JPH0514232B2 - - Google Patents

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JPH0514232B2
JPH0514232B2 JP14860183A JP14860183A JPH0514232B2 JP H0514232 B2 JPH0514232 B2 JP H0514232B2 JP 14860183 A JP14860183 A JP 14860183A JP 14860183 A JP14860183 A JP 14860183A JP H0514232 B2 JPH0514232 B2 JP H0514232B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
lines
zero
circuit
fault
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14860183A
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English (en)
Other versions
JPS6039571A (ja
Inventor
Tokuo Emura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP14860183A priority Critical patent/JPS6039571A/ja
Publication of JPS6039571A publication Critical patent/JPS6039571A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は高抵抗接地系における平行多回線地
絡故障点標定装置に関する。
平行2回線送電線の地絡故障に対する故障点の
標定には一般的に零相電流分流比による故障点標
定方式が考えられている。この故障点標定方式の
原理について第1図乃至第2図に基づきまず説明
する。第1図は平行2回線の系統図(単相表現)
を示し、A,A′は自端側(標定装置設置点側)、
相手端側の各母線、1L,2Lは母線A,A′間
に設けられた平行する各回線である。図では回線
1Lの個所Fで1線地絡故障が発生したものとし
ている。そして上記故障に対する対称座標法から
得られる零相等価回路は第2図のように表わされ
る。ここでxは回線の全長を1としたときの自端
から故障点Fまでの距離(割合)、Z〓0は各回線の
零相インピーダンス、I〓01、I〓02は各回線の零相電
流、I〓0fは故障点零相電流であり、これらは下記
の関係式で表現できる。
I〓0f=I〓01+I〓02 (1) xZ〓0I〓01=(1+1−x)Z〓0I〓02 (2) (1)、(2)式より I〓01=2−x/2I〓0f、I〓02=x/2I〓0f (3) (3)式より x=2I02/I01+I02 (4) 2−x=2I01/I01+I02 (5) が得られ、前記(4)、(5)式はそれぞれ回線1L,2
Lの自端側から故障点までの距離を与える。
而して、前記(4)、(5)式はあくまで平行2回線に
おいて成立し、3回線以上の多回線になると故障
のない健全回線から故障点に向つて流れ込む電流
が2回線の場合に比べて増えることになり、(4)、
(5)式を用いると誤つた標定をしてしまう。従つて
3回線以上の回線において故障点を標定するのに
従来の原理をそのまま適用することはできない。
この発明は回線数に関係なく、その故障点まで
の距離の標定を可能にすることを目的とする。
この発明による標定の基本原理について説明す
る。第3図は平行多回線の系統図(単相表現)を
示し、A,A′は自端側(標定装置設置点側)、相
手端側の各母線、1L〜nLは母線A,A′間に設
けられた平行する各回線である。図では回線1L
の個所Fで事故が発生したものとしている。そし
てこの場合の対称座標法での零相等価回路は第4
図のように表わされる。ここでxは回線の全長を
1としたときの自端から故障点Fまでの距離(割
合)、I〓0は各回線の零相インピーダンス、I〓01〜I〓
0o
は各回線の零相電流I〓0fは故障点零相電流であり、
これらは下記の関係式で表現できる。
I〓0f=I〓01+I〓02+I〓03+……+I〓0o (6) 母線Aから母線A′までの電圧降下の関係より xZ〓0I〓01−(1−x)Z〓0(I〓02+I〓03
……+I〓0o=Z〓0I〓02=Z〓0I〓03=……=Z〓0I〓0o
(7) (6)式から I〓02+I〓03+……+I〓0o=I〓0f−I〓01 となり、これを(7)に代入すると I〓01−(1−x)I〓0f=I〓02=I〓03=……=I〓0o(
8) (6)、(7)式より I〓01+〔I〓01−(1−x)I〓0f〕(n−1)=I〓0f
