JP2507463B2 - デイジタル形保護継電装置 - Google Patents

デイジタル形保護継電装置

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JP2507463B2 JP62199950A JP19995087A JP2507463B2 JP 2507463 B2 JP2507463 B2 JP 2507463B2 JP 62199950 A JP62199950 A JP 62199950A JP 19995087 A JP19995087 A JP 19995087A JP 2507463 B2 JP2507463 B2 JP 2507463B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電力系統の保護継電装置に係り、特に電力系
統の事故を電圧・電流の入力量のデイジタル演算により
判定するデイジタル形保護継電装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の実用化されている電力系統のデイジタル形保護
継電装置については、電気学会大学講座「保護継電工
学」電気学会発行、オーム社発売(昭和56年)第6章、
第102頁(第6.1図)ほかに記載されている。第5図はこ
の従来のデイジタル形保護継電装置の第1例を示す構成
ブロツク図である。第5図において、1は絶縁・変換回
路、2は低域フイルタ、3はサンプリングパルス回路、
4はサンプルホールド回路、5はマルチプレクサ、6は
アナログ・デイジタル変換回路(A/D変換回路)、7は
デイジタルプロセツサ、8は継電器である。この構成
で、入力の系統電圧・電流を絶縁・変換回路1より低域
フイルタ2を介して入力し、サンプルホールホールド回
路4によりサンプリングパルス回路3の適当な周期のパ
ルスでサンプリングしてホールドし、マルチプレクサ5
を介してA/D変換回路6により量子化されたデイジタル
量に変換し、デイジタルプロセツサ7により予め用意し
たプログラムで計算処理して系統事故の有無を判断す
る。
第6図は第5図の入力からプロセツサ間のデータ変換
の原理の説明図である。第6図において、aは入力電
圧、bはサンプリングパルス、cはサンプルホールド出
力、dはA/D変換出力である。入力の50Hzまたは60Hzの
フイルタ2を通した入力電圧aの波形のたとえば電気角
30゜ごとにサンプリングパルス回路3のサンプリングパ
ルスbに従つてサンプルホールド回路4により入力電圧
V1〜V7をサンプリングし、次のサンプリングパルスbま
でのあいだホールドする。その結果からサンプルホール
ド出力cは電圧V1〜V7の段階状の波形となる。ホールド
された大きさの電圧V1〜V7をマルチプレクサ5を介して
A/D変換回路6でデイジタル量に変換し、そのA/D変換出
力dをプロセツサ7に渡す。このさい実際には複数の入
力の電圧・電流をA/D変換する必要があるため、サンプ
ルホールド回路4の後にマルチプレクサ5を設けて、プ
ロセツサ7へは各入力のデータが直列に入るように構成
する。この従来例の場合には各入力ごとにサンプルホー
ルド回路を備える必要があるほか、第5図のA/D変換回
路6とプロセツサ7の間には図示していないメモリ回路
を設け、複数の入力が次のサンプリングパルスまでの間
に順次にA/D変換される間データを蓄える必要がある。
また最近の特願昭60−201556号に記載の保護継電装置
の入口変換回路は各入力ごとのサンプルホールド回路を
省略し、マルチプレクサの出力をA/D変換器で高速にA/D
変換することにより、上記第1例より小形化と低価格化
と継電器動作の高速化をはかつている。第7図はこの従
来のデイジタル形保護継電装置の第2例を示す構成ブロ
ツク図である。第7図において、2は入力の系統電圧・
電流V1〜I5の高調波を除去するフイルタ、5はマルチプ
レクサ、6はA/D変換回路、7はデイジタルプロセツサ
(演算処理装置)、8はメモリ、9はセレクタ、10はタ
イミング発生制御回路で、aはマルチプレクサ入力切換
え信号、bはA/D変換指令信号、cはデータ書込み指令
信号、dはデータ書込み用アドレス信号、eはデータ読
出しアドレス信号、fはデータ入力要求信号である。
第8図は第7図のデータ変換および演算処理のタイミ
ングの説明図である。第8図において、bはA/D変換指
令信号、cはデータ書込み指令信号、fはデータ入力要
求信号、gはデータV1〜I5の記憶タイミング、hは演算
処理タイミングである。入力の系統電圧・電流V1〜I5
サンプリング周期ΔtaごとにA/D変換回路6でA/D変換
し、時刻tnの全データV1〜I5をメモリ8に記憶終了した
時点で、時刻tnのデータを演算処理装置7に入力して該
データによる保護リレー演算を行ない電力系統の事故判
定を行なつたのち該結果を出力し、次の時間Δts後の時
