JPH0513528Y2 - - Google Patents

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JPH0513528Y2
JPH0513528Y2 JP1985179655U JP17965585U JPH0513528Y2 JP H0513528 Y2 JPH0513528 Y2 JP H0513528Y2 JP 1985179655 U JP1985179655 U JP 1985179655U JP 17965585 U JP17965585 U JP 17965585U JP H0513528 Y2 JPH0513528 Y2 JP H0513528Y2
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casing
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cylindrical body
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の分野 この考案は、例えば、水冷処理した樹脂ペレツ
トを遠心力を利用して脱水処理する場合に使用す
るようなペレツト脱水処理装置に関する。
(ロ) 考案の背景 この種のペレツト脱水処理装置で、成型後に水
冷処理した樹脂ペレツトの脱水処理を行なつた場
合、装置内は脱水による水分と、ペレツトの残熱
に基づく水の蒸気化とによつて、雰囲気湿度が高
いため、この雰囲気が冷却されることで湿気が結
露して、この結露水がペレツトの移送される通路
内やサイクロン内の壁面に付着する。
そのために、脱水処理されたペレツトがサイク
ロンによつて気流と分離される間に、壁面に付着
した結露水がペレツトに付着し、脱水処理したに
も拘らず、ペレツトに水が再付着する不都合があ
つた。
この欠点を解決するため、脱水ケーシングの最
終端又は脱水ケーシングに繋がる排出経路途中
に、ケーシング内部の高湿度雰囲気を排出する排
気手段を設けたものもあつた。
ところがこの様な装置では、排気フアンの吸引
力により、水の付着したペレツトは、十分遠心脱
水作用を受けにまま勢い良く排出経路中に移送さ
れることにより、完全な脱水処理を行なえない欠
点が生じていた。
(ハ) 考案の目的 この考案は、ペレツトに対して十分な脱水処理
を行なえるものでありながら、湿気の高い雰囲気
の冷却による湿気の結露を防止して、結露に基づ
く樹脂ペレツトへの水分の再付着を防止したペレ
ツト脱水処理装置の提供を目的とする。
(ニ) 考案の構成 この考案は、ケーシングの筒体の下部には、筒
体内部に空気を導く空気取入れ口を設けると共
に、筒体の上下中間部付近に内部の雰囲気を外部
に排出する排気口を設け、上記排気口には積極的
に雰囲気を排出する排気フアンを取付けたペレツ
ト脱水処理装置であることを特徴とする。
(ホ) 考案の効果 この考案は、筒体内部の湿気の高い雰囲気を排
気フアンにより、積極的に外部に排出して、内部
の高い湿気を取り除くので、極めて効率の良い湿
気の排出ができ、したがつて、樹脂ペレツトの移
送経路内の結露が確実に防止される。
特に排気口と排気フアンを筒体の上下中間部部
付近に設けたので、ペレツトは筒体の途中まで排
気フアンの吸引力が作用して引上げられることが
あつても排気口から後段ではペレツトへの吸引移
送力が働かず、筒状フイルターで十分脱水作用を
受けることができる。
このため、一旦脱水された樹脂ペレツトへの排
出経路中での結露中の再付着がなくなり、良好な
脱水処理を行なえる。
(ヘ) 考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面はペレツト脱水処理装置を示し、第1図お
よび第2図において、1は洗浄脱水装置であり、
樹脂原料を供給する樹脂供給装置2と、ケーシン
グ3と、筒状フイルター4と、羽根車5と、昇降
部6と、排気フアン7と、サイクロン分離機8と
から構成されている。
上記樹脂供給装置2は、ホツパー21より落下
する樹脂原料を移送して排出口22より送り出す
スクリユーコンベヤ23とから形成されている。
このスクリユーコンベヤ23のスクリユー羽根
24にはスクリユー軸25に対し適当間隔毎に攪
拌用フイン(図示せず)を取付けてもよい。
また、スクリユーコンベヤ23のシリンダー2
6の下部周面には開口部27が形成され、この開
口部27に金網28が張設され、金網28下部位
置に排水用受樋29が設けられている。
