JP2508150Y2 - 煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置 - Google Patents

煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置

Info

Publication number
JP2508150Y2
JP2508150Y2 JP1991053374U JP5337491U JP2508150Y2 JP 2508150 Y2 JP2508150 Y2 JP 2508150Y2 JP 1991053374 U JP1991053374 U JP 1991053374U JP 5337491 U JP5337491 U JP 5337491U JP 2508150 Y2 JP2508150 Y2 JP 2508150Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
small fish
mesh conveyor
cooling
conveyor
fish
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991053374U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0686489U (ja
Inventor
斉 藤田
Original Assignee
秋山 平八
斉 藤田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 秋山 平八, 斉 藤田 filed Critical 秋山 平八
Priority to JP1991053374U priority Critical patent/JP2508150Y2/ja
Publication of JPH0686489U publication Critical patent/JPH0686489U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2508150Y2 publication Critical patent/JP2508150Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、珍味や佃煮の原料であ
るシラス、小女子等を煮熟した後、冷却乾燥する小魚の
水切り、冷却乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、煮熟後のシラス等の小魚の水切
り、冷却乾燥においては、図3及び図4に示す如く底部
に蒸気加熱装置を備え、中心部の注入口13に水と共に
注入されたシラス等の小魚4を送出口14まで流動する
間に煮熟する渦巻状に形成された流動煮釜12を使用
し、この流動煮釜12により煮熟され多量の熱湯を含有
する小魚4を、熱湯と共に送出口14から送出しコンベ
ア1に送り、次に傾斜させて配置した樹脂繊維織りの網
目状コンベア2により構成された水切り、冷却乾燥装置
に連続的に送りこんでいる。
【0003】傾斜する網目状コンベア2には、煮熟後の
小魚4が連続的に送りこまれ、小魚4は斜めに上昇移動
する過程で、上側に設けた送風機3により送られる風
と、下側に設けた排風機5による含水空気の排除とによ
り、水切り、冷却乾燥を行ない、次の搬送コンベア7に
移送している。しかし、小魚4が網目状コンベア2に付
着しやすく、付着して搬送コンベア7に自然落下しない
小魚4は網目状コンベア2の最終端下部で剥離具8によ
り強制的に掻き落していた。網目状コンベア2から滴下
する水は下部で集水し、排水口6から排出させていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】流動煮釜から直接的に
網目状コンベアに送り出す従来の水切り、冷却乾燥装置
は、多量の熱湯を含有した煮熟直後の小魚が運続的に送
りこまれ、網目状コンベア上では分散され、送風、排風
により強制空冷となるので冷却効果は向上するが、水切
れが悪く網目状コンベアの表面に付着したままとなり、
次の搬送コンベアに落下しない現象が多発する欠点があ
った。このため最終端部位置に設けた剥離具により強制
的に剥離するので、魚体が損傷し、製品の品質を著しく
低下させていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来の課題を解決するた
めに、上側から送風し下側から排風される水切り、冷却
装置を構成する網目状コンベアの小魚搬送面の上面側
に、断面山形または断面弧状等に屈曲させた小魚飛散防
止板を設け、下面側に、上向きの噴気口を有するパイプ
やダクトで構成した噴気路を装設し、搬送中の小魚を噴
気路からの噴気により網目状コンベアから噴き上げて引
き離し、再ひ網目状コンベアに落下させて冷却乾燥を促
進させ、小魚から排出される水の流下を助成する。
【0006】更に、小魚の魚体の大きさ、含水状態等に
応じて、網目状コンベアの移動速度及び傾斜速度を調節
できるように構成して水切り、冷却乾燥を向上する。
【0007】
【作用】送出しコンベアから連続的に送り出される多量
の熱湯を含有した煮熟後の小魚は、噴気路の噴気口から
噴出される空気により網目状コンベア面から噴き上げて
網目状コンベアから引き離し、魚体を損傷せずに効率よ
く冷却乾燥すると共に、網目状コンベア上に残る排水の
流れをよくする。噴き上げられた小魚は、上面側の小魚
飛散防止板により飛散させずに再び網目状コンベアの上
に落下させて搬送する。
【0008】網目状コンベアは、非吸水性の樹脂繊維織
布で構成され、小魚の損傷を防止するため網目が微細に
形成されている。従って、小魚から排出された水が網目
に付着して貯溜しやすいので、小魚が網目状コンベアの
面上にあると、小魚から水を分離するのは難かしく、上
側からの送風と下側からの排風の効果も著しく低下す
る。こうした現象下において、網目状コンベアから噴き
上げにより小魚を引き離すことは、小魚の付着を防止
し、水切り、冷却乾燥の効果を向上する上で極めて有効
である。
【0009】
【実施例】図1及び図2に示す実施例について説明す
る。1は小魚煮熟装置に連設され、多量の熱湯を含有す
る煮熟後の小魚4を送り出す送出しコンベアであり、こ
の送出しコンベア1に、上り方向に小魚4を搬送する樹
脂繊維織の網目状コンベア2を連設する。この網目状コ
ンベア2は、小魚の魚体や含水状態に応じて、移動速
度、傾斜角度及び停止時間を適宜調節できるように傾斜
させて設置し、連続的又は間欠的に作動させる。従っ
て、送出しコンベア1から送りこまれる小魚4は、連続
的に移動する時は網目状コンベア2に散布状態に落さ
れ、間欠的に移動する時は、停止時間中、同じ位置に落
されるので、間欠的に山盛り状に盛り上げられる。
【0010】網目状コンベア2の小魚搬送面の下面側
に、コンプレッサーや送風機に接続されるパイプ、ダク
ト等で構成した噴気路9を装設する。この噴気路9は、
網目状コンベア2の小魚搬送面に載っている小魚4を下
側から噴気して引き離すための上向きの噴気口10を有
し、噴気路9の設置位置で、移動する網目状コンベア2
の上面の小魚4を噴き上げる。また、網目状コンベア2
の小魚搬送面の上面側に、噴き上げられた小魚4が突き
当り、移動する網目状コンベア2の上面に再び落下する
ように屈曲させ断面山形、弧形等に形成した小魚飛散防
止板11を装設する。
【0011】網目状コンベア2の上側には移動する小魚
4に風を送る複数の送風機3を装設し、網目状コンベア
2の下側には含湿空気を排除する排風機5を装設して、
従来の冷却乾燥装置と同様に強制空冷を行ない、最下部
に小魚4から排出されて落下した水の排水口6を設け
る。
【0012】網目状コンベア2により送られる小魚は、
次の搬送コンベアに送られるが、小魚4はよく冷却乾燥
され、接触している網目コンベアは水切りされているの
で、最終端部において剥離具により掻き落さなくても搬
送コンベア7の上に自重により分散して拡がり落ちる。
従って、小魚4は魚体が損傷されずに効率よく空冷によ
り冷却乾燥される。
【0013】
【考案の効果】本考案は、広い土地や大きな容積を必要
とする干し場が不用となり、季節変動や天候に左右され
ずに、網目状コンベアで搬送しながら水切り、冷却乾燥
を効率よく短時間で行ない、魚体を損傷せずに原姿を保
持して良質の製品を量産することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の正面図である。
【図2】図1のA−A′部断面図である。
【図3】網目状コンベアを使用した従来の自動冷却乾燥
装置の平面図である。
【図4】図3に示す従来の自動冷却乾燥装置の正面図で
ある。
【符号の説明】
1 送出しコンベア 2 網目状コンベア 3 送風機 4 シラス等の小魚 5 排風機 6 排水口 7 搬送コンペア 8 剥離具 9 噴気路 10 噴気口 11 小魚飛散防止板 12 流動煮釜 13 注入口 14 送出口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煮熟した小魚(4)を小魚煮熟装置から
    送り出す送出しコンベア(1)に、上側に送風機
    (3)、下側に排風機(5)を備え、かつ傾斜し、上り
    方向に小魚(4)を搬送する網目状コンベア(2)を、
    速度及び傾斜角度を調節できるように連設し、網目状コ
    ンベア(2)の小魚搬送面の上面側に、屈曲させて断面
    を山形、弧形等に形成した小魚飛散防止板(11)を設
    けると共に、下面側に、上向きの噴気口(10)を有す
    るパイプ、ダクト等で構成した噴気路(9)を装設した
    ことを特徴とする煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置。
JP1991053374U 1991-04-11 1991-04-11 煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置 Expired - Lifetime JP2508150Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991053374U JP2508150Y2 (ja) 1991-04-11 1991-04-11 煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991053374U JP2508150Y2 (ja) 1991-04-11 1991-04-11 煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0686489U JPH0686489U (ja) 1994-12-20
JP2508150Y2 true JP2508150Y2 (ja) 1996-08-21

