
せ、この状態で上記工具支持台が装置本体に近付く方向
に同工具支持台を移動させることにより、交換用の工具
を装置本体に挿入する。そして、工具着脱機構を解放状
態から固定状態に切換えた後、この工具と工具支持台と
の係合を外し、工具支持台を下降させ、かつ移動台を工
具待機位置まで移動させる。さらに、マフラー巻締部材
作動手段でマフラー巻締部材を移動させてその被案内部
を新しい工具の案内部に嵌合することにより、装置本体
が使用可能状態となる。
さらに、請求項2の装置によれば、ガス供給手段から
供給されるガスによって、工具および工具が挿脱される
部分が清掃される。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図〜第15図に基づいて説明す
る。
第14図および第15図は、本発明機構を備えたマフラー
巻締システムの一例を示したものである。図において、
一体のマフラー巻締装置24が相対向する位置に設置され
ており、これらのマフラー巻締装置24の間に、マフラー
搬入装置26、マフラー搬出装置28、および工具搬送用の
移動台30が、マフラー10の軸方向に直交する方向(第14
図では上下方向;以下、Y方向と称す。)に移動可能に
設置されている。また、各マフラー巻締装置24の近傍に
は、その駆動制御を行う制御盤32が配設されている。
第1図〜第4図は、上記マフラー巻締装置24の詳細な
構造を示したものである。このマフラー巻示装置24の基
盤34は、第2図(a)に示されるようなレール35によっ
て、マフラー10の軸方向(以下、X方向と称す)。にス
ライド可能に支持されている。この基盤34の上面には主
軸頭36が立設され、この主軸頭36に軸受38,39を介して
主軸40が回転可能に支持されている。この主軸40の後部
にはスプロケット41が固定され、このスプロケット41が
前記第15図のチェーン45を介して駆動モータ43に連結さ
れており、この駆動モータ43によって上記主軸40が回転
駆動されるようになっている。
この主軸40は、第1図に示されるように、軸方向の貫
通穴を有する筒状となっており、上記貫通穴の前部(第
1図では左部)は、後記第11図および第12図に示される
ようなテーパー状の嵌合穴42となっている。
上記貫通穴の後部には、内軸44および外筒45からなる
軸46がその軸方向に移動可能に収納されている。この軸
46の前半部には、コレットチャック48が固定され、後半
部の周囲には多数の皿ばね50が配されており、これらの
皿ばね50によって、上記軸46は後方(第1図の右方)に
付勢され、コレットチャック48が同方向に引張られて通
常は図のように閉じた状態になっている。
この軸46の後方にはシリンダ52が設けられており、そ
のピストン54が上記皿ばね50の付勢力に抗して軸46の内
軸44を前方に押出すことにより、後記第9図にも示され
るように、上記コレットチャック48が押出されて開くよ
うになっている。
さらに、上記内軸44、およびこの内軸44を押出すため
のシリンダ51の中央部には、共通してエア供給孔53が設
けられ、このエア供給孔53にエアコンプレッサ(エア供
給手段)55が接続されており、このエアコンプレッサ55
から上記嵌合穴42内に、オイルを含んだ清掃用エアが供
給されるようになっている。
一方、上記嵌合穴42には、受型14、カム(案内部材)
16、およびアダプタ56が順に固定された工具58が着脱さ
れるようになっている。
受型14は、前記第16図〜第19図にも示されるようなマ
フラー10のエンドプレート12が嵌合可能な形状の先端部
60を有し、この先端部60には全周に亘って溝62が設けら
れている。カム16は、上記マフラー10の断面形状に倣う
形状のカム溝(案内部)18を有し、このカム溝18は前方
に開口している。
工具58の中央部には、軸61が軸方向に移動可能に収納
されている。この軸61は、ばね63によって後方に付勢さ
れるとともに、その先端にはノックアウトパッド65が固
定されている。そして、前記シリンダ51が作動して上記
内軸44および軸61を前方に押出すことにより、上記ノッ
クアウトパッド65が受型14から突出してマフラー10の受
型14から押出すようになっている。
上記アダプタ56の後部は、上記嵌合穴42と合致するテ
ーパー面を有しており、この嵌合穴42に嵌入可能となっ
ている。また、その後端にはプルスタッド64が固定さ
れ、このプルスタッド64が、閉状態にあるコレットチャ
ック48に把持されることにより、工具58が装置本体に固
定されるようになっている。すなわち、上記軸46、コレ
ットチャック48、皿ばね50、シリンダ52等によって、上
記工具58を装置本体側に固定し、または解放する工具着