刻tnのデータ入力に備えるようにして、上記の処理
を繰返し実行する。
なお最近の特願昭61−198888号に記載の従来のデイジ
タル形保護継電装置の第3例では入力の系統電圧・電流
を一定周波数でサンプリングして該サンプリング値から
系統インピーダンス相当量をデイジタル演算により求
め、系統故障の有無および故障点の位置を判定する距離
継電送置において、電圧と電流のそれぞれの相隣り合う
サンプリング値の中間値を求めることにより電圧と電流
の積分値と差分値を求め、その結果から回路方程式に基
づく故障点までの抵抗分Rとインダクタンス分Lを求め
てその値から事故の有無を判定するようにして、高調波
含有時の測距誤差を小さくして保護継電装置の高信頼度
化と高速化を可能にしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術の第2例ではA/D変換回路の変換時間が
非常に高速な場合または入力数が少ない場合には複数の
最初と最後の入力(第8図のV1とI5)の時間差が小さい
が、実用装置では入力数が10〜数10量に及んでA/D変換
時間も1量当り数μs程度であるため、たとえば入力数
16量で1量当りA/D変換時間5μsとすれば、サンプリ
ングの時間差が最大80μsとなつて、50Hz系では電気角
1.4゜で60Hz系では1.7゜相当のサンプリング誤差とな
る。したがつてこのサンプリング誤差はたとえば上記第
2例のデータV1とI5(第8図)を用いて上記従来技術の
第3例の距離継電装置において事故点までの抵抗分Rと
インダクタンス分Lを演算して、継電器の動作域(第2
図)内の事故の有無を判定する場合には、上記サンプリ
ングの時間差が位相特性の位相誤差と見え(第3図)、
インピーダンス誤差ΔZの判定誤差を生じるという問題
がある。
本発明の目的はサンプルホールドおよびA/D変換を高
速化して小形化と低価格化をはかる保護継電装置におけ
る事故判定を高精度化して動作信頼度の高いデイジタル
形保護継電装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、電力系統の電圧・電流より高調波を除去
したフイルタ出力を直接にマルチプレクサに接続し、該
マルチプレクサの出力をA/D変換回路によりデイジタル
量に変換し、該デイジタル量に変換した電力系統の電圧
・電流を入力データとしてデイジタルプロセツサにより
事故検出演算を施して電力系統の事故発生の有無を判定
するデイジタル形保護継電装置において、演算処理装置
を、電圧,電流の相隣合うサンプル値の中間値を求める
と共に該サンプル値と該中間値との差分を求める手段
と、電圧,電流のサンプル値及び電圧,電流の前記中間
値及び前記差分と事故等の電力系統の等価回路を表す回
路方程式 v=R・i+L(di/dt)とから計測点から
事故点までの系統の抵抗分R及びインダクタンスLを求
める手段と、電圧値と該電圧値に対応する電流値の前記
アナログ・ディジタル変換器における変換時点の差に対
し誤差を補正し同一時刻のサンプル値とする補正量を求
める手段と、該補正量により前記R及びLを補正し該補
正後のR及びLにより系統故障の有無を判定する手段と
で構成することにより達成される。
〔作用〕
上記デイジタル形保護継電装置では、デイジタルプロ
セツサに組み込まれた事故検出演算部はたとえば第7図
でA/D変換されてメモリ回路から読み出された電圧・電
流V1〜I5の入力データに対して予め決められた保護保式
の演算処理を行ない事故判定に必要な情報をえ、補正演
算部は入力データ間のA/D変換時間差によつて生じる事
故検出演算部の出力の事故検出量の位相誤差の補正を行
ない、事故判定部は補正演算部による事故検出量の補正
値を保護系統固有の整定値と比較して保護系統内の事故
の有無を判定して保護継電器の動作・不動作を決める。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を第1図ないし第4図により
説明する。
第1図は本発明によるデイジタル形保護継電装置の一
実施例を示すデイジタルプロセツサの保護演算処理装置
の機能ブロツク図である。なお本実施例の保護継電装置
の入力変換回路の構成は第7図に示す従来の第2例の構
成と同様で、そのデータ変換および演算処理の動作タイ
ミングも第8図と同様であり、それらの説明については
上記してあるのでここでは省略する。第1図において、
11はデイジタルプロセツサ(第7図)7に予め組み込ま
れた保護演算処理手段の事故検出演算部、12は補正演算
部、13は事故判定部である。
この構成で、入力の電圧・電流値はたとえば第7図に
より第8図の手順でA/D変換されてメモリ回路8から読
み出されたV1〜I5のデータであり、通常には一端子3相
および零相の電圧・電流または保護対象が必要とする多
端子のデータからなる。デイジタルプロセツサ7の事故
検出演算部11はこの入力データ対にして予め決められた
