JP2505498Y2 - 高所作業車の操向機構 - Google Patents

高所作業車の操向機構

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JP2505498Y2
JP2505498Y2 JP1342191U JP1342191U JP2505498Y2 JP 2505498 Y2 JP2505498 Y2 JP 2505498Y2 JP 1342191 U JP1342191 U JP 1342191U JP 1342191 U JP1342191 U JP 1342191U JP 2505498 Y2 JP2505498 Y2 JP 2505498Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ビルの室内において、
天井配管や天井配線等の作業を行い、また屋外において
配線作業を行う場合において使用する、高所作業車の操
向機構に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】従来から、特殊操向車輌において、対角
する2輪を駆動輪とし、他の対角する2輪を従動輪と
し、操向操作を行う技術は公知とされているのである。
例えば実公昭63−35900号公報や、特開昭59−
223559号公報や、特開昭56−8758号公報に
記載の技術の如くである。また、操向操作レバーの回動
方向に機体を進行させる技術としては、実開昭57−8
8632号公報や、実開昭57−32579号公報の如
き技術が公知とされているのである。
【0003】
【考案が解決すべき課題】本考案は、操向選択スイッチ
を切り換えることにより、「前輪操向」と「斜行操向」
と「横S字操向」の3形態の操向を行うことが可能であ
り、かつ1本の操向ジョイスティックの360度方向へ
の指示回動操作により、操向駆動輪をその方向に対応す
る角度に任意位置決めを行う操向制御機構において、操
向選択スイッチ6により操向形態を決定し、次に操向ジ
ョイスティック7を進行したい方向に操作するのである
が、前記3形態の操向の場合には、それぞれに異なる駆
動輪の初期位置があるのである。また前回の走行の終了
時に於ける駆動輪の位置から、次回に走行形態が変更さ
れた場合には、最初の初期設定位置に置き換える必要が
あり、この前部駆動輪2と後部駆動輪3の初期設定位置
への駆動輪の回動に時間を要するのである。故にこの間
に走行を開始すると、機体が横転する等の不具合が発生
するのである。本考案はこのような場合の為に、操向選
択スイッチ6を操作して最初の操向ジョイスティック7
の回動の場合には、初期設定が終了するまで駆動を一時
停止するものである。また、「斜行操向」においては、
前進で進む区域と、後進で進む区域があり、この前進と
後進の切換位置において、車輪が180度回転する必要
があるのである。このような場合にも、走行しながらの
切換えは高所作業車の横転に繋がるのである。このよう
な場合にも、前進と後進の切換の為の駆動輪の初期設定
が終了するまで、走行を停止すべく構成したものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明
する。操向選択スイッチ6により、「前輪操向」と「斜
行操向」と「横S字操向」のそれぞれの操向形態に変更
可能とし、操向ジョイスティック7の前後左右への回動
に基づく平面操作角の回動操作変化により、車輪の操向
角を決定する高所作業車の操向機構において、操向ジョ
イスティック7の中立位置からの最初の回動操作に対し
て、操向駆動輪の初期位置決めが完了するまでと、操向
ジョイスティック7の回動により、前後進が切換られた
後の初期位置決めが完了するまでの間は、前部駆動輪2
と後部駆動輪3の駆動を一時的に停止すべく構成したも
のである。
【0005】
【作用】次に作用を説明する。操向選択スイッチ6によ
り「前輪操向」と「斜行操向」を選択する。それぞれの
操向形態により、駆動輪の最初の設定位置が決定されて
おり、該設定位置は、操向ジョイスティック7を回動す
る方向においても、それぞれ異なるのである。特に、高
所作業車の場合には、前進で行くか、後進で行くかにお
