JP2508880Y2 - 回転式印判 - Google Patents

回転式印判

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JP2508880Y2
JP2508880Y2 JP7957390U JP7957390U JP2508880Y2 JP 2508880 Y2 JP2508880 Y2 JP 2508880Y2 JP 7957390 U JP7957390 U JP 7957390U JP 7957390 U JP7957390 U JP 7957390U JP 2508880 Y2 JP2508880 Y2 JP 2508880Y2
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昌樹 木田
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シヤチハタ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は複数の印面を持つ回転式印判に関するもの
で、特にインキを含浸させた多孔質印面を使用し、イン
キ補充可能で、かつカラー印刷に近いカラー捺印ができ
る回転式印判に関するものである。
(従来技術) 従来インキを含浸させた多孔質印面を使用し、インキ
補充可能で、かつカラー印刷に近いカラー捺印を得るに
は、黄色スタンプ、赤色スタンプ、青色スタンプを用意
し、かつ捺印位置をズレないように固定し3色のスタン
プを順次捺印してカラー捺印を得ていた。しかし、この
方法では、捺印位置を固定するために、固定具が必要で
あり、又捺印時には固定具を3ヶの捺印が終了するまで
押さえておかなければならない。
又、3色のスタンプを夫々機械に取り付けて順次捺印
すると、全体が大きくなるので、持ち運びが不便となる
上コスト高となる。
更に、3ヶの印判を取り付ける方法としては、実公昭
30-8909号、実開平1-175866号等が知られている。
これらの印判を利用してカラー捺印を得るには、同じ
位置に3色の印判を順次捺印しなければならないので、
一つ捺印後、次の印判を手で回転させて後、捺印位置を
確かめて捺印しなければならないので、位置合わせに手
間がかかる。
これらの欠点を解消した回転式印判を提供するもので
ある。
(本考案が解決しようとする課題) 従来の回転式印判に3ヶ以上の印面を個々に取り付け
ただけの印判では、捺印位置を固定できず、1回毎の捺
印の度に印面を手で回転変更し、捺印位置を微妙に合わ
せていた。
又、捺印位置の固定具を使用する場合には、3ヶの印
判を捺印する間、手で固定しておかなければならないの
で、手間がかかりかつ微妙に位置合わせをしなければな
らなかった。
これらの課題を解決し、固定具を使用しなくて、かつ
1回毎に印判を手で回転させることなく、鮮明なカラー
捺印、又は重ね捺印ができる安価でかつ小型で便利な回
転式印判を提供する。
(課題を解決するための手段) 少なくとも3ヶ以上の印面19を軸4の周面に保持さ
せ、前記軸4の一端部に前記印面19と同一方向に同数多
角形としたカム8、他端部にラチェット6を前記軸4に
固定し、前記ラチェット6を内蔵し前記軸4に回転可能
に周設されたピニオンギア5を配設した印判部Aと、 略形状の相対する一側面に切り抜き部16と捺印操作
時に前記ピニオンギア5と噛み合うラック7付側板17を
有し、他側面に切り抜き窓14と前記カム8の各面8′を
当接し制御するテーパー部15を有し、更に、側板17′と
コイルスプリング13にて上下動自在に保持した可動アー
ム9をフレーム2他側面に設けて、前記カム8を前記可
動アーム9にて常に当接保持し、前記印判部Aを覆う様
に設けられたフレーム2と、 前記印判部Aの前記軸4の両端部を軸受け3、3′付
外カバー1、1′にて回転可能に支持し、前記フレーム
2の一部を覆い上下スライド保持した外カバー1、1′
とからなり、 外カバー1、1′を押圧するとピニオンギア5がラッ
ク7と噛み合うがラチェット6は前記印判部Aを回転さ
せず、その後前記カバー1、1′を上方にもどすときに
ピニオンギア5とラック7が噛み合いラチェット6が作
動し、前記印判部Aを一部回転させ、更に上方にもどし
カム8の各面8′とテーパー部15とが面当接して前記印
面19を捺印後にかえる手段を備えたことを特徴とする回
転式印判である。
(作用) 軸4の一端部にカム8、他端部にラチェット6を設
け、前記ラチェット6を内蔵するピニオンギア5を取り
付けた印判部Aを、略形状の相対する一側面に切り抜
き部16とラック7付側板17、他側面に切り抜き窓14と上
