JP2504255Y2 - 開閉部材の案内具 - Google Patents

開閉部材の案内具

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JP2504255Y2
JP2504255Y2 JP1990049892U JP4989290U JP2504255Y2 JP 2504255 Y2 JP2504255 Y2 JP 2504255Y2 JP 1990049892 U JP1990049892 U JP 1990049892U JP 4989290 U JP4989290 U JP 4989290U JP 2504255 Y2 JP2504255 Y2 JP 2504255Y2
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JP1990049892U
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和也 竹田
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日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は開閉部材の案内具に関する。更に詳しくはト
ラックのチルト可能なキャブ等の開閉部材の案内具に関
するものである。
[従来の技術] 従来、キャブオーバ型トラックとして乗員の乗り心地
を良くするために、キャブが圧縮コイルばねやショック
アブソーバからなるフローティング装置を介してシャシ
フレームに取付けられたものが知られている。トラック
のチルト可能なキャブを開放状態から閉止状態に移行す
るときには、第6図に示すようにキャブのフェンダプレ
ート1に沿って取付けられたサイド泥よけラバー2がシ
ャシフレームに固着されたリア泥よけボード3の側部に
実線矢印の方向に重合するように構成され、キャブがシ
ャシフレームに対して上下動してもサイド泥よけラバー
2とリア泥よけボード3との間に隙間が発生しないよう
に構成されている。
しかし、キャブのシャシフレームへの組付誤差又はキ
ャブの撓み等によりキャブがシャシフレームに対してず
れる場合があるので、サイド泥よけラバー2が第6図の
破線矢印の方向に入り込んでしまう問題点があった。
この点を解消するために、第7図に示すように、リア
泥よけボード3の先端に車幅方向の内側に折曲げた略く
字状の案内具4が一体的に形成されている。この案内具
4によりキャブが開放状態から第7図に示す閉止状態に
移行するときに、サイド泥よけラバー2が第7図の実線
矢印の方向に案内される。
[考案が解決しようとする課題] しかし、第7図に示した案内具はトラックが悪路を走
行し、シャシフレームがフローティング装置によりキャ
ブに対して上下動するときに、キャブのフロアパネルの
下方に設けられたフェンダライナの底面に接触し損傷す
る不具合があった。
本考案の目的は、開閉部材を所定の重合位置に案内
し、案内した後は固定部材又は開閉部材を損傷させるこ
とのない開閉部材の案内具を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、第1図及び第5図に示すように、基台11に
固定された固定部材13に開放可能に重合して閉止する開
閉部材19の前記固定部材13又は開閉部材19の先端に設け
られ前記開閉部材19を前記重合位置に案内する開閉部材
の案内具27,37の改良である。
その特徴ある構成は、案内具27,37が基部材28,38と、
基部材28,38に回転可能に設けられた回動部材29,39と、
回動部材29,39を所定の力で前記基部材28,38に固定する
固定手段32,39とを備えたところにある。
[作用] 開放状態から閉止状態に移行する開閉部材19が所定の
力未満の力で固定部材13に当接するときに固定手段32,3
9は回動部材29,39を固定して開閉部材19又は固定部材13
を重合位置に案内する。また、開閉部材19が重合位置に
到達して開閉部材19又は固定部材13に所定の力以上の力
で接触するとき固定手段32,39は回動部材29,39の回転を
許容する。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
第1図〜第4図に示すように、キャブオーバ型のトラ
ック10のシャシフレーム11には、ブラケット12を介して
リア泥よけボード13が固着される。この泥よけボード13
はその断面が略コ字状に形成され、その背面がブラケッ
ト12に固着された補強板14に取付けられる。キャブ16は
図示しない圧縮コイルばね及びショックアブソーバから
なるフローティング装置を介してフレーム11に取付けら
れ、キャブ16の前部はフレーム11の前端に枢支された軸
17に固着される(第3図)。
キャブ16のフェンダプレート18に沿ってサイド泥よけ
ラバー19が取付けられ、この泥よけラバー19はこの例で
はゴム板により形成される。フェンダプレート18はクォ
ータパネル21の下端とフロアパネル22の下端の重合部に
ボルト23により取付けられる。泥よけラバー19の上端は
フロアパネル22の端部とフェンダライナ24の端部に挟ま
れ、ボルト26により取付けられる。キャブ16の閉止状態
では、第1図及び第2図に示すように、泥よけラバー19
が泥よけボード13の側部に重合するように構成され、泥
よけボード13の先端には案内具27が設けられる。
この案内具27は泥よけボード13の先端の側部に固着さ
れた基部材である固定プレート28と、このプレート28の
上端にピン31を介して下端が枢支され略く字状に形成さ
れた回動部材である可動プレート29とを備え、蝶番状に
形成される。このピン31には固定手段であるねじりコイ
ルばね32が取付けられ、可動プレート29を第1図の実線
矢印の方向に付勢するように構成される(第4図)。従
