JP2507015Y2 - 車両の車体構造 - Google Patents

車両の車体構造

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JP2507015Y2
JP2507015Y2 JP1990007239U JP723990U JP2507015Y2 JP 2507015 Y2 JP2507015 Y2 JP 2507015Y2 JP 1990007239 U JP1990007239 U JP 1990007239U JP 723990 U JP723990 U JP 723990U JP 2507015 Y2 JP2507015 Y2 JP 2507015Y2
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bones
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JP1990007239U
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行雄 箕輪
恒雄 青木
明彦 平井
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉄道車両やバス等の車両の車体構造、特に
車体を骨組構造(スケルトン)で構成して車体重量を外
板に負担させないようにした車両の車体構造の改良に関
する。
〔従来の技術〕
従来、上記鉄道車両の車体構造としては、一般に第4
図乃至第6図に示すような構成が採用されていた。
即ち、鉄道車両の車体1の下部に配置された台枠2上
には、構体骨組3が設けられている。
この構体骨組3は、所定間隔離間して縦方向に平行に
延びる複数の縦骨4,5,6と、この縦骨4,5,6に直交する互
いに平行な横骨7,8,9,10と、この縦骨と横骨で形成され
る方形状の空間内に配設した斜め材11,12によって主に
構成されている。
即ち、上記台枠2の側縁部には、ここを挟持して横断
面コ字状の第1横骨7が配設され、この第1横骨7の上
面には、複数の第1縦骨4が立設されているとともに、
この第1縦骨4に上面には、第2横骨8が連結されてい
る。この第2横骨8の上面には、窓間柱としての第2縦
骨5が立設され、この第2縦骨5,5間には、窓枠13が配
設されているとともに、この第2縦骨5の上面には、第
3横骨9が連結されている。更に、この第3横骨9の上
面には、第3縦骨6が立設され、この第3縦骨6の上端
には、第4横骨10が連結されている。そして、上記互い
に隣接する第1縦骨4,4と第1及び第2横骨7,8で形成さ
れる各方形状の空間、及び互いに隣接する第3縦骨6,6
と第3及び第4横骨9,10で形成される各方形状の空間内
に、各1本の斜め材11,12がその両端を固着して配設さ
れ、これによって構体骨組3が構成されている。
更に、この構体骨組3には、上記第4横骨10の上部に
連結金具14a,14bを介して連結した屋根骨15が備えられ
ている。
そして、上記ように構成した構体骨組3の所定箇所、
即ち第1横骨7と第2横骨8とで仕切られた空間、及び
第3横骨9と第4横骨10とで仕切られた空間に、外板1
6,17が張設されている。
この外板16,17の張設は、例えば張設すべき外板16,17
の一端を固定機等で固定し、他端をシリンダを備えた引
張機等で引張って、この外板16,17に張力(テンショ
ン)を与えておき、この状態で外板16と第1及び第2横
骨7,8、及び外板17と第3及び第4横骨9,10とをスポッ
ト溶接することにより行っている。
なお、上記台枠2の側端面は下方に向かって徐々に内
方に向かって傾斜する傾斜面となされているとともに、
ここにこの傾斜面に合った形状の第1横骨7が取り付け
られ、更に、この第1横骨7の直上方よりやや外方に位
置する第2横骨8との間に、第1縦骨4が外板16によっ
て形成される曲面の弦をなすように配設されているが、
これは、車両境界線20の制限によりその側面の下部を裾
絞りにしたためである。
このため、第1縦骨4と外板16との間、及び第3縦骨
6と外板17との間には、空隙Sと生じていた。
また、例えば特開昭62-139752号公報として、複数の
縦方向の柱(縦骨)と、これに直交する方向に複数の横
骨を配設して形成される構体骨組を有する鉄道車両構体
において、上記縦方向の柱(縦骨)と横骨で形成される
