JP2509041Y2 - 自動車の吸気レゾネ―タ - Google Patents

自動車の吸気レゾネ―タ

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JP2509041Y2
JP2509041Y2 JP8255490U JP8255490U JP2509041Y2 JP 2509041 Y2 JP2509041 Y2 JP 2509041Y2 JP 8255490 U JP8255490 U JP 8255490U JP 8255490 U JP8255490 U JP 8255490U JP 2509041 Y2 JP2509041 Y2 JP 2509041Y2
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JP
Japan
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vibration
intake resonator
air intake
resonator
rubber
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JP8255490U
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満 佐藤
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンに連通する吸気ダクトに接続して
空洞共鳴により消音を行うと共に、ダイナミックダンパ
としてボデーの共振振動に同調して共振振動するように
なった自動車の吸気レゾネータに関するものである。
〔従来の技術〕
この種の吸気レゾネータにおいては、2点又は3点を
防振ゴムを介して周囲のボデーに取付けることにより、
その防振ゴムのばね定数及びレゾネータ質量で振動周波
数をエンジンの振動周波数に同調するように設定して、
ダイナミックダンパとして機能させている。
〔考案が解決しようとする課題〕
したがって、レゾネータ質量及びその取付け方法が決
まると特定の振動周波数にしか同調できず、エンジン別
の同調は防振ゴムのばね定数の変更やレゾネータにマス
ダンパを追加して対応しており、部品点数の増加につな
がっていた。
よって、本考案は、部品を交換することなく振動周波
数を容易に調整できる自動車の吸気レゾネータを提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、この目的を達成するために、吸気レゾネー
タ本体が、共振振動を許容する弾性体を介してボデーに
固定され、吸気レゾネータ本体の傾倒により前記弾性体
のたわみ量を変化させるように、吸気レゾネータ本体及
びボデー間に、互の離間距離を調整可能に係合し、かつ
吸気レゾネータ本体の振動に追従する間隔調整部材を介
在させたことを特徴としている。
〔作用〕
吸気レゾネータ本体及びボデー間に、間隔調整部材が
離間距離を調整して係合することにより、吸気レゾネー
タ本体の傾倒量が設定される。したがって、その傾倒量
に応じた弾性体のたわみ量に対応するばね定数で規定さ
れる吸気レゾネータ本体の振動周波数を、ボデーの振動
周波数に同調させ得る。
〔実施例〕
第1図〜第5図は、本考案の一実施例による自動車の
吸気レゾネータを示す。
同図において、10は吸気レゾネータ本体であり、エン
ジンに連通する吸気ダクト1に接続して空洞共鳴により
消音を行うと共に、エンジン振動に起因するボデー2の
共振振動に応じて共振振動する。
この吸気レゾネータ本体10の上面及び前面下方は、振
動を許容する防振ゴム11、12を介してボデー2に固定さ
れている。即ち、防振ゴム11は、第2図に拡大して示す
ように、中間部分に吸気レゾネータ上面10aを係入させ
る凹部を備え、両側のゴム部分11a、11bで挟持してい
る。また、防振ゴム12は、ボデー2としてのラジエータ
サポートパネルに支持され、上下方向振動に対して補助
的に防振性を呈する。
また、第3図に拡大して示すように、防振ゴム11、12
を吸気レゾネータ本体10の傾倒によりたわませるよう
に、吸気レゾネータ本体10の側面に、縦軸方向には殆ど
弾性を備えず、上下方向の振動には追従する間隔調整部
材としての4個の球状部分16が配列された間隔調整棒15
が固定されている。そして、離間距離を調整するよう
に、サイドメンバフロント2aに設けられた球面凹状のク
リップ17に、いずれかの球状部分16が係合する。これら
4個の球状部分は、4種類のエンジンによる振動周波数
に対応している。