いて、駆動輪の向きを完全に反対の初期設定方向とする
必要がある。また「横S字操向」の場合には、右旋回か
左旋回かにより、前部駆動輪2か後部駆動輪3かのどち
らかを択一的にセットし、他方のみを一定の範囲内に操
向回動する必要があるので、この左右の前部駆動輪2と
後部駆動輪3の固定と回動の為に、一定のセット時間が
必要なのである。本考案はこの操向形態の相違により、
また操向ジョイスティック7の操作方向の相違により、
駆動輪のセットの為の時間の余裕が必要であるので、こ
の間は前部駆動輪2と後部駆動輪3の駆動を一時的に
したものである。
【0006】
【実施例】本考案の解決すべき課題及び解決する手段は
以上の如くであり、次に添付の図面に示した実施例の構
成を説明する。図1は本考案の高所作業車を高くした場
合の側面図、図2は走行台車12に設けた操向制御機構
を示す平面図、図3は同じく後面図、図4は走行台車1
2の部分の平面図、図5は下部操作ボックスBの盤面
図、図6は上部操作ボックスCの部分の盤面図である。
【0007】図1・図2・図3・図4において説明す
る。高所作業車は、下部の走行台車12と、上部の作業
台11の間に伸縮シザース機構13を介装しており、該
伸縮シザース機構13を伸縮シリンダ14により伸縮し
て、作業台11を昇降すべく構成している。該作業台1
1の上にフットスイッチ5と上部操作ボックスBが配置
されており、また走行台車12の部分にも下部操作ボッ
クスCが配置されており、どちらでも制御を可能として
いる。操向ジョイスティック7は上下に配置されている
が、操向選択スイッチ6は上部にのみ配置されている。
走行台車12は対角する前部駆動輪2と後部駆動輪3
と、他の対角位置の前部従動輪1と後部従動輪4により
支持されている。
【0008】そして、前部駆動輪2は前輪回動シリンダ
15により回動し、該回動角を前輪回動角センサ16に
より検出可能としている。また後部駆動輪3は後輪回動
シリンダ17により回動し、後輪回動角センサ18によ
り検出可能としている。前部従動輪1と後部従動輪4
は、前部駆動輪2と後部駆動輪3の操向回動に従動して
最適位置に回動するのである。走行台車12の一部に下
部操作ボックスCが配置されている。上部操作ボックス
Bは作業台11に載置されており、該上部操作ボックス
Bの下方の位置にフットスイッチ5が配置されている。
【0009】次に図5と図6について説明する。図6に
示す下部操作ボックスCに、初期タイヤ位置調整機構A
が配置されている。これは、走行台車12の下部に配置
された前部駆動輪2と後部駆動輪3の回動位置を確認し
ながら、調節摘みPOT1・POT2・POT3・PO
T4・POT5・POT6・POT7・POT8の調節
をする必要があるので、上部操作ボックスBに初期タイ
ヤ位置調整機構Aを設けると、作業台11が上方にある
場合には、前部駆動輪2と後部従動輪4の位置を確認す
ることが出来ないからである。しかし上部操作ボックス
Bには、下部操作ボックスCに配置されていない操向選
択スイッチ6が配置されており、「前輪操向」と「斜行
操向」と「横S字操向」を選択すべく構成している。該
操向選択スイッチ6が上部操作ボックスBにあることに
より、オペレーターが作業台11に乗って実際に操向操
作をする場合にのみしか、操向選択スイッチ6を操作出
来ないように構成しているのである。
【0010】また下部操作ボックスCには、操作位置上
下切換スイッチDが配置されており、該スイッチDによ
り、操向ジョイスティック7とリフト昇降スイッチ8
を、上部操作ボックスBと下部操作ボックスCの何方で
操作するかを選択可能としているのである。下部操作ボ
ックスCに設けた初期タイヤ位置調整機構Aの部分に
は、角度調整開始スイッチ20が設けられている。そし
て上部操作ボックスBに設けた操向選択スイッチ6によ
り、「前輪操向」か「斜行操向」か「横S字操向」かを
選択するのである。該操向選択スイッチ6を操作した場
合には、図5の操向切換モードランプ30の該当するラ
ンプが点滅し、前部駆動輪2と後部駆動輪3が初期設定
位置に回動を終了すると、操向切換モードランプ30の
点滅状態が連続点灯に変わる。この操向切換モードラン
プ30が点滅状態となっている間は、操向ジョイスティ
