JP2507745Y2 - 移動農機の制動装置 - Google Patents

移動農機の制動装置

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JP2507745Y2
JP2507745Y2 JP1989131302U JP13130289U JP2507745Y2 JP 2507745 Y2 JP2507745 Y2 JP 2507745Y2 JP 1989131302 U JP1989131302 U JP 1989131302U JP 13130289 U JP13130289 U JP 13130289U JP 2507745 Y2 JP2507745 Y2 JP 2507745Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、移動農機例えばコンバイン等の制動装置に
係り、詳しくはブレーキ用操作レバーの傾動量に応じて
油圧用ソレノイドバルブのオンタイムをインチング制御
して、ブレーキ用ディスクプレートに加わる油圧シリン
ダの押圧力を変化させた制動装置に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、コンバイン等の移動農機の制動装置は、ミッ
ションケース内に湿式用ディスクプレートを配置して、
該ディスクプレートを押圧する押圧手段を作動するため
のブレーキアームをミッションケース外部に取り付け
て、ワイヤ、ロッド等を連結し、手動、足動或は油圧等
によって操作するものがある。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところで、上述したような手動又は足動で制動する装
置では操作加重を充分に加える必要があってオペレータ
の負担が著しく、また油圧によって行う場合は加重負担
は相当量軽減されるが、なおまだブレーキ制動力調整用
の可変リリーフバルブの操作加重等が残り、オペレータ
の負担として問題がある。また、ディスクプレートを押
圧する押圧手段を作動するためのブレーキアームをミッ
ションケース外部に取り付け、ワイヤ等でブレーキ用操
作レバー或は油圧アクチュエータ等と連結しているの
で、ワイヤの伸び或はディスクプレートの摩耗等によっ
て時々調整を必要とする問題もある。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上述課題を解決することを目的とするもの
であって、例えば第1図又は第2図を参照して示すと、
ブレーキ用操作レバー(40)の傾動により、油圧用ソレ
ノイドバルブ(15)を介して該バルブ(15)に連通・連
結した油圧シリンダ(22)を作動させ、ブレーキ用ディ
スクプレート(21b)を押圧してなる移動農機の制動装
置(4)において、ミッションケース(1)内に前記油
圧シリンダ(22)を配設し、更に前記ブレーキ用操作レ
バー(40)にその傾動量を検出する検出手段(41)を設
けて、該検出手段(41)の検出値に応じて、その値が大
きくなるとオンタイムの割合を大きくして前記油圧用ソ
レノイドバルブ(15)をインチング制御するように構成
したことを特徴としている。
(ホ)作用 上述構成に基づき、ブレーキをかけるためにブレーキ
用操作レバー(40)を傾動すると、該レバー(40)に設
けられた検出手段(41)が傾動量を検出して、その値に
応じてオンタイムの割合を変化させて、油圧用ソレノイ
ドバルブ(15)がインチング制御される。そして、ミッ
ションケース(1)の中に設けられ、該バルブ(15)に
連通・連結した油圧シリンダ(22)が作動して、ブレー
キ用操作レバー(40)の傾動量に応じた強さでブレーキ
用ディスクプレート(21b)を直接押圧して移動農機の
走行を制動する。
なお、カッコ内の符号は図面を参照するためであっ
て、何等構成を限定するのではない。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って 本考案による実施例について説
明する。
ミッションケース1は、第2図に示すように、走行系
伝動部2、サイドクラッチ・ブレーキ装置3、走行系駆
動部5からなるメイントランスミッション6を収納して
いる。更に、前記ミッションケース1の上部にはサブミ
ッションケース7が一体に固定されており、該ケース7
には前処理伝動部9及び走行系副変速部10が内蔵され、
かつ該ケース7からは無段変速機11の被動側プーリ12を
支持しているシャフト13がその一端をケース7に回転自
在に支持されて突出している。
そして、前記サイドクラッチ・ブレーキ装置3のうち
ブレーキ装置4は第1図に示されている。即ち、操向軸
20が図示せぬベアリングによってミッションケース1に
回転自在に支持されていると共に、該操向軸20には多数
のディスクプレート21bが取り付けられている。また、
該ディスクプレート21bに相対するように交互に多数の
セパレートプレート21aが配置されており、該セパレー
トプレート21aと前記ディスクプレート21bとによってブ
レーキ用湿式ディスクアッセンブリ21が構成されてい
る。
また、ブレーキ装置4が内蔵されている部分のミッシ
ョンケース1の左右外側には蓋23がビス27によって装着
されている。なお、第1図は右側のみを図示している。
そして、該蓋23の中心部の内側はミッションケース1の
内方へと円柱部23aとして突出しており、その中心部分
には同軸上にネジ孔が刻まれている。また、ミッション
ケース1内には油圧シリンダ22が配設されており、該シ
リンダ22の外周部22aの外径は前記蓋23の内径と等し
く、かつ前記ディスクアッセンブリ21に作用圧を加える
ために所定の厚さを有しており、また該ディスクアッセ
ンブリ21と相対し近接して配置されている。更に、該油
圧シリンダ22の中心部にはボス部22bが設けられてお
り、前記蓋23の円柱部23aに嵌合してミッションケース
1内を摺動のみ自在となっている。また、前記蓋23の円
柱部23aには、前記油圧シリンダ22のボス部22aを嵌合し
た後にネジ28によってキャップ25が装着されており、該
キャップ25と前記油圧シリンダ22の間にはバネ26が油圧
シリンダ22を前記セパレートプレート21aから離反する