部にテーパー部15及び側板17′とコイルスプリング13に
て可動アーム9を上下動自在に保持させたフレーム2
に、前記カム8の一辺を前記可動アーム9に当接保持さ
せてあるので、捺印するために外カバー1、1′を押圧
すれば、印判部Aを下方に降ろす時に前記ピニオンギア
5とラック7が噛み合うがラチェット6は印判部Aを回
転させない。この時ラチェット6は、軸4の他端部に固
定され、ピニオンギア5の内面に設けた歯は、前記ラチ
ェット6を滑ってピニオンギア5を回転させ、ピニオン
ギア5とラック7による噛み合い力を印判部Aに伝えな
い。
この状態の過程については、軸4の両端部は外カバー
1、1′の軸受け3、3′に支持されているので、印判
部Aが下方にさがると、カム8は、コイルスプリング13
を押圧しながら可動アーム9をも下方に下げることにな
る。
次に、1回の捺印後、コイルスプリング13にて可動ア
ーム9を介して印判部Aを上方へ引き上げる時に、前記
ピニオンギア5とラック7が噛み合い、更にピニオンギ
ア5の内面に設けた歯と噛み合いラチェット6が作動
し、ピニオンギア5とラック7による噛み合い力を印判
部Aに伝え、印判部Aを回転させるが、前記ラック7で
は、印判部Aを一部回転させ、傾斜させるだけである。
同時にカム8も傾斜させた状態で可動アーム9に当接さ
れ前記印判部Aを上方にもち上げる。更に、カム8は一
部回転した状態でテーパー部15に当接され、前記カム8
は、テーパー部15により更に転回力を加えられラチェッ
ト6が作動し、印判部Aを回転させ前記1回捺印した印
面19とは、異なる印面19を捺印状態にセットする。
更に、上記と同時に捺印のために外カバー1、1′を
押圧し同様に異なった印面19を捺印していく。
(実施例) 以下実施例を図面にて詳細に説明する。
第1図、第2図において、1、1′は外カバーであ
る。略形状の外カバー1の外面には回転つまみ18を回
転自在にし、前記回転つまみの一端は軸4を保持する軸
受け3を設けてある。又外カバー1′の内側には軸受け
3′を一体に設けてある。
2はフレームで、略形状で相対する一側面には切り
抜き部16とラック付側板17を設けた。
前記切り抜き部16の大きさは少なくともピニオンギア
5の径より大きければよい。他側面に上方にテーパー部
15をもった切り抜き窓14及び側板17、17′、前記側板1
7′に平行なガイド板12を一体に設けた。可動アーム9
は、L形状で一片は前記ガイド板12と前記側板17′とで
上下動自在に案内され、その中央の溝10は、フレーム2
に固定したピン11により前記可動アーム9が前記ガイド
板12と前記側板17′から外れないようにしてある。又、
他片はコイルスプリング13によりフレーム2に保持させ
てあり、常に上方に可動アーム9が弾発支持されてい
る。
前記外カバー1、1′はフレーム2の両側端の一部を
覆う様に設けられ、外カバー1、1′はフレーム2の外
面に当接し、上下スライド自在になりフレーム2の内部
に配置される印判部Aの軸4を軸受け3、3′で支持し
ているので外カバー1、1′とともに印判部Aもコイル
スプリング13に弾発保持されながら上下スライドする。
次に印判部Aについて説明する。
4は軸で3ヶの印面を回転させるためで、一端部には
三角形状のカム8の各面8′が各印面19と同一方向に嵌
着固定されている。
他端部には、ラチェット6を前記軸4に嵌合固定し、
前記ラチェット6を内蔵し前記軸4に回転可能に周設さ
れたピニオンギア5を配設した。前記ラチェット6は、
軸4に固定され、ピニオンギア5の内面に設けた歯と噛
み合っている。また、ピニオンギア5は、ラチェット6
を覆い隠す様に設けられている。20は凸部で、前記フレ
ーム2の下端4隅に設けてある。
次にスライド22は、一側面に切欠部23及び、中央部を
開放した内底面の4隅に前記凸部20が嵌合する穴21を設
け、更に、底面にスベリドメ部材24を固着してある。
次に印判Aのカム8を切り抜き窓14を通し、可動アー
ム9に保持させ、外カバー1′の軸受け3′に軸4を挿
入し、フレーム2を覆い、又ピニオンギア5をフレーム
2の切り抜き部16に通し、外カバー1の軸受け3に軸4
を嵌入して、印判部A、フレーム2を外カバー1、1′
により一体とし、スライド22の穴21とフレーム2の凸部
20を嵌合させて回転式印判となる。第3図、第4図によ
り本考案の回転式印判の作動を説明する。第3図(イ)
及び第4図(イ)は外カバー1を外した側から見た図
(右側面図とする)であり、第3図(ロ)及び第4図
(ロ)は外カバー1′を外した側から見た図(左側面図
とする)である。
