JP2506688Y2 - キャブオ―バタイプ車の自動ステップ装置 - Google Patents
キャブオ―バタイプ車の自動ステップ装置Info
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- JP2506688Y2 JP2506688Y2 JP5383390U JP5383390U JP2506688Y2 JP 2506688 Y2 JP2506688 Y2 JP 2506688Y2 JP 5383390 U JP5383390 U JP 5383390U JP 5383390 U JP5383390 U JP 5383390U JP 2506688 Y2 JP2506688 Y2 JP 2506688Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、キャブオーバタイプ車の乗降性を容易な
らしめる自動ステップ装置に関する。
らしめる自動ステップ装置に関する。
(従来の技術) 乗降用ステップをボデーから張り出させた張出し位置
とボデー内部に格納した格納位置との間で移動自在に設
置されたキャブオーバタイプ車の自動ステップ装置は既
に提案されている。基本的にステップは、ドアを開くと
張出し位置に移動し、ドアを閉じると格納位置に移動す
るようになっている。
とボデー内部に格納した格納位置との間で移動自在に設
置されたキャブオーバタイプ車の自動ステップ装置は既
に提案されている。基本的にステップは、ドアを開くと
張出し位置に移動し、ドアを閉じると格納位置に移動す
るようになっている。
(考案が解決しようとする課題) ステップは、走行時には格納位置に置かれねばならな
いという法規上の規制がある。従って、ステップを張出
し位置に位置させるのは、停車時ということになるが、
停車中であってもエンジンがオンしていてトランスミッ
ションのギヤが入った状態がある。かかる状態でドアを
開くと、ステップが張り出してしまう畏れがあり、車両
の状態に応じたステップの張出し条件を設定する必要が
ある。また、キャブオーバタイプ車においては、キャビ
ンをチルトさせた状態でエンジンをオンにするので、こ
の状態でのステップの張り出しを規制する必要がある。
いという法規上の規制がある。従って、ステップを張出
し位置に位置させるのは、停車時ということになるが、
停車中であってもエンジンがオンしていてトランスミッ
ションのギヤが入った状態がある。かかる状態でドアを
開くと、ステップが張り出してしまう畏れがあり、車両
の状態に応じたステップの張出し条件を設定する必要が
ある。また、キャブオーバタイプ車においては、キャビ
ンをチルトさせた状態でエンジンをオンにするので、こ
の状態でのステップの張り出しを規制する必要がある。
そこで、本考案の目的は、特にキャブオーバタイプ車
において、特定の条件を満たさない限り、ステップが不
用意に張り出さないようにした装置の提供にある。
において、特定の条件を満たさない限り、ステップが不
用意に張り出さないようにした装置の提供にある。
(課題を解決するための手段) 本考案のキャブオーバタイプ車の自動ステップ装置
は、ステップを張出し位置と格納位置の両位置に選択的
に位置させるステップ駆動手段と、エンジンのスタータ
キースイッチと、キャビンがロックされているか否かを
検出するキャブロック検出手段と、ドアが開いているか
否かを検出するドア開閉検出手段と、トランスミッショ
ンのギヤ位置を検出するギヤ位置検出手段と、エンジン
のオンオフを検出するエンジンオンオフ検出手段と、パ
ーキングブレーキが作動しているか否かを検出するパー
キングブレーキ位置検出手段とからなっている。
は、ステップを張出し位置と格納位置の両位置に選択的
に位置させるステップ駆動手段と、エンジンのスタータ
キースイッチと、キャビンがロックされているか否かを
検出するキャブロック検出手段と、ドアが開いているか
否かを検出するドア開閉検出手段と、トランスミッショ
ンのギヤ位置を検出するギヤ位置検出手段と、エンジン
のオンオフを検出するエンジンオンオフ検出手段と、パ
ーキングブレーキが作動しているか否かを検出するパー
キングブレーキ位置検出手段とからなっている。
(作用) ドア開信号を第1の条件とし、キャブロック信号を第
2の条件とし、スタータキースイッチがM端子以外の位
置に置かれているか、又は、スタータキースイッチがM
端子位置に置かれており且つエンジンがオフしている