方形空間に筋交い(斜め材)を配設して構体骨組を形成
し、この構体骨組に外板を張設することにより、結合時
の外板の歪みを無くすとともに、外板の取付けを容易に
したものや、実開昭63-199878号公報として、骨部材に
交叉する別の骨部材を結合して構成される車両用構体の
骨組において、上記骨組のいずれか一方に他方の骨部材
を挿通する貫通孔を設け、この貫通孔に他方の骨部材を
挿通して結合するようにしたもの等が種々提案されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来例においては、そのいずれも
が外板はその周縁部においてスポット溶接等によって固
定され、外板の内部においては一般に何等固定されてい
ないため、外板の板場(面積)がかなり大きくなって、
外板として薄い板を使用しようとすると外板にぶれ(び
びり)が発生してしまうといった問題点があった。
なお、この種のスケルトン構造では、外板は強度部材
ではないので、これがふれ動くことは一向にかまわない
訳であるが、外観上、或いは騒音発生上、更には乗客に
不安感を与えないようにする等の上で好ましくない。
一方、軽量化の面から外板としてできるだけ薄い板を
使用することが有利であり、外板として可能な限り薄い
板を使用できるようにすることが強く望まれていた。
本考案は上記に鑑み、外板の板場をより小さくするこ
とにより、外板として薄い板を使用した際に生じる外板
のぶれを確実に防止して、外板としてできるだけ薄い板
を使用できるようにしたものを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案に係る車両の車体構
造は、縦方向に延びる複数の縦骨と、この縦骨に直交す
る横骨と、この縦骨と横骨とで形成される方形状の空間
内に配設した斜め材で構体骨組を構成し、この構体骨組
に外板を張設した車両の車体構造において、上記縦骨と
外板との間に生ずる空隙内に、、弾性体を嵌挿し、この
弾性体の両側部には、外板の方向に向かって末広な横断
面となるように円弧状の裾野部を一体に延設したことを
特徴としている。
また、本考案では、縦骨と外板との間に生ずる空隙内
に、弾性体を嵌挿し、この弾性体の両側部には、外板の
方向に向かって末広な横断面となるように三角形状の裾
野部を一体に延設したことを特徴としている。
〔作用〕
上記構成の本考案によれば、弾性体を介して外板を複
数の縦骨で支持することにより、外板の板場を小さくし
て、外板として薄板を使用した際に、これがぶれてしま
うことがないようになされている。しかも、上記弾性体
の両側部には、外板の方向に向かって末広な横断面とな
るように円弧状の裾野部が一体に延設され、これによっ
て、外板を張設した際にこれが折れ曲がってしまうこと
がないようになされている。
即ち、横断面矩形状の弾性体を使用すると、外板と弾
性体の側面が直角に交わり、この外板にかける張力によ
ってこの側面に沿って折れ曲がってしまうことがある。
しかしながら、本願考案のように、弾性体として側部に
裾野部を延設た構成を採用することによって、このよう
な弊害、即ち外板が折れ曲がってしまうことを確実に防
止することができる。
これにより、外板として可能なかぎり薄い板を使用し
て軽量化を図った際に、外板のぶれを確実に防止して、
外観上の向上、或いは騒音発生の防止、更には乗客の不
安定感を取り除くことができるといった効果がある さらに、弾性体の両側部に、外板の方向に向かって末
広な横断面となるように三角形状の裾野部を延設し、こ
れによって、この弾性体を介して外板を縦骨で支持し
て、外板の板場を小さくし、更に、外板を張設した際に
これが折れ曲がってしまうことがない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本考案の第1の実施例を示すもので、上記
第4図乃至第6図に示す従来例に以下のような構成を付
加したものである。
即ち、第1横骨7と第2横骨8とで仕切られた空間に
張設する外板16の各第1縦骨4との対向位置、及び第3
横骨9と第4横骨10で仕切られた空間に張設する外板17
の各第3縦骨6との対向位置には、例えば硬質ゴム製で
内部に中空部18aを形成して屈曲性を良くした弾性体18
が予め接着されている。
これにより、第5図及び第6図に示す外板16と第1縦