保護方式の演算処理を行ない事故判定に必要な情報とな
る事故検出量をうる。たとえば従来の第3例の距離継電
装置の場合には距離継電方式に従つて事故点までの距離
と方向の情報をもつ事故検出量として保護対象系統固有
の抵抗値Rとインダクタンス値Lを出力する。つぎに補
正演算部は入力データ間のA/D変換時間差により生じる
事故検出演算部11から出力される事故検出量の位相誤差
Δθの補正演算を行なう。たとえば上記の距離継電装置
の場合には事故検出量=R+jω0L(ωは系統の角
周波数)に対してθ=εjΔθとの乗算を行なう。
つぎに事故判定部13は補正演算部12の出力の事故検出量
の補正値を保護系統固有の整定値と比較して保護系統内
の有無を判定することにそり保護継電器の動作・不動作
を決める。たとえば上記の距離継電装置の場合にはR−
L図表の4辺形を示す4つの不等式によりが4辺形の
内部か外部かを判断して保護継電器の動作か不動作かを
決める(第2図)。
つぎに本実施例による第7図の特願昭60−201556号に
記載の保護継電装置の入力変換回路を用いて上記の特願
昭61−198888号に記載の距離継電装置の保護演算処理を
行なう場合に発生する判定誤差を補正する例について詳
細に説明する。まず入力の電力系統の電圧vおよび電流
iとすると、事故時の送電系統の等価回路について次の
回路方程式が成り立つ。
ここでRとLは電圧・電流計測点から事故点までの系
統の抵抗分とインダクタンス分である。この(1)式に
異なる2つの時点t1とt2での電圧v,電流iのサンプリン
グ値v1,i1とv2,i2を代入した2つの連立方程式を解くこ
とにより、事故点までの系統の抵抗分Rとインダクタン
ス分Lがえられる。このさい特願昭61−198888号では判
定の精度を向上するために、(1)式の両辺を積分した
時の電圧・電流積分値Sv,Siを電圧・電流v,iのサンプリ
ング値と各サンプリング値の中間値を補間した値から求
め、時点t1,t2とt2,t3での電圧・電流積分値Sv12,Si12
とSv23Si23および電流差分値i2−i1とi3−i2を用いて次
式により事故点までのインピーダンスの抵抗分Rとイ
ンダクタンス分Lが求められる。
いま第7図のA/D変換回路6において入力電圧・電流V
1〜I5を第8図の時間刻みΔtaごとにA/D変換し、さらに
これを時間Δtsごとに繰返すように構成し、この時間Δ
tsとΔtaの値をたとえば50Hz系統ではΔts=1/600secと
Δta=5μsとする。このさい入力電圧・電流V1〜I5
A/D変換順序は保護継電装置固有であつて時刻tにより
変わることがないため、A/D変換開始時刻tn,tn1,…か
らm番目の入力のA/D変換時間差は(m−1)Δtaで固
有の値となる。たとえば入力電圧vを1番目、入力電流
iを12番目に割り当てた保護継電装置の場合には入力電
圧vと電流iのA/D変換時間差は55μsとなり、50Hz系
統の電気角約1゜に相当する。この入力電圧・電流v,i
のサンプリング値を(2),(3)式に代入して、事故
点までの系統のインピーダンスの抵抗分Rとインダクタ
ンス分Lを第1図のデイジタルプロセツサ7の事故検出
演算部11で演算して求める。ここで入力電圧・電流v,i
のサンプリング値によるR−L図表の動作域の位相特性
は入力電圧・電流vとiのA/D変換の時間差の影響をう
ける。
第2図は第1図(第7%)のデイジタルプロセツサ7
に予め設定されたR−L図表の事故検出特性を示す説明
図である。第2図において、保護継電器の動作・不動作
領域を決める4辺形特性を示す4つの不等式R≦RF,L≦
LF,R≧RB,L≧LBにより、系統のインピーダンスが4辺
形の内部か外部かを判断して保護継電器の動作・不動作
を決めることができる。また第3図は第1図(第7図)
のプロセツサ7の事故検出演算部11からえられるR−L
図表の事故検出特性を示す説明図である。第3図におい
て、入力電流iを一定値(たとえば定格電流値)にして
入力電圧vと電流iの位相差θを変化させた場合にえら
れる保護継電器の動作域の位相特性は上記の入力電圧v
を電流iのA/D変換の時間差の影響で第2図の設定値に
対応する破線で示す4辺形の領域に対して実線で示す4
辺形の領域となる。すなわちこの実線で示す事故検出特
性は電圧vと電流iを同時刻サンプリングする場合にえ
られる破線の動作域に対してR軸とL軸をR′軸とL′
軸から角度Δθ゜だけ回転させた特性とみなすことがで
きる。
したがつて事故検出演算部11の演算出力R,Lからうる
系統のインピーダンスを系統角周波数ωとして次式
で表わし、 =R+jω0L …(4) ここで入力のA/D変換の時間差(m−1)Δtaにより
生じる位相誤差Δθを補正する項θを次式で表わす
と、 θ=εjΔθ=cosΔθ+jsinΔθ …(5) これより位相補正後のインピーダンス′および抵抗
分R′とインダクタンス分L′は次式により求められ