か、又は、スタータキースイッチがM端子位置に置かれ
ており且つエンジンがオンし且つパーキングブレーキが
作動で且つギヤニュートラル位置である第3の条件の3
つの条件が揃ったときにのみ、上記ステップ駆動手段を
ステップ張出し方向に作動させてステップを張出し位置
に位置させる。すなわち、第1の条件と第2の条件に、
第3の条件の中の一つが満たされればステップが張り出
すが、上記条件の一つでも欠けると、ステップは格納位
置に位置させられる。
2の条件とし、スタータキースイッチがM端子以外の位
置に置かれているか、又は、スタータキースイッチがM
端子位置に置かれており且つエンジンがオフしている
か、又は、スタータキースイッチがM端子位置に置かれ
ており且つエンジンがオンし且つパーキングブレーキが
作動で且つギヤニュートラル位置である第3の条件の3
つの条件が揃ったときにのみ、上記ステップ駆動手段を
ステップ張出し方向に作動させてステップを張出し位置
に位置させる。すなわち、第1の条件と第2の条件に、
第3の条件の中の一つが満たされればステップが張り出
すが、上記条件の一つでも欠けると、ステップは格納位
置に位置させられる。
(実施例) 以下、図示の一実施例に基づいて本考案を詳細に説明
する。
する。
はじめに、第1図において自動ステップの機械的な部
分の構造を説明する。符号1はステップを示していて、
このステップ1は、ステップ支持部材2に固設されてい
る。ステップ支持部材2は、リンク3,4のそれぞれの一
端に枢着されている。リンク3,4の基端部は、ボデー5
に枢着されている。リンク4には、エアシリンダ6のピ
ストンロッド6aが連結されている。このエアシリンダ6
は、エア通路7a,7bを介してエアタンク8に連通されて
いる。エア通路7a,7bには、三方弁からなるマグネット
バルブMV−1,MV−2が設けられていて、これらバルブが
交互にオンオフされることにより、エアシリンダ6が作
動させられる。ステップ1は、実線で示す張出し位置
と、破線で示す格納位置とに選択的に位置させられる。
ステップ1は、張出し位置ではエアシリンダ6によって
突き出され、図示しないボデーから張り出されて乗降に
寄与し、エアシリンダ6が大気開放されると図示しない
復帰ばねの弾力によってボデー内部に位置する格納位置
に格納される。マグネットバルブMV−1,MV−2は、リレ
ーR−1やドア開閉検知スイッチSW−2等を介してオン
オフ制御される。ステップ1を両位置に移動させるステ
ップ駆動手段は、リンク機構2,3,4,エアシリンダ6,マグ
ネットバルブMV−1,MV−2,エアタンク8,リレーR−1な
どからなっている。
分の構造を説明する。符号1はステップを示していて、
このステップ1は、ステップ支持部材2に固設されてい
る。ステップ支持部材2は、リンク3,4のそれぞれの一
端に枢着されている。リンク3,4の基端部は、ボデー5
に枢着されている。リンク4には、エアシリンダ6のピ
ストンロッド6aが連結されている。このエアシリンダ6
は、エア通路7a,7bを介してエアタンク8に連通されて
いる。エア通路7a,7bには、三方弁からなるマグネット
バルブMV−1,MV−2が設けられていて、これらバルブが
交互にオンオフされることにより、エアシリンダ6が作
動させられる。ステップ1は、実線で示す張出し位置
と、破線で示す格納位置とに選択的に位置させられる。
ステップ1は、張出し位置ではエアシリンダ6によって
突き出され、図示しないボデーから張り出されて乗降に
寄与し、エアシリンダ6が大気開放されると図示しない
復帰ばねの弾力によってボデー内部に位置する格納位置
に格納される。マグネットバルブMV−1,MV−2は、リレ
ーR−1やドア開閉検知スイッチSW−2等を介してオン
オフ制御される。ステップ1を両位置に移動させるステ
ップ駆動手段は、リンク機構2,3,4,エアシリンダ6,マグ
ネットバルブMV−1,MV−2,エアタンク8,リレーR−1な
どからなっている。
次に、第2図において、ステップ1を駆動する信号を
出力する電気回路を説明する。バッテリVに直接されて
いるB回路とリレーR−1との間には、図示されないキ
ャビンをチルトアップまたはチルトダウンさせるための
信号を出力するチルト操作スイッチSW−7と、キャビン
がロックされているか否かを検出し、ロックされたとき
ロック信号を出力するキャブロック検出手段としてのキ
ャブロック検出スイッチSW−1と、ドアDRの開閉を検知