って、コイルばね32は、キャブ16が開放状態から閉止状
態に移行するときであって泥よけラバー19が泥よけボー
ド13に当接するときに泥よけラバー19を重合位置に案内
するように可動プレート29を固定し、かつキャブ16が重
合位置に到達して案内具27がフェンダライナ24に接触す
るときに可動プレート29の回転を許容する。
このように構成された開閉部材の案内具の動作を説明
する。
キャブ16が開放状態から閉止状態に移行するときであ
ってサイド泥よけラバー19がリア泥よけボード13に当接
するときには、第1図に示すように泥よけラバー19はそ
の先端が案内具27の可動プレート29に案内されて破線矢
印の方向に移動し、泥よけボード13に重合する。このと
き、ねじりコイルばね32により付勢された可動プレート
29の弾性力の方が泥よけラバー19の押付け力より大きい
ために、可動プレート29が軸31を中心に第1図の一転鎖
線矢印の方向に回転することはない。
トラック10が悪路が走行するときには、第2図に示す
ように案内具27がフェンダライナ24の底面に繰返し接触
する場合がある。このとき、案内具27の可動プレート29
はフェンダライナ24に押されて破線矢印の方向に回転す
るので、案内具27が損傷することはなく、フェンダライ
ナ24の底面を傷つけることもない。
なお、実施例では案内具を蝶番状に形成したが、これ
に限らず第5図に示すように、リア泥よけボードの側部
を先端に固着され断面が略コ字状に形成された基部材で
ある固定部材38と、この固定部材38の両側部に金属製の
線材を折曲げてその両端部をそれぞれ平行に挿通した回
動部材及び固定手段である可動部材39とを備え、この可
動部材39が実線矢印の方向に弾性変形するように構成さ
れた案内具37でもよい。
また、実施例では案内具をリア泥よけボードの側部の
先端に固着したが、これは一例であってサイド泥よけラ
バーの先端に設けてもよい。
更に本考案の案内具をトラックに用いた例を示した
が、これに限らず開閉部材の重合位置が不安定な大型工
作機械の駆動部のカバー等の案内具として用いてもよ
い。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、開放状態から閉
止状態に移行する開閉部材が固定部材に当接するときに
は、回動部材が固定手段により固定されるので、案内具
は開閉部材又は固定部材を重合位置に案内することがで
きる。また開閉部材が重合位置に到達して案内具が開閉
部材又は固定部材に接触するときには、固定手段が回動
部材の回転を許容するので、開閉部材又は固定部材はそ
の接触によって損傷することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の案内具が開閉部材を重合位置に
案内する状態を示す第3図のA−A線断面図。 第2図は開閉部材が重合位置に到達し案内具がキャブの
底面に当接した状態を示す第3図のA−A線断面図。 第3図はそのトラックの要部側面図。 第4図はその案内具の分解斜視図。 第5図は本考案の別の実施例を示す案内具の斜視図。 第6図は従来例を示す第1図に対応する断面図。 第7図は別の従来例を示す第2図に対応する断面図。 11:シャシフレーム(基台)、13:リア泥よけボード(固
定部材)、19:サイド泥よけラバー(開閉部材)、24:フ
ェンダライナ(開閉部材)、27,37:案内具。 28……固定プレート(基部材) 29……可動プレート(固定部材) 32……ねじりコイルばね(固定手段) 38……固定部材(基部材) 39……可動部材(回動部材、固定手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台(11)に固定された固定部材(13)に
    開放可能に重合して閉止する開閉部材(19)の前記固定
    部材(13)又は開閉部材(19)の先端に設けられ前記開
    閉部材(19)を前記重合位置に案内する開閉部材の案内
    具(27,37)において、 前記案内具(27,37)が 基部材(28,38)と、 前記基部材(28,38)に回転可能に設けられた回動部材
    (29,39)と、 前記回動部材(29,39)を所定の力で前記基部材(28,3
    8)に固定する固定手段(32,39)とを備え、 前記固定手段(32,39)は、開放状態から閉止状態に移
    行する前記開閉部材(19)が所定の力未満の力で前記固
    定部材(13)に当接するときに前記回動部材(29,39)
    を固定して前記開閉部材(19)又は固定部材(13)を前
    記重合位置に案内し、かつ前記開閉部材(19)が重合位
    置に到達して前記開閉部材(19)又は固定部材(13)に
    所定の力以上の力で接触するときに前記回動部材(29,3
    9)の回転を許容する ことを特徴とする開閉部材の案内具。
JP1990049892U 1990-05-15 1990-05-15 開閉部材の案内具 Expired - Lifetime JP2504255Y2 (ja)

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JPH049382U JPH049382U (ja) 1992-01-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583380U (ja) * 1981-06-30 1983-01-10 三菱自動車工業株式会社 キヤブグリルパネルの開閉装置

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JPH049382U (ja) 1992-01-28

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