JP2505833B2 - 導電性セラミックス - Google Patents

導電性セラミックス

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JP2505833B2 JP62304607A JP30460787A JP2505833B2 JP 2505833 B2 JP2505833 B2 JP 2505833B2 JP 62304607 A JP62304607 A JP 62304607A JP 30460787 A JP30460787 A JP 30460787A JP 2505833 B2 JP2505833 B2 JP 2505833B2
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/09Use of materials for the conductive, e.g. metallic pattern
    • H05K1/092Dispersed materials, e.g. conductive pastes or inks

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は導電性セラミックス、さらに特定すれば、窒
化アルミニウムを絶縁材料とする多層セラミック回路基
板の導体材料として利用できる導電性セラミックスに関
し、 熱伝導率が高い窒化アルミニウムを絶縁材料として一
体焼成できる、高融点であり、かつ電気抵抗が低い導体
材料を提供することを目的とし、 ほう化ジルコニウム(ZrB2)および/またはほう化チタ
ン(TiB2)と、炭化ほう素(B4C)と、炭化アルミニウム(Al
4C3)とを含む導電性セラミックスであって、該ZrB2およ
び/またはTiB2と、B4Cとの合量100重量部に対して該Al
4C3を0.5〜10重量部を含み、かつ、該ZrB2および/また
はTiB2と、該B4Cとの重量比が80〜90対10〜20であるよ
うに構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は導電性セラミックス、さらに特定すれば窒化
アルミウニムを絶縁材料とする多層セラミック回路基板
の導体材料として利用できる導電性セラミックスに関す
る。
多層セラミック回路基板の導体材料としては電気抵抗
が低いことが望まれ、この点で銅が適当である。また絶
縁材料は熱伝導率が高いことが望まれ、アルミナは熱伝
導率が17w/m・kであり、窒化アルミニウムは180w/m・
kとさらに高い。しかし、焼結温度がアルミナは約1500
℃、窒化アルミニウムは約1800℃である。このような絶
縁材料に対して、銅は融点が1083℃であるので、一体焼
結することができない。従って従来は高融点金属として
タングステンまたはモリブデンを使用していた。しかし
これらの金属はシート抵抗がそれぞれ25mΩ/□、10〜2
0mΩ/□であって、銅の3mΩ/□より著しく高い欠点が
ある。
〔従来の技術〕
一般に、非酸化物系セラミックスは難焼結性という欠
点を有するが、遷移金属ほう化物は電気および熱の良導
体という、セラミックス中では異質の性質をもってい
る。この遷移金属ほう化物の焼結性を改良するために、
炭化ほう素と共焼結することが知られており、たとえば
ほう化チタンTiB2−炭化ほう素B4C系2相複合型セラミ
ックスは、従来のセラミックス中で硬度および強度が著
しく高く、かつ酸化抵抗性も大きい。
西山勝広は、TiB2−B4C系2相複合型セラミックスを
焼結するときに、カーボンを少量添加して助剤とするこ
とを紹介している(BOUNDARY、1980年3月号24〜27
頁)。また渡辺忠彦、徳永洋一は、ほう化チタンTiB2
焼結に、NiPや斜方晶系のCoB,FeB,Ni4B3を使用するが、
ほう化ジルコニウムZrB4の焼結については文献が少なく
て詳細は不明であることを紹介している(日本金属学会
会報第25巻第12号(1986)1018〜1025頁)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
熱伝導率が高い窒化アルミニウムを絶縁材料として一
体焼成できる高融点であり、かつ電気抵抗が低い導体材
料を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点は、ほう化ジルコニウム(ZrB2)および/ま
たはほう化チタン(TiB2)と、炭化ほう素(B4C)と、炭化
アルミニウム(Al4C3)とを含む導電性セラミックスであ
って、該ZrB2および/またはTiB2とB4Cとの合量100重量
部に対して該Al4C3を0.5〜10重量部を含み、かつ、該Zr
B2および/またはTiB2と、該B4Cとの重量比が80〜90対1
0〜20であることを特徴とする導電性セラミックスによ
って解決することができる。
〔作用〕
本発明の導電性セラミックスは、三成分のうちの炭化
アルミニウムが、絶縁材料の窒化アルミニウムと結合し
やすく、炭化アルミニウムは炭化ほう素と、さらに炭化
ほう素はほう化ジルコニウムまたはほう化チタンと結合
しやすい利点を有する。こうして炭化アルミニウムは、
ほう化ジルコニウムまたはほう化チタンと、炭化ほう素
との密着性を向上させることができ、さらに、熱膨張係
