JP2508501B2 - クロツクドライバ - Google Patents

クロツクドライバ

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JP2508501B2
JP2508501B2 JP59123304A JP12330484A JP2508501B2 JP 2508501 B2 JP2508501 B2 JP 2508501B2 JP 59123304 A JP59123304 A JP 59123304A JP 12330484 A JP12330484 A JP 12330484A JP 2508501 B2 JP2508501 B2 JP 2508501B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/56Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
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    • H03K17/66Switching arrangements for passing the current in either direction at will; Switching arrangements for reversing the current at will
    • H03K17/665Switching arrangements for passing the current in either direction at will; Switching arrangements for reversing the current at will connected to one load terminal only
    • H03K17/666Switching arrangements for passing the current in either direction at will; Switching arrangements for reversing the current at will connected to one load terminal only the output circuit comprising more than one controlled bipolar transistor
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、CCD撮像素子などの容量性負荷にクロッ
クパルスを供給するための、クロックドライバに関する
ものである。
〔背景技術とその問題点〕
第5図は、従来のクロックドライバの構成を示し、第
5図において、50がPNP形のトランジスタ、51がNPN形ト
ランジスタ、52が容量性負荷、57が信号電流源である。
この信号電流源57の一端が基準電位端子点58に接続さ
れ、その他端がトランジスタ51のベースに接続されてい
る。トランジスタ51のエミッタは接地されており、トラ
ンジスタ51のコレクタがトランジスタ50のコレクタに接
続されている。このコレクタ共通接続点と接地間に容量
性負荷52、例えばCCD撮像素子が接続されている。電源
端子59及び接地間に、抵抗53,ダイオード55及び抵抗56
が直列に接続されている。ダイオード55のカソード及び
抵抗56の接続点がトランジスタ50のベースに接続されて
いる。トランジスタ50のエミッタは、抵抗54を介して電
源端子59に接続されている。
この回路は、トランジスタ51の非導通時において、ト
ランジスタ50に流れる電流I1により容量性負荷52が充
電され、入力信号電流Isigによりトランジスタ51が導通
する時には、トランジスタ51にI2で示す電流が流れ、
〔I2−I1)の電流により容量性負荷52が放電される。
また、入力信号は、例えば1水平周期(1H)毎にハイレ
ベルとなるノーマリーローレベルのパルス信号電流であ
る。
この回路において、容量性負荷52の負荷容量をCL
するとその出力電圧Voutは、立上がり時に、 Vout∝I1・t/CL となる。立下がり時では、 Vout∝(I1−I2)・t/CL となる。容量性負荷52がCCD撮像素子のように大容量の
負荷である場合には、立上がり及び立下がりを急峻とす
るためI1及びI2を共に大きくする必要がある。
トランジスタ51のエミッタ接地における電流増幅率を
felとすると入力信号電流IsigとI2の関係は、 Isig=I2/hfel である。例えば、容量性負荷52の負荷容量CLを(CL
5000pF)とし、平衡時における容量性負荷の出力電圧Vo
utを(Vout=8V)とし、平衡状態に達するまでの時間T
