JP2504587Y2 - 畦塗機のコ―ルタ― - Google Patents
畦塗機のコ―ルタ―Info
- Publication number
- JP2504587Y2 JP2504587Y2 JP1989075074U JP7507489U JP2504587Y2 JP 2504587 Y2 JP2504587 Y2 JP 2504587Y2 JP 1989075074 U JP1989075074 U JP 1989075074U JP 7507489 U JP7507489 U JP 7507489U JP 2504587 Y2 JP2504587 Y2 JP 2504587Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ridge
- coater
- coulter
- old
- claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は水田の周囲を取り囲み、用水の漏れだしを防
ぐ畦の成形装置に関するものである。
ぐ畦の成形装置に関するものである。
(ロ) 従来技術 畦塗機に関する技術としては、実開昭63-36203号公報
や、特開昭63-74402号公報や、特開昭62-205703号公報
や、特開昭62-190002号公報の如き技術が公知されてい
るのである。
や、特開昭63-74402号公報や、特開昭62-205703号公報
や、特開昭62-190002号公報の如き技術が公知されてい
るのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記の畦塗機においては、畦成形板による畦
塗機の横移動による逃げを阻止するためのコールター
が、畦から離れた位置に配置されている為に、該部分は
充分に用水が到達している位置であり土壌が充分に泥土
化しており、コールターを打ち込んでも畦塗機の逃げ移
動を阻止する力が発生しないという不具合いがあったの
である。
塗機の横移動による逃げを阻止するためのコールター
が、畦から離れた位置に配置されている為に、該部分は
充分に用水が到達している位置であり土壌が充分に泥土
化しており、コールターを打ち込んでも畦塗機の逃げ移
動を阻止する力が発生しないという不具合いがあったの
である。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成
する為の構成を説明する。
する為の構成を説明する。
畦塗機の後面視で時計回転方向に回転する古畦削除爪
7により、古畦の上面を削除した後に、同じく後面視で
反時計回転方向に回転する土壌掻上げ爪3により、泥土
を掻上げ、該泥土を振動する畦成形板6により成形し、
畦塗りを行う畦塗機において、該畦成形板6の振動によ
り畦塗機が畦から離れる方向に移動するのを阻止するコ
ールター5を設け、該コールター5を同じく後面視で、
土壌掻上げ爪3と古畦削除爪7の間の位置の畦際に打ち
込むべく配置したものである。
7により、古畦の上面を削除した後に、同じく後面視で
反時計回転方向に回転する土壌掻上げ爪3により、泥土
を掻上げ、該泥土を振動する畦成形板6により成形し、
畦塗りを行う畦塗機において、該畦成形板6の振動によ
り畦塗機が畦から離れる方向に移動するのを阻止するコ
ールター5を設け、該コールター5を同じく後面視で、
土壌掻上げ爪3と古畦削除爪7の間の位置の畦際に打ち
込むべく配置したものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の
図面に示した実施例の構成を説明する。
図面に示した実施例の構成を説明する。
第1図は本考案の畦塗機の全体斜視図、第2図は同じ
く平面透視図、第3図は同じく後面図、第4図は同じく
前面図、第5図は波板1をコールター5の通過後に挿入
した状態の後面斜視図、第6図は同じく平面図である。
く平面透視図、第3図は同じく後面図、第4図は同じく
前面図、第5図は波板1をコールター5の通過後に挿入
した状態の後面斜視図、第6図は同じく平面図である。
第1図、第2図、第3図、第4図において、畦塗機の
全体的な構成について説明する。
全体的な構成について説明する。
本考案の畦塗機はトラクターの後部に付設するもので
あり、トラクターの後部に設けた三点リンク式作業機装
着装置のロアリンク21,21とトップリンクにより支持さ
れている。
あり、トラクターの後部に設けた三点リンク式作業機装
着装置のロアリンク21,21とトップリンクにより支持さ
れている。
該ロアリンク21,21とトップリンクが装着される装着
マスト11が畦塗機より突設されている。
マスト11が畦塗機より突設されている。
該装着マスト11より畦Aの側に向いて畦塗フレーム15
が突設されており、該畦塗フレーム15の右単にはバラン