ック7による操向操作や、リフト昇降スイッチ8による
作業台11の昇降操作が不可能となるように、制御プロ
グラムにインターロック回路を設けている。逆に、前部
駆動輪2や後部駆動輪3を駆動して走行中や、リフト昇
降スイッチ8により作業台11を昇降操作している最中
に、操向選択スイッチ6が操作されると危険であるの
で、走行が停止した後、及び作業台11の昇降が終了し
た後に、操向選択スイッチ6よる切換が開始されて、初
期設定が行われるように、制御プログラムにインターロ
ック回路を構成している。また操向選択スイッチ6を操
作し、次にフットスイッチ5を踏んで、前部駆動輪2と
後部駆動輪3を初期設定位置に回動中は走行は出来ない
ので、前部駆動輪2と後部駆動輪3は据え切り操作、即
ち走行停止状態での車輪位置決め動作を行うこととなる
のである。
【0011】図7は各モードに於ける前部駆動輪2と後
部駆動輪3の初期設定位置を示す図面、図8は「前輪操
向」に於ける前部駆動輪2の回動角度を示す図面、図9
は「前輪操向」と「斜行操向」に於ける前後進境界線を
示す図面、図10は「前輪操向」に於ける初期走行不感
帯を示す図面、図11は「前輪操向」の操向不感帯を示
す図面、図12は「斜行操向」の場合の前部駆動輪2と
後部駆動輪3の回動範囲を示す図面、図13は「横S字
操向」の場合の前部駆動輪2と後部駆動輪3の回動範囲
を示す図面、図14は「横S字操向」の場合の操向状態
を示す図面、図15は「横S字操向」の場合の左右操向
境界線を示す図面、図16は「横S字操向」の場合の操
向不感帯を示す図面である。
【0012】図7に示す如く、「前輪操向」と「斜行操
向」と「横S字操向」の場合における、前部駆動輪2と
後部駆動輪3の初期設定位置が決定されている。即ち、
「前輪操向」の場合には、後部駆動輪3は前方直進方向
に固定位置決めされ、前部駆動輪2は前方に設定され、
操向ジョイスティック7の操作により前部駆動輪2のみ
が、その後回動する。「斜行操向」の場合には、前部駆
動輪2も後部駆動輪3も同じ方向に回動されるが、初期
設定位置は、どちらも前方直進方向に設定される。「横
S字操向」の場合には図14に示す如く、前部駆動輪2
を真横に固定し、後部駆動輪3を規制の範囲内で回動す
る場合と、後部駆動輪3を真横に固定し、前部駆動輪2
を規制の範囲内で回動する場合があるが、どちらも、初
期設定の場合には真横の位置に設定される。該初期設定
の位置で前述の初期タイヤ位置調整機構Aの、角度調整
開始スイッチ20と調節位置決定スイッチ21による角
度修正調節が可能である。
【0013】次に図8と図9と図10と図11において
「前輪操向」について説明する。「前輪操向」の場合に
は、後部駆動輪3は前進向きに固定されている。操向ジ
ョイスティック7の回動操作により、前部駆動輪2のみ
が回動されるが、左側への回動角が56度の位置以上に
は、前部駆動輪2が回動しないように制御規制されてい
る。同様に図11に示す如く、操向ジョイスティック7
の左側の上下33度ずつ、合計66度の範囲内におい
て、操向ジョイスティック7の操向不感帯が構成されて
いる。この操向不感帯内に操向ジョイスティック7が操
作されても、不感帯であり、前部駆動輪2は該66度の
範囲内へは回動しないのである。また、図10に示す如
く、操向ジョイスティック7の真横の位置から、上下6
度ずつ合計12度の範囲は、操向ジョイスティック7が
直立のニュートラルの位置から、最初に操作された場合
には、前部駆動輪2はその位置に操作されるが、走行は
その範囲外に操作しないと走行を開始しない初期走行不
感帯ゾーンに構成している。また左側の12度は、前述
の走行不感帯にも入っているので、「前輪操向」の間は
一旦該66度から出ると、該ゾーンには前部駆動輪2が
回動出来なくなる。
【0014】また、操向ジョイスティック7が直立の位
置から最初に操作した場合と、前進中の場合には、図9
の前進時に示す真横から6度ずつ下方まで拡大された前
後進境界線となる。操向ジョイスティック7が、6度ず
つ拡大された前後進境界線を越えて、後進のゾーンに入
ると図9に示す後進の前後進境界線に切り変わる。次に
後進の前後進境界線を越えて前進ゾーンに入ると、前進
