JP2504314Y2 - シ―トアンダ―トレイの支持構造 - Google Patents

シ―トアンダ―トレイの支持構造

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JP2504314Y2
JP2504314Y2 JP1990018077U JP1807790U JP2504314Y2 JP 2504314 Y2 JP2504314 Y2 JP 2504314Y2 JP 1990018077 U JP1990018077 U JP 1990018077U JP 1807790 U JP1807790 U JP 1807790U JP 2504314 Y2 JP2504314 Y2 JP 2504314Y2
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JP
Japan
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seat
under tray
tray
seat cushion
rail
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JP1990018077U
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JPH03108549U (ja
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正幸 大谷
尚登 奥田
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のシートの下に設けられるシート
アンダートレイの支持構造に関する。
【従来の技術およびその問題点】
自動車のシートのなかには、履物などの収納スペース
として利用されるシートアンダートレイが設けられるも
のがある。 上記シートアンダートレイは、通常、シートクッショ
ンフレーム等に対しレールブラケットを介して前後方向
スライド可能に取り付けられており、必要に応じてシー
トの下から引き出して使用できるようになっている。ま
た、不要時はシートの下に格納しておくことができるの
で、足元のスペースが狭められたりすることもない。 しかしながら、シートアンダートレイを設けた場合、
耳障りなガタつき音の発生が問題となることが多い。ト
レイの出し入れをスムーズに行いうるように、シートア
ンダートレイのレール嵌合部がレールブラケットのレー
ル部内に遊びをもって嵌め込まれていることから、走行
時の振動によって、シートアンダートレイがガタつくの
である。また、急ブレーキ時にシートアンダートレイが
シートの下から飛び出してしまうような問題もある。 このような問題は、上記レール部とレール嵌合部との
間の遊びを無くすようにすれば解決できることかもしれ
ない。しかし、その方法では、シートアンダートレイの
出し入れにあたり、こじれが生じ易くなってしまうこと
から、積極的に採用することはできない。 そこで、本出願人は、上記問題点を解決しうるものと
して、先に、実開昭60-70449号公報に示されているよう
なシート下における物入れ装置を提案している。これ
は、シートクッションの下面を形成するシートパネル
に、シートアンダートレイを最後方位置に位置させたと
きその後端が係合する係合片を切り起こし状に設けるよ
うにしたものである。上記係合片によってシートアンダ
ートレイを係止できることから、シートアンダートレイ
の走行時のガタつきや急停車時の飛び出しを防止でき
る。 しかし、上記公報のシート下における物入れ装置の場
合、シートパネルに係合片を設けるための加工が必要で
あり、またそのために製作工程が従来に比して増えると
いった問題点がある。 そこで、本願考案は、基本的に従来構造に変更を加え
ることなく、トレイのガタつきや急停車時の飛び出しを
防止しうるように構成されたシートアンダートレイの支
持構造を提供することにより、上記従来の問題を解決す
ることをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願考案では、次の技術的
手段を講じている。 すなわち、シートクッションの下面を形成するシート
クッションパネルに、シートの下方に位置するシートア
ンダートレイを、上記トレイの左右両側端部を案内保持
するレールブラケットを介して前後方向スライド可能に
支持させる自動車用シートにおいて、上記レールブラケ
ットによって案内される上記シートアンダートレイの後