して、ドアが開いているときドア開信号を出力するドア
開閉検出手段としてのドア開閉検出スイッチSW−2が直
列に接続されている。第2図において、操作スイッチSW
−7は、キャビンを降下させるダウン位置に置かれてい
て、キャブロック検出スイッチSW−1はキャビンが完全
にダウンしてロック位置に置かれた状態を示している。
ドア開閉検出スイッチSW−2は、ドアDRが実線で示すよ
うに開いているときにはその接点を閉じ、破線で示すよ
うにドアが閉じられたときにその接点を開放するように
構成されている。リレーR−1は、そのコイルがオンに
なったとき、その接点を破線のように開放され、コイル
がオフのときには実線のように接点を閉じている。
出力する電気回路を説明する。バッテリVに直接されて
いるB回路とリレーR−1との間には、図示されないキ
ャビンをチルトアップまたはチルトダウンさせるための
信号を出力するチルト操作スイッチSW−7と、キャビン
がロックされているか否かを検出し、ロックされたとき
ロック信号を出力するキャブロック検出手段としてのキ
ャブロック検出スイッチSW−1と、ドアDRの開閉を検知
して、ドアが開いているときドア開信号を出力するドア
開閉検出手段としてのドア開閉検出スイッチSW−2が直
列に接続されている。第2図において、操作スイッチSW
−7は、キャビンを降下させるダウン位置に置かれてい
て、キャブロック検出スイッチSW−1はキャビンが完全
にダウンしてロック位置に置かれた状態を示している。
ドア開閉検出スイッチSW−2は、ドアDRが実線で示すよ
うに開いているときにはその接点を閉じ、破線で示すよ
うにドアが閉じられたときにその接点を開放するように
構成されている。リレーR−1は、そのコイルがオンに
なったとき、その接点を破線のように開放され、コイル
がオフのときには実線のように接点を閉じている。
スタータキースイッチSW−6のスタート端子Sには、
リレーR−4のコイルが接続されている。リレーR−4
の常閉接点は、リレーR−1のコイルに接続されてい
る。このリレーR−4は、エンジンスタート時にリレー
R−1の接点が破線のように開放されるのを防止するも
のであるが、その作用は後述する。リレーR−4の接点
は、リレーR−3の常閉接点に接続されている。リレー
R−3のコイルの一端は、オルタネータALのL端子に接
続されている。L端子にはチャージランプCLが接続され
ている。オルタネータALは、エンジンがオンになってL
端子の電圧が上がると、リレーR−3のコイルがオフと
なって実線のように常閉接点を閉じ、エンジンがオフに
なるとコイルには図示されないバッテリの電圧がかかっ
て破線のように常閉接点を開放する。このように、オル
タネータALは、エンジンがオンしているかオフしている
かを検出するエンジンオンオフ検出手段を構成してい
る。リレーR−3のコイルの他端はスタータキースイッ
チSW−6のM端子に接続されている。
リレーR−4のコイルが接続されている。リレーR−4
の常閉接点は、リレーR−1のコイルに接続されてい
る。このリレーR−4は、エンジンスタート時にリレー
R−1の接点が破線のように開放されるのを防止するも
のであるが、その作用は後述する。リレーR−4の接点
は、リレーR−3の常閉接点に接続されている。リレー
R−3のコイルの一端は、オルタネータALのL端子に接
続されている。L端子にはチャージランプCLが接続され
ている。オルタネータALは、エンジンがオンになってL
端子の電圧が上がると、リレーR−3のコイルがオフと
なって実線のように常閉接点を閉じ、エンジンがオフに
なるとコイルには図示されないバッテリの電圧がかかっ
て破線のように常閉接点を開放する。このように、オル
タネータALは、エンジンがオンしているかオフしている
かを検出するエンジンオンオフ検出手段を構成してい
る。リレーR−3のコイルの他端はスタータキースイッ
チSW−6のM端子に接続されている。
スタータキースイッチSW−6のACC端子とリレーR−
2のコイルとの間には、トランスミッションのギヤ位置
を検出するギヤ位置検出手段としてのインターロックス
イッチSW−4が接続されている。このスイッチSW−4
は、ギヤがニュートラル位置に置かれたとき破線のよう
にオンになり、ギヤが入っている非ニュートラル位置で
は実線のようにオフになる。スイッチSW−4がオンにな
ると、リレーR−2の接点が破線のようにオフになる。