スウエイト12が付設されている。
が突設されており、該畦塗フレーム15の右単にはバラン
スウエイト12が付設されている。
また、トラクターのミッションケースの後面からPTO
軸22が突設されており、該PTO軸22が畦塗機の内部まで
突出している。
軸22が突設されており、該PTO軸22が畦塗機の内部まで
突出している。
第2図、第3図において示す如く、PTO軸22の後端が
畦塗機の主軸20を駆動しており、該主軸20のスプロケッ
トに、チェーンが巻回されて、土壌掻上げ爪駆動軸26と
古畦削除爪駆動軸24を駆動している。
畦塗機の主軸20を駆動しており、該主軸20のスプロケッ
トに、チェーンが巻回されて、土壌掻上げ爪駆動軸26と
古畦削除爪駆動軸24を駆動している。
土壌掻上げ爪駆動軸26上のスプロケットにチェーンが
巻回されて、土壌掻上げ爪軸4上のスプロケットを駆動
している。該土壌掻上げ爪軸4に土壌掻上げ爪3が付設
されており、該土壌掻上げ爪3により水田内の泥土と化
した土壌を畦Aに撥ね上げるのである。
巻回されて、土壌掻上げ爪軸4上のスプロケットを駆動
している。該土壌掻上げ爪軸4に土壌掻上げ爪3が付設
されており、該土壌掻上げ爪3により水田内の泥土と化
した土壌を畦Aに撥ね上げるのである。
しかし、畦Aの上に枯れ草や乾いた膨軟な土壌が存在
する場合には、泥土を掛けても該部分から直ぐに分離し
てしまうので、土壌掻上げ爪3により泥土を掛ける以前
に、古畦削除爪7,8により、古い畦Aの上を削りとるの
である。
する場合には、泥土を掛けても該部分から直ぐに分離し
てしまうので、土壌掻上げ爪3により泥土を掛ける以前
に、古畦削除爪7,8により、古い畦Aの上を削りとるの
である。
該古畦削除爪7,8の駆動軸13,14には、古畦削除爪駆動
軸24よりチェーンが巻回されて動力伝達しているのであ
る。
軸24よりチェーンが巻回されて動力伝達しているのであ
る。
該古畦削除爪7,8は、チェーンケース36を枢支軸33の
部分で枢支しており、畦Aの凹凸に従いチェーンケース
36と一体的に古畦削除爪7,8を上下動し、古畦削除爪7,8
が障害物により破損するのを防いでいる。
部分で枢支しており、畦Aの凹凸に従いチェーンケース
36と一体的に古畦削除爪7,8を上下動し、古畦削除爪7,8
が障害物により破損するのを防いでいる。
また、第2図において示す如く、古畦削除爪駆動軸24
の後端より、フレキシブル軸25が突出しており、古畦削
除爪駆動軸24の回転をフレキシブル軸25を介して、振動
発生機2に伝達しているのである。
の後端より、フレキシブル軸25が突出しており、古畦削
除爪駆動軸24の回転をフレキシブル軸25を介して、振動
発生機2に伝達しているのである。
該振動発生機2の内部には、クランクカムが配置され
ており、支持基台23を中心に振動発生機2を上下に振動
させる。この振動が畦成形板6に伝達されて、該畦成形
板6は畦Aの上面mと側面nの両方を上から押し付け
て、畦Aに被せた泥土のひび割れ溝や、空気孔が出来る
のを防ぐのである。
ており、支持基台23を中心に振動発生機2を上下に振動
させる。この振動が畦成形板6に伝達されて、該畦成形
板6は畦Aの上面mと側面nの両方を上から押し付け
て、畦Aに被せた泥土のひび割れ溝や、空気孔が出来る
のを防ぐのである。
該畦形成板6と振動発生機2は、畦成形板調整ハンド
ル18により上下に調節可能としている。
ル18により上下に調節可能としている。
以上のような全体的な構成において、本考案の要部
は、従来は装着マスト11の下側位置に配置されていたコ
ールター5を、土壌掻上げ爪3と古畦削除爪7,8の間
の、畦Aの畦際の位置に配置したものである。
は、従来は装着マスト11の下側位置に配置されていたコ
ールター5を、土壌掻上げ爪3と古畦削除爪7,8の間
の、畦Aの畦際の位置に配置したものである。
第3図において示す如く、畦塗機の後面図において、
古畦削除爪7・8は時計回転方向に回転しており、また
土壌掻上げ爪3は反時計回転方向に回転しており、その
間の位置は、逆回転の力を釣り合って、コールター5を
下方に埋める方向に作用しやすい部分なのである。
古畦削除爪7・8は時計回転方向に回転しており、また
土壌掻上げ爪3は反時計回転方向に回転しており、その
間の位置は、逆回転の力を釣り合って、コールター5を
下方に埋める方向に作用しやすい部分なのである。
また、本考案のコールター5は、土壌掻上げ爪3の土
壌掻上げ爪軸4の部分に設けたベベルギヤボックス35に
より、土壌掻上げ爪軸4の回転方向を変更されて駆動さ
れているのである。
壌掻上げ爪軸4の部分に設けたベベルギヤボックス35に
より、土壌掻上げ爪軸4の回転方向を変更されて駆動さ
れているのである。
そして、前後方向に回転するコールター5が土壌掻上
げ爪3と古畦削除爪7,8の間に配置されたものである。
