JPH0750951Y2 - 煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置 - Google Patents
煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置Info
- Publication number
- JPH0750951Y2 JPH0750951Y2 JP1991108075U JP10807591U JPH0750951Y2 JP H0750951 Y2 JPH0750951 Y2 JP H0750951Y2 JP 1991108075 U JP1991108075 U JP 1991108075U JP 10807591 U JP10807591 U JP 10807591U JP H0750951 Y2 JPH0750951 Y2 JP H0750951Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blower
- small fish
- cooling
- conveyor
- draining
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Processing Of Meat And Fish (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、珍味や佃煮の原料であ
るシラス、小女子等を煮熟した後、水切り、冷却乾燥す
る煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置である。
るシラス、小女子等を煮熟した後、水切り、冷却乾燥す
る煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置である。
【0002】
【従来の技術】従来、煮熟小魚の水切り、冷却乾燥は、
図4に例示する如く送出しコンベア1により送り出され
る煮熟後の小魚4を、傾斜させて配置した網状コンベア
2により構成される水切り、冷却装置に連続的に送りこ
んでいた。
図4に例示する如く送出しコンベア1により送り出され
る煮熟後の小魚4を、傾斜させて配置した網状コンベア
2により構成される水切り、冷却装置に連続的に送りこ
んでいた。
【0003】傾斜する網状コンベア2は、連続的に送り
こまれる小魚4を斜めに上昇移動させる過程で、上側に
設けた送風機3と下側に設けた排風機5による含水空気
の排除により、水切り、冷却乾燥を行ない、先端部で落
下させて次の搬送コンベア16上に移送していた。
こまれる小魚4を斜めに上昇移動させる過程で、上側に
設けた送風機3と下側に設けた排風機5による含水空気
の排除により、水切り、冷却乾燥を行ない、先端部で落
下させて次の搬送コンベア16上に移送していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の水切り、冷却装
置は、多量の熱湯を含有した煮熟直後の小魚が連続的に
送りこまれるので、送風、排風による強制空冷だけでは
固った状態のままであるから水切り、冷却が非能率であ
り、固ったままで冷却乾燥されやすく、一尾ずつばらば
らに離れた状態に乾燥させることは極めて困難であっ
た。従って、次の搬送コンベアに固った状態の小魚が送
りこまれ、製品の品質を著しく劣化させるばかりでな
く、乾燥効率を低下させていた。
置は、多量の熱湯を含有した煮熟直後の小魚が連続的に
送りこまれるので、送風、排風による強制空冷だけでは
固った状態のままであるから水切り、冷却が非能率であ
り、固ったままで冷却乾燥されやすく、一尾ずつばらば
らに離れた状態に乾燥させることは極めて困難であっ
た。従って、次の搬送コンベアに固った状態の小魚が送
りこまれ、製品の品質を著しく劣化させるばかりでな
く、乾燥効率を低下させていた。
【0005】この問題を解決する手段として、搬送コン
ベアに乾燥機能を付加したり、あるいは網状コンベアを
延長したり、また揺動機構を加設したりしなければなら
なかった。しかし、設備の増設となり、量産上、設置面
積の拡大や設備費の過剰を招き好ましい手段ではなかっ
た。
ベアに乾燥機能を付加したり、あるいは網状コンベアを
延長したり、また揺動機構を加設したりしなければなら
なかった。しかし、設備の増設となり、量産上、設置面
積の拡大や設備費の過剰を招き好ましい手段ではなかっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】従来の課題を解決するた
めに、網状コンベアの先端部下側に設けた送風支持体
に、両側に送風装置固定用側板を連設した嵌着支持板を
着脱自在に嵌着し、送風装置固定用側板には、角度及び
高さ位置が変化できる送風装置を装設する。
めに、網状コンベアの先端部下側に設けた送風支持体
に、両側に送風装置固定用側板を連設した嵌着支持板を
着脱自在に嵌着し、送風装置固定用側板には、角度及び
高さ位置が変化できる送風装置を装設する。
【0007】送風装置は、送風ジャバラ管が連結された
送風ダクトに両端が連結され、かつ小魚落下側に向く送
風スリットを設けた送風管と、送風スリットの開口下側
に装設されて網状コンベアから落下する小魚を一旦受け
留める受け板と、受け板上に間隔をあけて立設され、送
風スリットから吹き出る風により落下する小魚を散らす
複数の散布方向板により構成される。
送風ダクトに両端が連結され、かつ小魚落下側に向く送
風スリットを設けた送風管と、送風スリットの開口下側
に装設されて網状コンベアから落下する小魚を一旦受け