リレーR−2の常閉接点は、リレーR−3の接点とスタ
ータキースイッチSW−6のM端子に接続されている。M
接点は、エンジンがオンになっているときのキースイッ
チの位置である。
2のコイルとの間には、トランスミッションのギヤ位置
を検出するギヤ位置検出手段としてのインターロックス
イッチSW−4が接続されている。このスイッチSW−4
は、ギヤがニュートラル位置に置かれたとき破線のよう
にオンになり、ギヤが入っている非ニュートラル位置で
は実線のようにオフになる。スイッチSW−4がオンにな
ると、リレーR−2の接点が破線のようにオフになる。
リレーR−2の常閉接点は、リレーR−3の接点とスタ
ータキースイッチSW−6のM端子に接続されている。M
接点は、エンジンがオンになっているときのキースイッ
チの位置である。
スタータキースイッチSW−6のM端子には、パーキン
グブレーキが作動しているか否かを検出するパーキング
ブレーキ位置検出手段としてのパーキングブレーキ検出
スイッチSW−5が接続されている。このスイッチSW−5
は、パーキングブレーキレバーがダウンさせられてブレ
ーキを作動させていないときには、実線で示すように端
子D側に位置してブレーキ不作動信号を出力し、ブレー
キレバーが引かれてブレーキが作動させられているとき
には破線で示すように端子P側に位置してブレーキ作動
信号を出力している。端子DはリレーR−2とリレーR
−3との間に接続され、端子Pはブレーキ作動を表示す
るパーキングブレーキランプPLに接続されている。
グブレーキが作動しているか否かを検出するパーキング
ブレーキ位置検出手段としてのパーキングブレーキ検出
スイッチSW−5が接続されている。このスイッチSW−5
は、パーキングブレーキレバーがダウンさせられてブレ
ーキを作動させていないときには、実線で示すように端
子D側に位置してブレーキ不作動信号を出力し、ブレー
キレバーが引かれてブレーキが作動させられているとき
には破線で示すように端子P側に位置してブレーキ作動
信号を出力している。端子DはリレーR−2とリレーR
−3との間に接続され、端子Pはブレーキ作動を表示す
るパーキングブレーキランプPLに接続されている。
リレーR−1のコイルとリレーR−4の常閉接点との
間には、ステップ格納位置検出スイッチSW−3の一方の
接点が接続されている。このスイッチSW−3は、ステッ
プ1が第1図に破線で示す格納位置に置かれたときにオ
フさせられ、格納位置にないときには実線で示すように
接点を閉じる。スイッチSW−3の他方の接点は、ウォー
ニングランプLとウォーニングブザーBに接続されてい
る。ランプLとブザーBは、ステップ1が格納されるべ
きときに格納されないときにオンにされるものであっ
て、その作用は後述する。
間には、ステップ格納位置検出スイッチSW−3の一方の
接点が接続されている。このスイッチSW−3は、ステッ
プ1が第1図に破線で示す格納位置に置かれたときにオ
フさせられ、格納位置にないときには実線で示すように
接点を閉じる。スイッチSW−3の他方の接点は、ウォー
ニングランプLとウォーニングブザーBに接続されてい
る。ランプLとブザーBは、ステップ1が格納されるべ
きときに格納されないときにオンにされるものであっ
て、その作用は後述する。
以上のように構成された実施例の作用を説明する。ス
テップ1が張り出すためには、すなわちマグネットバル
ブMV−1,MV−2を作動させてエアシリンダ6のピストン
ロッド6aを突出させるには、ドア開閉検出スイッチSW−
2,キャブロック検出スイッチSW−1及びリレーR−1の
接点が全てオンになっていなければならない。
テップ1が張り出すためには、すなわちマグネットバル
ブMV−1,MV−2を作動させてエアシリンダ6のピストン
ロッド6aを突出させるには、ドア開閉検出スイッチSW−
2,キャブロック検出スイッチSW−1及びリレーR−1の
接点が全てオンになっていなければならない。
ここで、ドアが開かれていてドア開閉検出スイッチSW
−2がオンしてドア開信号を出力している状態を第1の
条件とし、キャブロック検出スイッチSW−1がオンして
ロック信号が出されている状態を第2の条件とし、リレ
ーR−1の接点がオン即ちそのコイルがオフになってい
る状態を第3の条件とする。この3つの条件が全て満た
されたときにのみステップは張り出されるようになって
いる。
−2がオンしてドア開信号を出力している状態を第1の
条件とし、キャブロック検出スイッチSW−1がオンして