る。
′=・θ=R′+jω0L′ …(6) R′=RcosΔθ−ω0LsinΔθ …(7) L′=RsinΔθ+ω0LcosΔθ …(8) この(6)〜(8)式により補正演算部12で求めた演
算出力R′,L′により事故判定部13で第2図の設定値R,
Lと比較して判定誤差ΔZのない事故点の判定ができ
る。
第4図は第1図の補正演算部12の動作原理を例示する
第3図の前方動作限界付近について上記補正演算を行な
う例の説明図である。第4図において、入力電圧vと電
流iの位相差θのときの補正前の演算出力R,Lから系統
のインピーダンスをえたとき、補正演算部12の補正
演算により位相誤差Δθのないインピーダンス′を
うることができるので、入力電圧vと電流iを同時刻で
サンプリングする場合と同様に判定誤差のない高精度な
事故点の判定ができる効果がある。
また入力が3相の電圧・電流であり、各相別の地絡事
故検出または短絡事故検出を行なう場合にも、上記の位
相誤差Δθの補正量は入力のA/D変換順序(m番目)に
より一義的に決まるため,各相に応じた固有の補正演算
を行なうことができる。
なお上記実施例では第7図の入力回路のマルチプレク
サの後にサンプルホールド回路を設けない構成をもとに
説明したが、マルチプレクサ5とA/D変換回路6の間に
サンプルホールド回路を設ける入力変換回路と第1図の
保護演算手段とを組み合わせる第2の実施例でも上記第
1の実施例で説明した演算による効果は同様である。ま
た第7図の構成におけるA/D変換回路6の後のメモリ回
路8はプロセツサ7またはA/D変換回路6の一部として
含まれる場合があり、この場合も上記実施例と同等の効
果があることは明らかである。さらに上記実施例は上記
の距離継電装置の場合について説明したが他の距離継電
器のほか位相特性による方向継電器や電流位相比較継電
器や電流差動継電器などに適用してもそれぞれ対応する
保護演算式に基づく補正演算を行なうことにより同様の
効果がえられる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、インピーダンス値から系統故障の有
無を高精度に判定するデイジタル形保護継電装置の入力
回路の各入力別のサンプルホールド回路を省略すること
による小形化・低価格化および動作の高速化とともに、
A/D変換時の位相差による事故判定誤差のない高精度・
高頼度の保護継電装置を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明によるデイジタル形保護継電装置の一実
施例を示す保護演算処理手段の機能ブロツク図、第2図
は第1図の設定事故検出特性例図、第3図は第1図の測
定事故検出特性例図、第4図は第1図の補正演算動作例
説明図、第5図は従来のデイジタル形保護継電装置の第
1例を示す構成ブロツク図、第6図は第5図のデータ変
換説明図、第7図は従来のデイジタル形保護継電装置の
第2例を示す構成ブロツク図、第8図は第7図の動作タ
イミング例図である。 2……フイルタ、5……マルチプレクサ、6……A/D変
換回路、7……デイジタルプロセツサ(保護演算処理手
段)、8……メモリ回路、9……セレクタ、10……タイ
ミング発生制御回路、11……事故検出演算部、12……補
正演算部、13……事故判定部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力系統の電圧の計測値と電流の計測値を
    並列に取り込んで直列変換するマルチプレクサと、該マ
    ルチプレクサのアナログ出力を所定周期でディジタル量
    に変換するアナログ・ディジタル変換器と、該アナログ
    ・ディジタル変換器から出力される各ディジタル量(以
    下、サンプル値という。)に対し所要の演算処理を施し
    て系統故障の有無を判定する演算処理装置とを備えるデ
    ィジタル形保護継電装置において、前記演算処理装置
    は、電圧,電流の相隣合うサンプル値の中間値を求める
    と共に該サンプル値と該中間値との差分を求める手段
    と、電圧,電流のサンプル値及び電圧,電流の前記中間
    値及び前記差分と事故時の電力系統の等価回路を表す回
    路方程式 v=R・i+L(di/dt)とから計測点から
    事故点までの系統の抵抗分R及びインダクタンス分Lを
    求める手段と、電圧値と該電圧値に対応する電流値の前
    記アナログ・ディジタル変換器における変換時点の差に
    対し該差を補正し同一時刻のサンプル値とする補正量を
    求める手段と、該補正量により前記R及びLを補正し該
    補正後のR及びLにより系統故障の有無を判定する手段
    とを備えることを特徴とするディジタル形保護継電装
    置。
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