このような構造の吸気レゾネータにおいて、間隔調整
棒15の最も基端寄りの球状部分16でクリップ17に係合
し、第2図Aに示すように、防振ゴム11の両端面が吸気
レゾネータ上面10aにほぼ平行でボルト19で均等にたわ
ませている状態から、第2図Bに示すように、球状部分
16の選択により吸気レゾネータ上面10aを傾倒させる
と、防振ゴム11の変位量xが変化し、第4図に示すその
弾性特性から変位量が大きくなると共にその接線が急傾
斜になり、即ち動ばね定数が大きくなる。したがって、
下記の式(1)より対応して共振周波数を大きくするよ
うに調整される。
ここで、Kd:防振ゴムの動ばね定数、M:レゾネータ質
量。
例えば、M=7.143×10-5kg、共振振動数70Hzとした
時、式(1)よりKd=13.8kg/mmとなる。そこで、ボル
ト19による防振ゴム11の初期のたわみ量x1=1mmとし
て、第5図に示すように、離間距離Dを10mmだけ大きく
した場合、位置関係から防振ゴム11のたわみ量x2=1.5m
mとなる。そして、防振ゴム12及び間隔調整棒15のばね
定数を無視できる程度に小さいと仮定すると、第4図よ
り防振ゴム11の静ばね定数Ks=18.0kg/mm≒Kdとなり、
共振振動数は79.9Hz、即ち約10Hz変化させ得る。防振ゴ
ム12及び間隔調整棒15のばね定数を無視できない場合、
全てを合成した動ばね定数の変化範囲で共振振動数の調
整が行われる。
第6図及び第7図は本考案の別の実施例を示すもの
で、サイドメンバフロント2aの底面にスタッドボルト21
が下設されると共に、吸気レゾネータ本体10の上面は防
振ゴム26を介してボデー2に固定され、底面には長溝22
を形成された間隔調整アーム20が固定されている。ま
た、長溝22に沿って4種類のエンジンに対応する調整位
置にマーク23〜23cが付されており、ナット24の締付け
位置をエンジンに応じたマーク位置に設定すると共に、
防振ゴム25を介して固定される。この固定位置で防振ゴ
ム26のたわみ量が変化し、またマーク23〜23cの前後で
微調整も可能である。
尚、前述の実施例では、上下方向の振動に対して同調
させたが、横方向の振動に対して同調させる必要が場
合、間隔調整部材の方向を上下方向へ設けることも考え
られる。
〔考案の効果〕
以上、本考案によれば、吸気レゾネータ本体及びボデ
ー間に間隔調整部材を介在させて、吸気レゾネータ本体
の傾倒状態により弾性体のたわみ量を変化させることに
より、吸気レゾネータ本体の振動周波数を部品交換なし
で容易に調整できるようになる。したがって、ダイナミ
ックダンパとして搭載エンジン別にステップ調整又は所
定の搭載エンジンに対する微調整により確実にこもり音
を低減できる。販売店での乗車者の要求にも容易に対応
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例による吸気レゾネー
タを説明する図であり、第1図は断面図、第2図は第1
図のA部拡大断面図、第3図は第1図のB部拡大側面図
及び第4図はばね定数特性を示す図、第5図は同実施例
の原理を説明する図並びに第6図は本考案の別の実施例
による要部断面図及び第7図は同実施例の要部平面図で
ある。 10……吸気レゾネータ本体、11、12、25、26……防振ゴ
ム、15……間隔調整棒、20……間隔調整アーム。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに連通する吸気ダクトに接続して
    空洞共鳴により消音を行うと共に、ダイナミックダンパ
    としてボデーの共振振動に合せて共振振動するようにな
    った自動車の吸気レゾネータにおいて、 吸気レゾネータ本体が、共振振動を許容する弾性体を介
    してボデーに固定され、 前記吸気レゾネータ本体の傾倒により前記弾性体のたわ
    み量を変化させるように、前記吸気レゾネータ本体及び
    ボデー間に、互の離間距離を調整可能に係合し、かつ前
    記吸気レゾネータ本体の振動に追従する間隔調整部材を
    介在させたことを特徴とする自動車の吸気レゾネータ。
JP8255490U 1990-08-03 1990-08-03 自動車の吸気レゾネ―タ Expired - Lifetime JP2509041Y2 (ja)

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JPH0440149U JPH0440149U (ja) 1992-04-06
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