脱機構66が構成されている。
一方、上記主軸頭36の上部左右には、軸受68,69を介
して、X方向に延びる一対の揺動軸70が回転可能かつ軸
方向に移動可能に支持されている。
各揺動軸70の後端部は、装置後部に設けられたハウジ
ング72内に軸受74を介して回転可能に支持されており、
このハウジング72は、装置後端部に固定されたシリンダ
(マフラー巻締部材作動手段)76のシリンダロッド78の
前端に固定されている。そして、上記シリンダ76が伸縮
することにより、上記ハウジング72および揺動軸70が一
体にX方向に移動するようになっている。
上記揺動軸70の前端部には、キー79によって揺動ブラ
ケット80が一体に固定されるとともに、シーミングアー
ム82が軸受84を介して揺動可能に取付けられており、こ
れら揺動ブラケット80、シーミングアーム82、および上
記揺動軸70によって、本発明におけるマフラー巻締部材
の主要部が構成されている。
上記揺動ブラケット80は、前板80a、連結部80b、およ
び後板80cからなり、後板80cの下端部には、ローラ状の
カムフォロア(被案内部材)20が回転可能に取付けられ
ている。このカムフォロア20は、上記揺動軸70がシリン
ダ76の作動により後方に引かれた状態で上記カム16のカ
ム溝18に嵌入され、逆に揺動軸70が前方に押出された状
態(第1図の状態)でカム溝8から前方に離脱するよう
になっている。
上記シーミングアーム82の下端部には、シーミングロ
ーラ(マフラー巻締部)22が回転可能に支持されてい
る。このシーミングローラ22は、第3図にも示されるよ
うに上記受型14の溝62と略合致する突条85を有し、この
シーミングローラ22の先端部86と上記受型14の先端部60
とでマフラー10の周縁部が挟み付けられるようになって
いる。
第2図(a)に示されるように、上記シーミングアー
ム82の下端部および揺動ブラケット80の前板80aの下端
部には、互いに同形のリンク88,89の一端部が各々回動
可能に取付けられており、これらのリンク88,89の他端
部と、上記揺動ブラケット80の連結部80bに設けられた
連結軸90とが、圧縮シリンダ92を介して連結されてい
る。そして、この圧縮シリンダ92の力によって上記シー
ミングローラ22が常時マフラー10の周縁部に押付けられ
る方向シーミングアーム82が付勢されている。
上記揺動軸70の略中間部には、キー94を介してアーム
95が一体に固定されている。このアーム95の自由端部に
は軸96が設けられ、この軸96の前端部に軸受97が設けら
れている。
これに対し、主軸頭36の両側部には、第2図(b)お
よび第4図に示されるようなシリンダ98が上下方向に設
けられている。このシリンダ98は、上記揺動軸70が前方
に押出された状態で、第4図に示されるようにシリンダ
ロッド99の先端部99aが上記アーム95の軸受97に当接可
能な位置に配されている。そして、上記シリンダロッド
99によってアーム95を押上げることより、揺動ブラケッ
ト80が揺動軸70を中心に第2図(a)の実線位置から二
点鎖線の位置まで回動し、工具58が前方に露出するよう
になっている。
次に、工具58を交換するための移動台30の構造を、第
5図および第6図を参照しながら説明する。
両マフラー巻示装置24の間の位置には、第5図に示さ
れるようなY方向に延びる基盤100が設置されており、
この基盤100の上面に、上記方向に延びる第1シリンダ
(移動第作動手段)102が固定されている。この第1シ
リンダ102のシリンダロッド104には取付板106が固定さ
れ、この取付板106上に、上記第1シリンダ102と逆向き
に第2シリンダ(移動台駆動手段)108が固定されてお
り、この第2シリンダ108のシリンダロッド110に上記移
動台30が連結されている。
この移動台30の上面には、X字に交差するリンク部材
111,112を介して昇降台114が連結されており、この昇降
台114上には、各マフラー巻締装置24についてここでは
2つずつの工具支持台116,117がY方向に並設されてい
る。
上記シリンダロッド110には昇降シリンダ(工具支持
台作動手段)118が固定され、そのシリンダロッド120の
端部が上記リンク部材111にアーム122を介して連結され
ており、上記昇降シリンダ118の作動によって上記昇降
台114が昇降駆動されるようになっている。
上記工具支持台116,117は、各々レール124を介して昇
降台114上にX方向に移動可能に取付けられており、か
つ同方向にシリンダ(工具支持台作動手段)126によっ
てスライド駆動されるようになっている。
各工具支持台116,117は、上方に立直する支柱128,130