ロック信号が出されている状態を第2の条件とし、リレ
ーR−1の接点がオン即ちそのコイルがオフになってい
る状態を第3の条件とする。この3つの条件が全て満た
されたときにのみステップは張り出されるようになって
いる。
そして、第3の条件は、エンジンのオンオフ,トラン
スミッションのギヤ位置,パーキングブレーキ位置,ス
タータキースイッチの位置に応じてさまざまなモードに
変化する。そこで、第2図と第3図に基づいて、ステッ
プが張り出される条件をモード毎に説明する。
スミッションのギヤ位置,パーキングブレーキ位置,ス
タータキースイッチの位置に応じてさまざまなモードに
変化する。そこで、第2図と第3図に基づいて、ステッ
プが張り出される条件をモード毎に説明する。
第1のモード このモードは、エンジンが停止された状態でドアを開
くモードである。
くモードである。
キャブがロックされてキャブロック検出スイッチSW−
1がオンしていて、ドアDRが開かれてドア開閉検出スイ
ッチSW−2をオンにすると、第2の条件と第1の条件が
満たされる。そして、スタータキースイッチSW−6がM
端子以外の位置に置かれるか、又は、スタータキースイ
ッチSW−6がM端子位置に置かれていて且つエンジンが
オフしていると、ステップ1が張り出される。エンジン
がオフしている第3の条件が満たされると、オルタネー
タALのL端子の電圧が「0」となってリレーR−3のコ
イルがオンとなりその接点を開放する。従って、リレー
R−1のコイルはオフになってその接点が閉じられて、
マグネットバルブMV−1,MV−2が通電される。マグネッ
トバルブがオンにされると、第1図において、エアタン
ク8の高圧のエアがエアシリンダ6に供給されてそのピ
ストンロッド6aを突き出し、リンク機構を介してステッ
プ1を実線で示す張出し位置に位置させることになる。
1がオンしていて、ドアDRが開かれてドア開閉検出スイ
ッチSW−2をオンにすると、第2の条件と第1の条件が
満たされる。そして、スタータキースイッチSW−6がM
端子以外の位置に置かれるか、又は、スタータキースイ
ッチSW−6がM端子位置に置かれていて且つエンジンが
オフしていると、ステップ1が張り出される。エンジン
がオフしている第3の条件が満たされると、オルタネー
タALのL端子の電圧が「0」となってリレーR−3のコ
イルがオンとなりその接点を開放する。従って、リレー
R−1のコイルはオフになってその接点が閉じられて、
マグネットバルブMV−1,MV−2が通電される。マグネッ
トバルブがオンにされると、第1図において、エアタン
ク8の高圧のエアがエアシリンダ6に供給されてそのピ
ストンロッド6aを突き出し、リンク機構を介してステッ
プ1を実線で示す張出し位置に位置させることになる。
第2のモード このモードは、エンジンがオン、ギヤ位置がニュート
ラル、パーキングブレーキが作動している状態におい
て、ドアを開いたときステップを張り出せるモードであ
る。
ラル、パーキングブレーキが作動している状態におい
て、ドアを開いたときステップを張り出せるモードであ
る。
キャブロック検出スイッチSW−1がオンしていて、ド
ア開閉検出スイッチSW−2がオンになると、第2の条件
と第1の条件が満たされる。
ア開閉検出スイッチSW−2がオンになると、第2の条件
と第1の条件が満たされる。
このとき、スタータキースイッチSW−6がM端子位置
に置かれてエンジンがオン、トランスミッションのギヤ
位置がニュートラル位置、パーキングブレーキのレバー
がダウンしていないと、ステップ1が張り出す。エンジ
ンがオンしていると、リレーR−3の接点が閉じられて
いる。ギヤ位置がニュートラルであると、インターロッ
クスイッチSW−4がオンになってリレーR−2の接点を
開放する。また、パーキングブレーキのレバーがダウン
していないということは、パーキングブレーキが作動さ
せられていることになり、そのスイッチSW−5が端子P
に接続されているので、リレーR−3の接点が閉じられ
ていてもリレーR−1のコイルがオフになりその接点が
閉じられている。従って、エンジンがオンしていても、
ギヤがニュートラルであり、パーキングブレーキが作動
している第3の条件が満たされると、車両は走行可能な
状態ではないので、ステップを張り出させても安全であ
る。
に置かれてエンジンがオン、トランスミッションのギヤ
位置がニュートラル位置、パーキングブレーキのレバー