第3図は回転式印判の静止状態図であり、カム8はテ
ーパー部15と可動アーム9にて印面19の位置を固定して
いる。この状態で外カバー1、1′を押すと、前記ピニ
オンギア5とラック7が噛み合うがラチェット6は印判
部Aを回転させない。これは、一方向の回転しか噛み合
わず軸4の他端部に固定されたラチエット6と、ピニオ
ンギア5の内面に設けた歯が、前記ラチェット6を滑っ
てピニオンギア5を回転させ、ピニオンギア5とラック
7による噛み合い力を印判部Aに伝えない。
従って、印判部Aは、回転せずに下方に降りてきて、
捺印出来る。次に第4図は、捺印後外カバー1、1′を
上方に移動させつつありピニオンギア5とラック7が再
び噛み合い、第3図の噛み合いとは、異なる方向に回転
力をピニオンギア5に伝える図である。
前記ピニオンギア5とラック7が噛み合い、更にピニ
オンギア5の内面に設けられた歯と噛み合いラチェット
6が作動し、ピニオンギア5とラック7による噛み合い
力を印判部Aに伝え、印判部Aを回転させるが、前記ラ
ック7では、印判部Aを一部回転させ、傾斜させるだけ
である。同時に、カム8も傾斜させた状態で可動アーム
9に当接され前記印判部Aを上方にもち上げる。更に、
カム8は、一部回転した状態でテーパー部15に当接さ
れ、前記カム8は、テーパー部15により更に、回転力を
加えられラチェット6が作動し、印判部Aを回転させ、
第3図の状態に戻り、前記1回捺印した印面19とは、異
なる印面19を捺印状態にセットする。
尚、スライド22の底面にはスベリドメ部材24が固着さ
れているので、紙面とはずれないが必ずしも必要ではな
い。即ち、スライドの底面をシボー加工等施せばよい。
又、印面を4ヶにした場合には、カム8を四角にすれ
ばよいが、印面としては6ヶまでであり、各印面を公知
の方法にて着脱自在とし、インキ補充可能にしてもよい
ことは勿論のことである。
(効果) 以上の通りであり本考案の効果は次の通りである。
複数の印面を使用して、カラー捺印を得るために印面
を取り付けておけば、押すだけで印面がかわって、かつ
捺印位置ぎめを最初にするだけで、ズレなく鮮明な捺印
ができる。
更に、安価にかつ小型にできたので、どこへでも簡単
に持ち運びできるので、各種イベントに手軽に利用でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一方向からの分解斜視図 第2図は他方向からの分解斜視図 第3図(イ)は外カバー1を外した右側面図 第3図(ロ)は外カバー1′を外した左側面図 第4図(イ)は捺印直後の外カバー1を外した左側面図 第4図(ロ)は捺印直後の外カバー1′を外した左側面
図 1、1′:外カバー 2:フレーム 4:軸 5:ピニオンギア 6:ラチェット 7:ラック 8:カム 9:可動アーム 13:コイルスプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも3ヶ以上の印面19を軸4の周面
    に保持させ、前記軸4の一端部に前記印面19と同一方向
    に同数多角形としたカム8、他端部にラチェット6を前
    記軸4に固定し、前記ラチェット6を内蔵し前記軸4に
    回転可能に周設されたピニオンギア5を配設した印判部
    Aと、 略形状の相対する一側面に切り抜き部16と捺印操作時
    に前記ピニオンギア5と噛み合うラック7付側板17を有
    し、他側面に切り抜き窓14と前記カム8の各面8′を当
    接し制御するテーパー部15を有し、更に、側板17′とコ
    イルスプリング13にて上下動自在に保持した可動アーム
    9をフレーム2他側面に設けて、前記カム8を前記可動
    アーム9にて常に当接保持し、前記印判部Aを覆う様に
    設けられたフレーム2と、 前記印判部Aの前記軸4の両端部を軸受け3、3′付外
    カバー1、1′にて回転可能に支持し、前記フレーム2
    の一部を覆い上下スライド保持した外カバー1、1′と
    からなり、 外カバー1、1′を押圧するとピニオンギア5がラック
    7と噛み合うがラチェット6は前記印判部Aを回転させ
    ず、その後前記カバー1、1′を上方にもどすときにピ
    ニオンギア5とラック7が噛み合いラチェット6が作動
    し、前記印判部Aを一部回転させ、更に上方にもどしカ
    ム8の各面8′とテーパー部15とが面当接して前記印面
    19を捺印後にかえる手段を備えたことを特徴とする回転
    式印判。
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