上記ケーシング3は下部側面に前述の樹脂供給
装置2の排水口22と連通する入口31を有し、
かつ上部側面に出口32を有する筒体33の入口
31下部位置に底板34を嵌着する一方、出口3
2の上部位置には上記昇降部6が嵌着し、筒体3
3の外周一部には筒状フイルター4を出し入れす
るための出入口35を形成し、この出入口35に
蓋板36をボルトなどにより着脱自在に取付け、
出入口35下方に排水口37を取付けている。
上記筒状フイルター4は長方形の金網を筒状に
巻いて合口端部を接続具(図示せず)により着脱
自在に接続したものであり、上下両端開口部4
1,42が筒体33内周の出口32と入口31と
の間に適当間隔を隔てて固定された上下一対のフ
ランジ管43,44外周に嵌合されている。
上記羽根車5は中央に支軸51を備えたたとえ
ば六角の筒状胴体52の外周に羽根53……を筒
状フイルター4に向け放射状に突設し、かつ筒状
フイルター4の上下全域にわたり多数固形成し、
最上位置には横送り羽根54を形成したものであ
る。
上述の各羽根53は回転方向前方にいくに従つ
て順次低くなつており、回転時に樹脂原料を上向
きに移送すべく形成されており、また回転方向前
側縁53aに接当する樹脂原料を外側方へ誘導し
得るように構成されている。
この羽根車5の支軸51の下端スプライン部5
5が底板34中央を貫通して基台56にベアリン
グ57を介して枢着されたスプライン部58と係
脱可能に嵌合されている。
さらに、羽根車5の支軸51の上端部は後述す
る蓋体65に適宜軸受されると共に、抜止めさ
れ、さらに前述の昇降部6に取付けられたモータ
59によりベルト60やプーリ61を介して回転
できるように構成されている。
さらに、昇降部6の上部には係合具62が設け
られ、この係合具62にチエーンなどの垂下体6
3を取付けて、昇降部6および羽根車5を昇降可
能とし、垂下時に基台56上のスプライン部58
に、羽根車5の支軸下端のスプライン部55を係
合させ、さらに第3図にも示すようにケーシング
3の上部外側に枢着した螺軸64を、昇降部6の
蓋体65のU溝66に回動位置させて、螺軸64
に螺合した環ナツト67を螺着して、昇降部6を
ケーシング3に締付けるようにしている。
上記排気フアン7は、ケーシング3の上下中間
部付近、この実施例では中間部よりやや上位位置
に設けた排気口71に連通させて取付けたもの
で、この排気フアン7の吸引力によりケーシング
3中間部まで誘導された比較的高温で高湿度の雰
囲気を外部に除去する。
このケーシング3内に外気を取入れ吸引空気の
上方への流れを良好にするために、第2図に示す
ように、ケーシング3の下部外周および底板34
に空気取入れ口72および73を設け、これに金
網を張設して原料樹脂の外部への流出を防止して
いる。
上記サイクロン分離機8はケーシング3の出口
32より空気と共に排出される樹脂原料を外筒部
81内に旋回するように導入して、外筒部81内
で旋回させる間に空気を中央円筒部82より排出
し、樹脂原料を外筒部81下端より排出するよう
に構成している。
上述のように構成した洗浄脱水装置の作用を述
べる。
まず、モータ59により羽根車5を回転させ、
さらに樹脂供給装置2のスクリユーコンベヤ23
を回転させた状態でホツパー21内に脱水すべき
成型後のペレツトなどの樹脂原料を投入する。
投入された樹脂原料は洗浄水が添加されてホツ
パー21の下端より落下した後、スクリユーコン
ベヤ23の攪拌作用を受けて洗浄水と各所万辺無
く接触して確実に洗浄されるとともにスクリユー
羽根24による移送作用を受けて排出口22へと
移送される間にシリンダー26の金網28部で水
切りが行なわれる。
そして、水切りが行なわれた樹脂原料は排出口
22を介してケーシング3の入口31に供給され
る。樹脂原料が成型後のペレツトの場合は、ペレ
ツトの残熱によつて洗浄水が蒸気となつて発生
し、ペレツトと共に、ケーシング3内に供給さ
れ、筒状フイルター4内で回転する羽根車5の羽
根53による移送操作を受けて、上向きに順次移
送されつつ羽根53により各所万辺無く外向きに
はじかれて筒状フイルター4への衝突を繰り返え
しながら樹脂原料に付着している水分が衝撃力に
よつて除去される。
除去された水分は筒状フイルター4の網目を通
過した後、筒体33内壁面に沿つて流下して下部
フランジ管44部で受けられた排出口37よりケ
ーシング3外部に排出される。
このようにして水分の除去が繰り返えし行なわ
れて充分に脱水された樹脂原料は筒状フイルター