がダウンしていないと、ステップ1が張り出す。エンジ
ンがオンしていると、リレーR−3の接点が閉じられて
いる。ギヤ位置がニュートラルであると、インターロッ
クスイッチSW−4がオンになってリレーR−2の接点を
開放する。また、パーキングブレーキのレバーがダウン
していないということは、パーキングブレーキが作動さ
せられていることになり、そのスイッチSW−5が端子P
に接続されているので、リレーR−3の接点が閉じられ
ていてもリレーR−1のコイルがオフになりその接点が
閉じられている。従って、エンジンがオンしていても、
ギヤがニュートラルであり、パーキングブレーキが作動
している第3の条件が満たされると、車両は走行可能な
状態ではないので、ステップを張り出させても安全であ
る。
第3のモード このモードは、ステップが張出し位置に置かれた状態
で、エンジンをスタートさせるとき、ステップを張出し
位置に保持するモードである。
で、エンジンをスタートさせるとき、ステップを張出し
位置に保持するモードである。
キャブロック検出スイッチSW−1がオンしていて、ド
ア開閉検出スイッチSW−2がオンになっていると、第2
の条件と第1の条件が満たされる。
ア開閉検出スイッチSW−2がオンになっていると、第2
の条件と第1の条件が満たされる。
このとき、エンジンがオンし、スタータキースイッチ
がスタート位置のS端子に置かれていると、トランスミ
ッションのギヤ位置が非ニュートラル位置であることの
信号が出力されるが、リレーR−4が破線のようにオフ
になるため、第3の条件が満たされてステップ1を張出
し位置に保持する。
がスタート位置のS端子に置かれていると、トランスミ
ッションのギヤ位置が非ニュートラル位置であることの
信号が出力されるが、リレーR−4が破線のようにオフ
になるため、第3の条件が満たされてステップ1を張出
し位置に保持する。
エンジンがオフのときリレーR−3は破線のようにオ
フになっているから、リレーR−1の接点は閉じられて
いる。スタータキースイッチSW−6をS端子に位置させ
ると、第4図に示すように、ACC端子がオフになる。換
言すると、インターロックスイッチSW−4は、トランス
ミッションのギヤ位置が非ニュートラル位置であること
と同じ信号を出力することとなり、リレーR−2のコイ
ルをオフにしてその接点を閉じる。ステップを張り出さ
せた状態で停止している車両のエンジンをスタートさせ
ようとして、S端子をオンにすると、第4図に示すよう
に、エンジン回転が徐々に上がり、或る回転数に達する
と、オルタネータALの電圧値がエンジンオン信号を出力
する所定値となってリレーR−3の接点を閉じる。リレ
ーR−3の接点が閉じられると、リレーR−1のコイル
がオンにされてその接点を開放してしまう。このとき、
何の対策も講じないとすると、リレーR−1の接点が開
放されて、マグネットバルブMV−1,MV−2がオフされド
アが開いているのにステップ1を格納(第4図の破線参
照)してしまう。
フになっているから、リレーR−1の接点は閉じられて
いる。スタータキースイッチSW−6をS端子に位置させ
ると、第4図に示すように、ACC端子がオフになる。換
言すると、インターロックスイッチSW−4は、トランス
ミッションのギヤ位置が非ニュートラル位置であること
と同じ信号を出力することとなり、リレーR−2のコイ
ルをオフにしてその接点を閉じる。ステップを張り出さ
せた状態で停止している車両のエンジンをスタートさせ
ようとして、S端子をオンにすると、第4図に示すよう
に、エンジン回転が徐々に上がり、或る回転数に達する
と、オルタネータALの電圧値がエンジンオン信号を出力
する所定値となってリレーR−3の接点を閉じる。リレ
ーR−3の接点が閉じられると、リレーR−1のコイル
がオンにされてその接点を開放してしまう。このとき、
何の対策も講じないとすると、リレーR−1の接点が開
放されて、マグネットバルブMV−1,MV−2がオフされド
アが開いているのにステップ1を格納(第4図の破線参
照)してしまう。
そこで、スタータキースイッチSW−6をS端子に位置
させたときには、リレーR−4のコイルをオンにしてそ
の接点を破線で示すように開放することにより、リレー
R−1の接点をオンのままに保持して、ステップを張出
し位置に保持するのである。
させたときには、リレーR−4のコイルをオンにしてそ
の接点を破線で示すように開放することにより、リレー
R−1の接点をオンのままに保持して、ステップを張出
