JP2508490Y2 - 車両用暖房装置 - Google Patents

車両用暖房装置

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JP2508490Y2
JP2508490Y2 JP15062989U JP15062989U JP2508490Y2 JP 2508490 Y2 JP2508490 Y2 JP 2508490Y2 JP 15062989 U JP15062989 U JP 15062989U JP 15062989 U JP15062989 U JP 15062989U JP 2508490 Y2 JP2508490 Y2 JP 2508490Y2
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duct
hot air
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heater
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久彦 西村
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は車両の車室内を暖房するための暖房装置に
関する。
[従来の技術] 従来の車両ではインストルメントパネルの下部に設置
されたフロントヒータからの熱風をインストルメントパ
ネルの各所から吹出して運転席付近や助手席付近を暖房
し、また、センタコンソールの後部にリヤヒータが設置
された車両ではリヤヒータから吹出される熱風によって
後席付近を暖房していた。
[考案が解決しようとする課題] 車室内の温度が低下した寒冷時にフロントヒータのみ
で車室内を暖房する場合には車室内全体が適温に昇温す
るまでに相当の時間を要し、また、リヤヒータ付車両で
はこのリヤヒータから吹出される熱風を前席暖房用とし
て使用しえないので、乗員数によってはリヤヒータを有
効活用しえない問題点があった。
本考案は上記問題点を解消して車室内の必要区域を効
果的に暖房しうる車両用暖房装置を提供することを課題
とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案の車両用暖房装置は、フロアパネルの前後方向
の中央部付近に左右方向に沿って取付けられたフロアク
ロスメンバには熱風を車室内の前部下端へ吹出すための
前吹出口を開口し、ヒータ本体に基端部が接続されたヒ
ータダクトの先端部付近には、前端が前記フロアクロス
メンバに接続された分流ダクトを前後方向に沿って形成
してこの分流ダクトの後端には熱風を車室内の後部下端
へ吹出すための後吹出口を開口し、この分流ダクト内に
は、前記ヒータダクト内の熱風を前記フロアクロスメン
バ内へ導入する前分岐流路と、前記ヒータダクト内の熱
風を前記後吹出口側へ誘導する後分岐流路とを形成する
とともに、前記分流ダクト内には前記両分岐流路のうち
の一方の分岐流路が開路されて他方の分岐流路が閉路さ
れた状態と、前記両分岐流路が共に開路された状態とに
切換える切換えダンパを設置した構成を有する。
(作用) 上記した構成を有する車両用暖房装置において、分流
ダクト内に設置された切換えダンパを切換え操作する
と、分流ダクト内の前分岐流路が開路されて後分岐流路
が閉路され、熱風が前吹出口を通じて車室内の前部下端
へ吹出す状態と、前分岐流路が閉路されて後分岐流路が
開路され、熱風が後吹出口を通じて車室内の前部下端へ
吹出す状態と、前後分岐流路が共に開路されて熱風が前
後吹出口を通じて車室内の前部下端および後部下端へ吹
出す状態とに切換えられる。
[考案の効果] 本考案は上記したように構成してあるので、車室内を
暖房するに際し、熱風を前席付近へのみ導入した状態
と、熱風を後席付近へのみ導入した状態と、熱風を前席
付近および後席付近へ同時に導入した状態とに的確に切
換えて要求される暖房態様に対処することができ、寒冷
時に車室内全体の急速暖房が可能となるとともに、前席
付近および後席付近の一方を暖房する場合には全熱風量
を前席付近若しくは後席付近へ集中させて車室内で暖房
を必要とする区域を効果的に暖房することができる。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明す
る。
車両の床面を形成するフロアパネル3上には前席シー
トS1および後席シートS2が設置されるとともに、フロア
パネル3上の前後方向の中央部付近で左右方向の一端部
付近には熱交換器およびブロアを備えたヒータ本体1が
設置され、さらに、フロアパネル3の上面の前後方向の
中央部付近には前席シートS1の脚部が固定された断面ハ
ット形状のフロアクロスメンバ2が左右方向に沿って取
付けられている。
フロアクロスメンバ2の前側壁部2aの左右部には熱風
をフロアクロスメンバ2内から車室内の前部下端すなわ
ち前席乗員の足元付近へ吹出すために左右各2個の前吹
出口9〜9がそれぞれ開口されるとともに、フロアクロ
スメンバ2の左右両端部にはゴム等の筒状弾性材で弾性
圧縮変形可能に形成されたジョイントブーツ8がそれぞ
れ取付けられている。
フロアパネル3の前部の両側方にそれぞれ配設された
左右のフロントドア7内の下端部にはこのフロントドア
7のインナパネル7aの外側面に固定されかつ横長角筒状
に形成されて前後端部が閉塞されたサイドダクト4がそ
れぞれ水平状に装入され、この両サイドダクト4の内側
壁部4aの後端部にはそれぞれ連通口10が開口され、この
連通口10の周縁はフロントドア7のインナパネル7aの後
下端部に開口された開口部7bの周縁に被着されている。
フロントドア7の閉止時には連通口10の周縁部がジョイ
ントブーツ8の先端縁に密接してフロアクロスメンバ2
内とサイドダクト4内とが連通される。
両サイドダクト4の内側壁部4aの前端部および中央部
付近にはそれぞれ熱風を車室の両側方ら車室内の前部下
端へ吹出すために前後各1対の横吹出口11がそれぞれ開
口され、この各横吹出口11の周縁はインナパネル7aの下
端部の前部および中央部付近にそぞれ開口された開口部
