JP2746439B2 - 振動式畦塗機 - Google Patents

振動式畦塗機

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JP2746439B2
JP2746439B2 JP32177489A JP32177489A JP2746439B2 JP 2746439 B2 JP2746439 B2 JP 2746439B2 JP 32177489 A JP32177489 A JP 32177489A JP 32177489 A JP32177489 A JP 32177489A JP 2746439 B2 JP2746439 B2 JP 2746439B2
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栄一 岡本
忠秀 田中
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は水田の畦を機械的に畦塗する為の振動式畦塗
装置に関する。
(ロ)従来技術 従来から振動式畦塗装置に関する技術は公知とされて
いる。
しかし従来の振動式畦塗装置においては、泥土耕耘爪
と放擲回転板により耕起放擲した泥土の、放擲方向を調
節する装置が無かったのである。
故に、畦の高さにより畦塗位置調節レバーを回転し、
掻き落し装置と泥土ガイド板と整形板の位置を上下して
も、泥土耕耘爪と放擲回転板による泥土の放擲方向が調
節できず一定であったので、畦が低い場合には第13図に
示す如く畦の上面Dのみに泥土が放擲され、また畦が高
い場合には第14図に示す如く、該畦の法面Cのみに泥土
が放擲されるので、十分な畦塗作業が出来ないという不
具合いがあったのである。
(ハ)発明が解決すべき課題 本発明は以上のような従来の不具合いを解消し、畦の
高低に関わらず、いつも畦の上面にも、また法面にも十
分な泥土が放擲されて、整形板により整形作用が可能
な、泥土の耕起・放擲作用を得るべく構成したのであ
る。
また畦塗位置調節レバーにより、泥土方向調節板を調
節すると共に、掻き落し装置や泥土ガイド板や整形板を
同時に上下することにより、畦の上面への畦塗りを主と
するか、法面への畦塗りを主とするかの切換えを可能と
したのものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の解決すべき課題は以上の如くであり、次に解
決する為の手段を説明する。
前部に法面掻き落し回転体6と上面掻き落し回転体7
により構成した掻き落し装置を設け、次に泥土耕耘爪2
と放擲回転板3と泥土ガイド板4を設け、次に起振動体
Aと整形板1を設けた振動式畦塗装置において、放擲回
転板3の側方で泥土ガイド板4との間に、泥土方向調節
板42を設け、該泥土方向調節板42を畦塗位置調節レバー
9の操作により、掻き落し装置と泥土ガイド板4と整形
板1と共に上下調節可能としたものである。
(ホ)実施例 本発明の解決すべき課題、及び解決する手段は以上の
如くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説
明する。
第1図は振動式畦塗機の後面図、第2図は同じく平面
図である。
トップリンクとロアリンクにより構成されたトラクタ
ーの3点リンク点作業機装着装置に、本発明の振動式畦
塗装置が付設される。
そしてトラクターのPTO軸に連結したユニバーサルジ
ョイントの後端が入力軸33に連結され動力伝達する。該
入力軸33は振動式畦塗装置の本体フレーム10を貫通し、
後方に突出しており、該入力軸33の後端には回転数セン
サー34が付設されている。該回転数センサー34により検
出した回転数が危険な状態に至った場合に、これを警報
する警報ブザー41が本体フレーム10の前部に付設されて
いる。
入力軸33の上には、2枚のスプロケット60・62が固設
されており、スプロケット60は増速軸38の上のスプロケ
ット61に動力を伝達している。
該増速軸38が本体フレーム10の内部に突出した部分に
プーリー65が固設されており、該プーリー65の巻回され
たベルトが、掻き落し駆動軸35上のプーリー66を駆動し
ている。
また掻き落し駆動軸35が本体フレーム10の前方に突出
した部分にスプロケットが固設され、該スプロケットよ
り法面掻き落し軸67と上面掻き落し軸68を駆動してい
る。
該法面掻き落し軸67に法面掻き落し回転体6が固設さ
れ、上記掻き落し軸68には上面掻き落しの回転体7が付
設されている。
法面掻き落し回転体6は180度の位置に掻き落し爪6b
と、掻き落し杆6aが突出している。
また上面掻き落し回転体7にも180度の位置に掻き落
し爪7bと掻き落し杆7aが突設されている。
掻き落し爪6bにより古い畦の掻き落しを行い、掻き落
し杆6aにより、該露出した新たな土壌面に掻き落し傷を
作り、次に塗付ける泥土の接着を良くするのである。