げ爪3と古畦削除爪7,8の間に配置されたものである。
また、第1図、第2図において示す如く、畦塗フレー
ム15の上に被覆された畦塗カバーCの畦側の部分には、
土壌掻上げ爪3により撥ね上げられた泥土を畦Aの上に
落下させる為の泥土ガイド板9が配置されている。
ム15の上に被覆された畦塗カバーCの畦側の部分には、
土壌掻上げ爪3により撥ね上げられた泥土を畦Aの上に
落下させる為の泥土ガイド板9が配置されている。
本考案は以上の如く構成したものであり、土壌掻上げ
爪3と古畦削除爪7,8との間に、前後方向に回転するコ
ールター5を配置しているのであるから、該コールター
5が通過した後には、畦Aの際の部分にコールター5に
より構成された深い溝が出来ており、この深い溝を利用
すると、第5図、第6図の如く波板1を挿し込み固定す
ることが簡単に出来るのである。
爪3と古畦削除爪7,8との間に、前後方向に回転するコ
ールター5を配置しているのであるから、該コールター
5が通過した後には、畦Aの際の部分にコールター5に
より構成された深い溝が出来ており、この深い溝を利用
すると、第5図、第6図の如く波板1を挿し込み固定す
ることが簡単に出来るのである。
そして、該波板1を深く挿入することにより、水田側
の用水の洩れを充分に阻止することが出来るまでの位置
まで、波板1を簡単に挿し込みすることができ、またお
けらやもぐらMの通過をも波板1により阻止することが
出来るのである。
の用水の洩れを充分に阻止することが出来るまでの位置
まで、波板1を簡単に挿し込みすることができ、またお
けらやもぐらMの通過をも波板1により阻止することが
出来るのである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
奏するものである。
第1に、従来の如く土壌掻上げ爪のトラクター側にコ
ールターを配置していた場合には、該トラクター側の部
分は用水が充分にまわっており、土壌が軟らかくなって
おり、コールターを打ち込んでも畦塗機の移動を阻止す
る阻止力を発生し難いのである。
ールターを配置していた場合には、該トラクター側の部
分は用水が充分にまわっており、土壌が軟らかくなって
おり、コールターを打ち込んでも畦塗機の移動を阻止す
る阻止力を発生し難いのである。
これに対して、本考案の如く畦Aの際の部分に打ち込
みすることにより、該部分は用水が回り難い部分である
ので、乾いておりコールター5の打ち込みにより係止力
を充分に発生させることができて、畦塗機の振動による
トラクター側への移動を阻止することが出来るものであ
る。
みすることにより、該部分は用水が回り難い部分である
ので、乾いておりコールター5の打ち込みにより係止力
を充分に発生させることができて、畦塗機の振動による
トラクター側への移動を阻止することが出来るものであ
る。
第2に、土壌掻上げ爪3と古畦削除爪7,8の回転方向
が逆回転であり、そして該回転が集約する位置にコール
ター5が配置されているので、駆動状のバランスが取り
やすくなり、またコールター5の土中への食い込みが良
くなったものである。
が逆回転であり、そして該回転が集約する位置にコール
ター5が配置されているので、駆動状のバランスが取り
やすくなり、またコールター5の土中への食い込みが良
くなったものである。
第3に、該コールター5の食い込みにより発生した深
い溝に波板1を挿入することにより、用水の洩れを防
ぎ、おけらやもぐらの通過を阻止する位置まで波板1を
挿入するが可能となったものである。
い溝に波板1を挿入することにより、用水の洩れを防
ぎ、おけらやもぐらの通過を阻止する位置まで波板1を
挿入するが可能となったものである。
第1図は本考案の畦塗機の全体斜視図、第2図は同じく
平面透視図、第3図は同じく後面図、第4図は同じく前
面図、第5図は波板1をコールター5の通過後に挿入し
た状態の後面斜視図、第6図は同じく平面図である。 A……畦 1……波板 2……振動発生機 3……土壌掻上げ爪 4……土壌掻上げ爪軸 5……コールター 6……畦成形板 7,8……古畦削除爪 9……泥土ガイド板
平面透視図、第3図は同じく後面図、第4図は同じく前
面図、第5図は波板1をコールター5の通過後に挿入し
た状態の後面斜視図、第6図は同じく平面図である。 A……畦 1……波板 2……振動発生機 3……土壌掻上げ爪 4……土壌掻上げ爪軸 5……コールター 6……畦成形板 7,8……古畦削除爪 9……泥土ガイド板
Claims (1)
- 【請求項1】畦塗機の後面視で時計回転方向に回転する
古畦削除爪7により、古畦の上面を削除した後に、同じ
く後面視で反時計回転方向に回転する土壌掻上げ爪3に
より、泥土を掻上げ、該泥土を振動する畦成形板6によ
り成形し、畦塗りを行う畦塗機において、該畦成形板6
の振動により畦塗機が畦から離れる方向に移動するのを