の前後進境界線に切り換えられるのである。しかし一旦
6度の拡大前後進境界線を越えて、前進ゾーンから後進
ゾーンに入ると、後進前後進境界線は6度+6度=12
度上昇した前進ゾーンの中に出来るので、この12度の
回動しなければ、次の前進に入ることは無いので、該前
後進境界線の上で、前進と後進が切り換えられるという
制御のチャタリング現象は発生しないのである。
【0015】次に図12において「斜行操向」を説明す
ると。該「斜行操向」の場合の前後進境界線は図9の、
「前輪操向」の場合と同じである。該「斜行操向」の場
合には、走行不感帯のゾーンは無く、操向ジョイスティ
ック7の回動角360度の全ての範囲内において、前部
駆動輪2と後部駆動輪3が180度回動し、後進に入る
と走行方向が後進に切り替わり、後進の180度に対応
するのである。この「斜行操向」モードの場合にも、前
後進境界線の拡大重複区域が構成されているので、該前
後進境界線の上で、前進回転と後進回転が激しく切り替
わる制御のチャタリング現象は発生しないのである。
「斜行操向」モードの場合には、初期走行不感帯ゾーン
は構成されていない。
【0016】次に、図13から図16までにおいて、
「横S字操向」モードの場合について説明する。「横S
字操向」の場合には、操向方向によって、前部駆動輪2
または後部駆動輪3を固定し、他方の前部駆動輪2また
は後部駆動輪3を、左真横の位置から最大角度32度ま
で回動が可能である。そして、駆動輪2・3の回動角が
小さい場合には図14の左側の如くS字操向をするが、
角度が32度に近くなると、図14の右側で示す如く、
ピボットターンの状態となるのである。また図15に示
す如く、左右走行境界線が構成されている。即ち、操向
ジョイスティック7が直立のニュートラル位置から最初
の操作時と、左進行状態での左右走行境界線は、図15
の左走行時の左右走行境界線が適用される。また左右走
行境界線を乗り越えて、右側に入ると右走行時の左右走
行境界線が適用される。左右走行境界線においても、6
度ずつ左右に食い込んだ重複拡大区域が構成されている
ので、左右走行境界線の上を往復することにより、左進
行と右進行が激しく切り替わるという制御のチャタリン
グ現象は発生しないのである。また図16に示す斜線の
配置内の如く90度の範囲内では、走行不感帯ゾーンを
構成している。該上下の90度ずつの範囲内に操向ジョ
イスティック7が回動された場合には、上部の90度不
感帯内の場合には、後部駆動輪3は32度の最大角であ
り、前部駆動輪2は0度であり、後方の90度の不感帯
内の場合には、前部駆動輪2が最大角の32度であり、
後部駆動輪3は0度に固定される。
【0017】以上のような操向選択スイッチ6と操向ジ
ョイスティック7の操作において、操向形態を変更した
直後や、操向ジョイスティック7を中立位置から操作し
た直後は、上記操作に合致する駆動輪の初期設定位置
に、駆動輪を固定する必要があるのである。この為に、
該駆動輪をそれぞれの状態に合致した初期駆動位置に設
定されるまでの間は、駆動輪の駆動を停止すべく構成し
たものである。同様に、操向ジョイスティック7の前進
から大きく回動し、後進位置まで移動した場合には、駆
動輪が前進回転から後進回転に変更する必要があり、こ
の為に駆動輪の初期設定をやり直す必要があるのであ
る。この場合にも、駆動輪の初期設定を行う間は、駆動
輪を一時的に停止したものである。フットスイッチ5
は、上部操作ボックスによる操作の場合において、油圧
モータの回転を一時的に停止するものであり、咄嗟の場
合に踏み込んで機体の操向を停止するものである。
【0018】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。第1に、「前輪操向」
と「斜行操向」と「横S字操向」の3形態の操向を可能
とし、操向ジョイスティック7の回動方向により操向を
する高所作業車において、それぞれの操向形態により、
また操向ジョイスティック7の回動方向において、前部
駆動輪2と後部駆動輪3を一定の初期位置に設定する必
要があるのである。このような場合に、操向ジョイステ
ィック7のある方向に回動することにより初めて、前部