同様に畦の上面の実際の掻き落しは掻き落し爪7bによ
り行い、新たに露出した土壌に掻き落し杆7aにより深い
傷を付けて、上面に塗付けられる泥土の接着性を向上す
るのである。
また入力軸33の上に固着された他のスプロケット62よ
りチェーンが、泥土放擲駆動軸40のスプロケット63の間
に巻回されている。
そして泥土放擲駆動軸40の上には、泥土耕耘爪2と放
擲回転板3が近接して固着されている。該スプロケット
62・63の間に巻回されたチェーンを被覆するチェーンカ
バー14が、本体フレーム10の後面に付設構成されてい
る。
また増速軸38の上に固設されたプーリー65が、起振動
体駆動軸32のプーリー64も同時に駆動している。
そして該起振動体駆動軸32がベベルギアボックス11内
で方向を転換され、フレキシブル軸Fを介して起振動体
Aに動力伝達している。
前述の法面掻き落し回転体6と上面掻き落し回転体7
の回転部分の上方に双山形の掻き落しカバー17が被覆さ
れている。
また泥土耕耘爪2により耕耘されて、放擲回転板3と
放擲板3aにより放擲された泥土を掻き落しした畦の上に
落下させる泥土のガイド板4が、放擲軌跡の上方から畦
の外端部に向かって配置されている。
また、泥土耕耘爪2と放擲回転板3の回転軌跡の外周
に沿って泥土カバー24が配置されている。
本体フレーム10の下方より、またはチェーンカバー14
の下方より突出した支持体に橇体8が突設されており、
通常の畦塗作業時においては、該橇体8により全体を支
持している。
しかし該橇体8のままでは、トラクターに装着してい
ない場合には移動することが出来ないので、振動式畦塗
装置の左右方向に押して移動可能な如く、双尾輪16・16
と単尾輪15が脱着可能に付設されている。
これらの双尾輪16・16と単尾輪15は振動式畦塗装置の
みを移動する場合に必要なものであり、畦塗をする場合
には外すのである。
本体フレーム10から畦側に突出した支持金具70の端部
に調節螺装筒21が固設されており、該調節螺装筒21内に
螺装された調節雄螺子20を畦塗位置調節レバー9を回転
することにより、本体フレーム10に対して泥土ガイド板
4と整形板1等の位置を上下に平行移動することが出来
るのである。
該畦塗位置調節レバー9の回転により調節雄螺子20と
共に上下平行移動するのは、法面掻き落し回転体6と上
面掻き落し回転体7と掻き落しカバー17と泥土ガイド板
4と整形板1と起振動体A等である。
そして畦の法面に沿って上下に平行移動するように、
本体フレーム10の後面に平行移動リンク機構が配置され
ている。
該上下の平行リンク13・12は、枢支軸27・29・26・28
の4点で枢支されており、枢支軸29と28の部分が泥土ガ
イド板4の後面板の部分に枢支されているのである。
故に、調節螺装筒21に対して畦塗位置調節レバー9を
回転することにより調節雄螺子20を上下に伸縮すると、
上下の平行リンク13・12が上下して畦に接当する部分
を、上下に平行移動するのである。
該調節雄螺子20に畦塗フレーム5が固着されて、前後
に突出している。
そして該畦塗フレーム5より起振動体Aをつりさげ
て、起振動体Aに整形板1を固着しているのである。
起振動体Aは前述のフレキシブル軸Fにより駆動され
上下に振動するものであるから、これを固定支持するこ
とはできず、畦塗フレーム5から吊り降ろした状態に支
持する必要がある。第4図に示す如く、畦塗フレーム5
から吊り支持した整形板1の部分が後方へ流れることの
無いように、ストッパー杆31を出して、該ストッパー杆
31の内側にストッパー弾性体30を付設している。
第3図は、振動式畦塗機を畦塗作業中において支持す
る作業尾輪45を作業尾輪支持杆46より突出した構成を示
す後面図、第4図は同じく拡大側面図である。
本構成の振動式畦塗機においては、トラクターに付設
している場合には、トラクターの油圧装置により振動式
畦塗機を持ち上げた状態で移動が可能であるが、トラク
ターの作業装着装置から外した場合には、振動式畦塗機
が重すぎて移動出来ないので押して移動出来るように、
単尾輪15と双尾輪16・16を設けている。しかしこの移動
の為の単尾輪15と双尾輪16・16は畦塗作業の際には外す
のである。
本構成においては、単尾輪15と双尾輪16・16の他に、
畦塗作業時において振動式畦塗機を泥土中において支持
する泥土方向調節板42を作業尾輪支持杆46から突出して
設けたものである。当然のことながら橇体8はそのまま
存在するのであり、該橇体8と泥土方向調節板42の相乗
作用により、振動式畦塗機の機体の泥土中への沈み込み
を阻止し、橇体8や藁や夾雑物が挟まった場合にも、泥
土方向調節板42により振動式畦塗機の機体を十分に支持
し、該夾雑物が挟まった状態の橇体8が走行抵抗となる
ことの無いように構成している。
故に該泥土方向調節板42は、水田の耕盤近くの深さま
で挿入されて、該耕盤により支持力を得ているのであ