数を窒化アルミニウムの4.0×10-6/kに近づけることが
可能である。ZrB2および/またはTiB2に対する炭化ほう
素の割合が10重量比より少ないと焼結性が悪く、20重量
比より多いと抵抗が高くなる。またZrB2および/または
TiB2とB4Cとの合量100重量部に対して炭化アルミニウム
が0.5重量部より少ないと密着性が悪くなり、10重量部
より多いと抵抗が高くなる。なお、ほう化ジルコニウム
は融点が約3040℃、またほう化チタンは融点が2800℃と
高いばかりでなく、いずれも電気抵抗が6Ω・cmと低い
ので、得られる三成分焼結体のシート抵抗も銅に近い4m
Ω/□を示す。
〔実施例1〕 ほう化ジルコニウムZrB2粉末:炭化ほう素B4C粉末の
重量比90:10の混合粉末100重量部に対して炭化アルミニ
ウムAl4C3粉末10重量部を添加し、V型混合機で乾式混
合した。得られた三成分混合物粉末100gに、バインダ
(PMMA)20gと溶剤エタノール30gとを混合し、らいかい
機で混練してペーストとし、これを窒化アルミニウムグ
リーンシートにスクリーン印刷して導体パターンを形成
し、70℃で15分間乾燥したものを10層重ね、150℃45MPa
に加圧して積層体とし、窒素雰囲気中で、600℃で4時
間予備焼成し、続いて1800℃で6時間本焼成を行なって
積層焼結体を得た。
また、この三成分混合物粉末5gを、60MPaに加圧して
圧粉体とし、窒素雰囲気中で1800℃で4時間焼成して圧
粉焼結体を得た。
〔実施例2〕 ほう化チタンTiB2粉末:炭化ほう素BC粉末の重量比8
0:20の混合粉末100重量部に対して炭化アルミニウムAl4
C3粉末0.5重量部を添加したセラミック原料を使用した
ことの他は、実施例1と同様にして、積層焼結体および
圧粉末焼結体を作製した。
これらの積層焼結体の導体パターンのシート抵抗、お
よび圧粉焼結体の体積抵抗を測定した結果を第1表に示
す。
なお、比較のために、この三成分混合物粉末の代り
に、タングステン粉末を使用したペーストを導体とする
セラミック積層体、およびこのタングステン粉末を使用
した圧粉体をそれぞれ1800℃で4時間焼成して焼結体を
得た。積層焼結体の導体層のシート抵抗、および圧粉焼
結体の体積抵抗を測定し、その結果も第1表に示す。
本発明の導電性セラミックス導体層はシート抵抗がタ
ングステン層の1/6であった。なお、ZrB2とTiB2との合
量と、B4Cとの重量比が80〜90対10〜20であり、ZrB2とT
iB2とB4Cとの合量100重量部に対してAl4C30.5〜10重量
部を含む焼結体も、実施例1と同様な結果を得た。
〔実施例3〕 ほう化ジルコニウムZrB2粉末:炭化ほう素B4C粉末の
重量比80:20の混合粉末100重量部に対して炭化アルミニ
ウムAl4C3粉末10重量部を添加したことの他は、実施例
1と同様にして、積層焼結体および圧粉焼結体を作製し
た。
〔実施例4〕 ほう化ジルコニウムZrB2粉末:炭化ほう素B4C粉末の
重量比90:10の混合粉末100重量部に対して炭化アルミニ
ウムAl4C3粉末0.5重量部を添加したことの他は、実施例
1と同様にして、積層焼結体および圧粉焼結体を作製し
た。
〔実施例5〕 ほう化ジルコニウムZrB2粉末:炭化ほう素B4C粉末の
重量比80:20の混合粉末100重量部に対して炭化アルミニ
ウムAl4C3粉末0.5重量部を添加した、ことの他は、実施
例1と同様にして積層焼結体および圧粉焼結体を作製し
た。
〔実施例6〕 ほう化チタンTiB2粉末:炭化ほう素B4C粉末の重量比8
0:20の混合粉末100重量部に対して炭化アルミニウムAl4
C3粉末10重量部を添加したセラミック原料を使用したこ
との他は、実施例1と同様にして、積層焼結体および圧
粉焼結体を作製した。
〔実施例7〕 ほう化チタンTiB2粉末:炭化ほう素B4C粉末の重量比9
0:10の混合粉末100重量部に対して炭化アルミニウムAl4
C3粉末0.5重量部を添加したセラミック原料を使用した
ことの他は、実施例1と同様にして、積層焼結体および
圧粉焼結体を作製した。
〔実施例8〕 ほう化チタンTiB2粉末:炭化ほう素B4C粉末の重量比9
0:10の混合粉末100重量部に対して炭化アルミニウムAl4
C3粉末10重量部を添加したセラミック原料を使用したこ
との他は、実施例1と同様にして、積層焼結体および圧
粉焼結体を作製した。
実施例3〜8においても、実施例1,2と同様の結果を
得た。
〔発明の効果〕
本発明の導電性セラミックスは焼結温度が1800℃と高
いにも拘らず、シート抵抗が銅とほぼ等しい利点を有す
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほう化ジルコニウム(ZrB2)および/または
    ほう化チタン(TiB2)と、 炭化ほう素(B4C)と、 炭化アルミニウム(Al4C3)とを含む導電性セラミックス
    であって、 該ZrB2および/またはTiB2と、B4Cとの合量100重量部に
    対して該Al4C3を0.5〜10重量部を含み、 かつ、該ZrB2および/またはTiB2と、該B4Cとの重量比
    が80〜90対10〜20であることを特徴とする導電性セラミ
    ックス。
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