方向へと付勢する状態で配設されている。
一方、前記蓋23の下方には油路としての孔29が開けら
れており、第2図に示される制御部16の制御により油圧
用ソレノイドバルブ15が差動して該孔29から圧油が送り
込まれると油圧シリンダ22が第1図において左方へと押
されて、バネ26の付勢力に抗して摺動する。すると、該
油圧シリンダ22の外周部22bが前記セパレートプレート2
1aを押圧し、これに伴いディスクプレート21bも押圧さ
れて前記操向軸20の回転に制動が加えられる。なお、油
圧用ソレノイドバルブ15が作動停止すると、バネ26の付
勢力によって油圧シリンダ22は第1図の右方向へと移動
して、油は蓋23の孔29から抜け出ていく。
また一方、該ブレーキ装置4には駐車ブレーキが設け
られており、前記蓋23の一部を軸31が貫通していて、外
部には駐車ブレーキ用アーム30が設けられていると共
に、内部には前記油圧シリンダ22を前記ディスクアッセ
ンブリ21へと背後から押すようなかたちでカム板32が配
置されている。そして、アーム30がワイヤ等によって引
かれて回動すると、該カム板32も回動して前記油圧シリ
ンダ22を、第1図において左方向へと押し、これに伴い
セパレートプレート21aがディスクプレート21bを押圧し
て機械的に制動が加えられる。尚、駐車ブレーキなので
外部に図示せぬロック装置があって、駐車ブレーキ用ア
ーム30はロックされる構造となっている。
また、該ブレーキ装置4はブレーキ用操作レバー40に
よって操作するものであるが、ブレーキ用操作レバー40
は、第4図に示すように、図示せぬ車体フレーム上に立
設されており、該操作レバー40の下部にはポテンショメ
ータ41及びロータリスイッチ42が取り付けられている。
該ロータリスイッチ42は操作レバー40の傾動が左右いず
れの方向であるか検知して、それに応じた左右いずれか
のブレーキ装置を作動させるものである。また、該ポテ
ンショメータ41はブレーキ用操作レバー40の傾動量を検
出する検出手段41であって、傾動量に応じた電圧を制御
部16に送っている。そして、制御部16において、この電
圧値が小さいときは、即ち操作レバー40の傾動量が少な
いときは、第3図(a)(イ)に示すようにオンタイム
の割合を小さくしたパルスによって油圧用ソレノイドバ
ルブ15をインチング制御し、傾動量が多いときは第3図
(a)(ハ)に示すようにオンタイムの割合を大きくし
たパルスによって該バルブ15ををインチング制御する。
これによって、ブレーキ操作レバー40の傾動量に応じて
油圧用ソレノイドバルブ15のオンタイムの割合が変わ
り、傾動量が少いときは油圧シリンダ22がディスクプレ
ート21bを弱く押し、傾動量が多いと強く押圧して制動
する。
また、第5図に示すように、変速レバー43の下部にも
ポテンショメータ45を取り付けておき、変速レバー45の
傾動量を検出して、該レバー43が高速の位置へセットさ
れているときは低速のときよりも、第3図(b)に示す
ようにオンタイムの割合を大きくしてディスクプレート
21bを押圧する力を強めて高速時の制御力を高めてい
る。
本実施例は、以上のような構成よりなるので、オペレ
ータがブレーキ用操作レバー40を傾動すると、該レバー
40の下部に設けたポテンショメータ41がその傾動量を検
出して信号として制御部16に送る。該制御部16はその検
出値の大きさに応じてオンタイムの割合を設定したパル
スをもって油圧用ソレノイドバルブ15をインチング制御
する。しかも、変速レバー43が高速位置にセットされて
いる程オンタイムの割合を大きくしているので、オペレ
ータが速度感覚を誤って他の物体に衝突するという虞れ
がなくなり、常に軽快な操作フィーリングで操作できオ
ペレータの疲労感が減少する。
(ト)考案の効果 以上説明したように、ミッションケース(1)内にブ
レーキ用ディスクプレート(21b)及びこれを押圧する
油圧シリンダ(22)を設け、かつブレーキ用操作レバー
(40)を傾動すると、該レバー(40)に設けた検出手段
(41)によって、その傾動量が検出されてその検出値に
応じて、検出値が大きくなるとオンタイムの割合を大き
くして油圧ソレノイドバルブ(15)をインチング制御し
て直接ディスクプレート(21b)を押圧するようにした
ので、従来のワイヤ、ロッド等のリンク機構が不要とな
り、調整の手間を省くことができる。また、電気的に油
圧用ソレノイドバルブ(15)を制御するので操作力が軽
くてすむと共に、インチングのオンタイムを自由に設定
することができるので、圃場の状態や機械の積載状況に
応じてブレーキの制動力を変えることもでき、作業を行
いやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はブレーキ装置の断面図、第2図はミッションケ
ースの断面展開図である。第3図(a)は変速レバーが
低速位置にセットされているときのインチングパルスの
幅等を示した制御図、第3図(b)は変速レバーが高速
位置にセットされているときのインチングパルスの幅等
を示した制御図である。第4図はブレーキ用操作レバー
の構造図、第5図は変速レバーの構造図である。 1……ミッションケース、15…油圧用ソレノイドバル
ブ、12b…ディスクプレート、22…油圧シリンダ、40…
ブレーキ用操作レバー、41…検出手段(ポテンショメー
タ)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキ用操作レバーの傾動により、油圧
    用ソレノイドバルブを介して該バルブに連通・連結した
    油圧シリンダを作動させ、ブレーキ用ディスクプレート
    と押圧してなる移動農機の制動装置において、 ミッションケース内に前記油圧シリンダを配設し、更に
    前記ブレーキ用操作レバーにその傾動量を検出する検出
    手段を設けて、該検出手段の検出値に応じて、その値が
    大きくなるとオンタイムの割合を大きくして前記油圧用
    ソレノイドバルブをインチング制御するように構成した
    ことを特徴とする 移動農機の制動装置。
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