留める受け板と、受け板上に間隔をあけて立設され、送
風スリットから吹き出る風により落下する小魚を散らす
複数の散布方向板により構成される。
【0008】
【作用】網状コンベアの先端部下側に装置した送風管の
送風スリットから複数の散布方向板に向って風が吹き出
るので、網状コンベアの先端から搬送コンベア上に落下
する小魚は吹き飛ばされ、同時に散布方向板にも接触し
て飛散方向を規制され、ばらばらに散らされながら次の
搬送コンベア上に落下する。従って固った状態の小魚も
1尾ずつばらばらに離され、空冷による水切り、冷却乾
燥が効率よく行なわれる。
送風スリットから複数の散布方向板に向って風が吹き出
るので、網状コンベアの先端から搬送コンベア上に落下
する小魚は吹き飛ばされ、同時に散布方向板にも接触し
て飛散方向を規制され、ばらばらに散らされながら次の
搬送コンベア上に落下する。従って固った状態の小魚も
1尾ずつばらばらに離され、空冷による水切り、冷却乾
燥が効率よく行なわれる。
【0009】また、送風管の角度及び高さ位置を自由に
変えることができるので、送風力及び送風量の調節と相
まって、吹き出る風の角度及び落下する小魚に風が当る
高さ位置を適宜変えることにより、小魚の体長、体重あ
るいは種類に応じて散布状態を変え、乾燥の度合を調節
することができる。
変えることができるので、送風力及び送風量の調節と相
まって、吹き出る風の角度及び落下する小魚に風が当る
高さ位置を適宜変えることにより、小魚の体長、体重あ
るいは種類に応じて散布状態を変え、乾燥の度合を調節
することができる。
【0010】
【実施例】図1及び図2,図3は本考案の実施例を示
し、1は小魚煮熟装置に連設され、多量の熱湯を含有す
る煮熟後の小魚4を送り出す送出しコンベアであり、こ
の送出しコンベア1に、上り方向に小魚4を搬送しなが
ら水切り、冷却乾燥する樹脂繊維織の網状コンベア2を
連設し、次に、網状コンベア2から送り出される小魚4
を次工程に搬送する搬送コンベア16を連設する。
し、1は小魚煮熟装置に連設され、多量の熱湯を含有す
る煮熟後の小魚4を送り出す送出しコンベアであり、こ
の送出しコンベア1に、上り方向に小魚4を搬送しなが
ら水切り、冷却乾燥する樹脂繊維織の網状コンベア2を
連設し、次に、網状コンベア2から送り出される小魚4
を次工程に搬送する搬送コンベア16を連設する。
【0011】網状コンベア2は、傾斜させて配設し、小
魚の魚体の大小、種類、含水状態、空気の湿度、温度に
応じて傾斜角度及び移動速度を適宜設定し、移動する小
魚4へ風を送るため上側に複数の送風機3を装設し、あ
るいは含湿空気を排除するため下側に排風機を装設し
て、従来装置と同様に強制空冷を行ない、また、下側を
通過する網状コンベア2の上側に、付着した小魚4を吹
き落す送風機3′を装設する。
魚の魚体の大小、種類、含水状態、空気の湿度、温度に
応じて傾斜角度及び移動速度を適宜設定し、移動する小
魚4へ風を送るため上側に複数の送風機3を装設し、あ
るいは含湿空気を排除するため下側に排風機を装設し
て、従来装置と同様に強制空冷を行ない、また、下側を
通過する網状コンベア2の上側に、付着した小魚4を吹
き落す送風機3′を装設する。
【0012】網状コンベア2の先端部の下側、即ち小魚
落下位置に近接する先端下側には、両側に送風装置固定
用側板8を連設した嵌着支持板7を着脱自在に装着する
送風装置支持体6を設け、送風装置固定用側板8に、固
定用ネジ17により角度及び高さ位置を自在に変えるこ
とができるように送風装置9を装着する。
落下位置に近接する先端下側には、両側に送風装置固定
用側板8を連設した嵌着支持板7を着脱自在に装着する
送風装置支持体6を設け、送風装置固定用側板8に、固
定用ネジ17により角度及び高さ位置を自在に変えるこ
とができるように送風装置9を装着する。
【0013】送風装置は、送風機(図示せず)に接続さ
れる送風ジャバラ管10が連結された送風ダクト11に
両端が連結され、かつ小魚落下側に向く長手状の送風ス
リット13を設けた送風管と、前記送風スリット13の
開口部下側に装設した落下小魚の受け板14と、受け板
14の上面に間隔をあけて立設した複数の散布方向板1
5とにより構成される。
れる送風ジャバラ管10が連結された送風ダクト11に
両端が連結され、かつ小魚落下側に向く長手状の送風ス
リット13を設けた送風管と、前記送風スリット13の
開口部下側に装設した落下小魚の受け板14と、受け板
14の上面に間隔をあけて立設した複数の散布方向板1
5とにより構成される。
【0014】従って、送風機から送られる風は、送風ジ
ャバラ管10、送風ダクト11を通って送風管12に入
り、送風スリット13の隙間から小魚落下側に吹き出
し、落下する小魚や受け板14上に落ちた小魚を吹き飛
ばす。この際、散布方向板15には送風スリット13か
ら吹き出る風により小魚4が接触し、風力と接触力が作
用して固った状態の小魚をも1尾ずつばらばらに離し、
次の搬送コンベア16上に落下させる。
ャバラ管10、送風ダクト11を通って送風管12に入
り、送風スリット13の隙間から小魚落下側に吹き出
し、落下する小魚や受け板14上に落ちた小魚を吹き飛
ばす。この際、散布方向板15には送風スリット13か
ら吹き出る風により小魚4が接触し、風力と接触力が作
用して固った状態の小魚をも1尾ずつばらばらに離し、
次の搬送コンベア16上に落下させる。
【0015】送風スリット13から吹き出す風力が強す
ぎて小魚が搬送コンベア16より脱出する場合は、図1
及び図2に点線で示す如く、搬送コンベア16に飛散防
止覆い18を装設すれば有効であり、また、網状コンベ