を有している。支柱128の頭部129は、上記工具58の受型
14の下面に形成された凹部132に嵌合可能に形成されて
いる。支柱130の頭部には、第7,10図に示されるよう
に、アダプタ56の下端部に沿う形状の支持部134が設け
られ、その中央部には、上記アダプタ56下端部に形成さ
れた切欠133内に挿脱可能なピン136が固定されている。
また、上記支柱130の側壁には、発光素子および受光
素子からなる反射型の光センサ138が設けられ、この光
センサ138により、工具の有無が検知されるようになっ
ている。
次に、上記マフラー巻締装置24の作用および工具着脱
機構の作用を説明する。
まず、マフラー巻締装置24による巻締要領を説明す
る。第2図(a)(b)に示されるように各マフラー巻
締装置24に工具58を装着し、かつ基盤34をスライドさせ
てマフラー巻締装置24を後退させた状態で、両マフラー
巻締装置24の間にマフラー搬入装置26によってマフラー
10を搬入する。そして、基盤34をスライドさせてマフラ
ー巻締装置24を前進させ、マフラー10両端のエンドプレ
ート12に受型14の先端部を嵌合、固定する。この状態で
駆動モータ43を作動させ、主軸40を回転させることによ
り、この主軸40と一体に工具58およびマフラー10が回転
する。
このとき、カムフォロア20がカム16のカム溝18に嵌合
されているため、このカム溝18に倣って、すなわちマフ
ラー10の周縁に倣って揺動するブラケット80が揺動軸70
を中心に揺動するとともに、この揺動ブラケット80に連
結されたシリンダ92によってシーミングアーム82のシー
ミングローラ85がマフラー10の周縁に押付けられる。す
なわち、第3図に示されるように、マフラー10のセル11
の端部およびエンドプレート12の周縁部がシーミングロ
ーラ22と受型14とに挟まれながらマフラー10が回転する
ことにより、その周縁が順次外側に巻締められることと
なる。
このようしてマフラー10の巻締を終了した後、マフラ
ー搬送装置28によってマフラー10を把持するとともに、
シリンダ51を作動させて内軸44および軸61を押出すこと
により、その先端のノックアウトパッド65がマフラー10
の端部を押出して受型14との係合を外す。そして、各マ
フラー巻締装置24を再び後退させることにより、この状
態で上記マフラー搬送装置28により巻締の完了したマフ
ラー10を搬出することができる。
次に、両マフラー巻締装置24の工具58の交換要領を説
明する。
まず、移動台30については、片側の工具支持台116に
は何も載置せず、もう片側の工具支持台117に交換用の
工具58を装着しておく。具体的には、工具支持台116の
支柱128の頭部129と工具58の凹部132とを嵌合するとと
もに、アダプタ56の下端部の切欠133に支柱130のピン13
6を挿入しておく。また、各工具支持台116,117は、マフ
ラー巻締装置24から最も遠い位置、すなわち第14図の中
央によった位置に移動させておく。
移動台30自身については、第5図に示されるように両
マフラー巻締装置24から離れた工具待機位置に待機させ
ておく。具体的には、第1シリンダ102を完全に収縮さ
せ、第2シリンダ108を完全に伸長させておく。
一方、各マフラー巻締装置24においては、工具58が完
全に装着された状態から、まずシリンダ76を作動させ、
ハウジング72、揺同軸70、揺動ブラケット80等を一体に
前方へ押出す。これにより、第1図に示されるように、
上記揺動ブラケット80の下端部のカムフォロア20がカム
溝18から前方へ離脱する。
次いで、第2図(b)および第4図に示されるシリン
ダ98のシリンダロッド99を上昇させ、アーム95先端の軸
受97を押上げることにより、揺動軸70、揺動ブラケット
80、およびシーミングアーム82を一体に、第2図(a)
の実線位置から同図二点鎖線位置まで回動させる。これ
により、工具58は前方へ完全に開放された状態になる。
次に、第5図に示される第1シリンダ102を伸長させ
る。これにより、シリンダロッド104に連係された第2
シリンダ108および移動台30が一体に図の左方へ移動す
る。さらに、シリンダ126を作動させ、工具支持台116を
各マフラー巻締装置24に近付く方向に移動させることに
より、第6図に示されるように、何も載置されていない
工具支持台116が各マフラー巻締装置24における工具58
の下方に位置する状態となる。
この状態から、昇降シリンダ118を作動させ、昇降台1
14と一体に工具支持台116,117を上昇させる。これによ
り、第8図〜第10図に示されるように、工具支持台116
の支柱128の頭部129が工具58の凹部132に嵌入され、か
つ支柱130のピン136がアダプタ56の切欠133に挿入され