を(T=100nsec)とすると(I2−I1)は、 I2−I1=CL・Vout/T=400mA となる。ここで(I1=400mA,I2=800mA)に選ぶと、 Isig=8mA となる。これにより、トランジスタ50のベースには、常
時4mAのベース電流が流れ込んでいることになる。この
ため、この従来のクロックドライバは、消費電力が大き
くなる問題点がある。例えば、この回路をCCD撮像素子
のインターライン方式の垂直転送クロックに用いた場
合、CCDカメラシステムの低消費電力化の大きな障害と
なる。
〔発明の目的〕
従って、この発明の目的は、入力クロックの遷移期間
でコンプリメンタリ出力回路を駆動し、出力レベル保持
期間においては、微小電流でコンプリメンタリ出力回路
を駆動する低消費電力のクロックドライバを提供するこ
とにある。
〔発明の概要〕 この発明は、入力パルスよりパルス幅がやや広い制御
パルスの期間で共にその値が大きくされ、且つ所定の電
位差を有する第1および第2のバイアス電圧を発生する
バイアス電圧発生手段と、 入力パルスに対応した電圧を発生する第1の接続点
と、第1および第2のバイアス電圧に対応した電圧が発
生する第2の接続点との間に抵抗を接続し、抵抗と第1
および第2の接続点の電位差とで規定される電流を発生
する電流発生手段と、 CCD撮像素子が負荷として接続されると共に、電流発
生手段により発生した電流がベース電流として供給され
るコンプリメンタリ出力段と、 制御パルスのパルス幅の期間では、入力パルスの極性
に応じてコンプリメンタリ出力段の第1及び第2のトラ
ンジスタの一方のトランジスタのベースに電流を供給
し、制御パルスの期間以外では、第1及び第2のトラン
ジスタの他方のトランジスタのベースに電流発生手段に
よって、微小電流を供給するようにしたクロックドライ
バである。
〔実施例〕
この発明の一実施例について、以下図面を参照して説
明する。第1図A及び第1図Bは、この発明の一実施例
の構成を示し、これらの回路は、後述のバイアス電圧供
給回路と夫々接続されるものである。
第1図Aは、ノーマリーローの入力パルスが供給され
るクロックドライバであり、第1図Aにおいて、1,3,5
がNPN形トランジスタ、2,4,6がPNP形トランジスタ、7
が容量性負荷、8が抵抗である。電源端子11に、トラン
ジスタ1のコレクタとトランジスタ6のエミッタとが接
続されている。トランジスタ1のエミッタには、トラン
ジスタ2のエミッタが接続されており、トランジスタ2
のコレクタは、接地されている。また、トランジスタ1
のベースとトランジスタ2のベースとは、互いに接続さ
れており、その接続点は、入力端子12に接続されてい
る。トランジスタ6のコレクタには、トランジスタ5の
コレクタが接続されており、トランジスタ5のエミッタ
は、接地されている。このコレクタ共通接続点と接地間
には、容量性負荷7、例えばCCD撮像素子が接続されて
いる。また、トランジスタ6のベースは、トランジスタ
3のコレクタに接続され、トランジスタ3のエミッタ
は、トランジスタ4のエミッタに接続され、トランジス
タ4のコレクタは,トランジスタ5のベースに接続され
ている。
トランジスタ3及びトランジスタ4のエミッタ共通接
続点と、前出のトランジスタ1及びトランジスタ2のエ
ミッタ共通接続点とが、抵抗8を介して接続されてい
る。また、トランジスタ3のベースが、一方のバイアス
電圧入力端子9に接続され、トランジスタ4のベースが
他方のバイアス電圧入力端子10に接続されている。
第1図Bは、ノーマリーハイの入力パルスが供給され
るクロックドライバであり、第1図Bにおいて、13,15,
17がNPN形トランジスタ、14,16,18がPNP形トランジス
タ、19が容量性負荷、20が抵抗である。このクロックド
ライバの構成は、第1図Aに示したクロックドライバの
構成と同様で、23が電源端子、24が入力端子、21,22が
バイアスス電圧入力端子である。CCD撮像素子を駆動す
る時には、第1図Aに示すクロックドライバが二個と、
第1図Bに示すクロックドライバが二個との計四個のク
ロックドライバが用いられる。
第2図は、上述のバイアス電圧供給端子9,10,21,22に
供給されるバイアス電圧の発生回路の構成を示し、25,3
6がNPN形トランジスタ、26,37がPNP形トランジスタ、2
7,28,38,39が定電流源、29,40がスイッチ回路である。
スイッチ回路29及び40は、制御パルス入力端子47から
の制御パルスにより、水平ブランキング期間でのみオン
するようにされている。電源端子48及び接地間には、抵
抗30,31,32,33が直列に接続されている。抵抗30と並列
にスイッチ29が接続され、抵抗31と抵抗32との接続点に
は、そのコレクタが電源端子48と接続されたトランジス
タ25のベースが接続されている。トランジスタ25のエミ