し位置に保持するのである。
以上は、3つの条件が全て揃ったときにステップを張
出し位置に置くための作用の説明であるが、図示の実施
例においては、ステップ格納信号が出力されていると
き、換言すると3つの条件が一つでも欠けている場合に
ステップが格納されない事態が発生したときのウォーニ
ングシステムを具備している。
出し位置に置くための作用の説明であるが、図示の実施
例においては、ステップ格納信号が出力されていると
き、換言すると3つの条件が一つでも欠けている場合に
ステップが格納されない事態が発生したときのウォーニ
ングシステムを具備している。
第1図及び第2図において、ステップを格納する信号
は、キャブがロックされてドアが閉じられた状態で、リ
レーR−1のコイルをオンにしてその接点を開放する。
通常は、リレーR−1の接点開放によりマグネットバル
ブMV−1,MV−2を作動させてエアシリンダ6を大気開放
してステップをばね力で格納する。しかし、何らかの原
因例えばバルブやリンク機構のトラブルによって、ステ
ップが格納位置まで移動しないと、ステップ格納検出ス
イッチSW−3が実線位置のオンの状態に置かれたままと
なる。このとき、エンジンがオンになっていて、走行可
能な状態であると、ステップを張り出したまま走行して
しまう危険性がある。そこで、格納信号が出ているにも
拘らずステップが格納されないと、スイッチSW−3がオ
ンしたままとなり、ウォーニングランプLを点灯させる
と共にウォーニングブザーBを鳴奏させてステップが張
り出していることを知らせる。
は、キャブがロックされてドアが閉じられた状態で、リ
レーR−1のコイルをオンにしてその接点を開放する。
通常は、リレーR−1の接点開放によりマグネットバル
ブMV−1,MV−2を作動させてエアシリンダ6を大気開放
してステップをばね力で格納する。しかし、何らかの原
因例えばバルブやリンク機構のトラブルによって、ステ
ップが格納位置まで移動しないと、ステップ格納検出ス
イッチSW−3が実線位置のオンの状態に置かれたままと
なる。このとき、エンジンがオンになっていて、走行可
能な状態であると、ステップを張り出したまま走行して
しまう危険性がある。そこで、格納信号が出ているにも
拘らずステップが格納されないと、スイッチSW−3がオ
ンしたままとなり、ウォーニングランプLを点灯させる
と共にウォーニングブザーBを鳴奏させてステップが張
り出していることを知らせる。
(考案の効果) 以上のように、本考案によれば、キャビンがロックさ
れている第2の条件と、ドアが開かれている第1の条件
と、エンジンのオンオフ,パーキングブレーキの位置,
トランスミッションのギヤ位置などの中の一つからなる
第3の条件の3つの条件が満たされたときにのみ、ステ
ップを張り出すので、自動ステップ装置の安全性が確保
され、運転席への乗降性向上が実現できる。
れている第2の条件と、ドアが開かれている第1の条件
と、エンジンのオンオフ,パーキングブレーキの位置,
トランスミッションのギヤ位置などの中の一つからなる
第3の条件の3つの条件が満たされたときにのみ、ステ
ップを張り出すので、自動ステップ装置の安全性が確保
され、運転席への乗降性向上が実現できる。
第1図は本考案の自動ステップ装置の要部を示す概略構
成図、第2図はステップの作動を制御する制御回路の一
例を示す電気回路図、第3図はステップ張出し条件に沿
った電気回路の流れを示すフローチャート、第4図はス
タータキースイッチをエンジンスタート位置に置いたと
きにステップを張出し位置に保持する作用を示すタイム
チャートである。 1……ステップ、6……エアシリンダ、8……エアタン
ク、MV−1,MV−2……マグネットバルブ、SW−1……キ
ャブロック検出スイッチ、SW−2……ドア開閉検出スイ
ッチ、SW−3……ステップ格納検出スイッチ、SW−4…
…インターロックスイッチ、SW−5……パーキングブレ
ーキ検出スイッチ、SW−6……スタータキースイッチ、
R−1〜R−4……リレー、AL……オルタネータ。
成図、第2図はステップの作動を制御する制御回路の一
例を示す電気回路図、第3図はステップ張出し条件に沿
った電気回路の流れを示すフローチャート、第4図はス
タータキースイッチをエンジンスタート位置に置いたと
きにステップを張出し位置に保持する作用を示すタイム
チャートである。 1……ステップ、6……エアシリンダ、8……エアタン