ア2からの離れが悪くて下側に回りこんでから落下し、
送風スリット13より上部の送風管12部分に貯まる小
魚がある場合は、送風管12に別個の送風スリットを加
設することや、送風ダクト11から分岐させた風をその
個所に導くこともできる。
ぎて小魚が搬送コンベア16より脱出する場合は、図1
及び図2に点線で示す如く、搬送コンベア16に飛散防
止覆い18を装設すれば有効であり、また、網状コンベ
ア2からの離れが悪くて下側に回りこんでから落下し、
送風スリット13より上部の送風管12部分に貯まる小
魚がある場合は、送風管12に別個の送風スリットを加
設することや、送風ダクト11から分岐させた風をその
個所に導くこともできる。
【0016】
【考案の効果】本考案は、煮熟後のシラス、小女子等の
小魚が網状コンベアから搬送コンベアに連続的に移る
際、網状コンベアから落下する小魚を、送風管に設けた
送風スリットより吹き出す風により冷却乾燥し、同時
に、受け板と散布方向の作用により1尾ずつばらばらに
離し、散らしながら搬送コンベア上に落下させるので、
乾燥能力が著しく向上する。また、小魚は1尾ずつ原姿
を保持した良質の乾燥製品に仕上がるので、品質が向上
する。
小魚が網状コンベアから搬送コンベアに連続的に移る
際、網状コンベアから落下する小魚を、送風管に設けた
送風スリットより吹き出す風により冷却乾燥し、同時
に、受け板と散布方向の作用により1尾ずつばらばらに
離し、散らしながら搬送コンベア上に落下させるので、
乾燥能力が著しく向上する。また、小魚は1尾ずつ原姿
を保持した良質の乾燥製品に仕上がるので、品質が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の正面図である。
【図2】図1における送風装置部分の側面図である。
【図3】送風装置部分の拡大正面図である。
【図4】従来の煮熟小魚水切り、冷却乾燥装置の正面図
である。
である。
1 送出しコンベア 2 網状コンベア 3 送風機 3′ 送風機 4 煮熟後の小魚 5 排風機 6 送風装置支持体 7 嵌着支持板 8 送風装置固定用側板 9 送風装置 10 送風ジャバラ管 11 送風ダクト 12 送風管 13 送風スリット 14 受け板 15 散布方向板 16 搬送コンベア 17 固定用ネジ 18 飛散防止覆い
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A22C 25/00 Z
Claims (1)
- 【請求項1】 煮熟小魚を水切り、冷却しながら移動さ
せる網状コンベア2の先端部下側に設けた送風装置支持
体6に、両側に送風装置固定用側板8を連設した嵌着支
持板7を着脱自在に嵌着し、前記送風装置固定用側板8
に、角度及び高さ位置が適宜変化できる送風装置9を装
着し、この送風装置9は、送風ジャバラ管10が連結さ
れた送風ダクト11に両端が連結され、かつ小魚落下側
に向く送風スリット13を設けた送風管12と、送風ス
リット13の開口部下側に装設した受け板14と、この
受け板14の上面に間隔をあけて立設した複数の散布方
向板15により構成したことを特徴とする煮熟小魚の水
切り、冷却乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991108075U JPH0750951Y2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991108075U JPH0750951Y2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065491U JPH065491U (ja) | 1994-01-25 |
JPH0750951Y2 true JPH0750951Y2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=14475248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991108075U Expired - Lifetime JPH0750951Y2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 煮熟小魚の水切り、冷却乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750951Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002087557A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-27 | Kamusa Shoji:Kk | 小魚移送用コンベア装置 |
CN115406214B (zh) * | 2022-07-27 | 2023-09-26 | 农业农村部南京农业机械化研究所 | 工业大麻花叶自动固定的热泵干燥机 |
CN115574580B (zh) * | 2022-09-26 | 2024-08-27 | 湖南大学 | 一种自适应滑道种子干燥机及其干燥方法 |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP1991108075U patent/JPH0750951Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH065491U (ja) | 1994-01-25 |
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