駆動輪2と後部駆動輪3を初期設定する方向が決定する
ので、操向ジョイスティック7の回動された後、一定時
間を経ないと駆動輪の初期設定が終了しないのである。
この初期設定が出来ない間に、駆動輪が駆動されてしま
うと、高所作業車が横転するという不具合が発生するの
である。本考案はこの間は駆動輪の駆動を一時的に停止
するので、高所作業車の横転による人身事故の発生を防
ぐことが出来るのである。
【0019】第2に、操向ジョイスティック7の前方か
ら後方への大きな回動により、それまで駆動輪が前進で
進行していたものが、次に駆動輪の後進による進行に変
更する場合が発生するのである。この場合にも、一旦駆
動輪の駆動を一時的に停止してから、初期設定のやり直
しを行わないと、機体が横転するのである。本考案のこ
のように駆動輪の初期設定のやり直しを行う場合には、
必ず一旦駆動輪の駆動を一時的に停止すべく構成し、危
険性を解消することが出来たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の高所作業車を高くした場合の側面図で
ある。
【図2】走行台車12に設けた操向制御機構を示す平面
図である。
【図3】同じく後面図である。
【図4】走行台車12の部分の平面図である。
【図5】下部制御ボックスBの盤面図である。
【図6】上部制御ボックスCの部分の盤面図である。
【図7】各モードに於ける前部駆動輪2と後部駆動輪3
の初期設定位置を示す図面である。
【図8】「前輪操向」に於ける前部駆動輪2の回動角度
を示す図面である。
【図9】「前輪操向」と「斜行操向」に於ける前後進境
界線を示す図面である。
【図10】「前輪操向」に於ける初期走行不感帯を示す
図面である。
【図11】「前輪操向」の操向不感帯を示す図面であ
る。
【図12】「斜行操向」の場合の前部駆動輪2と後部駆
動輪3の回動範囲を示す図面である。
【図13】「横S字操向」の場合の前部駆動輪2と後部
駆動輪3の回動範囲を示す図面である。
【図14】「横S字操向」の場合の操向状態を示す図面
である。
【図15】「横S字操向」の場合の左右操向境界線を示
す図面である。
【図16】「横S字操向」の場合の操向不感帯を示す図
面である。
【符号の説明】
B 上部操作ボックス C 下部操作ボックス D 操作位置上−下切換スイッチ 1 前部従動輪 2 前部駆動輪 3 後部駆動輪 4 後部従動輪 6 操向選択スイッチ 7 操向ジョイスティック 8 リフト昇降スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大西 悦郎 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式 会社内 (72)考案者 井上 雄次 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マーディーゼル株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−235762(JP,A) 特開 昭62−225421(JP,A) 特開 昭59−223559(JP,A) 特開 昭52−61939(JP,A) 実開 昭58−75299(JP,U) 実公 昭63−35900(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操向選択スイッチ6により、「前輪操
    向」と「斜行操向」と「横S字操向」のそれぞれの操向
    形態に変更可能とし、操向ジョイスティック7の前後左
    右への回動に基づく平面操作角の回動操作変化により、
    車輪の操向角を決定する高所作業車の操向機構におい
    て、操向ジョイスティック7の中立位置からの最初の回
    動操作に対して、操向駆動輪の初期位置決めが完了する
    までと、操向ジョイスティック7の回動により、前後進
    が切換られた後の初期位置決めが完了するまでの間は、
    前部駆動輪2と後部駆動輪3の駆動を一時的に停止すべ
    く構成したことを特徴とする高所作業車の操向機構。
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