ク、MV−1,MV−2……マグネットバルブ、SW−1……キ
ャブロック検出スイッチ、SW−2……ドア開閉検出スイ
ッチ、SW−3……ステップ格納検出スイッチ、SW−4…
…インターロックスイッチ、SW−5……パーキングブレ
ーキ検出スイッチ、SW−6……スタータキースイッチ、
R−1〜R−4……リレー、AL……オルタネータ。
Claims (1)
- 【請求項1】ボデーから張り出させた張出し位置とボデ
ー内部に格納した格納位置との間で移動自在に設けられ
たキャブオーバタイプ車の自動ステップ装置において、 ステップを上記両位置に選択的に位置させるステップ駆
動手段と、 エンジンをオンオフするためのスタータキースイッチ
と、 キャビンがロックされているか否かを検出し、キャビン
がロックされているときロック信号を出力するキャブロ
ック検出手段と、 ドアが開いているか否かを検出し、ドアが開いていると
きドア開信号を出力するドア開閉検出手段と、 トランスミッションのギヤ位置を検出するギヤ位置検出
手段と、 エンジンがオンしているかオフしているかを検出するエ
ンジンオンオフ検出手段と、 パーキングブレーキが作動しているか否かを検出するパ
ーキングブレーキ位置検出手段とからなっていて、 上記ドア開閉検出手段がドア開信号を出力している第1
の条件と、 上記キャブロック検出手段がロック信号を出力している
第2の条件と、 上記スタータキースイッチがM端子以外の位置に置かれ
ているか、 又は、スタータキースイッチがM端子位置に置かれてお
り且つ上記エンジンオンオフ検出手段がエンジンのオフ
信号を出力しているか、 又は、スタータキースイッチがM端子位置に置かれてお
り且つエンジンオンオフ検出手段がエンジンのオン信号
を出力し且つ上記パーキングブレーキ位置検出手段がブ
レーキ作動信号を出力し且つ上記ギヤ位置検出手段がニ
ュートラル位置信号を出力している第3の条件の3つの
条件が揃ったときにのみ上記ステップ駆動手段をステッ
プ張出し方向に作動させてステップを張出し位置に位置
させることを特徴とするキャブオーバタイプ車の自動ス
テップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5383390U JP2506688Y2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | キャブオ―バタイプ車の自動ステップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5383390U JP2506688Y2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | キャブオ―バタイプ車の自動ステップ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0411744U JPH0411744U (ja) | 1992-01-30 |
JP2506688Y2 true JP2506688Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31575360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5383390U Expired - Lifetime JP2506688Y2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | キャブオ―バタイプ車の自動ステップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506688Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2477976A1 (fr) * | 1980-03-12 | 1981-09-18 | Dupont S T | Instrument a ecrire a capuchon muni d'une agrafe |
-
1990
- 1990-05-23 JP JP5383390U patent/JP2506688Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0411744U (ja) | 1992-01-30 |
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