端上縁の移動経路が、上記シートクッションパネルの下
面に対して斜めに交差するように構成し、上記シートア
ンダートレイが最後方位置に位置させられるとき、シー
トアンダートレイの後端上縁がシートクッションパネル
の下面に弾性当接しつつ次第に下方に押し下げられるよ
うにしたことを特徴としている。
【考案の作用および効果】
シートアンダートレイは、シートクッションの下面を
形成するシートクッションパネルに、レールブラケット
を介して前後方向スライド可能に支持されており、その
支持構造は、基本的に従来のものと同じである。 しかしながら、本願考案では、レールブラケットによ
って案内されるシートアンダートレイの後端上縁の移動
経路が、シートクッションパネルの下面に対して斜めに
交差するように、シートアンダートレイの移動経路、あ
るいはシートクッションパネルの配置や形状等が設定さ
れる。言い換えると、シートクッションパネルの下面の
一部もしくは全部が、後方下がりの傾斜状面とされ、こ
の傾斜状面が、シートアンダートレイの後端上縁の移動
経路と交差させられる。そして、シートアンダートレイ
をシートの奥に押し込み最後方位置に位置させるとき、
その後端上縁がシートクッションパネルの傾斜状面に弾
性的に摺接案内されながら次第に下方に押し下げられる
ようにする。 したがって、格納状態において、シートアンダートレ
イは、レールブラケットに対する摩擦力の増大、あるい
は、シートクッションパネルに対する摩擦力によりその
自由な動きを規制され、またシートクッションパネルに
対して弾性的に圧接させられるので、走行時のガタつき
や急停車等のシートからの飛び出しが防止される。 また、このような効果は、上述のようにシートアンダ
ートレイとシートクッションパネルの位置関係の設定に
工夫を凝らすことのみによって達成でき、基本的に従来
構造に変更を加える必要もない。
【実施例の説明】
以下、本願考案の実施例を図面を参照しつつ具体的に
説明する。 第1図および第3図に示すように、シートは、シート
クッション1と、このシートクッション1の後端に傾動
可能に取付けられるシートバック2とを有する。 上記シートクッション1は、上面開口状箱形のシート
クッションパネル3にパッド材4等を一体に装着して構
成される。上記シートクッションパネル3の両側部下面
には、レッグブラケット5,5を介してシートトラック6,6
が取付けられ、シートは上記シートトラック6,6を介し
てフロア上に前後位置調整可能に支持される。上記シー
トトラック6は、フロア上に固定されるロアレール6aと
これにローラ6bおよびボール6cを介してスライド可能に
支持されるアッパレール6dとを有する。また、シートト
ラック6は、図示しないレバーを操作してロック機構を
解除することにより、アッパレール6dおよびこれに支持
固定されたシートを前後移動させうるように構成され
る。 シートの下には、箱形状のシートアンダートレイ7が
取付けられ、これは、上記左右のシートトラック6,6間
に配置される。シートアンダートレイ7は、シートクッ
ションパネル3の下面に取り付けられた左右一対のレー
ルブラケット8,8を介して、シートに前後方向スライド
可能に支持されており、使用する際には第1図(a)に
示すようにシートの下から引き出し、不要時は第1図
(b)に示すようにシートの下に格納しておく。なお、
上記レールブラケット8は、シートクッションパネル3
の下面前方部にねじ止めして固定されており、下端部に
断面略U字状のレール部8aを備える。また、シートアン
ダートレイ7の左右両側端部には、上記レール部8aに上
下および左右方向に遊びをもってスライド可能に嵌め込
まれるレール嵌合部7aが形成されている。 本願考案では、上記レールブラケット8,8によって案
内される上記シートアンダートレイ7の後端上縁の移動
経路が、上記シートクッションパネル3の下面に対し側
面視において斜めに交差するように構成する。本例の場
合、第1図に示すように、シートクッションパネル3に
おける前後方向中央部に、上記レール嵌合部7aと対応す
る幅方向位置において、後方に向かうにつれて下方に変
位する滑らかな曲面3aが形成されるように、シートクッ
ションパネル3の後方部を下方に膨出させている。そし
て、上記曲面3aが、最後方位置に位置させたときのシー
トアンダートレイ7のレール嵌合部7aの後端上縁と若干
干渉するようにしている。 したがつて、第1図(b)および第2図に示すよう
に、シートアンダートレイ7を最後方位置にまで押し込
むと、シートアンダートレイ7の左右のレール嵌合部7
a,7aの後端上縁が、上記曲面3aに摺接案内されながらこ