骨4との間に生じる空隙S、及び外板17と第3縦骨6と
の間に生じる空隙S内にこの弾性体18が夫々位置し、こ
れによってこの弾性体18を介して外板16,17を支持する
ようになされている。
このように、弾性体18を介して外板16,17を第1縦骨
4及び第3縦骨6で夫々支持することにより、外板16,1
7の板場を小さくして、外板16,17として薄板を使用した
際に、これがぶれてしまうことがないようになされてい
る。
上記弾性体18の両側部には、外板16,17の方向に向か
って末広な横断面となるように円弧状の裾野部18b,18b
が一体に延設され、これによって、外板16,17を張設し
た際にこれが折れ曲がってしまうことがないようになさ
れている。
即ち、例えば第2図に示すように、横断面矩形状の弾
性体18′を使用すると、同図に示すように外板16,17と
弾性体18′の側面が直角に交わり、この外板16,17にか
ける張力によってこの側面に沿って折れ曲がってしまう
ことがある。しかしながら、上記のように弾性体18とし
て側部に裾野部18b,18bを延設た構成を採用することに
よって、このような弊害、即ち外板16,17が折れ曲がっ
てしまうことを確実に防止することができる。
第3図は第2の実施例を示すもので、上記第1図に示
す第1の実施例を異なる点は、弾性体19を発泡樹脂材に
よって構成するとともに、弾性体19の両側部に、外板1
6,17の方向に向かって末広な横断面となるように三角形
状の裾野部19b,19bを延設し、これによって、この弾性
体19を介して外板16,17を第1縦骨4及び第3縦骨6で
夫々支持して、外板16,17の板場を小さくし、更に、外
板16,17を張設した際にこれが折れ曲がってしまうこと
がないようにした点にある。
〔考案の効果〕
本考案は上記のような構成であるので、外板の板場を
より小さくすることにより、外板として可能なかぎり薄
い板を使用して軽量化を図った際に、外板のぶれを確実
に防止して、外観上の向上、或いは騒音発生の防止、更
には乗客の不安定感を取り除くことができるといった効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す要部断面図(第5
図のB−B線断面相当図)、第2図は弾性体として断面
矩形状のものを使用した際の第1図相当図、第3図は第
2の実施例を示す第1図相当図、第4図乃至第6図は従
来例を示し、第4図は構体骨組を示す側面図、第5図は
外板を張設した状態の第4図のA−A線拡大断面図、第
6図は第5図のB−B線断面図である。 1……車体、3,……構体骨組、4,5,6……縦骨、7,8,9,1
0……横骨、11,12……斜め材、16,17……外板、18,19…
…弾性体、18b,19b……裾野部。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦方向に延びる複数の縦骨と、この縦骨に
    直交する横骨と、この縦骨と横骨とで形成される方形状
    の空間内に配設した斜め材で構体骨組を構成し、この構
    体骨組に外板を張設した車両の車体構造において、 上記縦骨と外板との間に生ずる空隙内に、弾性体を嵌挿
    し、 この弾性体の両側部には、外板の方向に向かって末広な
    横断面となるように円弧状の裾野部を一体に延設したこ
    とを特徴とする車両の車体構造。
  2. 【請求項2】前記弾性体の内部に、中空部を形成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両の車体構造。
  3. 【請求項3】縦方向に延びる複数の縦骨と、この縦骨に
    直交する横骨と、この縦骨と横骨とで形成される方形状
    の空間内に配設した斜め材で構体骨組を構成し、この構
    体骨組に外板を張設した車両の車体構造において、 上記縦骨と外板との間に生ずる空隙内に、弾性体を嵌挿
    し、 この弾性体の両側部には、外板の方向に向かって末広な
    横断面となるように三角形状の裾野部を一体に延設した
    ことを特徴とする車両の車体構造。
JP1990007239U 1990-01-29 1990-01-29 車両の車体構造 Expired - Lifetime JP2507015Y2 (ja)

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