(9) 従つて I〓01=n−(n−1)x/nI〓0f =x/nI〓0f+(1−x)I〓0f (10) また、 I〓02=I〓03=……=I〓0o=x/nI〓0f (11) となる。
いま、平行n回線を考え、i回線(i=1〜
n)に対して と置き、iL回線の標定演算を とする。
(12)、(13)式に従うと(10)、(11)式より l1=〔1−(x/n+1−x)〕n =(n−1)x ここでl1≦n−1であるから故に L1=l1/n−1=x (14) l2=〔1−(x/n)n =n−x ここでl2>n−1であるから故に L2=2−x (15) 以下同様にして L3=……Ln=2−x (16) となり、(14)、(15)、(16)式よりそれぞれ回線1Lの標
定値は故障点までの距離、回線2L〜nLの標定
値は回線を渡つての1+1−x=2−xを与え、
正しい標定を行うことになる。
この発明の実施例を第5図に示す。各回線1L
〜nLの自端側に設けた変流器1CT〜nCTにより
各回線の零相電流を得る。1AX〜nAXは前記零
相電流を適当な値の電圧に変換する補助変成器、
LPFはそれぞれ高調波成分をカツトして折返し
誤差を除去する目的で設けられるローパスフイル
タである。S/Hはそれぞれサンプルホールド回
路であり、例えば1サイクル中に12回の同時刻サ
ンプリングを行いこれを保持する。MPXはマル
チプレクサであり、前記各サンプルホールド回路
S/Hの保持値を順次切替えて出力する。A/D
はマルチプレクサMPXのアナログ出力をデジタ
ル量に変換するアナログ−デジタル変換器、Mは
変換器A/Dのデジタル値を記憶する記憶回路、
Cは演算回路である。
而して、任意の回線で地絡事故が発生したとす
ると各回線に零相電流が流れるのでこれらがサン
プリングデータとして記憶回路Mにそれぞれ記憶
される。従つて演算回路Cでサンプリングデータ
より基本波変成が抽出されるとともに先の(12)式を
求め、故障回線の標定を先の(13)式にしたがつて演
算する。この演算出力は距離xの標定値にほかな
らない。
以上詳述したようにこの発明によれば、平行多
回線において、その故障点までの距離を3回線以
上の回線においても正確に標定でき、又演算に必
要な情報は全て自端の零相電流で足りるし、更に
原理的に標定の演算式に含まれる誤差がないの
で、高精度の標定が可能であるといつた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は平行2回線送電線の単線系統図、第2
図は故障時の状態を等価回路で示す単線系統図、
第3図は平行多回線送電線の単線系統図、第4図
は故障時の状態を等価回路で示す単線系統図、第
5図はこの発明の実施例を示すブロツク線図であ
る。 1L〜nL……回線、F……故障点、1CT〜
nCT……変流器、1AX〜nAX……変成器、LPF
……ローパスフイルタ、S/H……サンプルホー
ルド回路、MPX……マルチプレクサ、A/D…
…アナログデジタル変換器、M……記憶回路、C
……演算回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高抵抗接地系平行多回線送電線の各回線の零
    相電流を入力とし、前記回線中il回線について (但しi=1、2……n、n:回線数) を求め、il回線の標定を にしたがつて演算し、この演算出力を自端側から
    故障点までの距離に標定してなる平行多回線地絡
    故障点標定装置。
JP14860183A 1983-08-12 1983-08-12 平行多回線地絡故障点標定装置 Granted JPS6039571A (ja)

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JPS6039571A JPS6039571A (ja) 1985-03-01
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JP4383008B2 (ja) 2001-07-06 2009-12-16 本田技研工業株式会社 燃料電池用セパレータ及び膜・電極接合体の積層方法及び同積層装置
JP4911951B2 (ja) * 2005-11-11 2012-04-04 ダイハツ工業株式会社 燃料電池及びその製造方法
CN105319479B (zh) * 2014-05-29 2018-08-10 国网山西省电力公司电力科学研究院 输电线路双端故障测距系统
JP7028820B6 (ja) 2019-03-18 2023-12-19 ファナック株式会社 ワークを切断するレーザ加工方法

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JPS6039571A (ja) 1985-03-01

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