の部に弾性的に圧接させられる。この場合、シートアン
ダートレイ7は、その後端部が下方に撓まされるととも
に、前端部を持ち上げられて、上記レール嵌合部7aの前
方部上端が、レールブラケット8のレール部8aの天井面
前縁に圧接させられる。このような状態においては、シ
ートアンダートレイ7が、その動きをシートクッション
パネル3およびレールブラケット8によって規制され、
また上記の圧接力を介してシートクッションパネル3お
よびレールブラケット8に保持されることになる。した
がって、シートアンダートレイ7の格納状態において、
これが走行中ガタついたり急停車時にシートから飛び出
してしまうようなことも防止される。 また、本例の場合、第1図に示すように、シートアン
ダートレイ7のレール嵌合部7aの下面に、レールブラケ
ット8のレール部8aと略対応した前後長さを有する切り
欠き部7bを設けている。この切り欠き部7bは、第1図
(b)に示すようにシートアンダートレイ7を最後方位
置に位置させたときレール部8a上に位置し、その後端部
がレール部8aの底壁部後縁に係合する。したがって、切
り欠き部7bによるストッパ作用によって、格納状態のシ
ートトレイ7の飛び出しをより確実に防止できる。ま
た、シートアンダートレイ7をシートの奥に押し込んで
格納する際、切り欠き部7bがレール部8aに嵌まり込むこ
とによる節度感によって、シートアンダートレイ7が最
後方位置にまで移動したことを簡単に知ることもでき
る。 なお、上記切り欠き部は、レール嵌合部7aの上面側に
設けるようにすることもできる。 また、本願考案の範囲は、上述の実施例に限定される
ものではない。たとえば、レールブラケットによるシー
トアンダートレイの具体的な支持構造が特に問われるも
のではない。また、上記実施例では、シートクッション
パネルの下面に曲面を設け、この部にシートアンダート
レイを圧接させるようにしているが、上記曲面の代わり
に平面状の斜面を設け、この斜面にシートアンダートレ
イを圧接させるようにしてもよい。さらに、上記実施例
のようにシートアンダートレイの後端上縁を部分的にシ
ートクッションパネルの下面に圧接させるのではなく、
後端上縁の全体をシートクッションパネルに圧接させる
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は第3図のI−I線断面に相当する図であって、
第1図(a)はシートアンダートレイをシートから引き
出した状態を示した図、第1図(b)はシートアンダー
トレイの格納状態を示した図、第2図は第1図(b)の
A部拡大図、第3図は実施例に係るシートのシートクッ
ションの断面図である。 1……シートクッション、3……シートクッションパネ
ル、7……シートアンダートレイ、8……レールブラケ
ット。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートクッションの下面を形成するシート
    クッションパネルに、シートの下方に位置するシートア
    ンダートレイを、上記トレイの左右両側端部を案内保持
    するレールブラケットを介して前後方向スライド可能に
    支持させる自動車用シートにおいて、 上記レールブラケットによって案内される上記シートア
    ンダートレイの後端上縁の移動経路が、上記シートクッ
    ションパネルの下面に対し側面視において斜めに交差す
    るように構成し、 上記シートアンダートレイが最後方位置に位置させられ
    るとき、シートアンダートレイの後端上縁がシートクッ
    ションパネルの下面に弾性当接しつつ次第に下方に押し
    下げられるようにしたことを特徴とする、シートアンダ
    ートレイの支持構造。
JP1990018077U 1990-02-23 1990-02-23 シ―トアンダ―トレイの支持構造 Expired - Lifetime JP2504314Y2 (ja)

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JPH03108549U JPH03108549U (ja) 1991-11-07
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JPS6070449U (ja) * 1983-10-22 1985-05-18 ダイハツ工業株式会社 シ−ト下における物入れ装置

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