て、工具支持台116と工具58とは相互係合状態になる。
次いで、第9図に示されるように、シリンダ52を作動
させて軸6およびコレットチャック84を前方へ押出すこ
とにより、コレットァチャック48が開いて工具58は解放
された状態になる。この状態で、エアコンプレッサ55か
らエア供給孔53を通じてオイルを含んだエアを送り込む
ことにより、嵌合穴42の内壁およびアダプタ56の外周面
を清掃する。そして、シリンダ126を作動させ、各工具
支持台116をマフラー巻締装置24から離れる方向にスラ
イドさせることにより、第11図に示されるように、上記
工具支持台116と一体に工具58をマフラー巻締装置24か
ら引抜くことができる。さらに、この状態から第12図に
示されるように各マフラー巻示装置24を後退させること
により、移動台30がY方向に移動可能な状態になる。
次に、第2シリンダ108を収縮させることにより、第1
3図に示されるように、工具支持台117上にある新しい工
具58を工具取付位置に位置させる。この状態から、以上
記した動作と逆の動作を行うことにより、上記工具58の
各マフラー巻締装置24に装着することができる。
具体的に、第13図の状態から各マフラー巻締装置24を
前進させ、かつ工具支持台117をマフラー巻締装置24に
近付く方向に移動させることにより、工具58のアダプタ
56を嵌合穴42内に嵌入する。そして、シリンダ51を作動
させてコレットチャック48を閉じ、工具58をマフラー巻
締装置24側に固定するとともに、昇降台114と一体に工
具支持台116,117を下降させ、工具58との係合を外す。
次いで、第1シリンダ102および第2シリンダ108を作動
させて移動台30を工具待機位置まで移動させ後、シリン
ダ98のシリンダロッド99を下降させて揺動ブラケット80
等を第2図に実線の位置に戻し、かつシリンダ76を作動
させて揺同軸70、揺動ブラケット80、シーミングアーム
22を後退させ、カムフォロア20をカム16のカム溝18内に
前方から嵌入することにより、使用可能状態にすること
ができる。
以上のように、ここに記した機構によれば、シリンダ
等の各作動手段を適宜作動させるだけで、工具58の交換
を自動的かつ容易に行うことができる。
さらに、第1図に示されるように装置本体にエア供給
孔53を設け、これを通じて嵌合穴42内に清掃用エアを供
給するようにすれば、嵌合穴42の内壁やアダプタ56に付
着した粉塵等を容易に除去することができる。
なお、この発明はこのような実施例に 限定されず、
側として次のような態様をとることも可能である。
(1) 前記実施例では、マフラー10の両側に配置され
たマフラー巻示装置24の双方の工具58を一度に交換する
機構について記したが、本発明では、単一マフラー巻締
装置に対して工具を交換する機構についても適用が可能
である。
(2) 前記実施例では、マフラー巻締装置24に一対の
マフラー巻締部材(揺動ブラケット80等)が設けられた
ものを示したが、本発明では、単一のマフラー巻締部
材、あるいは3つ以上のマフラー巻締部材をもつ装置に
ついても適用が可能である。
(3) 本発明では、移動台作動手段やマフラー巻締部
材作動手段等の具体的な構成を問わず、上記シリンダの
他、モータ等適宜なものを持入ればよい。
(4) 前記実施例では、複数の工具支持台116,117が
一体に昇降するものを示したが、本発明では各工具支持
台を個別に昇降させるようにしてもよい。また、各工具
支持台を水平方向に一体にスライドさせるようにしても
よい。
(5) 前記実施例では、マフラー巻締部材である揺動
ブラケット等を前方へ押出し、さらに同揺動ブラケット
等を上側へ押出げる構造のものを示したが、本発明にお
いて、上記マフラー巻締部材が工具交換の際に邪魔とな
らない位置に配設されている場合には、上記マフラーの
巻締部材を押上げる手段等は省略が可能である。
(6) 本発明では、案内部および被案内部の具体的な
構成を問わず、一般にカム機構として知られているもの
等、周知の構造のものを適宜用いればよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、マフラー巻締部材作動
手段や移動台作動手段等の各作動手段を適宜のタイミン
グで作動させるだけで、従来は手作業を必要としていた
工具交換作業を自動的かつ容易に行うことができ、これ
によって工具交換作業の高能率化を図ることことができ
る効果がある。
さらに、上記マフラー巻締装置本体において上記工具
が挿脱される部分に清浄用ガスを供給するガス供給手段
を備えたものによれば、工具交換の際に、装置本体およ