阻止するコールター5を設け、該コールター5を同じく
後面視で、土壌掻上げ爪3と古畦削除爪7の間の位置の
畦際に打ち込むべく配置したことを特徴とする畦塗機の
コールター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989075074U JP2504587Y2 (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | 畦塗機のコ―ルタ― |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989075074U JP2504587Y2 (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | 畦塗機のコ―ルタ― |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0316804U JPH0316804U (ja) | 1991-02-20 |
JP2504587Y2 true JP2504587Y2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=31615328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989075074U Expired - Lifetime JP2504587Y2 (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | 畦塗機のコ―ルタ― |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504587Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01156213A (ja) * | 1987-12-10 | 1989-06-19 | Daifuku Co Ltd | 移動棚設備 |
JPH0351706U (ja) * | 1989-09-22 | 1991-05-20 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0750882Y2 (ja) * | 1986-08-27 | 1995-11-22 | ヤンマー農機株式会社 | 整畦機 |
JPS6374402A (ja) * | 1987-09-04 | 1988-04-04 | 皆川 功 | 整畦機における畦叩き装置 |
-
1989
- 1989-06-27 JP JP1989075074U patent/JP2504587Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0316804U (ja) | 1991-02-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2504587Y2 (ja) | 畦塗機のコ―ルタ― | |
JPH083205Y2 (ja) | ロータリ耕耘機 | |
JP2526307Y2 (ja) | 畦塗機の泥土跳上げ機構 | |
KR200176250Y1 (ko) | 경운기를 이용한 마늘 수확장치 | |
JP2530003Y2 (ja) | 振動式畦塗機 | |
JP2746439B2 (ja) | 振動式畦塗機 | |
JPH10127104A (ja) | 畦塗機 | |
JP3432916B2 (ja) | ロータリ作業機 | |
JP2728557B2 (ja) | 畦塗機の法面追従機構 | |
JPH10127106A (ja) | 畦塗機 | |
JPH035202Y2 (ja) | ||
KR100691361B1 (ko) | 동력중경제초기 | |
JP2502866Y2 (ja) | 畦塗機の盛り土ロ―タ― | |
JPH11155302A (ja) | 栽培床走行管理機 | |
JPH104705A (ja) | 畦塗機の畦成形部の駆動系構造 | |
JPH056730Y2 (ja) | ||
JP4213554B2 (ja) | 耕耘機のロータリ耕耘装置 | |
JPH0974804A (ja) | 畦塗り機の耕耘爪構造 | |
SU1470203A1 (ru) | Почвообрабатывающее орудие | |
JPH0226250Y2 (ja) | ||
JP2022007147A (ja) | 作業機 | |
JPH074935U (ja) | 伝動軸継手 | |
JP3430467B2 (ja) | 高速ロータリ耕耘装置 | |
JP2005000006A (ja) | 畦塗り機 | |
JP2620835B2 (ja) | 畔塗りアタッチメント |