ッタに、定電流源27が接続され、このエミッタは、バイ
アス電圧出力端子34として導出される。定電流源28に
は、トランジスタ26のエミッタが接続されており、トラ
ンジスタ26のコレクタは接地され、この定電流源とトラ
ンジスタ26のエミッタが、バイアス電圧出力端子35とし
て導出される。
また、電源端子48及び接地間に、抵抗41,42,43,44が
直列に接続され、抵抗44と並列にスイッチ回路40が接続
されている。抵抗41と抵抗42との接続点には、そのコレ
クタが電源端子48と接続されたトランジスタ36のベース
が接続され、抵抗42と抵抗43との接続点には、トランジ
スタ37のベースが接続されている。トランジスタ36のエ
ミッタに、定電流源38が接続されると共に、このエミッ
タがバイアス電圧出力端子45として導出される。トラン
ジスタ37のエミッタに定電流源39が接続され、トランジ
スタ37のコレクタが接地され、このエミッタがバイアス
電圧出力端子46として導出される。
第1図Aに示すノーマリーローのクロックドライバの
バイアス電圧入力端子9と第2図に示すバイアス電圧発
生回路のバイアス電圧出力端子34とが接続されると共
に、バイアス電圧入力端子10とバイアス電圧出力端子35
とが接続される。第1図Bに示すノーマリーハイのクロ
ックドライバのバイアス電圧入力端子21と第2図に示す
バイアス電圧発生回路のバイアス電圧出力端子45とが接
続され、バイアス電圧入力端子22とバイアス電圧出力端
子46とが接続される。
第3図及び第4図は、この発明の一実施例の各部の電
圧波形を示す波形図である。
第3図Aは、第1図Aのクロックドライバの入力端子
12に供給されるノーマリーローの入力電圧VIN1の波形
を示し、第3図Bは、第2図のバイアス電圧発生回路の
スイッチ回路29,40を制御する水平ブランキングパルス
の電圧波形を示す。第3図Cは、入力電圧VIN1に対す
る電圧関係を示し、実線は、第1図A中のトランジスタ
1及びトランジスタ2のエミッタ共通接続点の電圧VY1
の波形を示し、破線は、トランジスタ3及びトランジス
タ4のエミッタ共通接続点の電圧VX1の波形を示す。ま
た、第3図Cにおける一点鎖線は、バイアス電圧入力端
子9の電圧VA1の波形を示し、二点鎖線は、バイアス電
圧入力端子10の電圧VB1の波形を示す。
第4図Aは、第1図Bのクロックドライバの入力端子
24に供給されるノーマリーハイの入力電圧VIN2の波形
を示し、第4図Bは、第2図のバイアス電圧発生回路の
スイッチ回路29,40を制御する水平プランキングパルス
の電圧波形を示す。第4図Cは、入力電圧VIN2に対す
る電圧関係を示し、実線は、第1図中のトランジスタ13
及びトランジスタ14のエミッタ共通接続点の電圧VY2
波形を示し、破線は、トランジスタ15及びトランジスタ
16のエミッタ共通接続点の電圧VX2の波形を示す。ま
た、第4図Cにおける一点鎖線は、バイアス電圧入力端
子21の電圧VA2の波形を示し、二点鎖線は、バイアス電
圧入力端子22の電圧VB2の波形を示す。
この発明の一実施例をCCDの垂直レジスタに用いると
すると、第3図Aで示す入力電圧VIN1及び第4図Aで
示す入力電圧VIN2、即ち、CCD垂直レジスタ駆動パルス
は、1フィールドに一個のセンサーゲートパルスを除い
て、第3図B及び第4図Bに示す水平ブランキング期間
BLK内に存在する。例えば、1水平周期THは、63.5μ
secであり、水平ブランキング期間TBLKは、約10μsec
であり、CCD垂直レジスタ駆動パルスの幅は、2〜3μs
ecである。
ここで、第2図で示すバイアス電圧発生回路におい
て、スイッチ回路29がオフ状態では、抵抗30,31及び抵
抗32,33の抵抗比の電源電圧VCC1を分圧してなる電圧が
バイアス電圧出力端子34に取り出されと共に、抵抗30,3
1,32及び33の抵抗比で電源電圧VCC1を分圧してなる電
圧がバイアス電圧出力端子35に取り出される。水平ブラ
ンキングTBLKにおいて、スイッチ回路29がオンする
と、抵抗30がショートされ、バイアス電圧出力端子34,3
5に夫々取り出されるバイアス電圧は、上昇する。従っ
て、このバイアス電圧VA1,VB1は、第3図Cに示すよう
に変化する。
また、スイッチ回路40がオフ状態では、抵抗41,42及
び抵抗43,44の抵抗比で電源電圧VCC1を分圧してなる電
圧がバイアス電圧出力端子46に取り出されと共に、抵抗
42,43,44及び41の抵抗比で電源電圧VCC1を分圧してな
る電圧がバイアス電圧出力端子45に取り出される。水平
ブランキングTBLKにおいて、スイッチ回路40がオンす
ると、抵抗44がショートされ、バイアス電圧出力端子4
5,46に夫々取り出されるバイアス電圧は、低下する。従
って、このバイアス電圧VA2,VB2は、第4図Cに示すよ