Family

ID=12941046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991053374U Expired - Lifetime JP2508150Y2 (ja) 1991-04-11 1991-04-11 煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2508150Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101642353B1 (ko) * 2015-06-29 2016-07-25 한국미강연합유통 주식회사 미강 제분 제조 방법 및 그 방법을 이용한 미강 제분 제조장치
KR102411737B1 (ko) * 2022-02-11 2022-06-22 청원생명농협쌀조합공동사업법인 파보일드 곡물 로스팅 제분 시스템
CN116929032B (zh) * 2023-09-13 2023-11-28 山东蓝墨生物科技有限公司 一种芦丁生产的烘干装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5627504A (en) * 1979-08-14 1981-03-17 Pioneer Electronic Corp Active antenna system
JPS5627504U (ja) * 1980-07-15 1981-03-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0686489U (ja) 1994-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107101492B (zh) 一种粮食干燥除尘设备
JP2508150Y2 (ja) 煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置
CN109282621A (zh) 一种用于大米的烘干装置
KR0180346B1 (ko) 유동층을 이용한 석탄의 건조분급장치
CA2056202A1 (en) Air diverter for chaff removal in a combine
JPS6317648A (ja) 甲殻類の殻取り方法及び装置
JPH073904Y2 (ja) 煮熟小魚の水切り冷却装置
JP3560562B2 (ja) 食品洗浄装置
KR100431665B1 (ko) 습식 마늘박피장치
CN213335395U (zh) 一种苹果风干装置
CN213454800U (zh) 一种稻谷的烘干装置
US2129214A (en) Drier
JPH0750951Y2 (ja) 煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置
JPH0744015Y2 (ja) 基板の液切り装置
CN211458716U (zh) 一种鱼仔清洗机
JPS6217151B2 (ja)
CN216874935U (zh) 果脯预干机
CN104605379B (zh) 一种具有料浆喷淋收集功能的肉制品传送装置
CN215613017U (zh) 一种砂石原料的前处理装置
CN107131745A (zh) 一种中药材烘干辅助装置
CN220701477U (zh) 一种冷拌粉面快速冷却与包装装置
CN206963878U (zh) 一种粮食加工风干系统
JPH0513528Y2 (ja)
KR100456294B1 (ko) 습식 마늘박피장치
SU1311775A1 (ru) Установка дл мокрой обработки и пропаривани зерна круп ных культур