4の上端より上向きに排出されて羽根車5の上端
の横送り羽根54によつて外向きにはじかれて出
口32より排出される。
そうして、排出された樹脂原料はサイクロン分
離機8の外筒部81内に導入されて旋回したの
ち、風が中央円筒部82より排出され樹脂原料が
外筒部81下端より排出され分離される。
上述の樹脂原料の脱水経路中に排気フアン7に
より積極的に吸引する排気口71を形成したの
で、ペレツトは排気口71に至るまでは排気フア
ン7の吸引作用を受けて羽根53による移動力よ
り速められるが、排気口71より後段では、吸引
作用によりやや移送速度を落して十分に筒状フイ
ルター4との衝突を繰り返して完全な脱水を行な
いながら排出方向に移送される。
同時に排気フアン7により成型後の残熱を有す
るペレツトから発生する湿気を多量に含む雰囲気
をその移動経路途中で外部に吸引排出するので、
ケーシング3の上部からサイクロン分離機8に至
るペレツトの移送経路内が結露することながく、
ペレツトに対する水の再付着が防止され、脱水効
果を一層高めることができる。
なお、上述の実施例では、ケーシング3に軸支
させる羽根車5をケーシング3上方より挿脱可能
に構成したので、ペレツトの色換えやその他の原
料の種類変え時に、羽根車5をケーシング3上方
に抜き出すことができるので、羽根車5の各羽根
53の掃除を簡単かつ迅速に完全に行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の一実施例を示し、第1図は
ペレツト脱水処理装置の斜視図、第2図は同縦断
側面図、第3図はその一部の拡大図である。 3……ケーシング、4……筒状フイルター、5
……羽根車、7……排気フアン、31……入口、
32……出口、33……筒体、71……排気口、
72,73……空気取入れ口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 筒状のケーシング3の筒体33内に、筒状のフ
    イルター4を収納し、該フイルター4内に、回転
    して原料の脱水処理と移送処理とを実行する羽根
    車5を収納支持し、前記ケーシング3の一端に原
    料を内部の羽根車5の一端側に供給する入口31
    と、他端に羽根車5で移送される原料を排出する
    出口32とをそれぞれ形成したペレツト脱水処理
    装置であつて、 前記ケーシング3の筒体33の下部には筒体内
    部に空気を導く空気取入れ口72,73を設ける
    と共に、筒体33の上下中間部付近に内部の雰囲
    気を外部に排出する排気口71を設け、 上記排気口71には積極的に雰囲気を排出する
    排気フアン7を取付けたペレツト脱水処理装置。
JP1985179655U 1985-11-20 1985-11-20 Expired - Lifetime JPH0513528Y2 (ja)

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JP1985179655U JPH0513528Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

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JPS6287808U JPS6287808U (ja) 1987-06-04
JPH0513528Y2 true JPH0513528Y2 (ja) 1993-04-09

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5028197B2 (ja) * 2007-09-20 2012-09-19 藤森工業株式会社 ペレットの製造方法およびペレット製造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59176508U (ja) * 1983-05-12 1984-11-26 株式会社日本製鋼所 遠心乾燥機に付属する脱気装置
JPS60115584U (ja) * 1984-01-13 1985-08-05 株式会社日本製鋼所 合成樹脂ペレツトの乾燥分級機

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JPS6287808U (ja) 1987-06-04

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