うに変化する。つまり、ハイアス電圧発生回路は、水平
プランキング期間TBLKの立上がり時に、スイッチ回路2
9,40がオンし、それに伴いノーマリーロー側のクロック
ドライバに供給されるバイアス電圧は、上げられ、ノー
マリーハイ側のクロックドライバに供給されるバイアス
電圧は、下げられる。また、水平ブランキング期間T
BLK以外では、スイッチ回路29,40がオフし、それに伴い
ノーマリーロー側のバイアス電圧は下げられ、ノーマリ
ーハイ側のバイアス電圧は、上げられる。
第1図Aのクロックドライバの入力端子12には、CCD
垂直レジスタ駆動パルスの立上がり時において、VCC1
の電圧が印加され、トランジスタ1が導通し、トランジ
スタ2が非導通となる。トランジスタ1及びトランジス
タ2のエミッタ共通接続点の電圧VY1は、VBEをトラン
ジスタ1のベースエミッタ間電圧とすると、 VY1=VCC1−VBE となる。トランジスタ3及びトランジスタ4のエミッタ
共通接続点の電圧VX1は、VBEをトランジスタ4のベー
スエミッタ間電圧とすると、 VX1=VB1+VBE となる。VY1及びVX1間の電位差、即ち抵抗8の両端電
位差をΔV1とすると、 ΔV1=VY1−VX1=VCC1−2VBE−VB1 となる。この時、トランジスタ4が導通し、抵抗8の抵
抗値をRXとすると、(ΔV1/RX)で表される電流IX
抵抗8に流れ、トランジスタ4を介してトランジスタ5
のベースに図中I2(I2=IX)の電流が流れる。これ
によって、トランジスタ5が導通し、容量性負荷7の蓄
積電荷がトランジスタ5を通じて放電される。
また、入力パルスの立下がり時においては、VIN1
電位はVCC1から0となり、それに伴いトランジスタ1
が非導通となり、トランジスタ2が導通する。トランジ
スタ1及びトランジスタ2のエミッタ共通接続点の電圧
Y1は、VBEをトランジスタ2のベースエミッタ間電圧
とすると、 VY1=VBE となる。また、トランジスタ3及びトランジスタ4のエ
ミッタ共通接続点の電圧VX1は、VBEをトランジスタ3
のベースエミッタ間の電圧とすると、 VX1=VA1−VBE となる。VY1及びVX1間の電位差をΔV′1とすると、 ΔV′1=VX1−VY1=VA1−2VBE となり、(ΔV′1/RX)で表される電流IXが流れる。
この時トランジスタ3が導通し、この時のIXに等しい
トランジスタ3のコレクタ電流I1が、トランジスタ6
のベースに流れ、これにより、トランジスタ6が導通
し、トランジスタ5が非導通となる。容量性負荷7がト
ランジスタ6のコレクタ電流により充電される。容量性
負荷7の端子電圧は、VCC2に略々等しくなる平衡状態
では、I1は、殆ど流れなくなる。
上述の立上がり時及び立下がり時の電圧変化は、等し
く(ΔV1=ΔV′1)とされ、 VA1+VB1=VCC1・・・(1) となる。また、トランジスタ3とトランジスタ4とを同
時に導通させないためには、Vαをマージン電圧(例え
ば、Vα≒100mV)とすると、 VA1−VB1=2VBE−Vα・・・(2) となる。上記の(1),(2)式により、バイアス電圧
A1,VB1は、 VA1=(VCC1−Vα)+VBEB1=(VCC1+Vα)/2−VBE となり、これらのバイアス電圧は、バイアス電圧発生回
路により、水平ブランキング期間中に形成される。
また、水平ブランキング期間以外の期間では、容量性
負荷であるCCD撮像素子の容量CLが、例えば5,000pFと
大きく、そのため、出力電圧は、殆ど変化しない。しか
し、トランジスタ5及びトランジスタ6のコレクタとIC
基板との間にはリーク電流があるため、これを補償する
程度の微小なベース電流I1をトランジスタ6に供給す
る。この水平ブランキング期間以外では、スイッチ回路
40がオフし、バイアス電圧VA1,VB1が第3図Cに示すよ
うに下げられ、(ΔV2/RX)で表される電流IXが流れ
る。
また、第1図Bのクロックドライバの入力端子24の入
力パルスは、第1図Aの入力端子12の入力パルスの立上
がり時に、VCC1から0に立下がる。この立下がり時で
は、トランジスタ13が非導通となり、トランジスタ14が
導通し、抵抗20の抵抗値をRXとすると、(ΔV3/RX
で表される電流が抵抗20に流れる。この時、トランジス
タ15が導通し、(ΔV3/RX)と等しいトランジスタ15の
コレクタ電流がトランジスタ18のベースに流れ、これに
より、トランジスタ18が導通し、トランジスタ17が非導
通となる。容量性負荷19がトランジスタ18のコレクタ電
流により充電される。容量性負荷19の端子電圧は、V
CC2に略々等しくなる平衡状態では、トランジスタ15の
コレクタ電流は、殆ど流れなくなる。
また、第1図Aの入力端子12の入力パルスの立下がり
時には、第1図Bの入力端子24の入力パルスは、立上が