7cの周縁にそれぞれ被着さている。
ヒータ本体1に基端部が接続されたヒータダクト5の
先端部付近にはこのヒータダクト5内の熱風が前方およ
び後方へ誘導されるように前後方向に沿って設置されて
フロアクロスメンバ2に直交状に連接された分流ダクト
6が形成されている。
この分流ダクト6の前端はフロアクロスメンバ2の後
側壁部2bの中央部に接続されて分流ダクト6内とフロア
クロスメンバ2内とが連通される一方、分流ダクト6の
後端には熱風を分流ダクト6内から車室内の後部下端す
なわち後席乗員の足元付近へ吹出すための後吹出口12が
開口されている。また、分流ダクト6内には熱風をフロ
アクロスメンバ2内へ導入するための前分岐流路15と、
熱風を後吹出口12側へ誘導するための後分岐流路16とが
形成されている。
分流ダクト6内の中央部付近には熱風を各吹出口9,1
1,12を通じて車室内の前部下端、後部下端および前後部
下端へ選択的に流出させるために分流ダクト6の上下壁
にピン13を介して前後方向への傾動可能に枢着された切
換えダンパ14が切換え操作可能に設置されている。
切換えダンパ14を後方へ傾動して後側の傾動端位置に
保持したときには前分岐流路15が開路されて後分岐流路
16が閉路され、熱風が各前吹出口9および各横吹出口11
を通じて車室内の前端下部へのみ吹出される。
逆に、切換えダンパ14を前方へ傾動して前側の傾動端
位置に保持したときには前分岐流路15が閉路されて後分
岐流路16が開路され、熱風が後吹出口12を通じて車室内
の後部下端へのみ吹出される。
さらに、切換えダンパ14を前側の傾動端位置と後側の
傾動端位置との中間の中立位置に保持したときには前分
岐流路15および後分岐流路16がそれぞれ開路されて熱風
が各吹出口9,11,12を通じて車室内の前部下端および後
部下端へ同時に吹出される。
また、切換えダンパ14の開度を調整して車室内の前部
下端へ吹出す熱風量と、車室内の後部下端へ吹出す熱風
量とを相対的に増減調整することができる。
続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説
明する。
本例ではフロアパネル3の前後方向の中央部付近に左
右方向に沿って取付けられたフロアクロスメンバ2には
熱風を車室内の前部下端へ吹出すための前吹出口9を開
口し、ヒータ本体2に基端部が接続されたヒータダクト
5の先端部付近には、前端がフロアクロスメンバ2に接
続された分流ダクト6を前後方向に沿って形成してこの
分流ダクト6の後端には熱風を車室内の後部下端へ吹出
すための後吹出口12を開口し、この分流ダクト6内に
は、ヒータダクト5内の熱風をフロアクロスメンバ2内
へ導入する前分岐流路15と、ヒータダクト5内の熱風を
後吹出口12側へ誘導する後分岐流路16とを形成するとと
もに、分流ダクト6内には前後分岐流路15,16のうちの
一方の分岐流路が開路されて他方の分岐流路が閉路され
た状態と、両分岐流路15,16のが共に開路された状態と
に切換える切換えダンパ14を設置してある。
このため、車室内を暖房するに際し、熱風を前席付近
へのみ導入した状態と、熱風を後席付近へのみ導入した
状態と、熱風を前席付近および後席付近へ同時に導入し
た状態とに的確に切換えて要求される暖房態様に対処す
ることができ、寒冷時に車室内全体の急速暖房が可能と
なるとともに、前席付近およ後席付近の一方を暖房する
場合には全熱風量を前席付近若しくは後席付近へ集中さ
せて車室内で暖房を必要とする区域を効果的に暖房する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は暖房装
置全体の斜視図、第2図は第1図のX1-X1線拡大断面
図、第3図は同じくX2-X2線拡大断面図、第4図は同じ
くX3-X3線拡大断面図、第5図は同じくX4-X4線拡大断面
図、第6図は同じくX5-X5線拡大断面図である。 1……ヒータ本体 2……フロアクロスメンバ 3……フロアパネル 4……サイドダクト 5……ヒータダクト 6……分流ダクト 7……フロントドア 9……前吹出口 11……横吹出口 12……後吹出口 14……切換えダンパ 15……前分岐流路 16……後分岐流路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアパネルの前後方向の中央部付近に左
    右方向に沿って取付けられたフロアクロスメンバには熱
    風を車室内の前部下端へ吹出すための前吹出口を開口
    し、ヒータ本体に基端部が接続されたヒータダクトの先
    端部付近には、前端が前記フロアクロスメンバに接続さ
    れた分流ダクトを前後方向に沿って形成してこの分流ダ
    クトの後端には熱風を車室内の後部下端へ吹出すための
    後吹出口を開口し、この分流ダクト内には、前記ヒータ
    ダクト内の熱風を前記フロアクロスメンバ内へ導入する
    前分岐流路と、前記ヒータダクト内の熱風を前記後吹出
    口側へ誘導する後分岐流路とを形成するとともに、前記
    分流ダクト内には前記両分岐流路のうちの一方の分岐流
    路が開路されて他方の分岐流路が閉路された状態と、前
    記両分岐流路が共に開路された状態とに切換える切換え
    ダンパを設置したことを特徴とする車両用暖房装置。
JP15062989U 1989-12-26 1989-12-26 車両用暖房装置 Expired - Lifetime JP2508490Y2 (ja)

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JP15062989U JP2508490Y2 (ja) 1989-12-26 1989-12-26 車両用暖房装置

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JPH0388810U JPH0388810U (ja) 1991-09-11
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