び工具表面を移動的かつ容易に清掃することができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるマフラー巻締装置の
断面側面図、第2図(a)は同巻締装置の正面図、同図
(b)は同巻締装置の破断側面図、第3図は同巻締装置
のマフラー巻締部を示す断面図、第4図は同巻締装置に
設けられたシリンダを示す一部断面正面図、第5図は移
動台が工具待機位置にある状態を示す断面正面図であり
第14図のV−V線断面図、第6図は移動台の工具支持台
が装置本体の工具の下方にある状態を示した一部断面側
面図、第7図は第6図のB矢視図、第8図は上記工具支
持台が装置本体の工具に係合した状態を示す一部断面側
面図、第9図は第8図のIX−IX線断面図、第10図は第9
図のC矢視図、第11図は上記工具支持台に係合された工
具が装置本体から引抜かれた状態を示す一部断面側面
図、第12図は上記装置本体が後退した状態を示す一部断
面側面図、第13図は新しい工具が工具交換位置に移動し
た状態を示す一部断面正面図、第14図は上記マフラー巻
締装置を含むマフラー巻締システムの全体平面図、第15
図は同マフラー巻締システムの全体側面図、第16図
(a)は巻締められる前のマフラーの正面図、第16図
(b)は同マフラーの断面側面図、第17図は巻締められ
た後のマフラーの断面側面図、第18図は第17図のA部拡
大図、第19図は従来のマフラー巻締装置とマフラーとの
係合状態を示す断面平面図である。 10……マフラー、14……受型、16……カム(案内部
材)、18……カム溝(案内部)、20……カムフォロア
(被案内部材)、22……シーミングローラ(マフラー巻
締部)、24……マフラー巻締装置、36……主軸頭、40…
…主軸、42……嵌合穴、53……エアコンプレッサ(エア
供給手段)、58……工具、66……工具着脱機構、70……
揺動軸(マフラー巻締部材を構成)、76……シリンダ
(マフラー巻締部材作動手段)、80……揺動ブラケット
(マフラー巻締部材を構成)、82……シーミングアーム
(マフラー巻締部材を構成)、102……第1シリンダ
(移動台作動手段)、108……第2シリンダ(移動台作
動手段)、116,117……工具支持台、118……昇降シリン
ダ(工具支持台作動手段)、126……シリンダ(工具支
持台駆動手段)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マフラー端部が装着される受型と、上記マ
    フラーの断面形状に倣う形状の案内部をもつ案内部材
    と、装置本体に移動可能に取付けられ、上記案内部材の
    案内部に係合される被案内部およびマフラー周縁部に押
    付けられるマフラー巻締部を有するマフラー巻締部材と
    を備え、上記被案内部が上記カムに案内される状態で上
    記マフラー巻締部と上記受型とでマフラー周縁を挟み付
    けながら上記受型および案内部材を一体に回転させるこ
    とによりマフラー周縁を順次巻締めるようにしたマフラ
    ー巻締装置において、その装置本体に対し上記受型およ
    び案内部材からなる工具を自動交換するための機構であ
    って、上記工具を装置本体に対してマフラーの軸方向に
    挿脱可能に構成し、上記被案内部を上記案内部材の案内
    部に対してマフラーの軸方向に挿脱可能に構成するとと
    もに、上記工具を装置本体側に固定する状態と解放する
    状態とに切換可能な工具着脱機構と、上記工具が装置本
    体に装着された状態で上記マフラー巻締部材をその被案
    内部が上記案内部材に嵌合される位置と上記案内部材か
    ら外れる位置との間で移動させるマフラー巻締部材作動
    手段と、複数の工具支持台が昇降可能かつマフラーの軸
    方向に移動可能に設けられ、各工具支持台が工具の下方
    に位置する工具変換位置と各工具支持台が工具から離れ
    る工具待機位置との間を移動する移動台と、この移動台
    を駆動する移動台作動手段と、各工具支持台を作動させ
    る工具支持台作動手段とを備え、これらの工具支持台が
    上昇した状態でその工具支持台に上記工具が係合される
    ように構成したことを特徴とするマフラー巻締装置の工
    具自動交換機構。
  2. 【請求項2】上記マフラー巻締装置本体において上記工
    具が挿脱される部分に清掃用ガスを供給するガス供給手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載のマフラー巻
    締装置の工具自動交換機構。
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