り、入力端子24の電圧は、0からVCC1に立上がる。こ
の立上がり時では、トランジスタ13が導通し、トランジ
スタ14が非導通となる。そしてトランジスタ16が導通
し、抵抗20に(ΔV4/RX)で表される電流が流れ、(Δ
3/RX)に等しい電流がトランジスタ17のベースに流れ
る。これによってトランジスタ17が導通し、容量性負荷
19の蓄積電荷がトランジスタ17を通じて放電される。
このように、第1図A及び第1図Bに夫々示すクロッ
クドライバは、動作し、第3図及び第4図中のVX1,VY1
間の電位差及びVX2,VY2の電位差ΔV1,ΔV2,Δ
3,ΔV4は、 ΔV1=ΔV3・ΔV2=ΔV4 となっている。
また、上述の一実施例と異なり、入力パルス幅が比較
的広い場合は、その立上がりエッジ及び立下がりエッジ
を夫々含む遷移期間でのみバイアス電圧を増大させて
(ノーマリーローの場合)、前後の遷移期間で挟まれた
ドライブ期間では、バイアス電圧をさげるようにしても
良い。
尚、上述の一実施例は、この発明をCCD撮像素子のク
ロックドライバに適用した例であるが、当然のことなが
ら、CCDドライブのみならず他の容量性負荷のクロック
ドライバにも適用することができる。
〔発明の効果〕
この発明に依れば、出力パルスの遷移期間を含む期間
でのみ、大電流で容量性負荷をドライブし、出力パルス
の遷移期間を含む期間以外では、容量性負荷を微小電流
でドライブすることができるため、クロックドライバの
消費電力が従来のクロックドライバの消費電力と較べ
て、少なくすることができる。例えば、前出のΔV2
(ΔV2=1・ΔV1/n)とすると、この時の無負荷消費
電力Pは、 P={(ΔV1/Rx)・TBLK/TH+(ΔV2/Rx)(TH
BLK)/TH}・VCC2 ={(n−1)・ΔV1・TBLK/(n・Rx・TH)+1
・ΔV1/(n・Rx)}・VCC2 ={(n−1)・TBLK/(n・TH)+1/n}・ΔV1
CC2/Rx となる。また、従来のクロックドライバの無負荷消費電
力P′は、 P′=ΔV1・VCC2/RX となる。ここで、消費電力比は、 P/P′=(n−1)・TBLK/(n・TH)+1/n となる。ここで、一例として(n=10)とすると(T
BLK/TH=10/63.5)であるからその消費電力比は、 P/P′=0.24=24% となる。つまり、この発明に依れば、従来のクロックド
ライバの無負荷消費電力と較べて約1/4の無負荷消費電
力でCCD撮像素子を駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A及び第1図Bは、この発明の一実施例の接続
図、第2図はこの発明の一実施例におけるバイアス電圧
発生回路の構成を示す接続図、第3図は第1図Aに示す
クロックドライバの各部の波形図、第4図は第1図Bに
示すクロックドライバの各部の波形図、第5図は、従来
のクロックドライバの説明に用いる接続図である。 1,3,5,13,15,17,25,36:NPN形トランジスタ、2,4,6,14,1
6,18,26,37:PNP形トランジスタ、7,19:容量性負荷、8,2
0,30,31,32,33,41,42,43,44:抵抗、27,28,38,39:定電流
源、29,40:スイッチ回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力パルスよりパルス幅がやや広い制御パ
    ルスの期間で共にその値が大きくされ、且つ所定の電位
    差を有する第1および第2のバイアス電圧を発生するバ
    イアス電圧発生手段と、 入力パルスに対応した電圧を発生する第1の接続点と、
    上記第1および第2のバイアス電圧に対応した電圧が発
    生する第2の接続点との間に抵抗を接続し、上記抵抗と
    上記第1および第2の接続点の電位差とで規定される電
    流を発生する電流発生手段と、 CCD撮像素子が負荷として接続されると共に、上記電流
    発生手段により発生した電流がベース電流として供給さ
    れるコンプリメンタリ出力段と、 上記制御パルスのパルス幅の期間では、上記入力パルス
    の極性に応じて上記コンプリメンタリ出力段の第1及び
    第2のトランジスタの一方のトランジスタのベースに電
    流を供給し、上記制御パルスの期間以外では、上記第1
    及び第2のトランジスタの他方のトランジスタのベース
    に上記電流発生手段によって、微小電流を供給するよう
    にしたクロックドライバ。
JP59123304A 1984-06-15 1984-06-15 クロツクドライバ Expired - Lifetime JP2508501B2 (ja)

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