る。
第5図・第6図においては、本発明の要部である泥土
方向調節板42の構成を示している。
該泥土方向調節板42は泥土耕耘爪2と放擲回転板3の
回転外周に沿って設けられた泥土カバー24の延長上に枢
支部42aを配置しており、畦塗位置調節レバー9により
畦塗フレーム5を上下調節する際において吊下げ支持系
合体48が、連動して上下するのでこれに合わせて、泥土
方向調節板42も上下にその回動位置を調節可能としてい
る。
該吊下げ支持係合体48と泥土方向調節板42の間に連動
杆47が介装されており、該連動杆47の上端は吊下げ支持
係合体48に設けられた3箇所の係止位置に選択して係合
すべく構成している。
この吊下げ支持係合体48との係合位置を変更すること
により、泥土方向調節板42の調節域を変更可能とするこ
とが出来るのである。
該吊下げ支持係合体48に対する連動杆47の位置を変更
したとしても、畦塗位置調節レバー9により泥土方向調
節板42が上下調節される作用は平行して行われるのであ
る。
第7図は通常の整形板1の斜視図、第8図は通常の整
形板1による畦塗作業の後面断面図、第9図は高い畦用
の整形板1aによる畦塗状態の後面断面図、第10図は高い
畦用の整形板1aの斜視図、第11図は法面畦用整形板1bに
よる畦塗作業の後面断面図、第12図は同じく法面畦用整
形板1bの斜視図である。
従来は、第15図より第16図に示す整形板1だけによる
畦塗作業の図において示す如く、整形板1の交換が出来
なかったので、第15図の如く通常の形状の畦の場合には
問題は無いのであるが、第16図の如く高い畦の場合に
は、法面の裾部分に整形板1が接当しないので、該部分
の締め固めが出来ず泥土が流れるという不具合いがあっ
たのである。
また第17図の如く法面だけの特殊な畦の場合には、通
常の形成板1では畦塗作業が出来ないという不具合いが
あったのである。
本構成においては、起振動体Aの下面に付設する整形
板1を取替可能に構成し、交換用の高い畦用の整形板1a
や法面畦用整形板1bを用意したのである。
これによる高い畦の場合や、法面だけの畦の場合にも
畦塗作業が可能となったのである。
(ヘ)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏する。
第1に、泥土カバー24より延長して、泥土耕耘爪2と
作業による放擲曲線上に泥土方向調節板42を設け、該泥
土方向調節板42を泥土ガイド板4や整形板1の上下調節
に合わせて上下に回動調節可能としたことにより、畦の
高低に関わらずいつも畦の上面にもまた法面にも十分な
泥土が放擲されて、整形板による整形作用が可能な泥土
の耕起・放擲作用を得るべく構成したのである。
第2に、畦塗位置調節レバーにより泥土方向調節板を
調節すると共に、掻き落し装置や泥土ガイド板や整形板
を同時に上下することにより、畦の上面への畦塗りを主
とするか、法面への畦塗りを主とするかの切換えが可能
となったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は振動式畦塗機の後面図、第2図は同じく平面
図、第3図は振動式畦塗機を畦塗作業中において支持す
る作業尾輪45を作業尾輪支持杆46より突出した構成を示
す後面図、第4図は同じく拡大側面図、第5図は本発明
の要部である泥土方向調節板42の構成を示す後面図、第
6図は同じく後面図、第7図は通常の整形板1の斜視
図、第8図は通常の整形板1による畦塗作業の後面断面
図、第9図は高い畦用の整形板1aによる畦塗状態の後面
断面図、第10図は高い畦用の整形板1aの斜視図、第11図
は法面畦用整形板1bによる畦塗作業の後面断面図、第12
図は同じく法面畦用整形板1bの斜視図、第13図・第14図
は泥土方向調節板が設けられていない場合の泥土放擲状
態を示す後面図、第15図・第16図・第17図は整形板1の
形状に対して、畦の形状を示す図面である。 1……整形板 2……泥土耕耘爪 3……放擲回転板 4……泥土ガイド板 9……畦塗位置調節レバー 24……泥土カバー 42……泥土方向調節板 47……連動杆

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前部に法面掻き落し回転体6と上面掻き落
    し回転体7により構成した掻き落し装置を設け、次に泥
    土耕耘爪2と放擲回転板3と泥土ガイド板4を設け、次
    に起振動体Aと整形板1を設けた振動式畦塗装置におい
    て、放擲回転板3の側方で泥土ガイド板4との間に、泥
    土方向調節板42を設け、該泥土方向調節板42を畦塗位置
    調節レバー9の操作により、掻き落し装置と泥土ガイド
    板4と整形板1と共に上下調節可能としたことを特徴と
    する振動式畦塗機。
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